持ち運びに特化した機種ですが、16インチと大きめなので据え置き用としても合う機種です。
グラボがないので、ワークステーションとしてはローエンドモデルですが、学生や2DCAD、簡単な3DCADを使う人に合います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.1] |
---|---|
コスパ | [usr 4.0] |
総合評価 | [usr 4.2] |
Contents
ThinkPad P16s Gen 2 AMDのスペック
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS タッチあり WQUXGA OLED |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 720p/1080p/500万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 361.98 × 255.5 × 20.5mm |
重さ | 1.7㎏~ |
バッテリー | 52.5Wh/86Wh 最大約30.8時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 15.3万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 7000シリーズで、上位モデルの7040Uシリーズになります。Zen 4アーキテクチャで4nm、DDR5やPCIe 4.0、そしてUSB4にも対応しています。
メモリはLPDDR5X-7500MHzが搭載で最大64GBと大容量ですが、実行速度は6400MHzになります。
ストレージはSSD PCIe 4.0で、最大2TBになります。ストレージは1枚だけ搭載可能で、増設はできません。
グラフィックスは内蔵グラフィックスで、インテルモデルの様にビデオカードは搭載できませんが、Ryzenの内蔵グラフィックスは性能が高いので、あえて搭載しなかったのかなと思います。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示できます。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)かWQUXGA(3840×2400ドット)があり、合計4種類のスペックがあります。
WQUXGAを選んだ場合は、ファクトリーカラーキャリブレーション対応なので、あの面倒なキャリブレーションをしなくて済みます。クリエイターには助かる機能ですね。
その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProが選べ、最新のWi-Fi 6Eに対応、4G LTEも選択可能です。ただし、執筆時現在、WWANは選択できません。
生体認証には指紋センサーと顔認証が搭載可能ですが、カスタマイズから追加することになります。WebカメラはHD解像度の720pか、FHD解像度の1080p、そして2.8K並みの500万画素になります。
1080pはWebカメラと顔認証用のIRカメラのハイブリットになり、500万画素はWebカメラとIRカメラは独立したものになります。また、720p以外は人感検知機能もあるので、離席時はゼロタッチでログインできたりします。
16インチのワークステーションで1.7㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大30.8時間と超長時間で、持ち運びをする人には助かります。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 7000 | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | △ | 〇 | △ |
USB4 | 生体認証 | バッテリー14時間以上 | |
〇 | △ | 〇 |
△の項目は、すべてカスタマイズから追加できます。
旧モデルとの比較
旧モデルのThinkPad P16s Gen 1 AMDとの比較です。同じ筐体を使用しており、外観に変化はありません。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6850U |
メモリ | LPDDR5X 64GB | LPDDR5 32GB |
ストレージ | SSD 2TB | |
GPU | CPU内蔵 | |
ディスプレイ | WUXGA IPS タッチあり WQUXGA OLED |
WUXGA/WQXGA IPS |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1Gbe | |
バッテリー | 30.8時間 | 20.5時間 |
重量 | 1.7㎏ | 1.73㎏ |
寸法 | 361.98 × 255.5 × 20.5mm |
主な変更点です。
・CPUがRyzen 7000シリーズに
・メモリがLPDDR5Xになり、最大64GBに
・WQUXGA(4K)OLED液晶が追加
・バッテリー駆動時間が10時間以上伸びた
・30g軽くなった
・USB4が追加
インターフェイスにUSB4が追加されましたが筐体は同じものを使用しており、中身が若干ブラッシュアップされたモデルです。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 PRO 7840U | |
---|---|
Ryzen 7 Pro 6850U | |
Ryzen 5 PRO 7540U | |
Ryzen 5 Pro 6650U |
ThinkPad P16s Gen 2 AMDの特徴
P16sの「S」はスリムのSでベゼル(画面の黒い枠)も細く、コンパクトですね。
寸法は
幅 361.98㎜
奥行き 255.5㎜
高さ 20.5㎜
で、ワークステーションなのに普段使いモデル並の大きさです。重さも最軽量モデルは1.7㎏なので、一般的な15.6インチ並みの重さです。持ち運びがしやすい大きさや重さではないですが、十分それも可能で、外出先でも大画面で作業をしたい人に合います。
厚さは20.5㎜と薄型と呼べる20㎜以下ではないですが、16インチのワークステーションとしては合格点だと思います。
排気口は右側面のみです。マウスを使う人は温風が手に当たるので、冬は良いですが夏は気持ちが良いものではないですね。
ディスプレイをほぼ180°開くことができるので、床に座って作業をすることがあるエンジニアにも使いやすいです。
MILスペック
筐体の素材は樹脂になりますが、MIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
ISV認証
本機種はISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を得ています。
ISV認証はこちらから確認できますが、発売されて日にちがたっていないのでまだリストに載っていませんでした。
購入時に確認してみてください。
WEBカメラ周り
WEBカメラは3種類あり、標準で高画質FHDが搭載です。カスタマイズから低解像度のHDや、超高解像度の500万画素も選択できます。
FHDカメラは顔認証用のIRカメラとのハイブリットで、500万画素の場合は独立したIRカメラが搭載です。もちろん、ハイブリットよりも独立したカメラが付いている方が高画質で高性能です。
IRカメラ搭載モデルは人体検知(HPD)機能付きになるので、のぞき見されていると警告を出した、離席するとロック、戻るとアンロックされたりします。
これは別機種ですが、こんな感じで人がPCの前に来ると検知してスリープから復帰し、IRカメラでサインインできます。
タッチレスログインは便利
Yoga pro 7i gen 8 pic.twitter.com/YuBIIvPmLV
— パソコンガイド (@pc_reviewer) October 9, 2023
マイクはDolby Voice(周囲の騒音があるときや、複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整する機能)に対応しており、遠距離マイクが2つ、そして、2Wスピーカーが2つ搭載です。
キーボード
キーボードはフルサイズ110キーでテンキー付き、バックライトの有無、JISキー(日本語配列)かUSキーが選べます。バックライト無しのキーボードはプラスチック感が強く打鍵感も低いので、バックライトありを強くお勧めします。
見た目の質感も全然違いますね。
タッチパッドは67㎜×115㎜とそこそこ大きく、トラックポイントを使わない人でも操作性が高く使いやすいです。
また、ThinkPadはキーストロークが約1.8㎜と深くキートップが湾曲しているので、タイピングはかなりしやすいですね。
指紋センサー搭載モデルは、電源ボタンと指紋センサーが統合されているので、電源を入れたらサインインも完了です。
CPU
Ryzen 5 PRO 7540U | Ryzen 7 PRO 7840U | |
製造プロセス | 4nm | |
アーキテクチャ | Zen 4 | |
コア | 6 | 8 |
スレッド | 12 | 16 |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
ベースクロック | 3.2GHz | 3.3GHz |
ブーストクロック | 4.9GHz | 5.1GHz |
GPUコア | 4 | 12 |
TDP | 15-30W | 15-30W |
CPUは上位モデルの7040Uシリーズで、最新アーキテクチャのアーキテクチャはZen 4になり、主な特徴はこちらです。
・Zen 3の改良版
・L2キャッシュ増量
・ディープラーニング性能の向上
・Zen 3に比べIPCが約14%アップ
Zen 4はレイテンシの短縮とスルートップの向上を目的に作られており、順当に性能アップしています。
また、本機搭載CPUはRDNA3を採用し、USB4にも対応しています。製造プロセスも4nmと微細化が進んでおり、インテルの10nmが時代遅れ感満載に見えますね。
また、PROモデルはセキュリティが強固になったモデルで、ビジネスPCによく搭載されます。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機 青・・・比較
Core i7-13700HX | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 7 7735U | |
Core i7-1360P | |
Core i5-1350P | |
Core i5-1340P | |
Core i7-1270P | |
Ryzen 5 PRO 7540U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1165G7 |
インテルのCore Pシリーズに引けを取らない性能です。
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
ディスプレイ
ディスプレイは4種類あり、用途によって選べます。
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト NTSC 45%
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト NTSC 45% タッチ
- WUXGA IPS 光沢なし 400ニト sRGB 100% 省電力、ブルーライト軽減パネル
- WQUXGA OLED 反射防止/汚れ防止 400ニト DCI-P3 100% HDR500
1番は標準搭載のディスプレイで、画像編集など色彩にかかわることをしない人や、しても外付けモニターを使う人はこれでよいと思います。
3番はsRGB 100%と色域も広く、輝度も400ニトと高めなので、屋外で作業をする人/Web用画像編集をする人などに合います。
4番は最高峰のスペックで、正確な色彩を必要とする人向けです。4K解像度で超高精細で、プロ向けのディスプレイです。ファクトリーカラーキャリブレーション対応なので、あの面倒なキャリブレーションをしなくて済みます。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)とWQUXGA(3840×2400ドット)の2種類になり、画面アスペクト比が16:10と縦に長くなったので、FHDやUHDと呼ばずに今の名称に変わりました。
16インチの画面比16:10は、15.6インチの16:9に比べ格段に表示情報が多くなっており、17インチ並みの情報が表示されます。今まで見えなかったところも見えるので、作業効率もアップです。
色域は3種類あり左からNTSC 45%、sRGB 100%、そしてDCI-P3 100% OLED液晶です。同じものを見ても、全然違う色になります。sRGB 100%はWeb用画像編集向き、DCI-P3 100%はデジタルシネマ規格で、動画編集向きの広色域です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-7500MHzですが、6400MHzで操作します。また、スロットは無く、オンボードで最大64GBになります。メモリが大きいので、作業の幅が広がりますね。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
最新のSSD PCIe 4.0×4が搭載で、最大2TBと大容量です。パソコンの起動も10秒ほどと速いです。
軽さと引き換えにM.2スロットは1つしかないので、ストレージの増設はできません。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応し、イーサネットも搭載
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、1ギガビットイーサネットも搭載しており、無線でも有線でもサクサク使えます。
WWAN
LTEは執筆時現在選べませんが、仕様書には4G LTEはQuectel EM05-Gか、Fibocom L860-GLが搭載可能と記載されています。
・Fibocom L860-GL CAT 16・・・ダウンロードは最大1Gbps、アップロードは最大75Mbps
・Quectel EM05-G・・・ダウンロードは最大150Mbps、アップロードは最大50Mbps
Quectelはそこまで速くないですが、最大速度が出ればストレスも感じにくい速度ですね。
LTE用の格安SIMなら大手のIIJmioか、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル/52.5Whrか86Whが搭載可能で、最大バッテリー駆動時間は30.8時間とかなり長いです。ただし、OLED液晶を選ぶと駆動時間は大きく下がるのでご注意を。
インターフェイス
インターフェイスは16インチにしては少ないですが、USB4があるし、困らない程度にあります。
左側面インターフェースはRJ45、USB 3.2 Gen 2 Type-Cが1つ(Power Delivery、DisplayPort映像出力機能付き)、USB4が1つ、HDMIにUSB 3.2 Gen 1、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。
USB 3.2 Gen 2のデータ転送速度は10Gbos、Gen 1は5Gbps、そしてUSB4は40Gbpsになります。
右側面インターフェースはスマートカードリーダー(カスタマイズ)、USB 3.2 Gen 1、セキュリティスロットになります。
LTEモデルは、背面にnanoSIMスロットがあります。
サポート・保証
執筆時現在、標準で1年間の「オンサイトプレミアサポート」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があり、現在販売されているモデルはすべて翌営業日オンサイト修理保証になります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ThinkPad P16v
ミドルハイクラスのスペックで、低価格です。インターフェイスが若干乏しいですが、Thunderbolt 4対応ドックを持っていたら大丈夫かと思います。ディスプレイの輝度が300ニトか800ニトと極端に分かれているので、屋外でも使う人は+5万円ほどかかります
CPU | Core i5-13500H Core i7-13700H/13800H Core i9-13900H |
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メモリ | 最大96GB |
ストレージ | SSD×2 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス RTX A500 RTX A1000 RTX 2000 Ada |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS 300nit WQUXGA IPS 800nit |
無線 | Wi-Fi 6E、LTE |
生体認証 | 指紋センサー(標準)、顔認証(オプション) |
WEBカメラ | 1080P/500万画素 |
バッテリー 電源 |
最大約20.18時間 170W |
価格 | 20.7万円~ |
ThinkPad P16s Gen 2 Intel
兄弟モデルで、インテルCPUが搭載、そしてローエンドモデルのRTX A500も搭載できます。グラフィック性能を上げたいなら本機のグラボ搭載モデルがおすすめです
CPU | Core i5-1340P/1350P Core i7-1360P/1370P |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA RTX A500 |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS タッチあり WQUXGA OLED |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.7㎏~ |
バッテリー | 最大約16.7時間 |
価格 | 20.2万円~ |
ThinkPad P14s Gen 4 AMD
本機とほぼ同じスペックですが、14インチで1.34㎏と軽量です。より持ち運びに特化したモデルをお探しなら、第一候補に入るかもしれません
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA RTX A500 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS タッチあり 2.8K OLED |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 720p/1080p/500万画素 |
重さ | 1.34㎏~ |
バッテリー | 39.3Wh/52.5Wh 最大約22.4時間 |
価格 | 16.1万円~ |
まとめ
良い点
・16インチのワークステーションでは軽量で持ち運びがしやすい
・最新スペック満載
・画面比が16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示される
・最大メモリ容量が大きい
・ディスプレイがハイスペック
・500万画素のWEBカメラが搭載可能
・バッテリー駆動時間が長い
・USB4搭載
残念な点
・特になし
総合評価
ワークステーションとしてはエントリークラスのスペックで、学生や外出用の機種、もしくは2DCADや簡単な3DCADをするような人向けです。
16インチで1.7㎏なので、持ち運びも許容範囲だと思います。
<AutodeskのFusion 360でコップを作っているところ>
名前に「S」がついていることからも分かるように、本機はスリムになっており、持ち運びに特化した機種です。そのため性能が抑えられていますが、筆者の様に大したことを3DCADでしない人なら、本機は十分な性能があります。
もちろん、CADだけじゃなく画像編集や動画編集なども複雑なものじゃなければ、使えます。