12.7インチとPC並みに大きなタブレット・Lenovo Idea Tab Proのレビューです。
この大きさは衝撃ですね。モバイルモニターとしても使えるし、大画面で映画を見たりゲームをしたりと、使ってて楽しいタブレットです。
レビュー機は購入品で、スペックはMediaTek Dimensity 8300、LPDDR5X 8GB、ストレージはUFS 4.0 256GBになります。
動画も作成したので、あわせてどうぞ。
Contents
Lenovo Idea Tab Proのスペック
SoC | MediaTek Dimensity 8300 |
---|---|
メモリ | LPDDR5X 8GB |
ストレージ | UFS 4.0 256GB |
ディスプレイ(12.7型) | 2944 × 1840 LTPS液晶 144Hz DCI-P3 96% |
WideVine | L1対応 |
OS | Android 14 |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
カメラ | 1300万画素/800万画素 最大4K動画 |
オーディオ | ドルビーアトモス JBLスピーカー×4 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 291.8 × 189.1 × 6.9mm |
重さ | 620g |
バッテリー | 10200mAh 最大11時間 |
標準保証 | 1年間 |
保護 | IP52 |
OSアップデート | 2回 |
価格 | 54,780円~ |
<性能評価>
タブレットの頭脳であるSoCにはMediaTek Dimensity 8300が搭載し、ミドルハイスペックになります。AI機能に使うNPUも搭載しており、オクタコア(8コア)もあるので快適に使えます。
あとでいろんなベンチマークを紹介していますが、Antutuは115万オーバーの性能でした。
メモリはLPDDR5Xで大容量8GBを搭載し、ストレージはUFS 4.0でこちらも大容量の256GBになります。
ディスプレイは12.7インチとかなり大きく、高速スイッチングが可能で応答速度も速いLTPS液晶になります
解像度は3K(2944 × 1840ドット)と高精細で、DCI-P3 96%の広色域、400ニットとそこそこ明るいです。リフレッシュレートは144Hzとぬるぬるで、タッチサンプリングレートは360Hzと高速操作がしやすいです。
セキュリティレベルはWideVine L1なので、アマゾンプライムやNetflixなどの動画配信サービスで高画質で見ることができます。
OSはAndroid 14で、2回のアップデート(Android 16まで)を保証を予定しています。
無線はWi-Fi 6Eで、指紋センサー顔認証にも対応し、カメラはフロント800万画素、リアは1300万画素となっています
オーディオはDolby Atmosを採用し4基のJBLスピーカーを搭載。音質は良い方で音も大きめです。
12.7インチで620gと軽いとは言いませんが普通に持ち運べるくらいで、バッテリーは10200mAhもあり、動画再生時間は約11時間になります。
画面が大きいので用途の幅が広がりますね。
ビジネスPCのお供としてサブモニターとして使ったり、大画面なので複数人で映画を見たり、もしくはキーボードを接続して外出時に使うPC代わりと言うのにも合います。
NPU搭載SoCを採用
MediaTek Dimensity 8300 | |
プロセス | 4nm |
コア | 4x Arm Cortex-A715 4x Arm Cortex-A510 |
GPU | Arm Mali-G615 MC6 |
NPU | MediaTek NPU 780 |
Socはパフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
また、AIエンジンが搭載しているので、今後ますますNPU対応アプリが増えていくので楽しみな性能です。
ベンチマークの目安
200万以上・・・向かうとこ敵なし
150万以上・・・重いゲームも快適
100万以上・・・重たいゲームもできる
50万以上・・・中量級以下のゲーム向き(重ためのゲームは低画質でできそう)
Antutuベンチマークは7回計測した最高値が1,189,266と高い性能で、GPU性能も400,519と高いです。
MEMはメモリとストレージの読み書きの速度で225,503、UXはアプリ動作の速さのスコアで273,079と全体的にアッパーミドルクラスの性能でした。
→もっと詳しくAntutuベンチマークで計測したので、こちらも併せてどうぞ。
Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。計測スコアはマルチコア4560、シングルコア1407と、Snapdragon 8+ Gen 1に近い性能でした。
Geekbench 6 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 | |
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Snapdragon 8+ Gen 1 | |
MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 870 | |
Snapdragon 7s Gen 2 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 695 | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G | |
MediaTek Helio G90T | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 680 | |
Helio G88 | |
Helio G85 | |
Snapdragon 662 |
Geekbench 6 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 | |
---|---|
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 870 | |
Snapdragon 7s Gen 2 | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 695 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 690 5G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G | |
MediaTek Helio G90T | |
Snapdragon 680 | |
Helio G85 |
Geekbench AIでAI性能を測りました。Single Precision(単精度)は1827、Half Precision(半精度)は1855、Quantized(量子化スコア)は3156とめちゃくちゃ良い性能でした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8 | |
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MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 8+ Gen 1/ThinkPhone | |
Snapdragon 7s Gen 2/POCP PAD | |
Helio G99/Tab Plus | |
Helio G80/Tab M9 | |
Helio G88/Tab M11 | |
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7 |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8 | |
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MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
Snapdragon 7s Gen 2 | |
Helio G99 | |
Helio G80/Tab M9 | |
Helio G88/Tab M11 | |
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7 |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8 | |
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MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
Snapdragon 7s Gen 2 | |
Helio G99 | |
Helio G88/Tab M11 | |
Helio G80/Tab M9 | |
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7 |
次はPCMark for Androidで、アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを計測します。
計測スコアは19859とかなり高いスコアで、キーボードを繋いで普通にサクサク作業ができます。
Work 3.0
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 | |
---|---|
MediaTek Dimensity 8300 | |
ThinkPhone/Snapdragon 8+ Gen 1 | |
Tab P12 Pro/Snapdragon 870 | |
Tab P11 Pro Gen 2/MediaTek Kompanio 1300T | |
POCO PAD/Snapdragon 7s Gen 2 | |
Tab P12/Dimensity 7050 | |
Tab P11 Pro/Snapdragon 730G | |
Redmi Pad SE 8.7/Helio G85 | |
Redmi Pad SE/Snapdragon 680 | |
Tab M10 Plus 3rd Gen/Snapdragon 680 | |
Tab M7 (3rd Gen)/MediaTek MT8166 |
3Dグラフィックス性能
公式サイトにはゲームに合うタブレットのような記載がありますが、fps系やアクション系などは、ディスプレイが大きすぎて指がちゃんと届かないことがありプレイに向いていません。
ただし、最大リフレッシュレートは144Hzで、タッチサンプリングレートは360Hzと高いので、スペック的に多くのゲームが快適にできます。まあ、大画面なので見やすいです。
Sling Shot(メインストリームのスマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.0) | Maxed Out |
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Sling Shot Extreme(高性能スマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.1とVulkan) | Maxed Out |
Wild life(モバイルデバイスの性能を測る) | 8610 |
Wild Life Extreme(高性能モバイルデバイスの性能を測る) | 2657 |
Steel Nomad Light(レイトレを使用しないゲームへの性能を測る) | 1039 |
Solar Bay(レイトレを使用したゲームへの性能を測る) | 4138 |
性能が高すぎて測れないものが多かったので、急遽Solar BayとSteel Nomad Lightも計測しました。
Sling Shot
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 Legion 8.8 3rd Gen |
|
---|---|
MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 870 Lenovo Tab P12 Pro |
|
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
|
Snapdragon 7s Gen 2 POCO PAD |
|
MediaTek Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 |
|
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 730G Lenovo Tab P11 Pro |
|
MediaTek Kompanio 520 | |
MediaTek Helio P90 X Game |
|
Snapdragon 680 XiaoXin Pad |
|
Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
|
Helio P60T IdeaPad Duet |
|
Helio G80 Tab M9 |
|
Helio G88 Tab M11 | |
MediaTek MT8166 Tab 7 3rd Gen |
|
MediaTek MT8166B Lavie T8 2023 |
Sling Shot Extreme
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 Legion 8.8 3rd Gen |
|
---|---|
MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 870 Lenovo Tab P12 Pro |
|
ThinkPhone Snapdragon 8+ Gen 1 |
|
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
|
Snapdragon 7s Gen 2 POCO PAD |
|
MediaTek Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 |
|
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
|
MediaTek Kompanio 520 | |
Helio G80 Tab M9 |
|
Helio G88 Tab M11 | |
MediaTek Helio P90 X Game |
|
Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
Wild Life
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 Legion 8.8 3rd Gen |
|
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ThinkPhone Snapdragon 8+ Gen 1 |
|
MediaTek Dimensity 8300 | |
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
|
Snapdragon 870 Lenovo Tab P12 Pro |
|
Snapdragon 7s Gen 2 POCO PAD |
|
MediaTek Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 |
|
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
|
MediaTek Kompanio 520 | |
Helio G88 Tab M11 | |
Helio G80 Tab M9 |
|
Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
Wild Life Extreme
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8 Gen 3 Legion 8.8 3rd Gen |
|
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ThinkPhone Snapdragon 8+ Gen 1 |
|
MediaTek Dimensity 8300 | |
Snapdragon 870 Lenovo Tab P12 Pro |
|
MediaTek Dimensity 7050 Lenovo Tab P12 |
|
MediaTek Helio G99 | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Helio G80 Tab M9 |
データが少ないですが、比較です。
Solar Bay
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Legion Tab 8.8,3 Snapdragon 8 Gen 3 |
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Idea Tab Pro MediaTek Dimensity 8300 |
Steel Nomad Light
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Legion Tab 8.8,3 Snapdragon 8 Gen 3 |
|
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Idea Tab Pro MediaTek Dimensity 8300 |
原神はできる?
重ためのゲームである原神をやってみましたが、スペック的には全然プレイできます。ただし、ディスプレイがでかいので操作性が悪く、前に進もうとしても親指が届いてなく後ろに行ったりと操作が難しかったです。
こういったゲーム向きじゃなく、学マスやラストウォーはプレイしやすかったです。
デフォルトの画面設定はこちらです。
画質 | 中(高にすると負荷「やや高い」、最高にすると「非常に高い」) |
---|---|
レンダリング精度 | 中最高にすると負荷「やや高い」) |
シャドウ品質 | 中(最高にすると負荷「やや高い」) |
視覚効果 | 高 |
SFX品質 | 中 |
シーン細部 | 高 |
フレームレート | 30fps(45や60にすると負荷「非常に高い」) |
モーションプラ― | 高 |
学マスベンチマーク
学マスの設定は、60fpsですべて最高設定でプレイできましたが、私はまだ最初の方なので観客も少なく比較的低負荷な状況なのかなと思います。
ちなみに、スマホだとフルHDくらいで描写しますが、タブレットは画面解像度そのまま描写するため、タブレットでプレイする場合はスマホ以上の性能が求められます。
Lenovo Idea Tab Proで学マスやったら、大画面ですごく良い!
設定は60fps+すべて最高でプレイ pic.twitter.com/2TAXo5IzRX
— パソコンガイド (@pc_reviewer) January 25, 2025
3K解像度で12.7インチと大画面で見やすい
3K解像度(2944 × 1840ドット)で高速スイッチングが可能で応答速度も速いLTPS液晶を採用し、DCI-P3 96%の広色域です。
解像度が高いので細かい部分もしっかりと見えます。画面が大きくCODではジャンプしにくいですが、画面も大きいので敵も見つけやすいしエイムしやすいです。
左が本機で、右は同じくLenovoのハイスペック機種のTab Plusです。本機の方が色域は広いのですが差はほとんどないですね。
上の画像は黒の描写の比較で、本機もしっかりと黒を描写できています。若干白(煙)の描写が少ないと思いますが、すごく良いと思います。
コントラスト比は1500:1と高く、くっきりとしたシャープな描写ですね。
本機のリフレッシュレートは最大144Hzで、Call Of Dutyをやっているときのフレームレートはデフォルトで「高」設定で90Hzでした。
高速スクロールをしてもカクツかずに滑らかです。
輝度は最大400ニトと屋内では十分明るいですが、屋外だと直射日光が当たると暗く見えます。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
大画面なのでサブモニターとして利用可能
12.7インチですよ。でかいんです。
右のPCは画面比が16:10の14インチで、SpaceDeskを使って接続しています。(Spacedeskの詳しい使い方はこちらをどうぞ。)
これだけ大きいのでサブモニターにして使うと生産性も上がります。
映像出力機能あり
タブレットのUSBポートはDisplayPort機能があるので、モニターに繋ぐとこのように拡張できます。マウスとキーボードもつければPCみたいになりますね。
もし、本機をメイン機種として使う人なんかは、こういう使い方もするかもしれません。もしくは、より大きなモニターで映画を見たりするときに便利です。
ユニボディでしっかりとした造り
12.7インチと大きいので、箱もでかいです。
付属品は充電アダプタとUSBケーブル、カードスロットピン、そしてLenovo Tab Pen Plusになり、替え芯もありました。
付属のペンはこの辺に付けることができます。上部分全体じゃなく、ペンがくっついているところに強力な磁石が入っているようで、ペンを背面に持っていくと勝手にくっつきます。
タブレットを思いっきり振っても落ちないので、かなり強い磁石です。
4096段階の筆圧検知があり、傾き検知機能と手が当たっても反応しにくいPalm Rejectionがあります。本物のペンの様に強弱も付きます。すごく書きやすいです。ペンの詳しいレビューはこちらをどうぞ。
ベゼルはそこそこ細く、悪くない外観ですね。
本機は継ぎ接ぎがないユニボディで高級感があり、耐久性も高いです。
ユニボディって1つのパーツから作っているので、きれいな筐体ですね。
USB 3.2 Type-Cポートがあり、DisplayPort機能付きです。先ほど紹介したように、モニターに繋いで大画面で使うこともできます。
下部にはポゴピンがあり、オプションでキーボードもあるそうです(執筆時現在、未発売)。
ちなみに、バッテリーは10200mAhと大きく、最大11時間のバッテリー駆動時間があります。
ストレージは256GBと大きく、これプラス最大で1TBのmicroSDカードを増設できます。
生体認証は顔認証と指紋センサーの2つがあるので便利ですね。
その他の特徴
JBLスピーカーが4つ搭載
左右に2つずつJBLの1Wスピーカーが搭載しており、オーディオはDolby Atmosになります。
ドルビーアトモスは一般的なオーディオの様に平面的じゃなく、立体的な音を表現できます。
音はそこそこ良いですが、1Wスピーカーなので重低音はあまり効いていません。
Wi-Fi 6Eに対応
<深夜1時に計測>
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
無線はWi-Fi 6Eに対応しており、低価格モデルに採用されるWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
上の画像は深夜1時に計測したもので、時間にもよりますがかなり速い速度でした。ただし、速度は契約回線や時間によって大きく変わるので、「このくらい出るんだ」と言う感じで見てください。
LTE
LTEや5Gはないので、外出先で無線につなぐときはスマホのテザリングや店舗のWi-Fiを使用することになります。
テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
LPDDR5Xのメモリ搭載
本機はLPDDR5Xが搭載し、大容量8GBになります。
CPDTでメモリの処理速度を計測したら、14.76GB/秒とかなり速い処理速度でした。
他のタブレットの比較です。
メモリ速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Legion 8.8 3rd Gen/12GB | |
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Idea Tab Pro/8GB | |
ThinkPhone/8GB | |
Tab P12 Pro/8GB | |
Tab P11 Pro Gen 2/6GB | |
Tab Plus/8GB | |
POCO PAD 8GB+4GB仮想メモリ | |
Tab P12/8GB | |
Tab P11 Pro/6GB | |
Redmi Pad SE 8.7 | |
XiaoXin Pad/6GB | |
Tab M10 Plus 3rd Gen | |
Tab M11 | |
Lenovo Tab M9 /4GB | |
Blackview Tab 90 Wifi/4GB |
カメラ
カメラはフロント800万画素、リアは1300万画素と一般的なタブレットのスペックです。
画像のオリジナルサイズはリアが4160×3120になり、普通に使える品質だと思います。
動画は最大で4Kも撮れるので、スマホじゃなくて本機を使っても良いと思います。
防水防塵機能付き・IP52
IP保護等級はIP52で、防塵機能は上から2番目に良い「5」、防水機能は下から3番目の「2」になり、防塵機能は高いですが、防水機能は「タブレットが15度以上傾いていれば落ちてくる水による影響を受けない」になっています。
<イメージ図>
私は保証しませんが、こんな感じみたいですよ。水に浸かっちゃダメですが、落ちてくる水はOKらしいです。まぁどっちにしても、濡らさないようにしたいですね。
WidevineはL1対応
DRM Infoで確認すると、セキュリティレベルはL1になっていました。これはWidevineはL1に対応しているという意味で、Netflixやamazon Primeビデオで、高解像度で見ることができます。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、Webサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはUFS 4.0で、大容量256GBになります。また、先述した様に最大1TBのmicroSDカードを増設できます。
シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み)は1.07GB/秒、ライト(書き込み)は483MB/秒とそこそこ速かったです。
その他の機種との比較です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
POCO PAD | |
---|---|
Legion Tab 8.8 | |
Tab P11 Pro Gen 2 | |
Tab P12 Pro | |
Idea Tab Pro | |
Tab P12 | |
Tab P11 Pro | |
Tab Plus | |
XiaoXin Pad | |
Tab M10 Plus 3rd Gen | |
ALLDOCUBE X Game | |
Lenovo Tab M9 | |
Redmi Pad SE | |
Redmi Pad SE 8.7 | |
Tab M7 (3rd Gen) | |
Tab M11 | |
Chromebook CM14 Flip |
シーケンシャルライト
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Legion Tab 8.8 | |
---|---|
Tab P11 Pro Gen 2 | |
Tab M10 Plus 3rd Gen | |
Tab P12 Pro | |
Idea Tab Pro | |
Tab P12 | |
POCO PAD | |
Tab Plus | |
Tab M11 | |
Lavie T8 2023 | |
Tab P11 Pro | |
XiaoXin Pad | |
Lenovo Tab M9 | |
ALLDOCUBE X Game | |
Redmi Pad SE | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Redmi Pad SE 8.7 | |
Tab M7 (3rd Gen) |
サポート・保証
標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長2年まで延長できます。また、プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
デフォルトの保証は片道引き取り修理になります。
- 片道引き取り修理・・・自分でリペアセンターに郵送(有料)、修理後、郵送(無料)してくれる保証です。
また、ADPという保証がオプションで付けることができます。
ADP・・・火災、液体こぼし、落下、自然災害による破損など 予期しない事故による障害をカバーするサービスです。 なお、本サービスは契約期間中1回限りの提供を以て終了します。
筆者購入時の納期
紆余曲折合ったのですが、2025年1月20日(月)に購入し目安納期(出荷予定)は1~2営業日で、到着は1月24日の4日後でした。
まとめ
大きなディスプレイで動画視聴をしたい人や、外出時のPCのお供、もしくは本機をメインPC代わりに使う人に向いている!
良い点
・SoCの性能が高め
・ユニボディで高級感があるボディ
・超大画面
・ストレージの増設が可能
・ディスプレイが高品質
・顔認証、指紋センサー付き
・USBポートが映像出力機能付き
残念な点
・ここを残念と言ってよいかわからないが、めちゃくちゃ大きいので手で持つと疲れやすい。また、指が届きにくくてプレイしにくいゲームもあり
総合評価
でかい!
ディスプレイが本当にでかいです。
fps系のゲームとかプレイしにくいとは言ったものの、高解像度で大きな画面なので見やすいです。敵を発見しやすいですね。
また、これだけの大きさなので、サブモニターとしても使いやすいし、キーボードを買ってPCみたいに使うのもいいと思います。
大きさがデメリットになる可能性もありますが、とにかく見やすいのでデメリットを吹き飛ばすと思います。
執筆時現在Lenovo公式サイトが一番安いですが、楽天でも販売されています。