Lenovo IdeaPad Slim 5x Gen 11 (13.3型 Snapdragon)のレビューです。
1146gと軽量で、バッテリー駆動時間は当サイト計測で推定25時間と持ち運びがしやすい機種です。
SoC性能的にはミドルクラスで、80 TOPSのNPU性能を持つので、ローカルでAIを使うような人に向けた機種です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはSnapdragon X2 Plus X2P-42-100、LPDDR5X 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。
メモリなどのPCパーツの価格が急上昇しており、PC価格も影響を受けています。また繁忙期には納期が延びやすいので、購入を検討されている方は早めのチェックをおすすめします
・最新ゲーミングタブ・Legion Tab 8.8 ,5のレビュー
・セールおすすめThinkPad
・Lenovo Yogaが記載ミスレベルの価格で販売中
・今が買い時のおすすめLenovoタブレット ・週末セール(土日開催)
・新着セール情報
Contents
IdeaPad Slim 5x Gen 11のスペックと特徴
| SoC | Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-9523 最大32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(13.3型) | WUXGA(1920×1200)IPS 光沢なし 400ニト sRGB 100% |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| 無線 | Wi-Fi 7 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | FHD Webカメラ+IRカメラ |
| オーディオ | Dolby Atmos |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 295.58 × 206.95 × 14.3mm |
| 重さ(実測) | 1146g |
| バッテリー | 20時間~25時間 |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 18.9万円~ |
パソコンの頭脳であるSoCはSnapdragon X2 Plus X2P-42-100を採用し、6コアの省電力設計で、ミドルクラスの性能を持ち、NPUが80 TOPSと上位モデルと同じハイパフォーマンススペックと面白い仕様です
このプロセッサーは高負荷作業向けでなく、普段使いやOfficeワークなどの中負荷作業を快適にできる性能で、バッテリー駆動時間を重視した設計です。
バッテリー駆動時間を計測すると約25時間(PCの推定バッテリー時間は20時間17分)と長く、実使用でもかなり長い駆動時間になると思います。
メモリには、高速なLPDDR5X-9523で最大32GBを搭載し、メモリクロック数がかなり高いです。これはNPUやGPUのAI処理能力をフルに発揮させるために、高いクロック数を選んでいると思います。
ストレージはPCIe 4.0対応で最大1TBで、転送速度は規格上の上限値に迫る数値をマークしました。大きなデータ移動も待ち時間が少なくなります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い13.3インチで、14インチ並みの情報が表示でき、画像編集にも使える色鮮やかなsRGB 100%、そして輝度は400ニトと屋外でも少し見やすい明るさです。
カフェなどでクリエイティブワークをする人にも使えるディスプレイで、例えばネット通販で何か買うときに実物に近い色を表示できるので、購入した後に「これ、色が違うじゃん」というようなことも起きにくいです。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProを搭載し、無線は最新のWi-Fi 7に対応、Webカメラは207万画素で顔認証のIRカメラ付きになります。
そして13.3インチで1146gと軽量で、持ち運びがしやすいです。毎日持ち運ぶ学生や社会人は、特にこの軽さの恩恵を受けやすいです。
筐体は14.3ミリと薄いのにインターフェイスは必要十分揃えており、USB 3.2 Gen 2 Type-C(PD、DP機能付き)が2つ、USB-Aも2つ、そしてHDMIにmicroSDカードリーダー、コンボジャックとなっています。
有線LAN(RJ45)は非搭載ですが、外出先や一般的なオフィスワークであれば、ハブを持ち歩く必要はない構成です。
また、本機はCopilot+ PCに準拠しており、搭載された強力なNPUを活用した最新のAI機能を余すことなく体験できます。
FAQ:よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことが下記にない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
| 出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
| 画像・動画編集に使えますか? | Canvaなどでの画像編集や、簡単な切り貼りメインの動画編集ならできますが、ライトユーザー向けです |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は平均38dBと静かでした |
| PD充電できますか? | 対応USB-Cがあるので可能です |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | 対応USB-Cがあるので可能です |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度は207万画素とビジネスPCに搭載される品質で、オンラインレッスンやミーティングにも合います |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | いいえ、できません |
| 持ち運びに向いていますか? | 13.3インチで1146gと軽量なので向いています |
| ディスプレイは明るいですか? | 最大400ニトと屋内では十分、屋外では見やすいわけじゃないが見える |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%になります |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
Copilot+PCとは?
Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。
主な特徴です。
・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス
すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。
こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。
Arm版Windows 11は使える?使えない?
Arm版のOSって、通常のWindowsと違いできないこともあります。
いろんなアプリとかドライバってIntelとかAMDに合わせて作られているので、タブレットやスマホに搭載されるSnapdragon(Qualcomm社)じゃ使えないものがあります。もしくは、使えてもエミュレーションされてて本来の性能が発揮できないものが多くあります。
以前ARM版Windows 10で使えないものとして、Google日本語入力やプリンター用ドライバーが有名でしたが、Windows 11では対応ソフトが増えました。
今回はいくつか一般的なソフトやデバイスと筆者が頻繁に使うソフトを検証しました。また、良い機会なので2025年モデルのZenbook SORAをレビューした時の状況と比較します。
| SORA 2025年モデル | SORA 2026年モデル | |
| Microsoft Office | 〇 | 〇 |
| Google日本語入力 | 〇 | × |
| 2022年製Canon製プリンター | × | × |
| Bambu Studio (3Dプリンタソフト) | 〇 | 〇 |
| Bluetoothアクセサリ (キーボード、マウス、イヤホン) |
〇 | 〇 |
| Xbox | △ 一部クラウドで対応 | 〇インストール可能。MSStoreじゃなくXboxからDLできる |
| Photoshop | 〇 | 〇 |
| Lightroom | 〇 | 〇 |
| Blender | 動作が重たい | 快適に使えるようになった(Armネイティブサポート) |
| Parsec | 動作が重たい | 快適に使えるようになった |
2025年と変わらず2022年製のCanonのプリンターは使えませんでしたが、メーカーがARM版ドライバーを出しているか、Microsoft IPPやMopria対応のプリンタ(EpsonやHP、Brother、そして最新のCanonプリンタが対応)であれば問題なく使えます。
ソフト全般については、使えるアプリはより快適になった印象です。去年レビューをした時よりも全然快適に動作しました。また、使えるアプリは増えているようですが、特定のアプリを使う場合は、購入前に確認しておいた方がいいです。
ARM版Windows 11からx64エミュレーションをサポートしているため、ARMにネイティブで対応しているソフトよりは効率が落ちますが、SoC性能がすごく高いのでエミュレーターでも快適に動作します。
個人利用であれば、周辺機器を最新モデルに買い替えることで解決しますが、古い備品を使い続ける必要があるビジネス現場では、特定のプリンターや専用ソフトが動作しないといった問題に直面するかもしれません。
ただし、「今、この瞬間に導入すべきか」という視点で評価するならば、利用シーンによって選ぶべき基準が明確に分かれます。
個人利用であれば、「一定の知識があり、環境を自分で整えられる人であれば、スナドラ搭載PCを選んでも後悔しない」と思います。
一方でビジネス用途においては、「自身の知識に加え、職場のプリンターや基幹ソフトの対応状況を事前に徹底調査し、万が一の際にも代替手段を確保できるか」のであれば、導入する価値はあるかもしれません。
軽量コンパクトな13.3インチ
13.3インチで1146gと軽く、余裕で片手で持てます。
軽量でコンパクト、そして14.3ミリと薄いので、離席するときなどサッと持ち運べるのは非常に楽です。天板もシンプルで、主張が少なく、会議やコワーキングスペース、プライベートなどどんな場面にも合います。
光の反射で白っぽく見えますが、ルナグレーというカラーで、アルミの質感を最も生かせる色です。
筐体内部を確認すると、冷却機構はヒートパイプ2本とファン1機でした。小型軽量PCはヒートパイプも1本が多いですが、本機は妥協することなく設計され、軽量化も行っています。
本機は軽いだけじゃなく、再生アルミニウムを使用したフルメタルボディで質感も良く、ビルドクオリティが高いです。
もちろん、米軍の物資調達規格であるMIL-STD-810Hにも準拠しているので、安心してどこにでも連れていくことができます。
また、ベゼルは細く、左右3.6ミリ、上6.9ミリ、下10ミリで、上位モデルのYogaの様な細さでした。ベゼルが細いと野暮ったい感じがせず、よりオシャレに見えます。
13インチで幅295.58mm、奥行き206.95mm、厚さ14.3mmとコンパクトなボディです。カバンを選ばずに持ち運びできるサイズです。
多くのPCはスリムに見えるために先端に行くにつれてボディを細くするものが多いですが、本機はフラットになっています。
このメリットは、筐体内部にスペースを確保できるので大きなバッテリーを搭載しやすくなり、剛性を高める効果も、そして手前側に適度な厚みと重みがあることで、キーボードを強めに叩いてもPC全体がガタつかず、タイピング時の安定感が増します。
しかも、本機はすでに薄いので、もっと薄く見せるよりも実用性を優先したつくりです。
ディスプレイは片手で開けることができ、片手にドリンクや資料を持っている時でも、パッと画面を開いて使うことができます。
ディスプレイが開く最大角度は、180度です。これだけ開くと、画面共有をするときや、座って膝上で作業をするときなどに便利です。
必要十分なインターフェイス
インターフェイスはUSB 3.2 Gen 2 Type-Cが2つ、USB 3.2 Gen 1も2つ、そしてHDMIとコンボジャック、そしてmicroSDカードリーダーです。豊富で実用的なものが搭載されており、一般的な使い方であれば据え置き時でも外出時でも困ることはないと思います。
左からHDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DPとPower Deliver対応)が2つ、コンボジャックです。
右側面は電源、microSDカードリーダー、USB-C 3.2 Gen 1が2つです。
20~25時間以上のバッテリー駆動時間
本機は65Whの大容量バッテリーを搭載し、省電力性の高いSnapdragonを搭載しているので、バッテリー駆動時間はIntelやAMD搭載のWindows PCよりも長くなることが多いです。
当サイトのバッテリー駆動時間計測方法は、画面輝度50%、音量50%でWi-Fiに繋いでYoutubeを1時間視聴した時のバッテリー減少率から計算しています。
無線をOFFにし、画面輝度を極端に下げてなど実利用にそぐわない計測方法が多くみられますが、当サイトは実利用に沿った設定なので、概ね正しい時間になると思います。
本機は1時間の動画視聴で4%の減少で、推定で25時間のバッテリー駆動時間になります。また、この時のWindowsでのバッテリー残り時間の表示は20時間17分でした。
当サイト計測バッテリー駆動時間
オレンジ/本機 青/その他
| ASUS Zenbook 14 /AMD | |
|---|---|
| ASUS Zenbook S16 /スナドラ | |
| Lenovo IdeaPad Slim 5x Gen 11 /スナドラ | |
| ASUS Zenbook SORA 16 2026 /スナドラ | |
| Omnibook X Flip 14-kb /Intel | |
| Lenovo Yoga Pro 7i Gen 11 /Intel | |
| Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11 /AMD |
品質の高いディスプレイ
13.3インチのWUXGA IPS液晶で、画面比は縦に長い16:10、そして、広色域のsRGB 100%で色鮮やかに表示され、コントラスト比は1500:1と高く、リフレッシュレートは60Hzと少し高品質なディスプレイです。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9の14インチ以上の情報を表示できます。その分スクロール回数が減り、一目で把握できる情報量が増えるため、作業効率の向上にもつながります。
本機はsRGB 100%と色域が広く、色鮮やかに描写できます。動画・画像編集にも十分な色域で、動画視聴のときなど色鮮やかなので没入感も高く見ごたえがあります。
こちらは「黒」の描写力を比較した画像です。本機はIPS液晶ですが黒が結構黒く描写できており、コントラスト比も高いのでメリハリのある描写になっています。
文字がくっきり出てきて目が疲れにくく、夜の街並みなどのシーンでディテールも潰れにくく見やすいです。
視野角は非常に広く、上下左右どの方向から見ても暗くなる部分がなく、表示内容をはっきり確認できます。
輝度はピーク時400ニトと高く、太陽光が当たるような明るい屋内でも比較的見やすいです。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
| 300ニト | 屋外の日陰ならなんとか見える |
| 400ニト | 屋外の日陰なら使える |
| 500ニト | 屋外向け |
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
| 1000ニト | 直射日光下でも実用的 |
FHD WebカメラとIRカメラ
WEBカメラは207万画素で、顔認証に対応したIRカメラも搭載しています。さらに物理タイプのプライバシーシャッターも備えており、Web会議の休憩中などシャッターを閉じていればプライバシーも守られます。
こちらの画像は本機のウェブカメラで撮影した画像で、暗く、そして色も少し緑がかって映りました。明るい場所で使うか、撮影ライトを使うとより自然になると思います。
2Wスピーカーを2基搭載しており、高音の伸びが良く、会話が聞き取りやすい音でした。Web会議やオンラインレッスンなどでも問題なく使える音です。
音楽を聞く際は、すごく良い音というわけじゃないですが、普通に聞ける音質です。

また、NPUを搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。
キーボード
キーボードは日本語のバックライト付きで、すべての主要キーが同じ大きさで使いやすいキーボードです。
上の動画を見るとわかりますが、タイピング音はカチャカチャと音が出るので、静かな場所だと気になるかもしれません。また、キーストロークは実測1.1ミリと浅く、打鍵感はあまりありません。軽く流れるように打つ人に向いています。
キーピッチは実測18.5×18.0mmで、フルサイズらしく余裕のある配置です。
総じて「普通のキーボード」で、打ちやすいわけじゃないが打ちにくいわけでもないというのが正直な感想です。

タッチパッドは120.8ミリ×75.6ミリで、ツルツルと動きやすいので、比較的使いやすいと思います。
個人的によく使うコパイロットボタンもあるし、キーボードの左右カーソルキーも大きく、こういった点は使いやすい仕様になっています。

バックライトは十分明るく、キーの輪郭がくっきりと浮かび上がるため、夜寝る前にベッドで作業をしていてもタイプミスをすることがありませんでした。
ベンチマーク計測結果
第2世代のX2シリーズを採用し、6コア、キャッシュは22MB、そしてNPUは80 TOPSとかなり多いです。
X2シリーズではエントリークラスでCPU性能(特にマルチコア性能)は割り切り型ですが、80 TOPSと上位モデルのEliteと同じスペックになっています。(メモリ帯域も上位モデルと同じ152GB/s)
これはローカルAI機能にかなり力を入れており、パワフルなCPU性能を必要としている人向けというよりは、AIを使いスマートに中負荷作業をこなしていく人に合う仕様です。
TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。80 TOPSは80兆回/秒
ベンチマークの総評を先に言うと、本機は中負荷程度までの作業に向いたCPUで、CPU性能に特徴があるというわけじゃなく、NPUと省電力性が高いというのが特徴かと思います。
据え置き用としてがっつり使う人向けじゃなく、外出先でExcelや資料をまとめたりという人に合うスペックです。
本記事ではネイティブで動くベンチマークのみを紹介していますが、詳細は「Snapdragon X2 Plus X2P-42-100の実機ベンチマーク」をどうぞ。
CPU Mark計測結果
CPU Markは18,354と、標準的なスコアでした。他のCPUと比較すると低いランクになりますが、ビジネス用途でも快適に使えるほどのスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 7 255HX | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftをベースに、CPUとGPUの能力を計測します。
今回の結果はマルチコア726と少し良いスコア、シングルコア129と非常に高いスコアで、日常的な作業をサクサク快適に使えます。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXテストでCPUのAI性能を計測しました。ONNX(Open Neural Network eXchange)は、ディープラーニングや機械学習モデルといったAIワークロードの処理能力を測る指標で、AI推論の実力を確認できます。
結果は、Single Precision(単精度)が2021、Half Precision(半精度)が3361、Quantized(量子化)が7743と非常に高いスコアで、現代のAIアプリケーションに対して極めて最適化されていることを示しています。
量子化スコアが高く、LlamaやMistralといった大規模言語モデルを軽量化(4-bit量子化など)してローカルで動かしたりしやすいと思います。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
| Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
|---|---|
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra X7 358H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra X7 358H | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-9523MHzと非常に高いクロック数で、16GBを搭載しています。Memory Markの計測結果は3707と非常に高いスコアでした。32GBモデルを選ぶと、もっと早くなると思います。
なぜこんなに高いメモリ性能かというと、80 TOPSのNPU性能を活かすためです。詳しく言うと、NPUに一瞬で膨大なデータを送り込めるため、データ転送の遅延(ボトルネック)を無くし、NPUが持つ本来のAI処理能力をフルに引き出すためです。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| 本機種LPDDR5X | |
|---|---|
| LPDDR5X平均 | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度が速いストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはPCIe 4.0接続の1TB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が6684MB/秒、ライト(書き込み)が5763MB/秒と、PCIe 4.0の上限値に近い速度でした。
この速度であれば、数GBを超える大容量ファイルのコピーや移動も一瞬で完了するほどの速度です。
起動時間を5回計測した平均は16.4秒で、普通~ちょっと速い立ち上がりでした。毎朝のPC起動がストレスフリーになりますね。
| 1回目 | 16秒 |
|---|---|
| 2回目 | 16秒 |
| 3回目 | 17秒 |
| 4回目 | 16秒 |
| 5回目 | 17秒 |
| 平均 | 16.4秒 |
排熱性能と騒音値の計測
底面通気口は幅広く取られ、メッシュ状の細かい網目なのでゴミも入りにくいと思います。
内部は1つのファンと2本のヒートパイプで排熱されており、軽量モデルでは良い冷却機構です。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024というベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は38.1度とちょっと高め、底面温度も同じ38.1度と少し高めで、スナドラなのに膝の上に置いて使っていると熱くなりました。膝上で使う場合は、PCの吸気を考えながらの方が良いです。
騒音値は平均約38dBと音はしますが、比較的静かでした。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。
まとめ
良い点
・約1146gの軽量モデルで持ち運びがしやすい
・Copilot+PC
・長時間バッテリー駆動
・sRGB 100%の色域で色鮮やかなディスプレイ
・ストレージとメモリ処理速度が速い
・メタルボディで高級感がある
・最新のWi-Fi 7に対応
残念な点
・高負荷時にPC底面が結構熱くなった
・Arm版OSなので、PCに詳しい人でないと対処できない可能性がある
総合評価
本機は省電力性とNPU性能に特に力を入れた機種で、丸一日PCを持ち歩いて使うようなユーザーや、オンラインには上げることができない社外秘データや顧客情報をローカルのAIに分析させたいなどのユーザーには使いやすいと思います。
また、リアルタイム翻訳やコクリエイターなどを常時使っているような人は、NPUの恩恵を受けると思います。
そして、軽量でこれだけのバッテリー駆動時間があるので、PCを一日持ち運ぶことが多い学生にも最適な一台だと思います。
CPU性能的には「十分」で、Wi-Fi 7や顔認証など最新機能もあるので、外出時にスマートに業務をこなしたいという人は検討候補に入ると思います。
ただし、先述したように、ARM版Windows特有の互換性の問題によりまだまだ使えないアプリやドライバがあるので、この点に対処できる知識がある方であれば問題なく使えると思います。
— パソコンガイド編集部
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