Gen 6からブラッシュアップされたThinkBook 14 Gen 7 AMDです。
本機はAPUにRyzen 7035シリーズを採用しており、旧モデルから最大で20%ほど性能が上がっています。
メモリは最大64GBと大きく、ストレージも増設が可能、そしてイーサネットコネクタも搭載した14インチで、使い勝手が高い機種です。
Contents
ThinkBook 14 Gen 7 AMDのスペック
CPU | Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535HS Ryzen 7 7735HS |
---|---|
メモリ | DDR5-4800 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 最大512GB(M.2スロット2つ) |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢なし |
OS | Windows 11 Home |
LAN | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | 1080p FHD |
スピーカー | 2W×2 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 313.5 × 224 × 17.6mm |
重量 | 1.36㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約9.9時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 7.7万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズで、ミドルクラスの7035シリーズです。省電力モデルのUシリーズと、ハイパフォーマンスモデルのHSシリーズがあります。バッテリー重視ならUシリーズ、性能重視ならHSシリーズですね。
ただし、ここ最近話題のNPU(AIコア)はありません。
メモリはDDR5-4800MHzで、公式サイトでは16GBモデルが販売ですが、最大メモリ容量は64GB(32GB×2)なので、自分で増設できる人は安くスペックアップができます。
ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、最大512GBと大きめです。M.2スロットがもう1つあり、SSDの増設も可能です。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、WUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶、輝度は300ニトで、高色域のsRGB 100%もありますが、執筆時現在NTSC 45%のみです。
OSはWindows 11 HomeかProが選べ、Wi-Fi 6Eに対応しイーサネット(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)もあり、無線でも有線でも安定した通信が可能です。電源ボタンに統合された指紋センサーがあるので、サインインも一瞬です。
WEBカメラは高画質FHDで、2Wスピーカーが2つ、ノイズキャンセリング機能付きのデュアルマイクが搭載しています。
14インチで1.38㎏と標準的な重量で、バッテリー駆動時間は最大約10.2時間(動画再生時)と長めです。
インターフェイスは比較的豊富で、SDカードリーダーやUSB4もあり、ドックを使わなくても十分足りると思います。
2024年のトレンドと比較
2024年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 8000 | NPU | Copilotボタン | DDR5 |
× | × | 〇 | 〇 |
SSD PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | Wi-Fi 6E |
〇 | 〇 | △ | 〇 |
輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ | 生体認証 | バッテリー10時間以上 |
〇 | 〇 | 〇 | △ |
旧モデルとの比較
旧モデルのThinkBook 14 Gen 6 AMDとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535HS Ryzen 7 7735HS |
Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
メモリ | DDR5-4800 64GB | DDR4-3200 64GB |
ストレージ | SSD×2 | |
ディスプレイ | WUXGA | WUXGA 2.2K |
LAN | Wi-Fi 6E、1Gbe | Wi-Fi 6/6E、1Gbe |
重量 | 1.36㎏ | 1.39㎏ |
寸法 | 313.5 × 224 × 16.9mm |
主な変更点です。
・APUがRyzen 7035シリーズに
・メモリがDDR5-4800MHzに
・2.2Kディスプレイがなくなった
・30g軽くなった
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 7735HS | |
---|---|
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 7530U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 3 7330U |
それでは、本機の特徴をご紹介します。
Wi-Fi 6E+イーサネットコネクタ搭載
持ち運び重視の14インチには搭載していないことが多いのですが、本機にはRJ45も搭載しています。会社ではイントラネットにつなぐ人もいると思いますが、本機であれば別途アダプタを購入しなくても大丈夫です。
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
無線はWi-Fi 6Eに対応しており、Wi-Fi 5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。もちろん、ルーターも対応している必要があります。
豊富なインターフェイス
インターフェイスは比較的豊富で、一眼カメラなどを使う人にはうれしい4 in 1メディアカードリーダーもあります。USB Type-Cのデータ転送速度は10Gbpsで映像出力機能付き、USB-Aは5Gbpsになります。
また、USB4があるので、据え置き時も使いやすいです。Lenovoではいくつかのドックやハブが販売されているので、Lenovoドックのレビューも併せてどうぞ。
右側面は4 in 1 メディアカードリーダー、USB 3.2 Gen 1、RJ45、セキュリティキーホールになります。
左からUSB 3.2 Gen 2 Type-C(充電兼用)、USB 3.2 Gen 1、HDMI、USB4(データ転送速度40Gbps)、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになり、USB4はこういった機能・性能があります。
Ryzen 7035シリーズ搭載
Ryzen 3 7335U | Ryzen 5 7535HS | Ryzen 7 7735HS | |
製造プロセス | 7nm | 6nm | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Zen 3+ | ||
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
L3キャッシュ | 8MB | 16MB | |
GPUコア | 4 | 6 | 12 |
基本クロック | 3.0GHz | 3.3GHz | 3.2GHz |
ブーストクロック | 4.3GHz | 4.55GHz | 4.75GHz |
TDP | 28W | 35-54W |
アーキテクチャはZen 3+で、Zen 3と比べ、以下の点が変わっています。
・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応
ちなみに、Ryzen 7000シリーズって5種類あり、それぞれ仕様や規格が全然違うんです。見分け方は下2桁の数字です。
20U | 30U | 35U | 40U/HS | 45HX | |
プロセス | 6nm | 7nm | 7nm | 4nm | 5nm |
アーキテクチャ | Zen 2 | Zen 3 | Zen 3+ | Zen 4 | Zen 4 |
最大温度 | ? | 95° | 95° | 100° | 100° |
メモリ | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 | DDR5 |
PCIe 4.0 | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | 対応 | 対応 | 対応 |
USB4 | × | × | 内蔵 | 内蔵 | × |
本機搭載モデルは下2桁が「35」で、ちょうど真ん中のモデルです。
また、2024年と言えばAIコアであるNPUが搭載した機種がどんどん出ていますが、本機にはNPUはありません。
以下のベンチマークは公開されているスコアや、当サイトで計測したものです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7735HS | |
---|---|
Core i7-1360P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 7 5825U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 5 7530U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 3 7330U |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 7 7735HS | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 7520U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 7735HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 7520U |
こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 8845HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 PRO 8540U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 7530U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 8845HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Ryzen 5 PRO 8540U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 7530U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 7335U |
グラフィック性能
3D Graphics Markのスコアです。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 5 8640HS | |
---|---|
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 PRO 5850U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U |
FHD Webカメラ搭載
WEBカメラは高画質FHDで、プライバシーシャッターも搭載しています。
FHDと一般的なPCに採用されるHDと比べると、全然見た目が違いますね。より明るく、そして高精細、Web会議などでも印象アップです。
ドルビーオーディオの2Wスピーカーが2つ搭載し、スマートノイズキャンセリング機能付きのデュアルマイクも搭載です。
その他の特徴
外観
ベゼルがすごく細く、画面占有率は約90%となっています。上下左右すべてが狭額ベゼルで、高級感のあるアルミニウムボディでスタイリッシュです。
寸法は
・幅 313.5.0㎜
・奥行 224.0㎜
・高さ16.9㎜
と、カバンにも入れやすいサイズで、重さは約1.36㎏と14インチでは軽く、持ち運び向きです。
ディスプレイは約180°開くことができ、画面をシェアするときにも使いやすいです。
底面には幅広い通気口があり、がっつりとフレッシュエアーを吸ってくれそうです。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
キーボード
86キーのフルサイズキーボードで、出荷されるのは日本語キー、バックライト付きでCopilotボタンもあります。コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIです。
タッチパッドは約120㎜×75㎜と大きく、操作性も高いです。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
14型 WUXGA | なし | IPS | 300nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | リフレッシュレート |
1000:1 | NTSC 45% sRGB 100% |
178° | 60Hz |
画面アスペクト比が16:10と縦に長く、通常のFHDよりも120ドット縦に長いWUXGA(1920×1200ドット)で、14インチでも15インチ並みの情報が表示されます。
より多くの情報を一目で見て取れるので、生産性もアップします。
液晶はIPS液晶で、コントラスト比は高めの1000対1、視野角は178度と広いです。
仕様書によると色域は2種類ありますが執筆時現在、NTSC 45%(画像左)しかありません。Web用画像編集に向いている高色域のsRGB 100%は現在選べませんが、すぐにカスタマイズモデルで選べると思います。
輝度は300ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰で見えやすい |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR5-4800MHzで、公式サイトでは現在16GBモデルのみ販売されていますが、PC自体は最大64GBまで対応しています。
動作周波数も高く、処理速度も速いメモリです。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
LPDDR5X平均 | |
---|---|
LPDDR5平均 | |
DDR5-4800MHz平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
本機種 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、公式サイトでは最大1TBまで選ぶことができます。ただし、M.2スロットがもう一つあり、SSDの増設が可能です。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkBookは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
LTEは無し
5GやLTEには対応していません。外出先で使う場合は店舗のWi-Fiや、スマホのテザリングを使用することになります。
テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル60Whrが搭載で、は最大9.9時間(Ryzen 3)、もしくは最大8.6時間(Ryzen 5)のバッテリー駆動時間があります。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ライバル機種はLenovoからいくつかご紹介しますが、こちらで各シリーズの違いを比較しているので、参考にどうぞ。
ThinkPad E14 Gen 6 AMD
2024年発売のThinkPadで初の10万円以下の機種です。メモリは最大64GBと大きく、ストレージも増設できるので、長く使える機種です。14インチで1.44㎏とちょっと重たいですが、最大バッテリー駆動時間は約11.8時間と長く、出先でも存分に使えます
CPU | Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535U Ryzen 7 7735U Ryzen 5 7535HS Ryzen 7 7735HS |
---|---|
メモリ | DDR5-4800 最大32GB(最大容量64GB) |
ストレージ | SSD×2 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA/2.2 IPS タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー/顔認証(オプション) |
WEBカメラ | HD、FHD、FHD+IRカメラ |
重さ | 1.44㎏~ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約11.8時間 |
価格 | 9.3万円~ |
Yoga 7 2-in-1 Gen 9 14型AMD
Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズで、CPU性能もグラフィック性能も大きくアップした機種です。クリエイターに向いたスペックで、外出先でも動画編集などのクリエイティブワークをするような人にも合います。ただし、IPS液晶モデルはスペックが低すぎるため、外付けモニターしか使わないという人以外はOLEDディスプレイ(+約1万円)の選択が必須です。
CPU | Ryzen 5 8640HS Ryzen 7 8840HS |
---|---|
メモリ | LPDDR5X-6400 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS/OLED |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー(オプション) |
WEBカメラ | IR+1080p FHD |
重さ | 約1.49㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) JEITA 2.0 |
最大約11.8時間(動画再生時) 最大約16.6時間 |
付属 | Lenovo デジタルペン |
価格 | 10.4万円~ |
まとめ
良い点
・コンパクトな筐体で持ち運びがしやすい
・アルミニウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・画面比が16:10で、14インチでも15インチ並みの情報が表示される
・14インチでイーサネットコネクタ搭載
・高画質FHD Webカメラ搭載
・メモリとSSDも増設が可能
・SDカードリーダーあり
残念な点
・執筆時現在発売開始したばかりなので、sRGB 100%のディスプレイがない
総合評価
本機は旧モデルとほぼ同じ仕様で変更点も少なく、CPUやメモリの性能が上がったブラッシュアップモデルです。
CPU性能は結構上がっているのでより使いやすくなっており、グラボを搭載しない機種でメモリを64GBまでできるものは少ないので、貴重な機種ですね。
また、ストレージも2つ搭載できるので、スペック的に長期間使えます。
イーサネットコネクタを搭載した14インチはそこまで数が多くなく、ビジネスパーソンには使いやすいです。ドックやアダプタを購入しなくても必要なことに対応できるPCで、持ち運び兼据え置き用として合います。