Lenovo IdeaPad Flex 570(14型 AMD)の実機レビュー

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

Lenovoで人気のIdeaPad Flexシリーズの最新モデルで、2 in 1 PCになります。

画面アスペクト比が16:10と縦に長く、輝度も高めで、外出先でもより使いやすい仕様になっています。

レビュー機は当サイト購入品で、Ryzen 5 5500U、メモリ8GB、SSD 256GBになります。

まずは、レビューのまとめからどうぞ。

良い点

・2 in 1 PCで使い勝手が高い
・高性能Ryzen 5000シリーズのCPU搭載
・デジタルペン付属
・画面アスペクト比が16:10で縦に長い
・300ニトと輝度が高め
・指紋センサー搭載
・キーボードに傾斜がつくのでタイピングがしやすい

 

ちょっと残念な点

・14インチにしては重たい
・電源コネクタがUSB Type-Cじゃない
・そろそろWi-Fi 6に対応してほしい

 

Lenovoでは10/17までハロウィーンフェスティバル前夜祭 を開催中で、割引+ポイントが最大で10倍還元!

・土日は週末セール

・9/30までのタブレットセールはこちら

IdeaPad Flex 570(14型 AMD)のスペックレビュー

CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス Radeonグラフィックス
ディスプレイ(14型)
画面比
WUXGA IPS 300nit 光沢あり タッチ
16:10
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1
オーディオ Dolby Audio
生体認証 指紋センサー
寸法(幅×奥行×高さ) 313.1 × 224.9 × 17.8㎜
重さ 1.55㎏
バッテリー 約13時間
保証 1年間
同梱 Lenovoデジタルペン
価格 8.0万円~(Ryzen 5モデル)

※執筆時現在、Ryzen 7 とRyzen 5モデルのみ販売

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは、旧モデルと同じRyzen 5000シリーズになります。旧モデルと同じと言ってもかなり高いCPU性能なので、普段使いようとしては(と言うか、ビジネス用途でも)十二分の性能があります。

メモリはLPDDR4X-4266MHzが搭載で、旧モデルよりも30%ほど動作周波数が高くなっており、最大処理速度がアップしています。

ストレージはM.2 PCIe SSDが搭載で、高速起動、高速データ転送速度があります。仕様書によると最新のPCIe 4.0が搭載とのことですが、旧モデルの3.0もあるとのことです。

旧モデルは、と言うかハイエンドモデル以外は画面アスペクト比が16:9なのですが、本機はアスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチでも15インチ並みの情報が表示されます。

Webサイトなども見やすいし、Excelなどを使う人は、特に使いやすさがアップしています。また、輝度も300ニト以上と比較的明るいので、屋外でも見やすくなりました。

その他のスペックはWindows 11 Home、Wi-Fi 5、指紋センサー搭載、そしてバッテリー駆動時間が約13時間となっています。

14インチの一般的な重量は1.4㎏ですが、本機は1.55㎏と若干重たいです。2 in 1 PCはクラムシェル(通常のPC)よりも若干重たくなる傾向があるし、ディスプレイも大きいため、しょうがないかなと思います。

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

IdeaPad Flex 570(14型 AMD)と旧モデルの筐体<左/本機種・右/IdeaPad Flex 550>

旧モデルのIdeaPad Flex 550との比較です(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)。今気づきましたが、Flex 560って販売されませんでしたね。

本機種 Flex 550
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 16GB(4266MHz 16GB(3200MHz)
ストレージ SSD PCIe 4.0 SSD PCIe 3.0
ディスプレイ WUXGA IPS 300nit FHD IPS 250nit
無線 Wi-Fi 5
バッテリー 13時間 16.1時間
寸法 313.1 × 224.9 × 17.8㎜ 321.5 × 217.5 × 17.9㎜
重量 1.55㎏ 1.5㎏
価格 8.0万円~(Ryzen 5) 6.3万円~(Ryzen 5)

変更点です。

・メモリの周波数(処理速度)がアップ
・SSDがPCIe 3.0から最新の4.0に
・画面アスペクト比が16:9から16:10と縦が長くなった
・輝度が上がった
・筐体幅が約8㎜小さくなった
・50g増量
・バッテリー駆動時間が3時間ほど減った

ちょっと残念な変更点です。

・旧モデルは指1本でディスプレイを開くことができたが、本機はできない

CPUは旧モデルと同じで、メモリの周波数が高くなったので処理速度がアップし、SSDも最新になったのでデータ転送速度が速くなっています。

最大の変化は、画面アスペクト比が16:10になったことですね。今まではハイエンドモデルのみ16:10だったのですが、本機の様な普段使いモデルでも16:10になったので、より使いやすくなりましたね。

あとは、ディスプレイが大きくなり輝度が上がったので、バッテリー駆動時間が3時間減り、50g重たくなっています。

 

IdeaPad Flex 570(14型 AMD)の特徴

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 右斜め前から

ベゼル(画面の黒い枠)がかなり細く、ディスプレイの画面占有率は90%になっています。旧モデルに比べ下ベゼルが特に細くなっていますが、上のベゼルはノッチと言って、Webカメラ部分だけ飛び出したようにしているので、他の部分が細くなっています。

ベゼルは左右約3.75㎜、下部約11.2㎜、上部約7.1㎜、Webカメラ部分は約8.7㎜で、かなり細いです。

 

寸法は

・幅 313.1㎜(≒一万円札2枚分/320㎜)
・奥行き 224.9㎜(≒千円札1.5枚分≒225㎜)
・高さ 17.8㎜(≒一円玉の直径/20㎜)

になり、A4サイズ(210㎜×297㎜)よりもちょっと大きなサイズです。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 横から

ヒンジ部分が今までと違う作りになっており、ドロップダウン式ヒンジ呼ばれています。これは、ディスプレイが筐体の下に入り込むので、キーボードに傾斜がつき、タイピングしやすくなっています。

角度によって傾斜が変わるので、おもしろいですね。最高部が12.6㎜と高いので、タイピングもしやすいですね。

 

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 背面

筐体は樹脂素材ですが、天板はアルミニウムっになっています。

 

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 底面

底面の通気口はおしゃれな模様になっており、こだわり感が高いですね。また、通気口も大きいです。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 排気口

排気口は片側のみにあり、そこそこ大きいですね。エアフローは良さそうです。

 

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 指紋センサー

指紋センサーが搭載なので、サインインは一瞬で完了ですが、タブレットモードの時は裏面にセンサーがくるので、ちょっと使いにくいです。電源ボタンと統合していたら、より使いやすかったですね。

 

Webカメラ

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD Webカメラ

また、Webカメラには物理シャッターのプライバシーシャッターが搭載で、カメラを使用していないときは閉じておくと安心です。

WebカメラはHD 720pになり、オーディオはDolby Audio、そしてキーボード左右に2Wスピーカーが1つずつあります。

 

2 in 1 PC

2 in 1 PCはヒンジが360°回転する仕様で、いろいろなモードで使うことができます。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD テントモード

<テントモード>

テントモードはベッドに寝転んで使ったりするときに、底面にある吸気口を塞がないので筐体が熱くなりにくいです。動画を見る時によく使いますが、スピーカーがキーボード面にあるので、音が自分側じゃなく反対方向に向かっていきます。

また、4096段階の筆圧検知があるLenovoデジタルペンも付属しているので、メモ取りやイラスト描きに使えます。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD スタンドモード<スタンドモード>

ペンや指で操作するときに使う人が多いですが、個人的にスタンドモードはあまり使いません。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD タブレットモード<タブレットモード>

タブレットの様にして使えるので、メモを取ったり、イラストを描いたりしやすいです。ただし、本体を手で持ってメモやイラストをする場合は、筐体が重すぎるので手が疲れます。

他にも通常のデスクトップモードでがっつり作業をしたりと、自分がいる状況に合わせて使いやすい形状にできます。

 

キーボード

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 正面

 

キーボードは84キーのJIS配列で、現在販売されているモデルはバックライトがないようです。バックライトが必要な人は、バックライト付きモデルが出るまで待った方がいいかもしれません。

<左・バックライト無し/右・バックライトあり>

公式サイトで確認する場合は、上の様に「バックライト付き」と記載されるので、ライトが必要な方は購入時に確認してください。

タッチパッドは76㎜×120㎜と大きいので、操作もしやすく、キーストロークは実測1.5㎜と、そこそこ押しごたえがあります。キーピッチは実測19.4㎜×18.2㎜と幅広いので、手が大きな人でも使いやすいと思います。

先述した様にキーボードに傾斜がつくので、他のIdeaPadよりもタイピングがしやすい仕様です。

 

高性能Ryzen 5000シリーズ

Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U
アーキテクチャ Zen 2 Zen 2 Zen 2
コア/スレッド 4/8 6/12 8/16
キャッシュ 4MB 8MB 8MB
GPUコア 6 7 8
基本クロック 2.6GHz 2.1GHz 1.8GHz
ブーストクロック 3.8GHz 4.0GHz 4.3GHz
TDP 15W 15W 15W

本機搭載のプロセッサーは最新モデルではないですが、かなり高い性能になっています。Ryzen 3ですら4コア8スレッドで、Ryzen 7に至っては8コア16スレッドと多コア多スレッドです。

コアとスレッド数の解説図

コアやスレッドが多いとマルチタスクが得意で、同時に多くのことを処理できます。

例えば、Spotifyで音楽を流しながらWordでレポートを書いて、Webで検索をするなどですね。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアの計測結果です。Ryzen 5 5500Uのスコアは1万3202とかなり高いスコアでした。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD Passmarkスコア計測結果

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5800H  21767
Ryzen 7 5800U  19960
Ryzen 5 5600H  17768
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5600U  15944
Ryzen 5 5500U  13202
Ryzen 5 4500U  11559
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Ryzen 3 5300U  10092
Core i3-1115G4  6546

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

3D Graphics Markの計測結果は2309でした。1800~2000ほどあれば、Lightroomなどのソフトも使いやすいです。

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD 3D markスコア計測結果

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX550  5089
MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 7 5800U  2416
Ryzen 5 5500U  2309
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
Ryzen 3 5300U  1606
Ryzen 3 4300U  1314

 

詳しいベンチマークを確認したい場合は、こちらの記事もどうぞ。

AMD Ryzen 5 5500Uのベンチマーク

Ryzen 7 5700Uの実機ベンチマーク(Lenovoノートパソコン)

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Flex 570 14 AMD ディスプレイ

解像度 光沢 液晶 輝度
WUXGA あり IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1 NTSC 45% 170° Low BlueLight
タッチディスプレイ
WUXGA フル・ハイディフィニション相当で、解像度は1920×1200ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250~300nitが標準

ディスプレイのアスペクト比は通常より縦が長い16:10で、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。一目で見て取れる情報が多いので、上に下にとスクロールする回数も減り、作業効率が上がります。

旧モデルのIdeaPad Flex 550 14インチのディスプレイを、本機と比較します。

IdeaPad Flex 570 14型とFlex 550 14型のディスプレイ <左・本機/右・Flex 550 14>

旧モデルは画面アスペクト比が16:9なので、本機に比べ表示情報が少ないですね。

 

解像度はフルHD相当のWUXGAで、視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶になります。コントラスト比は800:1とそこそこ高く、視野角は170°と広めです。

i1 Displayで色域などを計測しました。

Lenovo ideapad flex 570 AMD 色域図

黄色が本ディスプレイの色域で、黒三角はsRGB 100%の色域です。本機のsRGBカバー率は56.4%でした。仕様書のNTSC 45%と差異はないくらいです。

また、輝度は実測334ニトと高めで、仕様書に記載された300ニトより10%ほど高かったです。屋外でも比較的使いやすい明るさです。

本機はタッチディスプレイなので、指や付属のペンを使ってタッチ操作もできますが、光沢ありなので背景などが反射しやすいです。タブレットと同じ液晶なので気にならない人がほとんどと思いますが、気になる人は気になると思います。

最後に、視野角のチェックです。

問題なしです。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

旧モデルはDDR4-3200MHzが搭載でしたが、本機はLPDDR4X-4266MHzが搭載です。この動作周波数(MHz)が高いと処理速度が速くなるので、旧モデルよりも30%ほど最大速度の理論値が上がっています。

こちらはPerformanceTestで計測したMemory Markのスコアで、2300と平均的なものでした。

Lenovo IdeaPad Flex 570 AMD Memory Mark計測結果

他の機種との比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Thinkbook 13s Gen 2 16GB  2921
Ideapad Flex 550i 14型 16GB  2700
ThinkPad X12 Detachable 16GB  2549
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 16GB  2539
Yoga 660 16GB  2417
Ideapad Slim 550i 8GB  2385
Ideapad Flex 570 8GB  2300
Thinkbook 15 Gen 2 8GB  2227
Thinkcentre M75s Small Gen 2  2212
ThinkPad T14 Gen 3 AMD 32GB  2204
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 8GB  2205
IdeaPad Slim 360(17) 8GB  2195
Ideapad Flex 550i 15型 8GB  2175
Thinkbook 14 Gen 2 8GB  1908
Ideapad s145 AMD 8GB  1682

 

ちなみに、メモリはオンボードで、増設はできません。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

SSDは最新のPCIe 4.0が搭載で、データ転送速度は最大64Gbpsとなっています。

シーケンシャル速度の計測結果は、リード3362MB/秒とかなり速く、ライトは1259MB/秒と若干遅めでした。速度を見る限り、PCIe 4.0にしては遅いですが、PCIe 3.0にしては速いです。

Lenovo IdeaPad Flex 570 AMD シーケンシャル速度計測結果

 

他機種との比較です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  3402MB/秒
Ideapad Flex 570 14型 256GB  3362MB/秒
Ideapad Flex 550i 14型 512GB  3333MB/秒
ThinkCentre M75s Small Gen 2 256GB  3332MB/秒
ThinkPad T14 Gen 3 AMD 256GB  3251MB/秒
Thinkbook 14 Gen 2 256GB  2986MB/秒
Ideapad Flex 550i 15型 512GB  2621MB/秒
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  2539MB/秒
Yoga 660 512GB  2410MB/秒
ThinkPad X12 Detachable  2395MB/秒
Ideapad slim 550i 512GB  2385MB/秒
Thinkbook 15 Gen 2 256GB  2240MB/秒
IdeaPad Slim 360(17) 256GB  1980MB/秒
Thinkbook 14 Gen 3 8GB  1868MB/秒
Ideapad s145 AMD 256GB  1645MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • Windows Defender・・・Windowsに標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する

などがあり、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

Wi-Fi 5に対応

対応周波数と速度は以下になります。

周波数 通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4/5GHz 300Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps

2020年ごろからWi-Fi 6に対応したモデルが多くなっていますが、IdeaPadは価格が高いProシリーズ以外はWi-Fi 5になっています。5GHzで接続する場合は全然問題ないですが、2.4GHzで接続の場合は最大300Mbpsになります。

とは言っても、一般的にWeb閲覧は10Mbps、動画などは30Mbps、ゲームなどの高負荷なことは100Mbps以上が快適に使える目安なので、速度的に気になることはないと思います。体感ですが、300Mbps出たらかなりサクサク快適です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーはちょっと大きめで、3セル・52.5Whr、最大駆動時間は約13時間となっています。使い方によっては、丸1日外出先で使っても十分かもしれませんが、充電アダプタも持ち歩いた方がいいかもしれません。

 

公式サイト

 

インターフェイス

IdeaPad Flex 570(14型 AMD) 左側面インターフェイス

左から電源ボタン、4 in 1 メディアカードリーダー、USB 3.2 Gen 1が2つになります。

IdeaPad Flex 570(14型 AMD) 右側面インターフェイス

左から電源コネクタ、HDMI、USB Type-C 3.2 Gen 2、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。

USB Type-CはDisplayPort 映像出力機能付きで、Powerdelivery対応、そして最大データ転送速度は10Gbpsと高速です。その他のUSBは、最大5Gbpsになります。

 

電源コネクタがUSB Type-Cのアダプタじゃないので、これはそろそろ変えてくれると嬉しいですね。Type-Cだと、パワーバンクでパソコンの充電もできるし、USB PDでの充電もできますしね。

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

ライバル機種

IdeaPad Flex 570(14型 AMD) と比較機種<左から本機種・Yoga 670・Thinkbook 13s Gen 4>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Yoga 670 AMD ThinkBook 13s Gen 4
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 16GB 16GB 32GB
ストレージ SSD 1TB SSD 512GB SSD 1TB
ディスプレイ 14型WUXGA
NTSC 45%
13.3型WUXGA
sRGB 100%
13.3型WUXGA、WQXGA
sRGB 100%
無線 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E
バッテリー 13時間 20時間 17.8時間
重量 1.55㎏ 1.39㎏ 1.23㎏
素材 アルミ/樹脂 アルミ/ファブリック アルミニウム
2 in 1 PC ×
価格 8.0万円~
(Ryzen 5)
10.5万円~
(Ryzen 7)
11.9万円~
(Core i5)

全機種、画面アスペクト比が16:10で最新モデルになります。本機種のみ14インチで、他機種は13.3インチになります。

本機と他機種を比べると、まぁ、価格とスペックが比例しており、もうちょっと良いスペックが欲しい場合は、Yogaも検討に値すると思います。

もしくは、2 in 1 PCじゃないですが、小型軽量でインテル12世代搭載のThinkBookは、よりプレミアムなモデルです。

 

各機種の特徴です。

・本機種・・・CPU性能などは高いが、全体的にみると中の上スペック。普段使いようとしては十分な性能だが、14インチにしては重い

・Yoga 670・・・ファブリックとアルミニウムを使った筐体で、特徴的な外観。全体的なスペックはハイエンドと呼んでよいほど高め

・ThinkBook・・・この中で一番価格と総合性能が高く、2ハイエンドモデル。ビジネスモデルのため、細かいパーツまで高品質。ただし、2 in 1 PCじゃないです

 

筆者購入時の納期

7月9日に購入し、目安納期(出荷予定)は2~3営業日で、到着は7月14日の5日後に来ました。1日ずれましたが、悪くないと思います。

 

まとめ

良い点

・2 in 1 PCで使い勝手が高い
・高性能Ryzen 5000シリーズのCPU搭載
・デジタルペン付属
・画面アスペクト比が16:10で縦に長い
・300ニト以上と輝度が高め
・指紋センサー搭載
・キーボードに傾斜がつくのでタイピングがしやすい

 

ちょっと残念な点

・14インチにしては重たい
・電源コネクタがUSB Type-Cじゃない
・そろそろWi-Fi 6に対応してほしい

 

総合評価

普段使い用としては高性能で、多くの作業をサクサク快適にできるほどのスペックです。また、2 in 1 PCなので場所を選ばずに使えるのも、ポイントが高いですね。

ペンも付属しているので、学生が講義のメモ取りにも使えるし、簡単なイラストであれば十分に描けるほどです。

ディスプレイのアスペクト比が16:10と縦に長いので、何をするにもより見やすいし、輝度も高いので屋外でも使いやすいです。

14インチにしては若干重たいので、ほかの14インチPCに比べ機動性が落ち、タブレットモードで使う時は片手持ちだと疲れやすいです。

それでも持ち運びに適したサイズで、屋外でも使いやすいので、外出が多い人にも十分使いやすい機種です。

 

公式サイト

パソコンガイド運営者の写真