Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型)のレビュー

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

量販店モデルの本機種は、スタンダードなノートパソコンで、全体的に普通か普通以上のスペックなので、使いやすい機種です。

15.6インチと大型ですが、バッテリー駆動時間が長いので、外出先でも大画面で作業をしたい人にお勧めです。

当サイトの評価は、この様になりました。

スペック [usr 3.8]
コスパ [usr 2.0]
総合評価 [usr 2.5]

公式サイトで販売されておらず、ECサイトでは価格が異常なくらい高く設定されていたので、こうなりました。

 

Lenovoでは12/19までホワイトクリスマスセール を開催中で、割引+ポイントが最大で10倍還元の在庫一掃セールになっています

IdeaPad Slim 570i(15.6型)のスペックレビュー

CPU Core i5-1235U
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(15.6型) FHD IPS 光沢なし
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ FHD 1080p
寸法(幅×奥行×高さ) 356.7 × 233.1 × 17.9㎜
重さ 1.77㎏
バッテリー 最大16時間
保証 1年間
価格 14万円台~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代が搭載で、省電力モデルのCore i5-1235Uが搭載です。省電力モデルだけあって、バッテリー駆動時間が最大約16時間と長く、それでいて、前世代のCore i7-1165G7よりも高いCPUスコアを出しました。

メモリは旧モデルと同じDDR4で、オンボード・最大16GBになります。ストレージは高速データ転送速度があるM.2 SSDで、パソコンの起動も10秒ほどとかなり速いです。

ディスプレイは標準的で、FHD IPS液晶です。

その他のスペックは、高速通信のWi-Fi 6に対応し、Webカメラは高画質FHD 1080pで、指紋センサーが搭載、OSはWindows 11 Homeになります。

15.6インチで1.77㎏なので持ち運びするにはちょっと重たいですが、大画面で作業をしたい人や、移動が少ない人なら向いていると思います。

本機は量販店モデルなので公式サイトでは販売しておらず、家電量販店や楽天などのECサイトで販売されています。

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

Ideapad Slim 570i 15.6型と旧モデル<左/本機種・右/IdeaPad Slim 550i>

旧モデルのSlim 550iとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

旧モデル 本機種
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i5-1235U
メモリ DDR4 16GB
ストレージ SSD 最大512GB SSD 512GB
ディスプレイ FHD IPS 光沢なし
無線 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
バッテリー 13時間 16時間
重量 1.66㎏ 1.77㎏
価格 5.9万円~ 14万円~

変更点です。

・CPUが12世代に
・Wi-Fi 5が最新のWi-Fi 6に
・バッテリー駆動時間が3時間上がった
・90g増量
・WEBカメラがHD画質からFHD画質に上がった
・電源コネクタがACアダプタからUSB Type-Cに変更

本機は量販店モデルなので価格が高めですが、執筆時現在、楽天では旧モデルの2.4倍からになっています・一番高いところで21万円オーバー!!

ECサイトでの販売価格

この価格差を考えると、旧モデルを選んだ方が良いかもしれません。

プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i5-1235U  13039
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1115G4  6546

 

 

IdeaPad Slim 570i(15.6型)の特徴

本機種は旧モデルと同じ筐体を使用しており、筐体は電源コネクタの形状が変わっただけなので、旧モデルのSlim 550i 15の写真もお見せします。

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 左斜め前から

ベゼル(画面の黒い枠)も細く、実測で上8.87㎜、下11.91㎜、左右5.41㎜となっており、狭額ベゼルですね。おしゃれです。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 側面

寸法は、

・幅 356.7㎜
・奥行 233.1㎜
・高さ 17.9㎜

と、旧モデルと全く同じです。15.6インチとしては標準的な寸法で、重さは1.77㎏と旧モデルよりも90g重たくなっています。その分、バッテリー駆動時間が伸びたので、これはこれで良しですね。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 天板

天板はおしゃれで高級感があるアルミニウム素材、底面は樹脂素材となっています。指紋も付きにくいです。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 背面

筐体は前に行くにつれて細くなっているので、スリムに見えますね。

 

WEBカメラ周り&キーボード

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) WEBカメラ

何と、Webカメラはハイエンドモデル並みのFHD 1080pになっており、一般的なHD画質720pよりも高画質です。また、WEBカメラを隠せる物理シャッターのプライバシーシャッターが搭載なので、使わないときは閉じておくと、万が一の際にも安心です。

マイクはノイズキャンセリング付きのデュアルマイクで、2.0Wスピーカーが2つになっています。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) キーボード

キーボードは84キーで、バックライトとテンキー付きです。

タッチパッドは104㎜×69㎜と、ちょっと小さめです。

 

CPU

Core i5-1235U
製造プロセス 10nm
Pコア 2
Eコア 8
スレッド 12
キャッシュ 12MB
ターボブースト 4.4GHz
Pコア最大周波数 4.4GHz
Eコア最大周波数 3.3GHz
GPU実行ユニット 80
ベースパワー 15W
マックスパワー 55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

本機には省電力モデルのUシリーズが搭載で、ベースパワーは15Wと低いので、バッテリー駆動時間も長めです。

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 14000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i5-1240P  17664
Core i7-1255U  13251
Core i5-1235U  13039
Core i3-1215U  10907
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1115G4  6546

省電力モデルとは言え、11世代Core i7-1165G7よりも高い性能になっています。

 

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  3681
Core i7-1260P  3263
Core i5-1135G7  2898
Core i5-1240P  2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i5-1235U  2196
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 5 5625U  2021
Ryzen 3 5425U  1859
Ryzen 3 5300U  1606

グラフィック性能は、一般的なものです。

 

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 正面

解像度 光沢 液晶 輝度
FHD なし IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1 NTSC 45% 170°

ディスプレイは標準的なFHD(解像度は1920 × 1080ドット) IPS液晶で、コントラスト比も視野角なども普通です。

ただし、輝度がちょっと高めの300ニトなので、明るい部屋でも使いやすいです。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzが搭載で、16GBになります。大容量なので、高負荷なこともしやすいと思います。

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCI Express 3.0で、パソコンの起動やデータ転送もサクサク速いです。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 3.0×4  1800~3000MB/秒
 1200~2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

セキュリティは一般的なノートパソコンと同じですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

Wi-Fi 6に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・57Whrと大きく、最大16時間のバッテリー駆動時間があります。これだけバッテリーが持つので、外出が多い人にも使いやすいですね。

また、約3時間で満充電になります。

 

インターフェイス

インターフェイスはミニマムですが、USB Type-Cが2つあり、どちらもPowerdelivery対応、Displayport映像出力機能付きになります。USB Type-Cの1つは充電兼用なので、パワー パス スルー機能付きのモバイルモニターを使えば、充電しながら2つのポートを使えます。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 右側面

右側面にはSDカードなどを読み込める4 in 1 メディアカードリーダー、USB 3.2 Gen 1があります。

 

Lenovo IdeaPad Slim 570i(15.6型) 左側面

左側面はUSB 3.2 Gen 1 Type-Cが2つ、HDMI、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになり、すべてのUSBのデータ転送速度は5Gbpsです。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

  • 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

ただし、本機は量販店モデルなので、購入したお店で詳細をお尋ねください。

 

ライバル機種

比較機種はすべてLenovo公式サイトで販売されているモデルで、本機よりも価格はだいぶ安いですが、より高性能です。

 

IdeaPad Slim 570i Pro 16 インテル
IdeaPad Slim 570i Pro 16 インテルIdeaPad最高峰の機種で、Proと名が付くようにプロ向けの機種です。2.5K解像度にsRGB 100%の広色域、CPUやメモリ、SSDは最新モデルが搭載。そしてIdeaPadでは珍しくThunderbolt 4搭載です!16インチと大きいので、どこででも本格的な作業ができます

CPU Core i5-12500H
Core i7-12700H
メモリ LPDDR5 16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(16型) WQXGA IPS 光沢なし
無線 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD 1080p
重さ 約1.95㎏
バッテリー 最大19.0時間
価格 10.9万円~

レビュー

 

IdeaPad Slim 570(14型 AMD)
Lenovo IdeaPad Slim 570(14型 AMD)上位モデルのRyzen 5000シリーズが搭載でかなり性能が高く、普段使い用としては十二分の性能があります。1.39㎏と軽く、Wi-Fi 6にも対応し、バッテリー駆動時間も長めと、持ち運びがしやすい機種です

CPU Ryzen 3 5425U
Ryzen 5 5625U
Ryzen 7 5825U
メモリ DDR4 最大16GB
ストレージ SSD 最大512GB
ディスプレイ(14型) FHD IPS 光沢なし 300ニト
無線 Wi-Fi 6
生体認証 指紋センサー
Webカメラ HD 720p、FHD 1080p
重さ 1.39㎏
バッテリー 最大15.1時間
価格 6.8万円~(Ryzen 5モデル)

レビュー

 

 IdeaPad Flex 570(14型 AMD)
IdeaPad Flex 570(14型 AMD)普段使いモデルのIdeaPadですが、画面アスペクト比が16:10と縦に長く、より効率よく作業ができます。Ryzen 5000シリーズのCPUで性能も高く、ペンも付属しているので、メモ取りやイラストもできます

CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(14型)
画面比
WUXGA IPS 300nit 光沢あり
16:10
無線 Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1
その他 指紋センサー、デジタルペン同梱
重さ 1.55㎏
バッテリー 約13時間
価格 8.0万円~(Ryzen 5モデル)

レビュー

 

まとめ

良い点

・天板がアルミニウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・最新のインテル12世代CPU搭載
・バッテリー駆動時間が長い
・Wi-Fi 6対応
・WEBカメラが高画質FHD解像度

 

残念な点

・スペックの割に価格が高い

 

総合評価

2022年のIdeaPadのスペックとしては平均的で、普段使いモデルとしては十分な性能・機能があると思います。

15.6型と大きいですが、バッテリー駆動時間が長いので、出先でも作業をする人にちょうどいいと思います。

執筆時現在、、楽天で販売が確認できましたが、ちょっと価格が以上に高かったのが気になります。

 

公式サイト

 

パソコンガイド運営者の写真