Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)の購入レビュー

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Lenovoの最新ゲーミングタブレット、Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)を購入したのでレビューをしました。

ハイスペックなQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、メモリもストレージもディスプレイも無線も・・・、ほぼ全部ハイスペックでした。

原神も高画質でプレイできるし、CODは上限の144Hzでぬるぬる。しかも、8.8インチとコンパクトで350gと軽いので、ごろ寝しながらゲームしても手が疲れにくいんですよね。

これ買ってよかった~って思った機種ですが、ちょっと価格が高いので妻が怒ってました(笑)。

動画も作成したのでどうぞ。

 

追記)先日Xで「技適があるか?」と言うご質問を受けたので、記事にも追記しておきます。もちろんですが、日本で販売されているLenovo製品はすべて技適マークがあるはずです(こんな大きな会社なので、ちゃんと許可を取って販売しているはずです)。本機にもちゃんと技適マークはありました。

Legion Tab 8.8,3の技適マーク

 

Lenovoでは2/6まで新春セールを開催中で、PCなどが安~くなっています。詳しくは↓をどうぞ。

新春セールおすすめPC

新春セールおすすめタブレット

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)のスペック

SoC Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
メモリ LPDDR5X 12GB
ストレージ UFS 4.0 256GB
ディスプレイ(8.8型) 2560 × 1600
WideVine L1対応
OS Android 14
無線 Wi-Fi 7
生体認証 顔認証
カメラ 1300万画素+200万画素/800万画素
4K動画あり
オーディオ ドルビーアトモス スピーカー×2
寸法(幅×奥行×高さ) 208.5 × 129.5 × 7.8mm
重さ 350g
バッテリー 6650mAh 最大15時間
標準保証 1年間
保護 IP52
OSアップデート 3回
価格 79,860円~

<性能評価>

 

タブレットの頭脳であるSoCにはSnapdragon 8 Gen 3が搭載し、ハイスペックになります。オクタコアで快適に使え、ゲーミングタブレットなのでグラフィック性能もめちゃくちゃ高いです。

あとでいろんなベンチマークを紹介していますが、Antutuは200万オーバーの性能でした。

メモリはLPDDR5Xで大容量12GBを搭載し、ストレージはUFS 4.0でこちらも大容量の256GBになります。

ディスプレイは8.8インチとコンパクトで、LTPSになります。高速スイッチングが可能で応答速度も速いです。

解像度は2560×1600ドットと高精細で、ディスプレイが美しいLenovo Yogaに採用されるPureSightディスプレイで、DCI-P3 98%の色域、500ニトと明るい輝度に屋外などでは最大900ニトとかなり高くなります。

リフレッシュレートとタッチサンプリングレートはどちらも165Hzとぬるぬるで、高速操作がしやすいです。

ハイダイナミックレンジ(HDR)のDolby VisonとHDR10にも対応しており、くっきりシャープに、迫力のある描写ができます。

筐体もかっこよく、なんとなくですがThinkPhoneを思わせる外観です。

セキュリティレベルはWideVine L1なので、アマゾンプライムやNetflixなどの動画配信サービスで、高画質で見ることができます。

OSはAndroid 14で、3回のアップデートを保証しています。

無線は最新のWi-Fi 7で、通常2~4時間ほどダウンロードに時間がかかる原神が15分ほどで終わりました。顔認証にも対応し、カメラはフロント800万画素、リアは1300万画素+200万画素となかなか良いです。

オーディオはDolby Atmosを採用し2基のスピーカーを搭載。音は良い方ですが、小さな筐体なのでパワフルではありません。

8.8インチで350gと軽く、バッテリーは6650mAhもあり、動画再生時間は約15時間になります。

本機はどこででもがっつりゲームをしたい人に向いた機種です。

 

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ハイエンドSoC搭載

Snapdragon 8 Gen 3

Snapdragon 8 Gen 3
プロセス 4nm
コア Cortex-X4 ×1
Cortex-A720 ×5
Cortex-A520 ×2
最大クロック 3.3GHz
GPU Adreno 750
NPU Qualcomm Hexagon NPU

Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。

また、AIエンジンが搭載しているので、今後ますますNPU対応アプリが増えていくので楽しみな性能です。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Antutu計測結果

Antutuベンチマークは2,040,552とかなり高い性能で、今までのLenovoタブレットでぶっちぎりの最高性能です。また、GPU性能も858,429とめちゃくちゃ高いです。

MEMはメモリとストレージの読み書きの速度で392,206、UXはアプリ動作の速さのスコアで347,128と高いです。

 

→もっと詳しくAntutuベンチマークで計測したので、こちらも併せてどうぞ。

Antutu200万越え!Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)実機でAntutuベンチマークを計測

 

Snapdragon 8 Gen 3は、ハイエンドSoCの中でも最上位モデルの性能ですね。ぬるぬるできないゲームはないんじゃないかなと思います。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Geekbench 6計測結果

Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。計測スコアはマルチコア6898、シングルコア2208と、ぶっちぎりで高いスコアでした。

マルチコアシングルコア

Geekbench 6 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  6898
Snapdragon 8+ Gen 1  4596
Snapdragon 870  3538
Snapdragon 7s Gen 2  3042
MediaTek Kompanio 1300T  2864
MediaTek Dimensity 7050  2440
MediaTek Helio G99  2036
Snapdragon 695  1958
Snapdragon 750G  1940
MediaTek Helio G99  1875
Snapdragon 690 5G  1873
Snapdragon 7c Gen 2  1629
Snapdragon 730G  1625
MediaTek Helio G90T  1622
MediaTek Kompanio 520  1534
Snapdragon 680  1453
Helio G88  1449
Helio G85  1405
Snapdragon 662  1397

Geekbench 6 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  2208
Snapdragon 8+ Gen 1  1781
Snapdragon 870  1047
Snapdragon 7s Gen 2  1039
MediaTek Dimensity 7050  967
Snapdragon 695  886
MediaTek Kompanio 1300T  739
MediaTek Helio G99  736
Snapdragon 750G  644
MediaTek Kompanio 520  619
Snapdragon 690 5G  610
MediaTek Helio G99  565
Snapdragon 7c Gen 2  553
Snapdragon 730G  551
MediaTek Helio G90T  495
Snapdragon 680  413
Helio G85  403

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Geekbench AI計測結果

Geekbench AIでAI性能を測りました。Single Precision(単精度)は2895、Half Precision(半精度)は2918、Quantized(量子化スコア)は4676とめちゃくちゃ高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  2895
Snapdragon 8+ Gen 1.ThinkPhone  1240
Snapdragon 7s Gen 2/POCP PAD  739
Helio G99/Tab Plus  516
Helio G80/Tab M9  392
Helio G88/Tab M11  390
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  379

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  2918
Snapdragon 8+ Gen 1  1260
Snapdragon 7s Gen 2  660
Helio G99  515
Helio G80/Tab M9  396
Helio G88/Tab M11  383
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  380

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  4676
Snapdragon 8+ Gen 1  2819
Snapdragon 7s Gen 2  1456
Helio G99  942
Helio G88/Tab M11  757
Helio G80/Tab M9  717
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  712

 

PCMark for Android

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) PCMark for Android計測結果

次はPCMark for Androidで、アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを計測します。

計測スコアは25569とかなり高いスコアで、モニターにつなげて仕事もできるほどの性能です。

 

こんな感じでモニターやBluetoothキーボード、マウスなどをつなげOfficeを使ったり、ゲームをしたりもできます。

 

Work 3.0

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  25569
ThinkPhone/Snapdragon 8+ Gen 1  15388
Tab P12 Pro/Snapdragon 870  13047
Tab P11 Pro Gen 2/MediaTek Kompanio 1300T  12242
POCO PAD/Snapdragon 7s Gen 2  11604
Tab P12/Dimensity 7050  11412
Tab P11 Pro/Snapdragon 730G  8343
Redmi Pad SE 8.7/Helio G85  7963
Redmi Pad SE/Snapdragon 680  7172
Tab M10 Plus 3rd Gen/Snapdragon 680  6892
Tab M7 (3rd Gen)/MediaTek MT8166  4585

 

 

3Dグラフィックス性能

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Sling Shot Extreme計測結果 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Sling Shot計測結果 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Wild Life Extreme計測結果 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Wild Life計測結果Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Solar Bay計測結果

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Steel Nomad Light計測結果

 

Sling Shot(メインストリームのスマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.0) Maxed Out
Sling Shot Extreme(高性能スマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.1とVulkan) Maxed Out
Wild life(モバイルデバイスの性能を測る) Maxed Out
Wild Life Extr.eme(高性能モバイルデバイスの性能を測る) 5100
Steel Nomad Light(レイトレを使用しないゲームへの性能を測る) 1682
Solar Bay(レイトレを使用したゲームへの性能を測る) 8623

性能が高すぎて測れないものが多かったので、急遽Solar BayとSteel Nomad Lightも計測しました。今までのLenovoタブレットと比べると全然比較できないほど高い性能です。

 

Sling shotSling Shot ExtremeWild LifeWild Life Extreme

Sling Shot

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3
Legion 8.8 3rd Gen
 Maxed Out
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 8440
Snapdragon 7s Gen 2
POCO PAD
 6226
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 5026
MediaTek Helio G99  3502
Snapdragon 730G
Lenovo Tab P11 Pro
 3475
MediaTek Kompanio 520  2240
MediaTek Helio P90
X Game
 2212
Snapdragon 680
XiaoXin Pad
 2130
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 1849
Helio P60T
IdeaPad Duet
 1820
Helio G80
Tab M9
 1752
Helio G88 Tab M11  1746
MediaTek MT8166
Tab 7 3rd Gen
 523
MediaTek MT8166B
Lavie T8 2023
 515

Sling Shot Extreme

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3
Legion 8.8 3rd Gen
 Maxed Out
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 Maxed Out
ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 Maxed Out
Snapdragon 7s Gen 2
POCO PAD
 4781
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 3994
MediaTek Helio G99  2603
Snapdragon 730G
Tab P11 Pro
 2439
MediaTek Kompanio 520  1482
Helio G80
Tab M9
 1376
Helio G88 Tab M11  1358
MediaTek Helio P90
X Game
 1217
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 1171

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3
Legion 8.8 3rd Gen
 Maxed Out
ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 4337
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 4242
Snapdragon 7s Gen 2
POCO PAD
 2989
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 2185
MediaTek Helio G99  1171
Snapdragon 730G
Tab P11 Pro
 738
MediaTek Kompanio 520  735
Helio G88 Tab M11  698
Helio G80
Tab M9
 694
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 377

Wild Life Extreme

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3
Legion 8.8 3rd Gen
 5100
ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 2810
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 1225
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 628
MediaTek Helio G99  346
MediaTek Kompanio 520  204
Helio G80
Tab M9
 182

 

 

原神はできる?

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 快適に原神がプレイできる

重ためのゲームである原神をやってみましたが、サクサクできました(後々動画を上げます)。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 原神のデフォルト設定

デフォルトの画面設定はこちらです。

画質 カスタム(デフォルトで、最高にすると負荷「非常に高い」)
レンダリング精度 (最高にすると負荷「やや高い」)
シャドウ品質 中(最高にすると負荷「やや高い」)
視覚効果
SFX品質
シーン細部
フレームレート 30fps(45や60にすると負荷「非常に高い」)
モーションプラ―

快適にプレイできますが、フレームレートが30なのでぬるぬると言うわけじゃありません。画質を「中」にしたら45fpsで「負荷やや高い」、画質「低」で60fpsは「負荷やや高い」になりました。

ぬるぬる行くなら画質を下げたら大丈夫です。

 

 

学マスベンチマーク

学マスの設定は、60fpsですべて最高設定でプレイできます。ちなみに、スマホだとフルHDくらいで描写しますが、タブレットは画面解像度そのまま描写するため、タブレットでプレイする場合はスマホ以上の性能が求められます。

 

 

排熱性能

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Legion Coldfront冷却システム

大型化された ColdFront ベイパー チャンバーと 3D 放熱構造により、グリップから熱を遠ざけ、バランスのとれた温度を確保 するとのことです。ゲームをやってても何も気にならなかったので、排熱性能は良さそうです。

 

 

高級感ありありなボディ

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 高級感のある箱

これ、箱もめっちゃかっこ良いです。

 

開封のショート動画です。同梱物は説明書などとUSBケーブル、そして68Wのアダプターです。パソコン用のACアダプタが65Wなので、それよりも大きいですね。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 背面

エクリプスブラックと言うカラーで、フルメタルボディです。撮影ライトの関係上グレーっぽく見えますが、ThinkPadのような黒です。ちなみに、指紋は付きやすいです。撮影前にごしごし拭きました。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) エッジ

ユニボディを採用しており継ぎ接ぎがない造りです。これは上位モデルのみに見られる仕様で、耐久性もデザイン性も高くなります。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 背面

撮影ライトを使わないとこんな感じの色で、より実物に近い色です。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 正面

上下のベゼルがすごく細く、画面占有率は87.8%です。こんなに細くて持った時に誤作動しないかな?と一瞬思いましたが、横持ちなら左右のベゼルがちょっと大きくなっているので、全然大丈夫でした。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 右斜め前から

それにしても、かっこいいです。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 小さな筐体

原神をやっているときに、「なんかおかしい」って思ったんです。

これ、本当に8.8インチあるの?小さくない?って。

で、ちょうどよく8.7インチのRedmi Pad SE 8.7を持っていたので、大きさを比較しました。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 8.7インチのタブレットよりも小さい

左が本機8.8インチで、右は8.7インチです。Legion Tabの方が小さいですね(横幅はLegion Tabが若干大きいです)。しかも薄いし。

ディスプレイは(もちろん)8.8インチで、筐体が小さいので違和感を感じていたみたいです。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 左側面

左側面にはスピーカーがあります。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 下

下部分にはUSB 3.2 Type-Cがあり、映像出力機能(Displayport out)付きです。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 右側面

右側面にはUSB 2.0 Type-Cとスピーカーです。USBが2つあるので、すっごく便利です。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)をモニターに繋いでゲームをプレイ

例えばモニターに繋いで大画面でゲームをするとき、USB 2.0で充電しつつUSB 3.2の方で映像出力をできます。

ちなみに、バッテリーは6650mAhとこのサイズのタブレットでは大容量で、最大約15時間のバッテリー駆動時間があります。

 

 

2.5K解像度の高品質ディスプレイ

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 正面

このディスプレイ、めちゃくちゃきれいなんですよね。

8.8インチで解像度は2560×1600ドットの2.5K、そして有機ELではないですがLTPSを採用しています。LTPSは高速スイッチングが可能で応答速度も速いので、ゲームに向いていますね。

すごいところが多いので、箇条書きしますね。

・2.5K解像度
・PureSightディスプレイ
・輝度500nit/屋外では最大900nit
・Dolby Vision・HDR10
・リフレッシュレート最大165Hz
・コントラスト比1500:1
・DCI-P3 98%

 

左が本機で、右は同じPureSightディスプレイを使用したノートパソコンのYoga Slim 7x Gen 9です。PCに比べ若干色が薄いですが、比較ディスプレイは最高峰のディスプレイなので、本機も悪くないと思います。

 

Dolby Visionと言うHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているし、HDR10にも対応しており、明暗差は10bit(1024段階)とより多くの階調で表現できます。

上の画像は黒の描写の比較で、右のディスプレイは同じく最高峰のディスプレイです。本機はしっかりと黒も描写できていると思います。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Caal of duyでのリフレッシュレート

リフレッシュレートは最大165Hzとぬるぬるで、高速スクロールをしても滑らかです。Call of Dutyはウルトラハイ規格に適応し、最大144fpsなのでぬるぬる動きます。

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 原神をプレイしているところ

先述しましたが、原神は画質を下げたら最大の90fpsでした。

コントラスト比は1500:1と高く、すっきりとしたシャープな描写になり、輝度は通常時で最大500ニトと明るく、屋外モードでは900ニトと高く、直射日光が画面に当たらなければ見やすかったです。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

Wi-Fi 7に対応

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) Wi-Fi 7対応 速度計測

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

上の画像はお昼ごろに計測した結果で、ダウンロード720Mbps、アップロード440Mbpsでした。契約回線や時間帯により速度は変動しますが、うちではダウンロード最大1Gbpsくらい、アップロード最大500~600Mbpsくらいになります。

ちなみに原神って重いゲームなのでデータ量が多く、通常ダウンロードするのに2~4時間ほどかかっていたのですが、今回は15分ほどで終わりました。(ちなみに最近光回線に変えたので、無線規格に関係なく速くなってます)

 

 

LTE

LTEや5Gはないので、外出先で無線につなぐときはスマホのテザリングや店舗のWi-Fiを使用することになります。

テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

大容量爆速メモリで仮想拡張も可能

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) メモリ処理速度計測結果

本機はLPDDR5Xが搭載し、大容量12GBになります。

CPDTでメモリの処理速度を計測したら、21.62GB/秒と「壊れてるんじゃない?」ってくらい速い処理速度でした。

他のタブレットの比較です。

メモリ速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Legion 8.8 3rd Gen/12GB  21.62GB/秒
ThinkPhone/8GB  12.23GB/秒
Tab P12 Pro/8GB  10.34GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2/6GB  6.79GB/秒
Tab Plus/8GB  5.94GB/秒
POCO PAD 8GB+4GB仮想メモリ  5.52GB/秒
Tab P12/8GB  5.26GB/秒
Tab P11 Pro/6GB  4.84GB/秒
Redmi Pad SE 8.7  4.77GB/秒
XiaoXin Pad/6GB  4.44GB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  4.34GB/秒
Tab M11  4.01GB/秒
Lenovo Tab M9 /4GB  3.76GB/秒
Blackview Tab 90 Wifi/4GB  2.18GB/秒

 

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) メモリ処理速度計測結果 9GBメモリ拡張

メモリ拡張機能があるので最大の9GBで試しましたが、メモリ処理速度に変化はありませんでした。ただし、ストレージの読み込み速度が25%ほど上がりました。

最近よく見るメモリ拡張ですが、拡張してもメモリ性能が大きく上がったことはありません。

 

 

その他の特徴

 

オーディオ

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 左側面

オーディオはドルビーアトモスで、一般的なオーディオの様に平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。映画やゲームを見ているときは、他のオーディオとの差が顕著に出やすいです。

スピーカーは、聞いたことがないですが2712 superliner speakerと言うものが2基搭載しており、左右に1つずつあります。音質はなかなかよくクリアできれいな音と言う印象です。筐体が小さく、おそらくスピーカーも小さいので重低音はあまりありません。

 

 

カメラ

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) 背面

カメラはフロント800万画素、リアは1300万画素+200万画素となかなか良いです。

 

画像のオリジナルサイズは、リアが4160×3120、フロントは3264×2448になります。

普通に使える品質だと思います。

動画は最大で4Kも撮れるので、スマホじゃなくて本機を使っても良いと思います。

 

 

防水防塵機能付き・IP52

IP保護等級

IP保護等級はIP52で、防塵機能は上から2番目に良い「5」、防水機能は下から3番目の「2」になり、防塵機能は高いですが、防水機能は「タブレットが15度以上傾いていれば落ちてくる水による影響を受けない」になっています。

 

IP52 イメージ図<イメージ図>

私は保証しませんが、こんな感じみたいですよ。水に浸かっちゃダメですが、落ちてくる水はOKらしいです。まぁどっちにしても、濡らさないようにしたいですね。

 

 

WidevineはL1対応

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) DRM Info ディスプレイ情報

WidevineはL1に対応しているので、安心して動画配信サービスも高画質で見れます。

Netflixやamazon Primeビデオで、高解像度で見ることができます。

 

 

ストレージ

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、Webサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはUFS 4.0で、大容量256GBになります。また、一般的なタブレットの様にmicroSDカードで増設はできません。

シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み)は1.5GB/秒、ライト(書き込み)は1.06GB/秒とめちゃくちゃ速かったです。

使っていてもストレスなく表示できるので、体感でわかるくらい速度は速いです。

その他の機種との比較です。

シーケンシャルリードシーケンシャルライト

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

POCO PAD  2.17GB/秒
Legion Tab 8.8  1.5GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2  1.32GB/秒
Tab P12 Pro  1.15GB/秒
Tab P12  668MB/秒
Tab P11 Pro  491MB/秒
Tab Plus  464MB/秒
XiaoXin Pad  420MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  354MB/秒
ALLDOCUBE X Game  334MB/秒
Lenovo Tab M9  253MB/秒
Redmi Pad SE  244MB/秒
Redmi Pad SE 8.7  237MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  220MB/秒
Tab M11  190MB/秒
Chromebook CM14 Flip  153MB/秒

シーケンシャルライト

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Legion Tab 8.8  1.06GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2  778MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  555MB/秒
Tab P12 Pro  504MB/秒
Tab P12  465MB/秒
POCO PAD  463MB/秒
Tab Plus  378MB/秒
Tab M11  179MB/秒
Lavie T8 2023  178MB/秒
Tab P11 Pro  168MB/秒
XiaoXin Pad  154MB/秒
Lenovo Tab M9  149MB/秒
ALLDOCUBE X Game  115MB/秒
Redmi Pad SE  95MB/秒
IdeaPad Duet Chromebook  93MB/秒
Redmi Pad SE 8.7  84MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  64MB/秒

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長2年まで延長できます。また、プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

デフォルトの保証は片道引き取り修理になります。

  • 片道引き取り修理・・・自分でリペアセンターに郵送(有料)、修理後、郵送(無料)してくれる保証です。

また、ADPという保証がオプションで付けることができます。

ADP・・・火災、液体こぼし、落下、自然災害による破損など 予期しない事故による障害をカバーするサービスです。 なお、本サービスは契約期間中1回限りの提供を以て終了します。

 

 

筆者購入時の納期

納期

2025年1月10日(金)に購入し目安納期(出荷予定)は1~2営業日で、土日を挟んだため到着は1月14日の4日後でした。

 

 

まとめ

こんな人に本機はおすすめ

ハイエンド中のハイエンドタブレットで、家でも外でも快適に重たいゲームを高画質でプレイしたい人におすすめ!

 

良い点

・SoCの性能が高い
・高級感があるボディ
・コンパクトなので長時間ゲームをしても疲れにくい
・メモリが大容量で高品質
・ストレージが速い
・ディスプレイが高品質
・Wi-Fi 7対応
・顔認証付き
・USBポートが2つある
・68Wのアダプター
・バッテリー駆動時間が長い
・オーディオが高品質

 

残念な点

・無しと言えば無しだが、あえて言えば「あと2万円出せば安いゲーミングPCが買える」。例えば、Lenovo LOQシリーズはセール時は10万円弱

 

総合評価

これ、2025年始まったばかりですが、今年の年末に「2025年に買ってよかったタブレットTop 3」に入っていると思います。

スペック高いし、高級感あるし、何よりも個人的に一番好きな点はこの小ささです。

職業柄たくさんのタブレットを持っていますが、家族の中で10インチ以上のタブレットを使う人がいないんですよね。みんな8インチか9インチを使うんです。家の中だけとはいえ、持ち運びやすいし大きさもちょうどいいからだと思います。

また、解像度も高いので見ていてきれいだし、Wi-Fi 7にも対応しているので重たいゲームもサクッとダウンロードをして使うことができます。

個人的に「これ文句の付け所がなくない?」って思います。

あえて言えば、上で言及した様にあと2万円出せばゲーミングノートPCが買えます。スペックは低めになりますが、時期によればRTX 3050搭載モデルなんかも10万円弱であるので、持ち運びしない人や、クリエイティブワークもしたい人はそっちがいいかもしれないです。

 

 

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