Lenovo Legion 7i Gen 9 16型のレビュー

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インテル14世代が搭載し、新たにLegion Coldfront HyperやLenovo AI Engine+とLA3およびLA1 AIチップを採用し、全体的な性能が上がった機種です。

ディスプレイは2.5Kと3.2Kがあり、ゲーマーにもクリエイターにも満足が行くスペックになっています。

ほぼ文句なしと言える機種ですが、唯一と言ってよい欠点はイーサネットコネクタがない点です。有線接続をするなら、別途アダプタが必要です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.6]
コスパ [usr 4.2]
総合評価 [usr 4.4]
Lenovoでは12/19までホワイトクリスマスセール を開催中で、割引+ポイントが最大で10倍還元の在庫一掃セールになっています

Legion 7i Gen 9 16型(インテル)のスペック

CPU Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ DDR5-5600 最大32GB搭載
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロット空き1つあり)
グラフィックス RTX 4060
ディスプレイ(16型) WQXGA IPS 240Hz
3.2K IPS 165Hz
OS Windows 11 Home/Pro
通信 Wi-Fi 6E
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ FHD
オーディオ Nahimicオーディオ
寸法(幅×奥行×高さ) 357.7 × 262.5 × 17.6~19.8mm
重さ 約2.24㎏
カラー エクリプスブラック
バッテリー(JEITA 3.0)
電源
最大約5.8時間
230W
標準保証 1年間(Legion Ultimate Supportもあり)
価格 22.4万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはインテル14世代が搭載で、高性能Core i9かi7が選べます。ハイエンドのHXシリーズで、現行一番高い性能です。

メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、最大32GB(16GB×2)になります。処理速度も速く、最大容量も大きいので、安心してゲームをプレイできます。

ストレージも最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、最大1TBを搭載できます。また。M.2スロット(Type-2280)が一つ空いており、増設も可能です。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、 16インチの本機は17インチ並みの情報が表示できます。より多くのものが見え、細かい部分まで見えるのでゲームを有利に進めることができます。

解像度は2.5KのWQXGAと3.2Kで、視野角が広いIPS液晶が搭載です。2.5KはsRGB 100%の色域にリフレッシュレートは240Hzと超ぬるぬる、3.2KはDCI-P3 100%の色域に165Hzのリフレッシュレートです。

どちらかと言うと2.5Kはガチ勢向けで、3.2Kはゲーム兼クリエイティブワーク向けです。

グラフィックボードはミドルハイエンドのRTX 4060が搭載で、タイトルによってはQHD解像度でのプレイもできます。また、動画編集などのクリエイティブワークにも十分な性能ですね。

通信はWi-Fi 6Eに対応で、安定した高速通信が可能ですがイーサネットコネクタがありません。また、オーディオはゲームサウンドに定評があるNahimicオーディオに最適化され、ハーマンカードン製の2Wスピーカーが2つ搭載です。

電源は230Wで、4セル99.9Whrの超大容量バッテリーが搭載し、JEITA 3.0で最大5.8時間の動画再生時間があります。ちょっとした気分転換にリビングやベランダに出てプレイするときも、短時間であればプレイできますね。

インターフェイスはRJ45以外は豊富にあり、左右背面に分散しているので使いやすいと思います。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

旧モデルは2022年発売のLegion Slim 770iになり、いつもであれば毎年新しいモデルが出るので詳細を比較しますが、2年前の機種であまり比較対象にならないので、今回は省略します。

それでは、本機の特徴です。

 

最新・最高峰のインテル14世代CPU搭載

Core i7-14700HX Core i9-14900HX
Pコア 8 8
Eコア 12 16
スレッド 28 32
キャッシュ 33MB 36MB
インテルThermal Velocity Boost 5.5GHz 5.8GHz
インテルターボブーストMax3.0 5.4GHz 5.7GHz
Pコア最大周波数 5.5GHz 5.8GHz
Pコア基本周波数 2.1GHz 2.2GHz
Eコア最大/基本周波数 3.9/1.5GHz 4.1/2.2GHz
GPU実行ユニット 32EU 32EU
ベースパワー 55W 55W
マックスパワー 157W 157W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

ターボブーストMax3.0対応で,プロセッサーの中の最もパフォーマンスの高いコアを識別し、電力と熱のヘッドルームを利用して、必要に応じてそれらのコアの周波数をあげることにより更なるパフォーマンスを提供します。

インテル Thermal Velocity Boostは、プロセッサーが最高温度未満で動作し、かつターボ機能に割り当てられる電力がある場合に、シングルコアとマルチコアのインテル ターボ・ブースト・テクノロジーの動作周波数以上に、プロセッサーのクロック周波数を自動的に上昇させる機能です。

ただし、搭載CPUは14世代ですがCore Ultraじゃないので、AI専用コアであるNPUは搭載していません。

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  47409
Core i9-13900HX  46415
Core i7-14700HX  36261
Core i7-14650HX  39432
Core i9-12900HX  33727
Core i7-1370P  25032
Core i5-13650HX  24895
Core i7-1360P  21323
Core i5-1350P  20032
Core i7-1260P  18691
Core i5-1340P  17878
Core i5-1240P  17318

 

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

その他のCPUとの比較です。Core i9はぶっちぎりの性能です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  21560
Core i9-13900H  18874
Core i7-13700H  16201
Core i5-13500H  11782
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i7-1360P  8262
Core i7-1355U  5775
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  2922
Core i7-1355U  2551
Core i9-13900H  2039
Core i5-13500H  1770
Core i7-1360P  1738
Core i7-13700H  1704
Core i5-1335U  1698
Core i5-13420H  1661
Core i5-1340P  1532
Core i5-1235U  1472

 

こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  18313
Core i7-14700HX  16213
Core i7-13650HX  14077
Core Ultra 7 165H  12545
Core Ultra 9 185H  12163
Core i5-13450HX  11891
Core Ultra 5 125H  10242
Core Ultra 5 135H  10239
Core Ultra 7 155U  9716
Core Ultra 5 135U  9396

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-14900HX  2922
Core i7-14700HX  2853
Core i7-13650HX  2524
Core Ultra 9 185H  2522
Core Ultra 7 165H  2502
Core Ultra 7 155U  2354
Core i5-13450HX  2337
Core Ultra 7 155H  2294
Core Ultra 5 135H  2247
Core Ultra 5 125H  2184

 

 

最高で3.2Kディスプレイ搭載可能

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 正面

ディスプレイはWQXGA(2560×1600ドット)か3.2K(3200×2000ドット)のIPS液晶、ブルーライト軽減パネルになります。

・3.2K DCI-P3 100%、430ニト、165Hz、Dolby Vision

・2.5K sRGB 100%、500ニト、240Hz、HDR400

また、どちらもNVIDIA G-Syncに対応し、カクツキやスタッタリングが起こりにくいです。

スペックを見る限り、3.2Kは本格的なクリエイティブワークにも向いており、ゲームも仕事もと言う人に合います。

2.5Kももちろんクリエイティブワークに合いますが、リフレッシュレートが240Hzとちょうぬるぬるで、ガチゲーマー向けですね。

もし現在165Hzモニターを使用しており、プレイが伸び悩んでいたら240Hzを試してみるのも良いです。

 

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。外出先で使うことがある人は、すごく作業がはかどりますね。

色域はWeb用画像編集に向いているs RGB 100%(画像真ん中)、そしてデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%(画像右)になり、どちらもDolby Visionに対応しており、黒飛や白潰れがしにくくなっています。

輝度は430ニトか500ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

RTX 4060搭載

RTX 4070 Laptop RTX 4060 Laptop RTX 4050 Laptop
コードネーム Ada Lovelace
CUDAコア 4608基 3072基 2560基
RTコア 36基 24基 20基
Tensorコア 144基 96基 80基
ブーストクロック 2175MHz 2370MHz 2370MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 8GB 8GB 6GB
メモリバス幅 128ビット 128ビット 96ビット
メモリ帯域幅 256GB/s 256GB/s 192GB/s
TGP 140W 115W 105W

RTX 4070と4050は比較ですが、仕様書にはRTX 4070も記載されているので、後日追加されるかもしれません。

ミドルハイクラスのRTX 4060搭載で、レイトレに対応しておりより美しい描写が可能です。また、DLSS 3にも対応しているので、ゲームによってはfpsを落とさずに画質をアップできます。

 

リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングOFF> リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングON>

DLSS OnとOFFの比較<DLSS ONとOFFの比較・NVIDIA公式より>

 

 

ベンチマーク

DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアで、Fire Strike ExtremeはQHD、UltraはUHDのレンダリング解像度です。

 

Fire StrikeFire Strike ExtremeFire Strike Ultra

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  35361
RTX 4080  33106
RTX 3080 Ti  26136
RTX 4070  26024
RTX 3070 Ti  24924
RTX 4060  23768
RTX 3080  23637
RTX 3070  22431
RTX 2080S  21862
RTX 4050  19661
RTX 2070 Super  19070
RTX 3060  17853
RTX 2070  16872
RTX 2060  14004

Fire Strike Extreme

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4080  21292
RTX 4070  13479
RTX 4060  12086
RTX 4050  9873
RTX 2060  7158
RTX 3050  6598
RTX 3050 Ti  6449
GTX 1650 Ti  4465

Fire Strike Ultra

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4080  11353
RTX 4070  6716
RTX 4060  6139
RTX 4050  4640
RTX 2060  3583
RTX 3050 Ti  3293
RTX 3050  3183
GTX 1650 Ti  2111

 

Time SpyはゲーミングPC向けDirectX 12のベンチマークです。

Time SpyTime Spy Extreme

Time Spy

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  20269
RTX 4080  18091
RTX 3080 Ti  12599
RTX 4070  12310
RTX 3080  11510
RTX 3070 Ti  11427
RTX 4060  10653
RTX 3070  10260
RTX 2080S  10096
RTX 4050  8551
RTX 2070 Super  8328
RTX 3060  8323
RTX 3050 Ti  5518

Time Spy Extreme

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4080  9145
RTX 4070  5726
RTX 4060  5050
RTX 4050  3891
RTX 3050 Ti  2620

 

Port Royalは、リアルタイムレイトレーシングのベンチマークです

Port Royal

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4090  13882
RTX 4080  11814
RTX 4070  7210
RTX 4060  5843
RTX 4050  4617
RTX 3050  3187

 

 

ゲームのベンチマーク

スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。

以下のスコアは変動するので、参考程度に見てください。

RTX 4060 ゲームベンチマーク

青・・・FHD高画質 赤・・・FHD最高画質

Watch Dogs Legion  84
 65
Horizon Zero Dawn  95
 108
Red Dead Redemption 2  65
 43
Assassin’s Creed Odyssey  77
 60
Monster Hunter World  98
 85
Far Cry New Dawn  98
 90
Cyberpunk 2077  68
 74
Apex Legends  127
 128
Fotnite  145
 121

 

 

Legion Coldfront Hyper採用

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 右斜め前から

今まではLegion Coldfront 5.0という冷却システムを採用していましたが、本機はLegion Coldfront Hyperと進化したものになっています。

Legion ColdFront Hyper は、ゲーミングPCの熱設計に新たな基準を打ち立てました。ゲーマー向けに設計された放熱システムは、ファンが内側に回転し、連動して背面から熱風を効率的に排出します。サイドの通気口付近でマウスを使用しているときに熱風が手に吹きかかることはありません。パフォーマンスをパワーアップしながら、温度の低下、ノイズの低減を可能にします by Lenovo

特にインテルCPUはどんどんW数が上がっているし発熱も大きいので、ゲーミング各社は冷却技術がどんどん進化していますね。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 底面カバー

底面の通気孔は、かなり大きめです。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 筐体内部

筐体内部はヒートパイプが張り巡らされており、熱を拡散・放熱しやすくしています。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 背面

背面に3つある排気口も大きいですね。一般的にゲーミングPCは側面にも排気口がありますが、本機はありません。まぁ、あれってマウス使ってるとあったかい風が当たって嫌なんで、個人的にはない方がいいですね。

また、Lenovo AI Engine+とLA3およびLA1 AIチップを搭載し、プロセッサー、GPU、メモリなどの主要コンポーネントにインテリジェントにリソースを配分して、ゲーム性能を向上させます

 

 

高画質FHD Webカメラ搭載

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 左斜め前から

Webカメラは高画質FHD 1080pで、電子式プライバシーシャッターに対応です(スイッチは右側面にあり)。

一般的なノートパソコンに搭載されるHD 720pと比較したら、毛並みが見えるくらい画質が上がっています。

オーディオはゲームに合うと定評のあるNahimicオーディオで、ハーマンカードン製の2Wスピーカーが2つになります。

 

Lenovo Legion Pro 7i Gen 8 Webカメラ

Tobii Horizonはウェブカメラを通して、自然な頭の動きを検出し追跡します。さらに、Tobii Awareは、自動調光、スクリーンタイムのトラッキング、プライバシー通知、オートロックなどのスマートな機能により、セキュリティ、プライバシー、生産性を向上させます。

Tobiiは、こちらの動画が分かりやすいので、どうぞ。

 

 

99.9Whrの大容量バッテリー搭載

99.9Whr!!!大きいですね。筆者も、今まで何度かしか見たことがないです。

ただし、消費電力も大きいので、最大バッテリー駆動時間は約5.1時間になります。自宅内で場所を移動する分には問題ないですが、外で長時間使おうと思うとACアダプタが必要です。

 

 

その他の特徴

 

Lenovo Vantage

Lenovo Vantage

Lenovo Vantageでサーマルモードを、最も高い性能が出る「パフォーマンス」、ミドル性能の「バランス」、そして一番低い性能の「静音」に設定でき、GPUクロックアップやOver drive、AIパフォーマンスチューニングなどにより、快適にゲームができます。

ゲームをしながら他のこともする人は、ネットワークブーストを有効にしておくと、ゲームが優先になり速度が最大になります。

ちなみに、デフォルトでは、電源を繋いでいたら「パフォーマンスモード」になっています。

 

 

外観

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 正面

ベゼル(画面の黒い枠)がすごく細く、ほぼディスプレイだけですね。

寸法もコンパクトで、

・幅 357.7㎜
・奥行 262.5㎜
・高さ 17.6~19.8㎜

となっています。高さはグラボやCPUで変わると思うのですが、17.6㎜はすごく薄いです。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 背面

ゲーミングPCの背面はこのように出っ張っているし、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、奥行きは大きめです。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel ディスプレイを180度開いた状態

ディスプレイは180°開くことができ、クリエイターで画面をシェアするようなことがある人には使いやすいです。

 

 

キーボード

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel キーボード

キーボードはLegion Truestrikeゲーミングキーボードで、84キー、RGBバックライト付きになります。また、Copilotキーもあるので使い勝手が高いです。

Legion Truestrikeは、ソフトランディングスイッチがあり、打鍵感が良く入力がしやすいです(パンタグラフ内にあるラバードームの形状を変え、深いキーストロークがあるような感触が得られる仕様です)。

主要キーは同じ大きさ、矢印キーも大きく、そして下に飛び出しているので、ミスタイプも少ないと思います。

タッチパッドは75×120㎜と大きく操作もしやすいので、ゲーム以外の時にも使いやすいです。

ゲーミングPCでは珍しく指紋センサーが搭載しており、電源と統合されているため電源を入れたらサインインも完了です。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-5600MHzで、最大32GB(16GB×2)になります。動作周波数も高く、処理もサクサクできます。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0×4で、公式サイトでは最大1TBにできます。PCIe 4.0に対応したM.2スロットType-2280がもう一つあるので、こちら自を分で増設できます。

ここ最近SSDの価格が下がっているので、安く大容量にできますね。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

Wi-Fi 6E対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。

意外なことにイーサネットコネクタがないので、有線接続をするにはアダプターの購入が必要です。

 

 

インターフェイス

左右背面に豊富なインターフェイスがあり、RJ45がない点を除けばドックやハブがなくても困ることはないと思います。2つあるUSB-Aのデータ転送速度は5Gbps、2つのUSB Type-Cは5Gbpsと10Gbps(DisplayPort映像出力機能、140WのPDに対応)、そしてThunderbolt 4は40Gbpsになります。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 左側面インターフェイス

左側面にはUSB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 2 Type-C、Thunderbolt 4、そしてマイク/ヘッドフォンジャックがあります。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 右側面インターフェイス

右側面はSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 1 Type-C、電子式プライバシーシャッターのボタン、そしてUSB 3.2 Gen 1になります。

 

Lenovo Legion 7i Gen 9 16型 Intel 背面

背面にはHDMI、電源コネクタです。

豊富なインターフェイスで、据え置き時も外出時でも使いやすいと思います。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

Lenovo Legionのサポート

また、カスタマイズモデル以外には標準で、「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。

しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!

このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。

 

ライバル機種

 

Legion 5i Gen 9 16 インテル

Lenovo Legion 5i Gen 9 16型 インテルのレビューLegion 5シリーズは本機7シリーズの下位モデルになりますが、全体的にハイスペック構成で、ホビー勢から結構ガチにやっている人向けです。13・14世代CPUが搭載し、グラボはRTX 40シリーズ。ディスプレイは高精細なWQXGAでsRGB 100%の色域、そして最大240Hzのリフレッシュレートです。生体認証がない点を除けば、文句なしの価格とスペックです

CPU Core i5-13450HX
Core i7-14650HX
Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ 16GB搭載(最大32GB)
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロット空き1つあり)
グラフィックス RTX 4050
RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ(16型) WQXGA IPS 165Hz/240Hz
通信 Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット
WEBカメラ FHD
重さ 約2.3㎏
カラー ルナグレー
バッテリー(JEITA 3.0)
電源
最大約5.1時間
230W
価格 15.3万円~

レビュー

 

HP OMEN 16-wf

HP OMEN 16 2023年モデルのレビューインテル13/14世代CPU+RTX 40シリーズが搭載で、ディスプレイは2.5K QHDに、リフレッシュレートは240Hz、そして広色域のsRGB 100%とハイスペックです。全体的に高性能なPCで、旧モデルよりも筐体が大きくなり、エアフローもよくなっています

CPU Core i7-13700HX
Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 1TB+空きスロット1つ
グラフィックス RTX 4060
RTX 4070
RTX 4080
ディスプレイ(16.1型) QHD IPS 240Hz
通信 Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット
WEBカメラ FHD 1080p
重さ 2.44㎏
バッテリー
電源
最大約4時間45分
280W
価格 22.0万円~

レビュー

 

HP Victus 16(インテル)2024年モデル

HP Victus 16-r 2024年モデルのレビューインテル14世代CPUが追加され、2.5K QHDディスプレイが搭載しリフレッシュレートは超ぬるぬるの240Hzです。マイカシルバーという普段使い用っぽいカラーになり、ゲーミングPCっぽくないところがホビーユーザーやゲーム兼仕事など併用する人に合うと思います

CPU Core i5-13500HX
Core i7-13700HX
Core i7-14650HX
メモリ 16GB
ストレージ SSD ×2
グラフィックス RTX 4050
RTX 4060
RTX 4070
ディスプレイ(16.1型) FHD IPS 144Hz
QHD IPS 240Hz
通信 Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット
重さ 2.3㎏
バッテリー 最大約7.5時間
価格 16.5万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・コンパクトな筐体
・最新スペック満載
・画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される
・2.5Kか3.2Kと高精細で、リフレッシュレートが高い
・メモリとSSDの増設が可能
・WebカメラがFHD解像度
・ColdFront Hyper冷却機構で排熱性能がアップ
・99.9Whrの大容量バッテリー搭載
・クリエイターにもゲーマーにも使いやすい

 

残念な点

・RJ45がない

 

総合評価

ミドルハイクラスのスペックで、最新スペックが満載です。ディスプレイも高品質で、最大3.2K DCI-P3 100%の色域もあるのでクリエイターにも使えるし、2.5Kは240Hzと超ぬるぬるなのでガチ勢にも使いやすいです。

また、ColdFront Hyperのおかげで電力が増し、温度と騒音値も下がったので今まで以上に使いやすいです。

RTX 4060搭載で22万円台からと安いわけではありませんが、ワンランク上の性能を兼ねそろえたゲーミングPCをお探しなら検討候補に入ると思います。

 

 

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