Lenovo XiaoXin PadはLenovoのAndroidタブレットで、レノボ中国で販売されているのですが、これを海外向けにスペックを変えて販売したものになります。
Tab P11と括弧書きがしてあることがあり、正確に言うと若干の違いがありますが似たような機種になっています。筐体などは同じです。
では、「なぜ公式サイトのTab P11じゃなく、XiaoXin Padを選ぶのか?」ですが、コスパが高いんです。国内で販売されているTab P11よりスペックが高いのに、価格が安いんです!
ただし、安いには理由があり、Lenovoジャパン正規で購入したタブレットでは使えるアプリも、本機では使えない/急に使えなくなることがあるし、Lenovoからの保証もありません。
何かあっても自分で対応できる人におすすめします。
※本機種はBanggood.comで購入した機種になります。
Lenovo XiaoXin Padのスペックレビュー
SoC | Qualcomm Snapdragon 662 |
---|---|
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ(11型) | 2000×1200ドット IPS液晶 タッチパネル 400nit |
OS | Android 10 |
無線 | WiFi5、Bluetooth v5.0 |
オーディオ | Dolby Atmos、1W スピーカー4つ搭載 |
生体認証 | 顔認証 |
内蔵カメラ | フロント・800万画素 フラッシュ 背面・1300万画素 |
寸法 | 258.4 x 163 x 7.5㎜ |
重さ | 490g |
バッテリー | 最大12時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 約2.3万円 |
性能評価 | |
動作評価 |
注)価格はセール価格で、通常約3.8万円です。再起動は約41秒
SoCにはQualcomのSnapdragon 662が搭載で性能はミドルクラスですが、本機はメモリ容量が6GBもあるので、同じSoCを搭載した機種よりも高い性能です。メモリが大きいと、より高負荷な作業がしやすく、グラフィック性能も高くなります。
ストレージは128GBと大きく、microSDカードも搭載できるので増設も可能です。
ディスプレイは大きめの11インチで、2Kの高解像度です。標準的な解像度のFHDよりも高い解像度なので、きれいですね。オーディオはDolby Atmos対応なので、映画や動画を見たりするのに最適です。
カメラはタブレットとしては高性能で、フロントカメラが800万画素、リアカメラが1300万画素です。フロントカメラの画素数も高いので、ビデオ通話時は高解像度の映像が相手に送信されます。
無線通信は旧規格のWiFi5ですが、2.4GHzと5GHzの2つの帯域に対応しているため、通信速度は速いです。
また、バッテリー駆動時間は最大12時間と長めになっています。余裕で、丸1日使えますね。
全体的に見て標準以上の品質で、サクサク快適に使えるタブレットを探している人におすすめします。
Lenovo Tab P11との比較
<左/本機種・右/Lenovo Tab P11>
Lenovo Tab P11との比較です。同じボディを使用していますが、若干スペックが変わっています。
Lenovo XiaoXin Pad | Lenovo Tab P11 | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 662 | |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
ディスプレイ | 2000 x 1200 IPS | |
無線 | WiFi5、Bluetooth 5.0 | WiFi6、Bluetooth 5.0、LTEあり |
バッテリー | 最大12時間 | |
重量 | 490g | |
その他 | 顔認証、Dolby Atmos | |
価格 | 約2.4万円 | 約4万円~ |
本機種はP11に比べメモリが50%増し、ストレージは2倍ですが、価格は40%ほど低いですね。これ、コスパ高過ぎじゃないですか?まぁ、執筆時現在年末セール中なのでこの価格ですが、通常3万7957円と記載されています。それでも、安めですね。
ただし、Lenovo Tab P11はWiFi6に対応しているので、最大通信速度が速いです。XiaoXin PadはWiFi5ですが2.4GHzと5GHzに対応しているので、筆者のような家(WiFiがギガ契約じゃない)ではあまり違いがありませんでした。
ただし、日本向けのLenovo Tab P11とは大きな違いがあり、Netflixmなどが使えない/急に使えなくなることがあります。
また、昔いれてたアプリでも「このデバイスでは対応していません」となって、急に使えなくなることがあるので、テック系の知識が無いと対応が面倒くさいこともあります。
Lenovo XiaoXin Padの特徴
本機種はベゼル(画面の黒い枠)が細いので、おしゃれに見えます。ベゼルって細すぎてもだめだし、太すぎてもダメなんですよね。細すぎると、手で持った時に親指が画面に当たってタッチの挙動がおかしくなるし、太すぎるとダサく見えるんです。
本機種は、手で持った時にちょうど指が画面を押してしまわない程度の大きさにされていいるので、おしゃれだし機能的です。
ベゼルは左右約7.9㎜、上下約7.8㎜でした。画面比率は87%とのことで、大きな画面です。
重さは490gと軽いので持ち運びには便利ですが、片手持ちはきついです。
寸法は幅258.4㎜、奥行き163㎜、厚さ7.5㎜となっており、コンパクトです。いくつかの機種と比較してみます。()は本機種との差です。
縦 | 横 | 高さ | 重さ | |
本機種 11型 | 258.4㎜ | 163㎜ | 7.5㎜ | 490g |
Tab P11 Pro 11.5型 | 264.28㎜ (+5.88㎜) |
171.4㎜ (+8.4㎜) |
5.8㎜ (-1.7㎜) |
485g (-5g) |
IdeaPad Duet 10.1型 | 239.8㎜ (-18.6㎜) |
159.8㎜ (-3.2㎜) |
7.35㎜ (-0.15㎜) |
450g (-40g) |
10.1型のIdeaPad Duetと比べると、さすがに長さは約1.9㎝違いますが、横幅や高さはほとんど変わらないですね。重さも40g重たいだけです。
11インチでのこのサイズ・重量は、合格点だと思います。
厚さは7.5㎜と普通で、カバー付きスマホと同じくらいのサイズです。
ボディは上の濃い部分がちょっと柔らかくなっており、樹脂素材を使用しています。おそらく手で持った時にタブレットが落ちにくいように滑り止め的な効果があるんじゃないかなと思います。
その他の部分は全てメタルなので、つやがあり高級感があります。
背面カメラはちょっと飛び出しているので、専用のカバーを購入した方が良さそうです。
付属品は充電アダプターやmicroSDカードを入れる時に使うピン、そして保証書や説明書です。
カバー
こういった専用のカバーがbanggoodで販売されているので、タブレットと一緒に購入しておくと良いと思います。
キーボード
上の写真はTab P11 ProとIdeaPad Duetですが、本機も同じカバーが販売されています。P11 ProのキーボードもXiaoXin Padに装着できますが、互換性がないようで使えませんでした。
使い心地は良いわけではありませんが、Surfaceの様に「タブレットで使う分には問題ない」使い心地です。軽さを追求しているので、通常のキーボードの様な打鍵感はありません。
顔認証
顔認証は、めっちゃ速いです。他のサイトを見たら「遅い」と書いていましたが、ちょっと薄暗い私の部屋でも1秒以下でロックが解除されます。
ただし、縦持ちの時はカメラが横にあるので、認証が遅いか動作しないことが多いです。
横持ちで顔認証をすることになります。
仕事で使える?
タブレットにThinkPadトラックポイントキーボード2とLenovo Go USB Type-C ワイヤレス マルチデバイスマウスを接続しましたが、同時に接続できて使うことができました。
本機はそこそこ性能が高いので、Office(WordやExcel)は普通に使えました。Google Playからアプリをダウンロードし、Onedriveのログインをすると、当然、データも共有できます。
<外付けキーボード無しの時>
本機は2画面分割もできるので、この様に、例えばExcelとWordを並べて作業もできます。ただし、キーボードが無いと画面の半分が埋まるので、使いにくいですね。
外付けキーボードを使うとこのようになるので、より使いやすいです。
タブレットで仕事をしたい人でも、マウスなどを付けたら使えると思います。スペック的に十分です。
OTG機能付き
OTG(USB On The Go)機能とは、外付けストレージを直接接続してデータがやり取りできる機能です。
本機にもこの機能があるので、パソコンを使わずにデータ移動ができるので楽ですね。
タブレットにSamsungの外付けSSDを接続しても、ちゃんと読み込まれていました。
Lenovo プレシジョンペン2に対応
プレシジョンペン2は4096段階の筆圧を感知し、傾き検知機能もあるので、普通のペンの様に使いやすいです。ただしペンは別途購入の必要があり、初代のプレシジョンペンには対応していません。
ペンは日本の公式サイトで購入できます。(6600円です)
CPU
Qualcomm Snapdragon 662 | |
コア | 8コア |
最大クロック数 | 2GHz(1.8GHz) |
内蔵GPU | Adreno 610 |
CPUはスマホやタブレットに搭載されるSnapdragon 662が搭載で、ちょっと変わった仕様になっています。8コアあるうちの4コアは2.0GHzで動作し、残りの4コアは1.8GHzで動作します。
これは2021年ごろから主流になりつつある仕様で、パワフルな処理性能とバッテリー駆動時間の向上につながるんです。
高負荷な作業はより消費電力が高いコアで処理され、低負荷な事をしているときは省電力コアで処理をします。無駄なパワーを使わなくなったので、バッテリーを無駄に消費しないんです。
Geekbench 5はクロスプラットフォームのベンチマークで、パソコンの性能を測るCinebenchの様にシングルコア性能とマルチコア性能を測定できます。
本機種のスコアはマルチコア(総合性能)が1385、シングルコア(クリエイティブワークがしやすい指標)が315でした。
Geekbench5 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 662 Tab P11 |
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Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
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MediaTek MT8183 IdeaPad Slim 360 Chromebook |
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MediaTek Helio P22T Tab M10 FHD Plus 2nd Gen |
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MediaTek Helio P60T IdeaPad Duet |
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Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
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Snapdragon 429 Tab B10 |
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MT8166 Tab 7 (3rd Gen) |
Geekbench5 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 662 XiaoXin Pad |
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Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek MT8183 IdeaPad Slim 360 Chromebook |
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MediaTek Helio P60T IdeaPad Duet |
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Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
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Snapdragon 429 Tab B10 |
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MediaTek Helio P22T Tab 10 FHD Plus 2nd Gen |
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MT8166 Tab 7 (3rd Gen) |
本機種は4万円から6万円ほどのタブレットと同等性能で、ミドルクラスよりちょっと上です。
PCMark10
PCMark For Androidで、ビジネス用途での使いやすさ(Work 3.0 Performance)を計りました。全体的に性能が高く、Writingや画像編集のスコアが高いです。
総合性能は8000以上だと比較的何でも(編集など)快適にでき、本機種の6258は普通よりちょっと快適なくらいです。
総合
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro | |
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IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
XiaoXin Pad | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
Webブラウジング
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro | |
---|---|
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
XiaoXin Pad | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
WebブラウジングはIdeaPad Duetの5649よりもちょっと高いくらいですが、個人的に体感差はかなりあります。Duetはちょっと待つことがありますが、本機はタブレットにしてはサクサク動いています。
Photo Editing 3.0のスコアが12730とちょっと高めだったので、Photoshop ExpressとLightroomをダウンロードして使ってみましたが、普通に使えたので、インスタやTwitter用に編集もできますね。
ディスプレイ
解像度 | 液晶 | 光沢 | 輝度 |
2K 2000×1200 |
IPS | あり | 400nit |
2K | 一般的なFHDディスプレイよりも若干解像度が高い |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS | コントラスト比が高く、視野角も広い液晶 |
コントラスト比 | 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能 |
nit | 明るさを表す単位。タブレットでは280~300nitが標準 |
NTSC | 色域の規格 |
2Kディスプレイと解像度が若干高く、IPS液晶でコントラスト比も高いので、写真や動画を見た時に色鮮やかに描写されます。輝度も高く、400ニトもあります。日の当たる屋外でも、見やすかったです。
また、リフレッシュレートは60Hzでした。
視野角のチェックです。
どの角度から見てもはっきりと見え、視野角はかなり広いです。
色域のチェックです。タブレットではi1 Displayと言う色域を計測するソフトが使えないので、目視によります。
<左・P11 Pro/右・XiaoXin Pad>
左はLenovo Tab P11 Proで、本機の上位モデルです。色域はDCI-P3というデジタルシネマの規格に準拠しています。
比べて見ると、本機種は暖色系の色が若干暗いですが、緑や青っぽい寒色系の色は同じくらいです。公式サイトではNTSC 70%という、クリエイター向けの色域となっています。
輝度も高いので、屋外の日が当たる場所でもこの通りです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機のメモリ処理速度を計測したら、4.44GB/秒と速かったです。タブレットでは大きめの6GBが搭載なので、快適に使えます。
こちらはその他のLenovoタブレットとの比較です。
メモリ速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro/6GB | |
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本機種 | |
IdeaPad Duet Chromebook/4GB | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook/4GB | |
Tab M7 (3rd Gen)/2GB | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/4GB |
ストレージ
本機種搭載のストレージは128GBで、タブレットとしては普通の容量だと思います。足りない場合は、簡単にmicroSDカードで増設できます。
シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み)420.20 MB/秒、ライト(書き込み)154.87MB/秒と速かったです。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro | |
---|---|
XiaoXin Pad | |
Tab M7 (3rd Gen) | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook |
シーケンシャルライト
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro | |
---|---|
XiaoXin Pad | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) | |
Tab M7 (3rd Gen) |
microSDカードは付属のピンでリーダーを開けて、取り付けるだけです。
筆者が使ったカードはSanDisk製128GBです。ちなみにSIMカードトレーは塞がれているので、使えません。
カメラ
背面カメラは1300万画素、フロントカメラは800万画素となっています。フロントカメラには顔認証IRカメラもあるので、サインインが一瞬です。
フロントカメラの性能をチェックしました。(テストは背面カメラには非対応でした)
これ、めちゃくちゃ高い数値が出ました。間違いじゃないかなと思って数回テストをしましたが、3500オーバーでした。
その他のタブレットや外付けカメラとの比較です。同じ価格帯で言えばChromebookですが、10倍以上の差を付けました。
Webカメラテスト
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Tab P11 Pro | |
---|---|
XiaoXin Pad | |
外付けFHDカメラ(約8000円) | |
IdeaPad Duet Chromebook | |
IdeaPad Slim 360 Chromebook | |
Tab M7 (3rd Gen) |
背面カメラはオブジェクトにかなり近づいて撮影が可能で、ぼかしもちょっと効いています。SNS用であれば十分な品質だと思います。(クリックで拡大)
オーディオ
オーディオはDolby Atmosです!映画館でも導入が進んでおり、Netflixなどの動画配信サイトでもドルビーアトモス用の動画が配信されています。Atmosは最大9.1.6chのサラウンディングが可能で、音がそこからもあそこからも、いろんな方向から聞こえるのが特徴です。
しかもスピーカーが4つ(左右に2つずつ)あり、ベースも効いててダイナミックです。
個人的な評価は10段階で7です。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は最大12時間と、一般的なタブレットの10時間より若干長くなっています。使い方によっては、充電ケーブルの持ち運びも必要ないかもしれません。
充電は約3時間で満タンになります。
WiFi
WiFiは現在主流のWiFi5で、次世代規格のWiFi6ではありませんが、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しているので速度も速く、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
<左から庭・自室・ルーター横>
本機のWiFi速度はこの様になりました。筆者の家は鉄筋コンクリで、WiFiは300Mbpsの契約です。一般的にWeb閲覧は10Mbps、動画などは30Mbps、ゲームなどの高負荷なことは100Mbps以上が快適に使える目安になっています。
- 88Mbps/220Mbps・・ルーターから直線距離で7m程/壁1枚隔てた庭で計測
- 96Mbps/53Mbps・・・ルーターから直線距離で5m程/壁1枚隔てた自室で計測
- 290Mbps/290Mbps・・・ルーターから1m程離れた場所で計測
通信速度は速いですね。
インターフェイス
左側面には電源ボタンがあります。
右側面には、USB-C 2.0があり、ここで充電をしたり、OTG(USB On The Go)機能付きなのでSDカードやHDDに直接アクセス/直接繋ぐことができます。
下部にはキーボードを接続する箇所があります。
上部には音量ボタンとmicro SDカードスロットがあります。
本機種はイヤフォンジャックが無いので、イヤフォンを使う場合はBluetooth接続になります。
サポート・保証
Banggood.comでは以下の保証があります。
間違ったものが来た、商品が破損していたなどの保証から、「個人的な理由で返品したい」などの理由でも返品できます。
今までの経験上、Banggoodの保証はアマゾンみたいにしっかりしていると思いますが(日本語対応あり)、レノボジャパンでは保証が受けることができません。
チャットサポートに尋ねてみたら、以下の様なやり取りになりました。(モザイクを入れている場所は、筆者のシリアルナンバーです)
LenovoのシステムでもTab P11と認識されたようですが、シリアル番号がLenovoジャパンには無いので、保証対象外とのことでした。
Lenovoは基本的に全世界のLenovoで保証が受けることができるのですが、Lenovoチャイナの製品はそうでないようです。
なので、問題があったときに自分でネットで検索して解決できる人におすすめします。
Androidタブレットをサブモニターとして使用する方法
無料アプリのSpacedeskをダウンロードして、PCのサブモニターとしてタブレットも使えます。PCとタブレット両方にアプリをダウンロードしたら使えますが、詳しい方法はこちらの記事にまとめているので併せてどうぞ。
ライバル機種との比較
<左からTab P11 Pro/本機種/IdeaPad Duet>
Tab P11 Pro | 本機種 | IdeaPad Duet Chromebook | |
CPU | Snapdragon 730G | Snapdragon 662 | Media Tek Helio P60T |
メモリ | 6GB | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB 増設可能 |
128GB 増設可能 |
128GB 増設不可 |
ディスプレイ | 11.5型 2.5K OLED | 11型 2K IPS | 10.1型 FDH相当 IPS |
無線 | WiFi6 | WIFi5 | WiFi |
バッテリー | 15時間 | 12時間 | 10時間 |
重量 | 485㎏ | 490g | 450g |
価格 | 6.1万円~ | 約2.4万円~ | 4万円前後 |
付属 | 充電ケーブル | 充電ケーブル | キーボード 充電ケーブル |
全体的な性能は、P11 Pro > 本機種 > IdeaPad Duetになりますが、本機種はとにかく安いですね。
P11 Proは上位モデルでプロセッサー性能が高いので、「より本格的な作業」や「高い快適性」が欲しい人に向いています。
IdeaPadは10.1型と小型で、より持ち運びを重視した人に向いています。
約2ヶ月使った感想
2022年1月21日追記
この2ヶ月、私は本機を主に以下の事に使用しており、概ね満足度が高いです。
- 仮想通貨の取引(チャート・売買・アプリの使用など)
- 音楽・動画視聴
- ゲーム(子供向けアプリと原神)
- Web閲覧
また、機能・性能面での変化は特にありませんが、時々Wi-Fiが速度の速い5GHzじゃなく2.4GHzにしかつながらない事がありました。
- スピーカーの音割れ・・・なし
- 筐体の温度・・・普通
- 機能低下・・・体感ではなし
- その他不具合・・・時々遅いWi-Fiに接続される
仮想通貨関係で結構重たいページも開くし、売買などの「遅延が有ってはいけないこと」もやっていますが、十分サクサク動いています。
まとめ
メリット
・低価格なのに高い性能
・ディスプレイが高解像度
・オーディオがDolby Atmos
・11型と大きいので作業がしやすい
デメリット
・キーボード・ペンが別売り
・大きいので片手で持ちにくい
・アプリが急に使えなくなる
総合評価
筆者は、完全に本機種にほれ込んだ一人です。こんなに安いのに、これほど性能が高いとは思いませんでした。
2画面分割でレポートを書いたりもできるし、WordやExcelも使えるので汎用性も高いですね。タブレットとストレージを直接つないでデータ移動もできるので、これ1台で十分な人も多いと思います。
カメラの性能が意外に高かったので、SNS用に写真を撮って、Photoshopなどで加工して投稿もできますね。
日本のLenovoで購入するよりもスペックが高く、そして低価格なので、お勧めしたい機種ですが、テックに明るい人で、何かあっても自分で対処できる人におすすめします。
普通に当たり前のサービスを使いたい人は、Lenovo公式サイトで正規品を購入した方が良いです。(Lenovoタブレットはこちらで確認できます)