本機種は絶賛販売中ですが、後続機種のLegion 550i 17型やLegion 760 16型が販売開始しました!こちらのレビューもどうぞ。
レノボのゲーミングPC・Legionシリーズは、ゲーマーだったらほとんどの人が使っているんじゃないか、ってくらい高性能だし有名ですね。
ゲームを本気でやるには、0.01秒の誤差も命取りになりますもんね。
Legionシリーズは、プロゲーマーや本気で極めたい人向けなので値段も高いです。だからスペックも高いです。
ゲーマーの、ゲーマーによる、ゲーマーの為の機種ですね。
それでは、LegionシリーズハイエンドモデルのY740を紹介します。
Contents
Legion Y740(17型)のレビュー
CPU | インテル core i7-9750H インテル core i7-8750H |
---|---|
GHz | 2.6GHz(ターボ時4.5GHz) |
コア・スレッド数 | 6コア・12スレッド |
メモリ | 8GB~32GB |
ストレージ・HDD | 1TB(7200rpm) |
ストレージ・SSD | 512GB、1TB(M.2 PCIe-NVMe) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2080 Max-Q NVIDIA GeForce RTX 2070 Max-Q NVIDIA GeForce RTX 2060 |
ディスプレイ | FHD(300nit)IPS 光沢なし FHD IPS 光沢なし Dolby vision NVIDIA G-Sync |
リフレッシュレート | 144Hz |
外部ディスプレイ出力 | 3840x2160、7680x4320 |
オーディオ | Dolby Atmos |
重量 | 2.9㎏ |
サイズ | 412x305x21.95mm |
バッテリー | 4時間 |
保証 | 1年間 |
値段 | 約24.7万~35.5万円 |
値段も高いですがスペックも高いですね。リフレッシュレートも最大144Hzなので、1コマの動きも見逃さないレベルです。プロも使っているDolby vision NVIDIA G-Syncのディスプレイもあるので、テアリング、カクツキ、入力遅延のない最高の画面ですね。
また、外部ディスプレイを使う人が多いと思いますが、外部ディスプレイ出力は最大7680x4320なのでかなりの高解像度です。
CPUはインテル第9世代のH(ハイパフォーマンス)モデル搭載で、かなり性能が高いものになっています。
ストレージもHDDは7200回転、SSDはPCIe-NVMeと高速データ転送タイプなので、ゲームのロード時間の短縮、起動もサクサクできます。
グラフィックボードは最高クラスの3つを用意しているので、これで満足できない人はいないでしょう。
値段が値段なので、スペックは最高クラスの機種になっています。
今なら48回払いまで手数料無料のキャンペーンもやっているし、セール期間中なので機種によっては最大54%も割引になっています。
外観
レインボーカラーのキーボードバックライトは、かっこいいですね。側面も光ってるので、暗い部屋でゲームをするとかなり雰囲気が出ますね。
クラス最高のキーボードが搭載されており、反応速度が良いです。やっぱり色がかっこいいです。
サイズは412x305x21.95mmと、ゲーミングPCで17型なので大きくてゲームがしやすいですね。
冷却システムは、2つのファンでCPUとGPUを別々に冷却するデュアル・チャネル・サーマルシステムです。通気口も4つあるので、効率的な冷却が期待できます。
グラフィックス
グラボは以下の3種類が選択できます。
RTX 2060 | RTX 2070 Max-Q | RTX 2080 Max-Q | |
アーキテクチャー | Turing | Turing | Turing |
CUDA コア | 1920 | 2304 | 2944 |
ベースクロック | 960MHz | 885MHz | 990MHz |
ブーストクロック | 1200MHz | 1500MHz | 1230MHz |
レイトレーシング | 対応 | 対応 | 対応 |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 336GB/秒 | 384GB/秒 | 384GB/秒 |
メモリ容量 | 6GB | 8GB | 8GB |
Max-Qタイプのグラフィックスカードは、薄い・軽い・電圧効率を抑える設計がしてあり、温度の上昇を抑えることが出来ます。
低い温度を保ってくれる方がパソコンへの負荷も小さいし、パフォーマンスも安定しますね。ただしMax-Qタイプでないものと比べると、若干ベンチマークのスコアが下がります。性能が低いという事ですね。
レイトレーシングは現実のような光源、反射、影を映し出せる機能で、この機能に対応した初のGPUがこのRTXです。
下のグラフは、グラボのベンチマークスコアになります。赤線が本機種搭載GPUで、青線は他のLegionシリーズに搭載されているGPUです。(スコアはスペックや機種、状況によって変わるので、参考値としてみて下さい。クリックすると数値が出ます)
[visualizer id=”9208″]RTX 2080 Max-QがRTX 2070Super Max-Qより劣っている結果になりましたが、一般的には2080の方が性能が良くなります。
GTX 1650と言うもので重量級ゲームもできるクラスになっており、Y740搭載のGPUは倍近くする性能です。
Y740搭載のグラボは最高性のクラスのものなので、安心して重量級ゲームもできます。
ゲームベンチマーク
グラフの単位はfps(リフレッシュレート)で、「快適」にプレイできる目安は60になります。(グラフをタップすると数値が表示されます)
まずはRTX 2080 Max-Qです。
[visualizer id=”15238″ lazy=”no” class=””]RTX 2070 Superです。
[visualizer id=”15243″ lazy=”no” class=””]最後にRTX 2060のモバイル(ノートパソコン版)です。
[visualizer id=”15247″ lazy=”no” class=””]ディスプレイ
ディスプレイは2種類あり、リフレッシュレートは144Hzです。
- FHD IPS液晶 光沢なし
- FHD IPS 光沢なし Dolby Vison NVIDIA G-Sync 300nit NTSC 72%
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
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IPS液晶 | 視野角が広く画面の角度を変えても見やすい |
光沢なし | 映り込みが軽減された液晶 |
NVIDIA G-Sync | ゲームのために開発されたディスプレイ |
Dolby Vision | Dolby独自の規格。最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できる |
nit | 輝度を表す単位で、通常250nit前後が普通 |
NTSC72% | 色域の規格で、通常何も記載されていないノートパソコンはNTSC 45%。72%はsRGB換算100%相当なので、より鮮やかな色が描写される |
FHDのIPS液晶なので、高画質できれいに見えますね。しかも、リフレッシュレートが最大144Hzなので、一瞬の動きも見逃さないです。
リフレッシュレート(fps)とは、1秒間に何回ディスプレイが書き換わったかを示す値で、144Hzとは1秒間に144回変わったという意味です。これが20fpsとかだったら、画面がカクカクする感じです。
シューティング系のゲームをしていたら、この値が高くないと相手の玉が見えずに喰らってしまう事もあるので重要ですね。
外部ディスプレイ出力も3840x2160、7680x4320と高いので、2画面3画面につないでゲームに没頭できます。モニター購入をお考えの人は、「おすすめゲーミングモニター」も一緒にどうぞ。
CPU
CPU(プロセッサ)はIntel core i7ですね。以下の2種類があります。
- インテル core i7-9750H
- インテル core i7-8750H
赤数字の部分が世代を表していて、9750Hは9世代、8750Hは8世代のH(ハイパフォーマンス)モデルのCPUになります。
通常のノートパソコンには末尾がUの省エネタイプが使われるのですが、ゲーミングなので最高クラスのCPUが使われています。
下のグラフは、他のLegionやノートパソコンに使用されるCPUのベンチマークスコアです。(赤グラフが本機種搭載CPU)
[visualizer id=”9227″]第8世代のCPUといってもHモデルなので、性能が高いですね。最新10世代のUタイプよりも性能が上です。
Legionシリーズのまとめページにも記載していますが、最近は第10世代のHモデルが搭載された新機種・Legion 750iや550Piも登場しています。こちらで確認をどうぞ。
その他CPUの性能
- i7-9750H(6コア12スレッド/2.6GHz・最大4.5GHz)
- i7-8750H(6コア12スレッド/2.2GHz・最大4.1GHz)
コアやクロック数(GHz・動作周波数)は数字が大きければ、同一時間内で処理できるデータ量が多くなるので、結果パソコンが快適に動きます。
第9世代は最大クロック数が4.5GHzとかなり高いので、ゲームもやりやすいです。また、第9世代・第8世代ともに6コア12スレッドなので、かなり性能が高いです。
メモリ
メモリはDDR4-2666MHzで、メモリスロットは2つあります。最大32GBですが、購入時に16GBを選んだ場合は、あとあと増設も可能ですね。
ストレージ
デュアルストレージで、HDDとSSDが付いています。
簡単にSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とHDD(ハード・ディスク・ドライブ)の特徴を紹介します。
SSD | HDD | |
値段 | 高い | 安い |
動作音 | 静か | うるさい |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
データ移動 | 速い | 遅い |
寿命 | 長い(壊れにくい) | 短い(壊れやすい) |
SSDとHDDは仕組みが全然違うのですが、HDDは磁気を帯びたディスクを高速で回転させ、磁気の性質を変えてデータを保存するのに対して、SSDはデータ保存をする空間に0と1の数字を書き込みデータ保存をします。
なので、SSDの方が壊れにくいし、性能がかなり良いんですね。
今回搭載できるHDDは7200回転のハイスペックモデルと、SSDは高速データ転送のPCIe-NVMeとなっています。
HDDはSATA接続で、最大データ転送速度は6GBになります。
PCIe-NVMeはデータ転送速度の理論値が32Gbpsと超高速なので、起動もゲームのロード時間も短縮が出来ます。
オーディオ
オーディオはDolby Atmos(ドルビーアトモス)です。このオーディオはすごいですよね。音にのみ込まれます。
どのような仕組みかは分かりませんが、音が3次元空間で動き回るので実際に自分がそのシーンの中にいるかのような錯覚になります。
例えば後ろから誰かが近づいてきたら、音が後ろから聞こえるみたいな感じなんです。
映画やゲームのために作られた、高性能のスピーカーです。
インターフェイス
- MiniーDisplayPort(出力解像度7680x4320)
- HDMI(出力解像度3840x2160)
- USB 3.1
- イーサネット・コネクター(RJ-45)
- USB 3.0
- 電源ジャック
- セキュリティーキーホール
- 8. USB 3.0(Powered USB)
- 9. マイクロフォン・ヘッドフォン・ジャック
- 10. USB3.1 Type-C(Thunderbolt3・解像度7680x4320 Display port接続時)
インターフェイスはかなり豊富でThunderbolt 3もあるので、外付けモニターやゲーミングキーボード、マウスなどを使う人はThunderbolt 3対応ドッキングステーションを購入すればケーブルもまとまるし、使いやすいですね。
最後に
Lenovo Legion Y740は値段も高いですがそれ相応のスペックなので、本当にゲームが快適にできます。
今現在セール中で15万円ほど割引があっているし、Eクーポンというさらに割引される対象になっているので、この機会をお見逃しなく。