14インチで1.1kg!Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 (14型 Intel)の実機レビュー

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Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 (14型 Intel)のレビューです。

14インチで約1.1kgと軽く、LTE/5Gも搭載可能で持ち運びがとても便利な機種です。また、ThinkPadで初のコズミックブルーを採用した機種で、今までと違ったThinkPadです。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 356H、LPDDR5X 32GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。

 

Lenovoでは7/23までサマーセールを開催中で、割引やポイント還元があっています。

 

メモリなどのPCパーツの価格が急上昇しており、PC価格も影響を受けています。また繁忙期には納期が延びやすいので、購入を検討されている方は早めのチェックをおすすめします

 

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新着セール情報

ThinkPad T14s Gen 7 (14型 Intel)のスペックと特徴

CPU Core Ultra 5 325
Core Ultra 5 335
Core Ultra 7 355
Core Ultra 7 365
Core Ultra 7 356H
Core Ultra 7 366H
メモリ LPDDR5X-8533 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS , Privacy Guardあり
2.8K OLED
無線 Wi-Fi 7 BE201、LTE/5Gあり
カメラ 500万画素、IRカメラ付きもあり
オーディオ Dolby Atmosスピーカー2W×2基
生体認証 指紋センサー、顔認証
重さ 1.1kg~(レビュー機は1076g  )
寸法 313 × 219.4 × 10.7-18.56mm
バッテリー(JEITA 3.0)
実測
最大約15.4時間
約7時間8分
価格 22.9万円~

 

CPUはCore Ultraシリーズ3を搭載し、末尾無しのシリーズ(旧Uシリーズ相当)、末尾がHのハイパフォーマンスシリーズがラインナップされています。

簡単に特徴を分けると、末尾無しはバッテリーが長持ちしやすい中負荷作業向け、HはCPU性能を重視したシリーズになります。

メモリはクロックが向上し、LPDDR5X-8533/9600で最大64GBと大容量です。ストレージはPCIe 4.0で最大1TBになります。

ディスプレイは14インチのWUXGA+IPS液晶で、デフォルトはNTSC 45%と色域が狭く色が薄いですが、広色域sRGB 100%や、屋外でも見やすい500ニットの輝度などもあり、2.8K OLEDも選択可能です。

また、Privacy Guard搭載モデルもあるので、カフェなどで作業をすることが多い人のセキュリティ対策にもなります。

Webカメラは500万画素と高精細で、オンライン会議はもちろん、オンラインレッスンの講師や会議のメインスピーカーとしても十分に使える品質です。また、HPD(Human Presence Detection)機能対応モデルやIRカメラモデルもあり、離席時や着席時などより便利に使えます。

その他のスペックは、最新のWi-Fi 7に対応し指紋センサーと顔認証はカスタマイズから追加可能、QualcommのLTEや5Gも搭載でき、最軽量モデルは1.1kgからと頻繁に外出する人には非常に便利です。

また、ThinkPad Tシリーズ史上最軽量ということで、本機は実測1076gと少し前のX1 Carbon並みの軽さになっています

インターフェイスはHDMIにThunderbolt 4(USB PD/DP Alt Mode対応)が3つ、USB-A 5Gbps、マイク・ヘッドホン兼用ジャックを搭載しています。

薄型軽量モデルですが必要十分なポートを確保しており、左右にThunderbolt 4を備えているため、電源ケーブルの取り回しや机の配置を気にせずに充電やドック接続が行えます。

 

 

公式サイト

 

 

FAQ:よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことが書きにない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから)
画像・動画編集に使えますか? 当サイトの計測では標準的なグラフィック性能で、簡単な画像・動画編集はできます
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時は44dBと扇風機の「弱」くらいの音で、音はしますが耳障りではない程度です。また、一般的な使用をしているときは静かです
PD充電できますか? Thunderbolt 4があるので可能です
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? Thunderbolt 4があるので可能です
オンラインレッスンに合いますか? カメラの解像度は500万画素と高いので、オンラインレッスンやミーティング、そしてオンラインレッスンの講師などホストする人にも合います
メモリ/ストレージの増設はできますか? いいえ、できません
持ち運びに向いていますか? コンパクトな14インチで最軽量モデルは1.1kgからと軽いので、持ち運び向きです
ディスプレイは明るいですか? ディスプレイは400ニト、500ニトの2種類があり、明るい屋内では十分な明るさ、屋外での作業もできるが暗く感じるときもある
Officeの使い心地は? 快適に使えます
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB /DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はAdobe RGB以外3種類があります

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

 

Copilot+PCでより便利に

Copilot+PCでできることを全部紹介

Copilot+ PCは、ローカルAI処理(NPU)を前提に設計された、AI機能を標準搭載する次世代Windows PCの規格で、主に以下のような機能があります。

・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・イメージクリエイターでイメージ生成

詳しくは動画、またはWeb記事(Copilot+PCでできること)をどうぞ。

 

 

DIYによる修理とアップグレードが容易に

ThinkPad T14s Gen 7 Intel CRU対応

 

ユーザー交換可能ユニット(CRU)が搭載されているため、コンポーネントのアップグレードや交換が容易で、ライフサイクルを延ばすことができます。

重要なメンテナンス性もアップしており、より長く使える機種に進化していますね。

ただし、具体的にどこを交換できるという発表は無いのですが、画像を見る限りThunderbolt 4やバッテリー、SSDなどは取り外して交換できるみたいです。

 

 

左右にあるThunderbolt 4ポートが非常に使いやすい

本機は左右にUSB-Cが配置されており、非常に使いやすいです。

USBポートの位置のせいで、机のレイアウトやPCの置き場所を考えないといけないことが多いですが、これであればモニターのポートが左右どちらにあっても関係ないし、ACアダプタの位置が左右どちらでも問題ありません。

また、USB Type-CはすべてThunderbolt 4なのでデータ転送速度も速く、Thunderbolt 4対応ドックなども使えます。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 右側面インターフェイスUSB-A 5Gbps、Thunderbolt 4、ケーブルロックスロット

<右側面にはUSB-A 5Gbps、Thunderbolt 4、ケーブルロックスロット>

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 左側面インターフェイス。HDMI、Thunderbolt 4が2つ、マイク・ヘッドホン兼用ジャック <左側面にはHDMI、Thunderbolt 4が2つ、マイク・ヘッドホン兼用ジャック>

 

 

1.1kgの超軽量PC

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 片手でPCお端っこを持っても軽々持てる

公称値1.1㎏からと非常に軽く、移動中に端っこ持ちしても軽々持てます。

通常、インチ別の重さはこのくらいなので、本機がいかに軽いかがわかります。

13.3インチ・・・1.2kg~
14インチ・・・1.4kg前後
16インチ・・・1.7kg~

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 重さ計測したら1076gと非常に軽かった

レビュー機は1076gと公称値より軽く、先日レビューをした2026年モデルのX1 Carbon(1091g)よりも軽かったです。

今年のX1 Carbonは37.7万円で、本機は22.9万円なので、本機はすごくお買い得です。

 

ここまで紹介した写真を見て「なんか色が違うな~」と気付いたThinkPadマニアもいるかもしれませんが、本機はいつものエクリプスブラックと、コズミックブルーの2種類があります。

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 新色コズミックブルーの筐体

レビュー機はコズミックブルーで、写真だと「なんかちょっと青っぽいな」というくらいですが、実際は結構青いです

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 14 ​Aura Editionを軽々持ち上げて持ち運ぶ様子

ちなみにこれは通常のエクリプスブラックの別機種です。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intelの筐体内部。大きなファンがあるが中はスペースが空いている

軽量PCでは、軽くするためにファンやヒートパイプを減らすことが多いですが、本機は大きなファン1つとヒートパイプ1本という冷却機構です。内部は結構スペースが空いており、独特な設計です。

 

Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel カーボンファーバー採用のトップカバー

天板はカーボン素材のマットな手触りで、指紋は全然目立ちませんでした。

底面カバーはマグネシウムとアルミニウムの2種類があるようで、全体的に高級感がある手触りです。MILスペックの耐久性テストもクリアしており、安心して持ち運びができます。

 

Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel筐体最薄部は10.7ミリと非常に薄い

最薄部は10.7ミリと非常に薄いですが、最厚部は18.56ミリあるのでHDMIやUSB-Aポートもあります。ポートが少ない薄型PCは多いですが、しっかりとビジネスで使える仕様になっています。

 

Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 幅313mm、奥行き219.4mm、高さ10.7-18.56mmとコンパクトなボディ

幅313mm、奥行き219.4mm、高さ10.7-18.56mmです。14インチではとてもコンパクトな筐体です。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intelのコミュニケーションバー

カメラやマイクなどが入っているコミュニケーションバーは少し出っ張っているので、ディスプレイを開けるときに指が引っ掛かり、開けやすいです。

 

ディスプレイは、135度くらいまで驚くほどスムーズに片手で開くことができるので、片方の手に資料やドリンクなど持っていてもサッと開いて使い始めることができます。

また、ディスプレイは180度開くので、画面共有をすることがある人にも使いやすいです。

 

 

バッテリー駆動時間計測

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intelのバッテリー58Wh

58Whのバッテリーを搭載し、JEITA 3.0測定で約15.4時間のバッテリー駆動時間があります。

当サイトも独自に検証し、バッテリー駆動時間計測方法は画面輝度50%、音量50%でWi-Fiに繋いで、Google Meetで画面共有閲覧をしながら1時間Webミーティングを行った時のバッテリー減少率から計算しています。

この計測内容は、中負荷、もしくはやや高めの負荷に分類されます。

無線をOFFにし、画面輝度を極端に下げたり、低負荷な動画視聴時間など実利用にそぐわない計測方法が多くみられますが、当サイトは実利用に沿った設定なので、概ね正しい時間になると思います。

バッテリーは1時間で14%減少し、推定バッテリー駆動時間は7時間8分でした。

実使用環境で7時間オーバーなので、ほとんどの人は丸一日外出しても、バッテリーは残るんじゃないかなと思います。

 

当サイト計測バッテリー駆動時間

オレンジ/本機 青/その他

HP EliteBook X G2i 14/Intel  12h30m
HP OmniBook 3 16-bz/Snapdragn  12h30m
ASUS Zebook S14/Intel  11h7m
HP OmniBook X Flip 14-kc/AMD  8h20m
Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 14/Intel  7h40m
Lenovo ThinkPad T14s Gen 7/Intel  7h7m
Lenovo IdeaPad Slim 5a Gen 11 /AMD  6h15m
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11 /Intel  5h33m
Lenovo ThinkPad E14 Gen 7 ILL(14)/Intel  5h15m

 

 

最高で2.8K OLEDディスプレイあり

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 正面から

14インチで画面比16:10のディスプレイで、4種類のディスプレイがあります。

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel ディスプレイの種類

・WUXGA IPS 400ニト NTSC 45%
・WUXGA IPS タッチ 500ニト sRGB 100%
・WUXGA IPS タッチ 500ニト sRGB 100% Privacy Guard
・2.8K OLED 500ニト DCI-P3 100% 最大120Hz HDR500(レビュー機はコレ

 

大きな特徴はこちらです。

本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9の14インチより多くの情報を表示できます。その分スクロール回数が減り、一目で把握できる情報量が増えるため、作業効率の向上にもつながります。

 

左は本機で、右は別機種の2.8K OLED DCI-P3 100%のディスプレイで表示した画像です。本機はしっかりと色を再現できており、非常に色鮮やかです。

もし、本機でクリエイティブワークをする人は、2.8Kモデルを検討しても良いですが、SNSに投稿する程度の内容であればsRGB 100%でも十分だと思います。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel DCI-P3 100%の黒の再現性を検証。黒も真っ黒に描写できている

こちらは黒の再現性を確認する画像で、質の高いOLEDディスプレイで黒もしっかりと黒再現できており、コントラスト比も高く、映像全体にメリハリが生まれ、暗部の階調もしっかりと再現されています。

 

視野角は非常に広く、上下左右どの方向から見ても暗くなる部分がなく、表示内容をはっきり確認できます。

 

<レビュー機はPrivacy Guardモデルじゃないので、別機種の写真を使用>

Privacy Guardは視野角を狭くする技術で、のぞき見を防止できます。正面から見ても若干暗くなりますが、斜め30度くらいから見てもディスプレイが暗くなっており、カフェなどの公共の場でセンシティブな作業をするときにとても役に立ちます。

 

輝度は400~500ニトと、屋外でも使える明るさです。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使えるが、ちょっと暗い
500ニト 屋外でも比較的見やすい
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

超高画質500万画素WebカメラとIRカメラ

ThinkPad T14s Gen 7 14 IntelのWebカメラのプライバシーシャッターを閉じた状態

Webカメラは500万画素カメラで、カスタマイズから+IRカメラ+人感検知機能+vHDRモデルが選べます。

※vHDRはビデオ・ハイダイナミックレンジ

さらに物理式のプライバシーシャッターも備えており、画像はシャッターを閉じた状態です。電子式ではなく物理シャッターのため、開閉状態がひと目で分かり、オンラインミーティング中に「自分だけ画面が真っ黒」というトラブルも防げます。

 

上の画像は本機のWebカメラと、一般的なビジネスPCに搭載されるFHDのWebカメラで撮影した同じ人形で、ズームするとわかりやすいですが本機は画質が高いので毛並みまでしっかりと見えます。ただし右の写真よりちょっと薄暗いです。

 

オーディオはDolby Atmosで、スピーカーは2Wが2基搭載しています。きれいな音が出ており、音楽鑑賞も会話もしやすいと思います。

 

Windows スタジオエフェクト

また、本機にはNPUが搭載されているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。

 

 

薄型ながら十分なストロークでタイピングしやすい

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel キーボード正面写真。

キーボードは日本語で89キーのバックライト付きで、すべての主要キーが同じ大きさでミスしにくいです。レビュー機は日本語キーですが、USキーも選べます。

ボタンを含まないタッチパッド部分のみの大きさは115.9ミリ×60.9ミリと大きく、操作しやすくなりました。

また、個人的によく使うコパイロットボタンが搭載されているので、調べ物や疑問が出たときにワンタッチで呼び出せてとても快適です。

 

キーピッチは実測19.1×18.8mmとほぼフルサイズで、余裕をもってタイピングできます。キーストロークは実測1.3mmですが、十分なストロークで打鍵感も良く、タイピングしやすかったです。ThinkPadのキーキャップは湾曲しているので、指に吸い付く感じで打てます。

打鍵音は静かで、図書館や静かな会議室で作業をしても他の人の邪魔になることはありません。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel キーボードに触覚突起がありブラインドタッチしやすい

一部のキー(F、J、Enter、F2など)に触覚突起が付いており、ブラインドタッチがしやすく、間違えにくいです。

バックライト点灯時の視認性が良く、暗所でも快適にタイピングできます。キーの輪郭がはっきり見えるため、夜間作業でもストレスがありません。

 

ThinkPad Quick Menu

トラックポイントを2回タップするとQuick Menuがポップアップし、マイク設定などができます。

 

 

最新のWi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

ベンチマーク

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core Ultra 7 356H CPU-Z

搭載CPUはCore Ultra 7 356Hで16コア16スレッドの多コア多スレッド、最大クロックは4.7GHzと高く、Intel 18A(1.8nm相当)を採用し、従来モデルと比べ電力効率が大幅に上昇しており、扱いやすい熱設計になっています。

NPUは最大50 TOPSと高く、ローカルでのAI機能も使いやすく、オンラインに上げることができない社外秘のデータの検証などにも使いやすいです。

※TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。50 TOPSは50兆回/秒

本機は薄型コンパクト筐体なので、あまり性能を引き出せていなかったように見えます。超高性能CPUがどうしても必要という方以外は、末尾に何もない省電力モデルを選んだほうが良いかもしれません。

以下にて主なベンチマークをご紹介しますが、すべてのベンチを確認するには「Core Ultra 7 356Hの実機ベンチマーク」をどうぞ。

 

CPU Mark計測結果

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core ultra 7 356H CPU Mark計測結果28655

CPU Markを計測すると、ミドルハイクラスの28655でした。ただし、本機で3つ目のCore Ultra 7 356Hのベンチマークですが、一番低い性能でした。薄型コンパクト筐体なのでスコアが伸びなかったのかなと思います。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 赤/別モデル

Core Ultra 7 255HX  48968
Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  45352
Core Ultra 9 386H  39850
Core Ultra 9 285H  38228
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Core Ultra 7 356H/LOQ 15IHP  37488
Core Ultra X7 358H  37150
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Core Ultra 7 356H/Omnibook  32974
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Ryzen AI 9 465  29332
Core Ultra 7 165H  28719
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  28655
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen AI 7 350  27206
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 355  22051
Core Ultra 7 258V  21026
Core Ultra 5 325  20645
Ryzen AI 7 445/Yoga  20596
Core i5-13420H  20492
Core Ultra 5 226V  20148
Core Ultra 5 125H  20071
Ryzen AI 7 445/Zenbook  19832
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 7535U  15855
Ryzen 5 7535HS  13797

 

 

Cinebench 2024計測結果

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core ultra 7 356H Cinebench 2024計測結果。マルチコア672でミドルクラス、シングルコア120ととても良いスコア

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftをベースに、CPUとGPUの能力を計測します。

計測結果はマルチコア672でミドルクラス、シングルコア120ととても良いスコアでした。

 

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  1470
Ryzen AI 9 HX 370  1237
Core Ultra 9 386H  1131
Core Ultra 7 356H/LOQ 15IHP  1101
Core Ultra 9 285H  1034
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Ryzen AI 7 350  843
Core Ultra X7 358H  830
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Ryzen AI 9 465  747
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 7 356H/Omnibook  676
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  672
Core Ultra 5 125H  631
Core Ultra 7 355  599
Core Ultra 7 258V  559
Ryzen 5 8640HS  557
Ryzen 5 8640U  548
Core Ultra 5 226V  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Core Ultra 5 325  494
Ryzen 5 7535U  481
Ryzen 5 7535HS  446

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  146
Core Ultra 9 285H  129
Core Ultra 9 386H  126
Core Ultra X7 358H  124
Core Ultra 7 258V  121
Core Ultra 7 355  120
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  120
Core Ultra 7 356H/LOQ 15IHP  118
Ryzen AI 9 HX 370  117
Ryzen AI 9 465  114
Ryzen AI 7 350  114
Core Ultra 5 226V  113
Apple M1 Max  113
Core Ultra 5 325  112
Apple M1  112
Core Ultra 7 356H/OmniBook  111
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen AI 7 445  106
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83

 

 

PCMark10計測結果

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core ultra 7 356H PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

 

総合性能は8059と、ハイスペックに分類する処理能力を備えています。

Essentialでは10409と非常に高い数値を記録しており、起動・ブラウジング・アプリの立ち上げといった日常動作はどれも快適です。

Productivityは14293と非常に高く、Office作業や資料作成、複数アプリを並行して使うワークフローでも処理落ちしにくいのが特徴。

Digital Content Creationは9546と高い性能でした。

 

EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 7 350  10969
Ryzen AI 9 HX 370  10915
Core Ultra 9 285H  10860
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Core Ultra 5 226V  10491
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  10409
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra X7 358H  9991
Core Ultra 7 356H/Omnibook  9909
Ryzen AI 7 445/Yoga  9852
Core Ultra 7 258V  9973
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Core Ultra 9 386H  9680
Ryzen 5 7535HS  9594
Ryzen 5 7535U  9465
Ryzen AI 7 445/Zenbook  9208
Ryzen 3 7335U  8318

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 386H  16071
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  14293
Core Ultra X7 358H  13250
Ryzen AI 7 445/Yoga  12244
Core Ultra 7 356H/Omnibook  12105
Ryzen AI 7 445/Zenbook  11062
Core Ultra 7 355  10866
Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI 7 350  10264
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 9 285H  8879
Core Ultra 5 226V  8840
Core Ultra 7 258V  8454
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 5 7535U  8176
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra X7 358H  13351
Core Ultra 9 285H  12362
Core Ultra 9 386H+RTX 5060  12172
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 356H/Omnibook  9674
Ryzen AI 7 350  9688
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  9546
Core Ultra 7 258V  9417
Core Ultra 5 226V  9230
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen AI 7 445/Zenbook  7495
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen AI 7 445/Yoga  6855
Ryzen 5 7535HS  6423
Core Ultra 7 355  6329
Core i5-13420H  6051

 

Fire Strike計測結果

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core ultra 7 356H Fire strike計測結果6090

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

Fire Strikeのスコアは6090と正直なところ物足りなさを感じるスコアですが、軽めのゲームや画像・簡単な動画編集ならできるほどです。

 

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3060  17969
Core Ultra X7 358H  13763
RTX 3050  11135
Core Ultra 9 285H  10106
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8891
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 226V  7960
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Ryzen AI 7 350  6838
Ryzen AI 9 465  6780
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Core Ultra 7 355  6324
Core Ultra 7 356H/ThinkPad T14s  6090
Core Ultra 7 356H/Omnibook  5895
Core Ultra 5 325  5861
Ryzen AI 7 445  5076
Ryzen AI 7 445/Zenbook  4710
Ryzen 5 7535HS  4588

 

 

Memory Mark計測結果

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel Core ultra 7 356H Memory Mark計測結果3808

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5X-8533の32GBで、Memory Markの計測結果は3808ととても高いスコアでした。帯域幅が広く、データの読み書きが高速なため、複数アプリを同時に開くようなマルチタスクや、画像編集・AI処理などメモリ負荷の高い作業でも快適に動作します。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

本機種LPDDR5X  3808
LPDDR5X平均  3288
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

シーケンシャル速度が速いストレージ

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel シーケンシャル速度計測結果。リード7028MB/秒、ライト5868MB/秒

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはPCIe 4.0接続の512GB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が7028MB/秒、ライト(書き込み)が5868MB/秒ととても速いです。

ただし、仕様書によるとPCIe 5.0に対応しているとのことなので、なにかでSSDを載せ替える際はPCIe 5.0を購入しても良いと思います。

起動時間を5回計測した平均は18.6秒で、平均的な速さです。電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの流れは比較的スムーズで、日常的な立ち上げのストレスはほとんどありませんでした。スリープ復帰も素早く、実用面での快適さにつながっています。

起動速度

・10秒~(爆速)
・15秒~(ちょい速い)
・20秒~(遅い)

1回目 22秒
2回目 18秒
3回目 17秒
4回目 18秒
5回目 18秒
平均 18.6秒

 

 

排熱性能と騒音値の計測

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intel 底面カバー

底面にはいつもの大きさの半分サイズの吸気口が配置されています。

 

ThinkPad T14s Gen 7 14 Intelの筐体内部。大きなファンがあるが中はスペースが空いている

内部は1つの大きなファンと1本のヒートパイプで排熱されており、薄型ノートとしては標準的な冷却構造になっています。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024というベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。

この時のPC表面温度は45.1度とちょっと高いですが標準的な範囲、底面温度も42.2度と低くない温度ですが標準的な範囲でしっかりと排熱できています。また、膝の上に置いて使っていると温かいくらいなので、膝上作業は十分に可能です。

騒音値は平均約44dBと、扇風機の「弱」くらいですが、しっかりと音は聞こえました。気になるほどの音ではなく、アプリの指標では「静かなオフィス」の騒音となっています。

ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはあまりないと思います。

 

 

LenovoビジネスPCを比較して検討したい方へ

「他のモデルと迷っている」。「最新のビジネスシリーズをパッと見たい」という方は、以下のまとめ記事を参考にしてください。

Lenovo ThinkPadシリーズ全種類の比較レビュー

最新比較:LenovoビジネスPC全機種のまとめ

 

 

まとめ

良い点

・超軽量で持ち運びが楽
・バッテリー駆動時間が実測7時間7分と、ほとんどの人にとって丸一日使える容量
・ディスプレイを片手で開けることができる
・Copilot+PCで使い勝手が良い
・タイピングしやすいキーボード
・2.8K OLEDもあり、クリエイティブワークにも使える
・Privacy Guard付きモデルもあり、カフェでも安心して作業ができる(デフォルトで入っているプライバシーガードもあり)
・MILスペック準拠で持ち運びも安心
・高画質Webカメラ
・左右にThunderbolt 4があるので便利
・Wi-Fi 7対応
・CRU対応で自分で修理がしやすい

 

残念な点

・ストレージはPCIe 5.0対応だが4.0が搭載
・コンパクト薄型筐体なので、CPU性能を十分に引き出せていなかった

 

総合評価・おすすめユーザー

約1.1kgと非常に軽い機種で、中負荷作業で7時間のバッテリー駆動時間があり、LTEや5Gも搭載可能と持ち運びが多く、長時間外出しているユーザーに向いています。

また、Thunderbolt 4を3つ搭載し、左右に設置されているのでデスクで使う場合もレイアウトに困らないので、持ち運び兼据え置き用としてとても使いやすいです。

ただし、ベンチマークで見たように筐体がコンパクトで薄いのでCPU性能を大きく引き出せていないという欠点もありました。

簡単な画像・動画編集や、Excelでオブジェクトを使うなどもでき、PCMark10をみるとビジネス用途ではかなり高い性能を出していたので、実用的な応答性やシステム全体のバランスは優れているが、力任せの多コア高負荷処理は苦手のようです。

 

おすすめユーザー(理由)

・外出・離着席が多い人(軽い・LTE/5Gあり)
・出先でビデオ会議をする人(Privacy Guardあり)
・Web会議や配信をする人(高画質Webカメラ)
・高いNPU性能があるのでローカルでAI機能を使う人(50 TOPSのNPU)
・比較的重たい作業をするユーザー(高性能Hシリーズ搭載できる)
・ディスプレイの品質を重視する人(2.8K OLEDあり)

 

— パソコンガイド編集部

 

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