Lenovo Tab P12 Proに次ぐハイエンド機種で、かなり高性能でした。
旧モデルから若干改悪された点もありましたが、それ以上にスペックが上がっており、特にディスプレイが高品質です。
ビジネス用途やゲーム用途など、高負荷なことにも対応でき、映画好きにもうれしいディスプレイ+サウンドになっています。
当サイトの評価は、この様になりました。
スペック | [usr 4.8] |
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コスパ | [usr 4.9] |
総合評価 | [usr 4.9] |
おすすめです。
Contents
Tab P11 Pro Gen 2のスペック
SoC | MediaTek Kompanio 1300T |
---|---|
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
グラフィックス | ARM Mali-G77 MC9(内蔵) |
ディスプレイ(11.2型) | 2.5K OLED |
リフレッシュレート | 120Hz |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、WWANなし |
オーディオ | ドルビーアトモス、JBL スピーカー×4 |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | 800万画素/1300万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 263.7 × 166.7 × 6.8mm |
重さ | 480g |
バッテリー | 14時間 |
保証 | 片道引き取り修理1年間(最長2年) |
価格 |
<性能評価>
タブレットの頭脳であるSoCはMediaTek Kompanio 1300Tが搭載で、旧モデルから約76%性能が上がっています。上がりすぎってくらい、性能が高くなりました。
メモリは同じLPDDR4X 6GBで、ストレージはUFS 2.1から3.1にバージョンアップしたフラッシュメモリが128GB搭載です。旧モデルと同じく、microSDカードリーダーがあるので、ストレージの増設も可能です。
ディスプレイは11.2インチと旧モデルから0.3インチ小さくなり、2.5K解像度+OLED液晶、そして色域がDCI-P3 100%と広色域です。また、リフレッシュレートが120Hzと高く、ゲームもぬるぬる動くし、高速スクロールをしてもスムースに見えます。
無線はようやくWi-Fi 6に対応し、顔認証対応、オーディオはドルビーアトモスでJBLのスピーカーが4つも搭載です!!
カメラはタブレットにしては高品質で、特に、前面カメラはすごく良かったです。きれいに映ります。
旧モデルから0.3インチ小さくなりましたが、5gしか軽量化できておらず、ちょっと残念です。また、インチ数が変わったので、旧モデルのキーボードやスタンドを持っていても、使えません(スタンドは何とか利用可能)。
旧モデルとの比較
旧モデルのTab P11 Proとの比較です。(表のバッテリーは最大値)
本機種 | Tab P11 Pro | |
SoC | MediaTek Kompanio 1300T | Qualcomm Snapdragon 730G |
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
ディスプレイ | 11.2型 2.5K OLED 120Hz、DCI-P3 100% | 11.5型 2.5K OLED液晶 60Hz、NTSC 108% |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
バッテリー | 14時間 | 15時間 |
重量 | 480g | 485g |
価格 | 5.9万円~ | 6.2万円 |
変更点です。
・CPU性能(マルチコア性能)が76.2%ほどアップ
・ディスプレイが広色域のDCI-P3 100%に
・リフレッシュレートが120Hzに
・ストレージがUFS 2.1から3.1に
・11.2インチと小型になった
・Wi-Fi 6対応
・ベゼル(画面の黒い枠)が少し太くなった
・前面/背面カメラが2眼から1眼になった
実は、私がP11 Pro Gen 2を購入した最大の理由は、妻がP11 Proを使用していて、P11 Proのキーボードを使っていなかったのでこれを使いたかったのと、私はP11を使用していて、11インチじゃ物足りなく、本機が11.5インチだと思っていたので購入しました。
ところが、11.2インチだったのでキーボードはもちろん使えないし、11インチから11.2インチにサイズアップしても少ししか違いがなく、あまり目的を達成できませんでした(笑)。
ちなみに、旧モデル搭載のペンはLenovo presicion pen 2なので、使うことができません。
残念な話は置いといて、プロセッサーの性能を表すGeekbench 5のスコアの比較を紹介します。
Geekbench5
オレンジ色・・・マルチコア 青・・・シングルコア
MediaTek Kompanio 1300T | |
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Snapdragon 730G |
本機の方が価格が高いですが、性能も大きくアップしています。ゲームや仕事がしやすくなりました。
旧モデルとの詳しい比較は、こちらの記事にまとめています。
Tab P11 Pro Gen 2の特徴
左が本機の箱で右が旧モデルですが、Gen 2とは書かれていないようです。後ろにあったシールにはGen 2と書かれていました。
旧モデルはキーボードとペン付きモデルもありましたが、本機は、今のところタブレットのみの販売です。
追記)楽天で専用キーボードが4000円ほどで販売開始しました。
付属品はマニュアルやACアダプタ、USB-A – USB-Cケーブル、カードスロットピンです。
<写真は筆者が今まで使っていたTab P11>
初期設定を始めたら「新しいデバイスにデータをコピーしますか?」という案内が出ました。今まで使っていたデバイスと本機を繋げたら、データ移動ができます。
おそらくAndroid 12 の仕様だと思いますが、これでデータ移動ができるのですっごく楽ですね。
設定が終わったところです。Android 11に比べ、時計が小さくなってますね。
ベゼル(画面の黒い枠)は若干太くなり、上左右8㎜、下8.8㎜です。旧モデルは上下左右7.1~7.2㎜だったので、並べてみたら一目瞭然でした。
寸法は
・幅 263.7㎜
・奥行 166.7㎜
・高さ 6.8㎜
で、コンパクトと言えばコンパクトですが、旧モデルと比べると割合的に大きくなっています。
幅 | 奥行 | 高さ | 重さ | |
P11 Pro 11.5型 | 264.2㎜ | 171.4㎜ | 5.8㎜ | 485g |
本機 11.2型 | 263.7㎜ | 166.7㎜ | 6.8㎜ | 480g |
<下が旧モデル、上が本機>
旧モデルの方が薄く、持った感じも高級感があるので、なんでだろうと思って調べていたら、「旧モデルはピュアメタルのユニボディ」で、本機はマグネシウム+樹脂素材でした。
ユニボディはつなぎ目のないボディで、1つのパーツから構成しており、本機はパーツをつなぎ合わせて作っています。当然ですが、メタルのユニボディの方が耐久性・剛性も高く、作るコストもかかります。
上の写真をクリックして大きな画像で見たらわかりやすいですが、本機は外枠に線が入っているのが見えるのですが、これがつなぎ目です。右の旧モデルはそういったものがありません。
また、カバーを使うので気にならないと思いますが、本機は指紋もちょっと付きやすいです。
旧モデルからSoCの性能が大きく上がっていますが、価格がほとんど据え置きなので、「頑張ってるな~、レノボは」と思っていましたが、しっかりコストカットをしていますね。
背面は濃いツートンカラーです。
重さは公称値480gよりも5g軽い、475gでした。11インチのタブレットとしては軽い方ですが、方手持ちで使うには重いですね。
Lenovoプレシジョンペン3に対応
先述しましたが、Lenovoプレシジョンペン3に対応しており、旧モデルのプレシジョンペン2やLenovoデジタルペンは反応しません。
執筆時現在公式サイトで販売されていませんが、ゆくゆく販売されると思います。
オーディオ
オーディオはドルビーアトモスで、一般的なオーディオの様に平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。映画やゲームを見ているときは、他のオーディオとの差が顕著に出やすいです。
スピーカーはJBL製で、1W×4つになります。音はクリアで高音がきれいに伸びていますが、重低音が若干弱いかなという印象でした。
旧モデルと聞き比べると、微妙に本機の方がいいかな?とも思いつつ、いや、旧モデルの方が音に厚みがあるな・・・など考察していたのですが、理由がわかりました。
旧モデルはドルビーアトモス、JBLスピーカー 1.5W×4つで、本機のスピーカーよりもワット数が大きいんです。
スピーカーの品質自体は上がってると思いますが、やはりワット数が小さくなったので、弱くなった音です。
カメラ
カメラは1眼で、前面800万画素、背面1300万画素になります。一般的なタブレットの品質ですが、画面がきれいなのでタブレット上ではすごく良い映りに見えます。
こちらは背面カメラで撮影した写真で、編集無し・75%の品質まで圧縮、800×600ドットにリサイズ(オリジナルは4160×3120ドット)したものです。
タブレットにしては良いクオリティだと思います。
次は、前面カメラです。同じく、編集無し・89%の品質まで圧縮、800×600ドットにリサイズ(オリジナルは3264×2448ドット)したものです。
左が本機で、右が旧モデルです。同じ時刻にすべて同じ条件で撮影しましたが、色が全然違いますね。カメラ性能は、すっごく良くなっています。
前面カメラはWebカメラテストも使用し、品質を計測しました。
評価は11,469とかなり高く、2眼だった旧モデルは7193でした。
Lenovo Freestyleでサブモニター化
タブレットにはLenovo Freestyleというアプリがインストールされており、「すべてのデバイスをスムーズに接続して共有するソフト」とのことです。モバイルモニターやペンタブとしても、使用できるみたいですね。
私は何度試しても接続ができず、PCにはタブレットは使用不可、タブレットにはPCは使用不可とでて、試すことができませんでした。面白そうなソフトなので、いつかまた試しますね。
追記)接続できない原因がわかりました。ノートパソコンにドックを繋いで外付けモニターを使用していたのですが、これが原因で使えませんでした。ドックを外して使用したら設定できました。
セカンドトライはうまく接続でき、タブレットの方にスクリーンマークが出ているので、これをクリックするとサブモニターとして使えます。
F7を押して、「拡張」じゃなく複製を選べば、すべての画面が同じになり、パソコンでもタブレットでも操作ができます。ペンタブ代わりになりますね。
動き自体はカクツキが多いですが、タブレットに書いた文字はパソコンの方には少しの誤差で表示されます。
あまりお勧めしたいアプリではないですが、Lenovo Freestyleの詳しいレビューは、こちらをどうぞ。
SoC
MediaTek Kompanio 1300T | |
プロセス | 6nm |
コア | 8コア(Arm Cortex-A78×4+A55×4) |
最大クロック | 2.6GHz/2.0GHz |
GPU | Arm Mali-G77 MC9 GPU |
Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
こちらはGeekbench 5はクロスプラットフォームのベンチマークで、マルチコア性能は総合性能で、シングルコア性能が高いとゲームやクリエイティブワークもしやすくなります。
本機はシングルコア739、マルチコアは2864と、どちらも高めの性能でした。
最上位モデルのTab P12 Proに次ぐ性能です。
Geekbench5 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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MediaTek Kompanio 1300T | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
|
MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
|
Snapdragon 662 Tab P11 |
|
MediaTek Helio P22T | |
MediaTek Helio P60T | |
Snapdragon 439 | |
MT8166 |
Geekbench5 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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MediaTek Kompanio 1300T | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
|
MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
|
Snapdragon 662 Tab P11 |
|
MediaTek Helio P60T | |
MediaTek Helio P90 | |
Snapdragon 439 | |
Snapdragon 429 |
次はPCMark for Androidで、ビジネス用途での使いやすさを計りました。
総合評価は12242とかなり高く、全体的に高性能です。
その他の機種との比較です。
総合
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro Gen 2 | |
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Tab P11 Pro | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
ALLDOCUBE X Game | |
XiaoXin Pad | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
Webブラウジング
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro Gen 2 | |
---|---|
Tab P11 Pro | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
XiaoXin Pad | |
ALLDOCUBE X Game | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
ちなみに、PhotoEditing 3.0は25,230とかなり高く、旧モデルの15,082より67.2%も高い性能でした。
Photoshop Expressで、画像編集をしてみました。
光量やシャープさなどを加え、横に落ちていた朝顔の花を消してみました。
もたつくこともなくサクサクだったので、本格的な作業にも使えると思います。
3Dグラフィックス性能
グラフィック性能はかなり高く、後述しますが、ディスプレイもかなり高品質なので、プロクリエイターにも対応できるほどだと思います。
グラフィック性能を測る、Sling Shot/Sling Shot Extreme、Wild Lifeを計測しました。
Sling Shot ExtremeはなぜだかMaxed Out(最高点ぶちぎったので計測不可)となり、計測できませんでした。おかしいですね。
Sling Shotは8440、Wild Lifeは4337とぶっちぎりの性能です。
その他のSoCと比較です。
Sling Shot
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
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Snapdragon 730G Lenovo Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
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Helio P60T IdeaPad Duet |
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MediaTek MT8166 Tab 7 3rd Gen |
Sling Shot Extreme
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
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---|---|
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
Wild Life
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MediaTek Kompanio 1300T Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 |
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---|---|
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
ゲームが快適にプレイできる
グラフィック性能が高く、リフレッシュレートが120Hzと高いので、ゲームもぬるぬるできます。
最近はfpsゲームは全然やってないですが、原神とSimcity builditをやってて、使い心地はかなり良いです。
SimCityはぬるぬるというよりも、ロード時間がかなり速く、国際貿易本部にレアアイテムが出た時、サクッと近隣都市に移動できるので、アイテムを手に入れやすいです。
原神は動きがスムーズで、敵の動きも見やすいし、カクツキは一切なし。またはまりそうで、時間が足りなくなっています(笑)。
ちなみにTab P11を使っていた時は原神のDLに3-4時間かかっていましたが、本機は40分ほどだったので、かなり驚きました。
レビューのために、久しぶりにCall of Dutyもやってみました。私、これ下手なんですけど、キャラの動きがスムーズなので プレイしやすいです。もちろん、カクツキはなしです。
ディスプレイ
解像度 | 液晶/光沢 | リフレッシュレート | 輝度 |
2.5K | OLED/あり | 120Hz | 最大600nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1,000,000:1 | DCI-P3 100% | 160° | 266ppi、Dolby Vision、HDR10+、Delta RGB対応 |
ディスプレイの画面比は85%と、先述したように若干ベゼル(画面の黒い枠)が太いです。
ただし、ディスプレイの品質はかなり高く、最新のiPad Pro 12.9インチ並みじゃないかなと思います。
最新のiPad Pro 12.9インチと比較です。より高い性能のものは、赤文字にしています。
本機種 | iPad Pro 12.9インチ | |
解像度 | 2560×1536 | 2732×2048 |
ディスプレイ | OLED | Liquid Retinaディスプレイ |
コントラスト | 1,000,000:1 | 1,000,000:1 |
最大輝度 | 600ニト | 600ニト(SDR) 1000/1600ニト(HDR) |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
色域 | DCI-P3 100% | DCI-P3 100% |
HDR | HDR10+、Dolby Vision | HDR10、Dolby Vision、HLG |
ppi | 266ppi | 264ppi |
本体価格 | 5.9万円~ | 11.7万円~ |
*HDR・・・ハイダイナミックレンジの略
アップルのLiquid RetinaディスプレイとOLEDはどちらも最高品質の液晶ですが、Retinaは白がより白く描写ができ、黒はOLEDの方がより黒く描写できます。また、RetinaはXDR時やHDRコンテンツのみ最大輝度が高いですね。言い換えると、それ以外の時は本機と同じ600ニトです。
約5万円安い本機も、コントラスト比が100万対1と高く、リフレッシュレートもぬるぬる動く120Hz、色域も広く、HDR10+に対応です。HDR10+は最新の技術で、ダイナミックメタデータをサポートしており、簡単に言うと、動画がよりきれいに見ることができます。
ちょっとマニアックな話になりましたが、完結すると、iPad並みに美しい描写が可能で、クリエイターに向いた品質です。
OLEDは完全な黒を表現できるので、黒がある写真は特に美しく、メリハリがありますね。
DCI-P3 100%の広色域なので、色鮮やかです。
また、リフレッシュレートが120Hzと高いので、ゲームもしやすいし、高速スクロールをするときも、カクツキなくスムーズに動きます。
輝度も600ニトと高いので、屋外でも使いやすいです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは旧モデルと同じLPDDR4X 6GBで、十分な大きさがあります。
メモリ速度をCPDTベンチマークで計測したら、6.79GB/秒とかなり速い数値になりました。ただし、5回計測した中でこれが最速で、5GB台の時もありました。
これだけ速いので、大きなデータも扱いやすいですね。
他の機種との比較です。
メモリ速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro Gen 2/6GB | |
---|---|
Tab P11 Pro/6GB | |
XiaoXin Pad/6GB | |
IdeaPad Duet Chromebook/4GB | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook/4GB | |
ALLDOCUBE X Game | |
Tab M7 (3rd Gen)/2GB | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/4GB |
ストレージ
ストレージはフラッシュメモリUFS 3.1が搭載で、旧モデルの2.1からバージョンアップしたものが搭載で、128GBになります。
シーケンシャル速度は青枠部分で、書き込み(ライト)が約778MB/秒、読み込み(リード)が1.32GB/秒とどちらも高速です!
リードは旧モデルから倍以上、ライトは4倍以上高速化しています。
ゲームのロード時間も短縮されるし、Webの表示もサクサク快適です。
他機種との比較です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro Gen 2 | |
---|---|
Tab P11 Pro | |
XiaoXin Pad | |
ALLDOCUBE X Game | |
Tab M7 (3rd Gen) | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook |
シーケンシャルライト
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro Gen 2 | |
---|---|
Tab P11 Pro | |
XiaoXin Pad | |
ALLDOCUBE X Game | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
左側面にmicroSDカードスロットがあるので、ストレージの増設も可能です。最大1TBまで増設できるようなので、データをクラウドに上げない人でも使いやすいと思います。筆者は、SanDiskの128GBを入れてみました。
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
ルーターから直線距離で約5m、壁1枚隔てた自室でWi-Fi速度を計測したら、ダウンロード240Mbps、アップロード210Mbpsと上りも下りも高速でした。
LTE
WWAN(LTE/5Gなど)はありません。スマホのテザリングを使えば、外でも通信ができます。
バッテリー駆動時間
バッテリーは大容量8000mAhで、最大14時間のバッテリー駆動時間があります。実際にゲームをしていても長時間駆動で、ゲームばっかりじゃなければ、丸1日余裕で持つと思います。
インターフェイス
インターフェイスは電源/音量ボタンと、USB 3.0 Type-C、microSDカードリーダー、そしてスマートコネクタになります。キーボードは執筆時現在販売されていませんが、後々販売されると思います。
USB 3.0 Type-CはOTG機能、オーディオ出力、Display Port映像出力機能です。OTG機能とは、パソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができる機能です。
こちらは先ほど紹介した、microSDカードリーダーです。
サポート・保証
標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長2年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 片道引き取り修理・・・自分で郵便局などに行き、Lenovoリペアセンターに郵送。経費は自己負担。リペア後、配送されてくるが、この分は無料。
- 引き取り修理・・・指定住所にLenovoの指定業者がデバイスを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
まとめ
良い点
・ディスプレイが超高品質
・輝度が高い
・リフレッシュレートが高い
・SoC性能がかなり高い
・背面カメラがタブレットにしては高品質、前面カメラはかなり高品質
・スピーカーが高品質
・メモリやストレージの処理速度が速い
・Wi-Fi 6に対応
・バッテリー駆動時間が長い
残念な点
・ユニボディじゃなくなった
・オールメタルじゃなくなった
・旧モデルからベゼルが若干大きくなった
総合評価
購入当初は、ディスプレイが旧モデルよりも小さくちょっと不満でしたが、今ではそれ以上の改善点を見い出し、すごく気に入ってます。
とにかく性能が高いので、ビジネス用途でも使えるし、特にクリエイターに向いたスペックなので、iPadを買おうかな、どうしようかな?って人はぜひ検討してほしいですね。
ディスプレイがすごく高品質で、色域も広いので、本格的な画像編集も可能です。リフレッシュレートが120Hzと高く、ゲーマーにも向いているので、多くの高負荷なことをサクサクしたい人に向いた機種です。