Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel)のレビュー

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久しぶりのFlex 3シリーズです。

おそらくですが、最後のFlex 3シリーズは2021年に出たIdeaPad Flex 360 Chromebookだったと思います。

Flex 3シリーズはコスパが高く、人気もあると思います。

本機はところどころハイスペック仕様になっており、外出用の機種や、家でも外でも使いやすいPCをお探しの人に合うと思います。

ちなみに、公式サイトでは販売されていないようで、アマゾンで販売されていました。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 3.3]
コスパ [usr 3.8]
総合評価 [usr 3.5]

 

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IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel)のスペック

CPU Intel N100
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 64GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(12.2型) WUXGA IPS液晶 光沢あり タッチ
OS Chrome OS
無線 Wi-Fi 6
生体認証
WEBカメラ HD 720p
スピーカー 2W×2
寸法(幅×奥行×高さ) 284 × 210 × 18.4mm
重さ 約1.25㎏
バッテリー 最大約12時間
標準保証 1年間
価格 4.5万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは、超小型PCなどに搭載されることが多く、ここ最近いろんな機種に搭載されているIntel N100です。

性能自体は低めですが、それなりのことができるし、本機はChromebookなのでそこそこ快適に動きます。

メモリはなんと最新のLPDDR5が搭載で、容量は4GBです。メモリは小さいですが、Chromebookなのでそんなに悪い動きではありません。

ストレージはタブレットやスマホに作用されるeMMCで、こちらも低容量の64GBになります。ただし、microSDカードリーダーがあるので増設も可能です。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の12.2インチで、13インチ並みの情報が表示されます。また、視野角が広いIPS液晶で、発色が良い光沢ありになります。ただし、タブレットの様に背景が反射しやすいので、見にくいと思う人もいるかもしれません。

その他のスペックは、OSはWindowsじゃなくChrome OSになり、無線はWi-Fi 6に対応、バッテリー駆動時間は最大12時間と普通です。

2 in 1 PCなので12.2インチと小型ながら1.25㎏とそこそこの重量がありますが、「ノートパソコン」としてだけ見たら軽量です(通常、13.3インチが約1.2~1.3㎏です)。

タブレット以上PC未満と言った機種で、家でも外でも使いやすいPCをお探しの人や、外出用のPCをお探しの人に向いていると思います。

 

IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 自動更新ポリシー期間

ちなみに、自動更新ポリシーは2031年6月までになっていました。十分長いですね。

 

 

公式サイト

 

ChromeBookとは?

Chromebookのセキュリティ

 

Chrome Windows
OS Chrome OS Windows
ブラウザ 基本的にGoogle Chrome Edge(好きなものを選択可能)
保存 基本的にGoogle Drive 基本的に内蔵ストレージ
ダウンロード Google Play Microsoft Store
各Webサイト
Office
セキュリティ 完全自動 自分でも対処した方が良し

Chromebookって何?って思う人も多いと思いますが、簡単に言うと「普通のノートパソコン」です。普通に使えます。

ただし、OSがChrome OSなので、Androidスマホのパソコン版と言った感じです。Windowsパソコンとの大きな違いは、好きなものをダウンロードできるかどうかですね。

Win PCは各Webサイトから好きなものをダウンロードできますが、ChromebookはGoogle Playからのみダウンロードができます。なので、「特殊なアプリやソフトをダウンロードしない」人は、特に気にならないと思います。

また、Chromebookはストレージが小さいので、パソコン本体にデータを保存せずに(保存してもOK)、クラウドにデータを保存するような仕様です。これは、いつでもどこでも、どのデバイスでも情報をシームレスに共有できるようにするためですね。

セキュリティはGoogleが対処しており、基本的に自分で何かをすると言う必要はありません。検証済みのブートプロセスにより、起動するたびにシステムに悪意のある変更がされていないかを自動的に検出し、必要に応じてより安全なバージョンに戻します。

万が一変なサイトに飛んでしまっても、システムと切り離されているので、そのページを閉じればOKです。パソコンがウイルス感染したりすることはほぼ無いそうです。

ただし、ChromebookはMicrosoft Officeアプリが使用できない(オンライン版は使用可能)なので、どうしても仕事でMicrosoft Officeを使う人はWindowsパソコンが使いやすいかもしれません。

今回はWindows PCとの違いを開設しましたが、Androidタブレットとの違いは「ChromebookとAndroidの違い」を参考にどうぞ。

 

 

IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel)の特徴

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 左斜め前から

意外にベゼル(画面の黒い枠)も太くなく、おしゃれな外観ですね。

寸法は

・幅 284㎜
・奥行 210㎜
・高さ 18.4㎜

で、そこそこコンパクトです。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 右側面インターフェイス

厚さは18.4㎜と薄くないですが、厚くもないです。

重さは1.25㎏と12インチにしてはそんなに軽くない重量ですが、一般的な持ち運び用ノートパソコンの重さは1.3㎏~1.4㎏ほどなので、軽いと言えば軽いですね。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 後ろから

カラーはアビスブルーで、似たような色がYogaでも使われていますね。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 天板

天板はデュアルトーンでちょっとおしゃれですが、低価格モデルなので安っぽさもあります。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 背面

底面を見てみると、通気孔や排気口はありません。ChromeBookは、ほとんどがファンレスですね。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 横から

ディスプレイを開くと、若干リフトアップヒンジになっていますね。ちょっとタイピングがしやすいです。

 

 

2 in 1 PC

2 in 1 PCとはヒンジが360度回転し、形状を変えることができるパソコンになります。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) テントモード

<テントモード>

テントモードはソファやベッドの上に寝転がって使うとき、底面の吸気口をふさがないので、筐体が熱くなりにくいです。

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) スタンドモード

<スタンドモード>

キーボードが邪魔な時や、画面をもっと近づけたいとき、ペンを使う時はスタンドモードにすると使いやすいです。

また、タブレットの様にもできるので、パソコンの状態じゃ使いにくい時に役に立ちます。重さが1.25㎏なので、片手で持ってペンを使うのは難しいです。

 

 

Webカメラ周り

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 正面

Webカメラは720p HD解像度で、プライバシーシャッターもあります。

カメラは良いものじゃないですが一般的な解像度で、オンラインレッスンやビデオ通話などに使えます。

また、プライバシーシャッターがあるので、離席中や顔を映したくない場合などに閉じておくこともできます。

キーボード上部にスピーカーがあり、意外に大きめの2Wが2つあるので、そこそこの迫力がある音が楽しめます。

 

 

キーボード

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) キーボード

キーボードは78キーの日本語キーで、カーソルキーが小さいですが一般的なものですね。

タッチパッドは約105㎜×61.5㎜で、筐体が小さいのでタッチパッドも小さいですね。

 

 

CPU

Intel N100
コア 4
スレッド 4
キャッシュ 6MB
グラフィックス演算ユニット 24
TDP 6W

CPUはここ最近いろいろな機種に搭載されているIntel N100で、低価格にしてはそこそこの性能があるので人気のようです。

中華製の激安パソコンや、ASUSのミニパソコンなどにも採用されていますね。

こちらはCPUの性能を測る、CPU Markスコアです。

 

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i5-13500H  23206
Core i7-1360P  21549
Core i5-1340P  20197
Core i7-1260P  18691
Core i5-1240P  17318
Core i7-1355U  15878
Core i5-1335U  18931
Core i5-10210U  6482
Intel N100  5626
Core i3-1005G1  5188

見た感じ、第10世代のCore i3ほどの性能で、十分に使えますね。また、Chromebookなのでスコア以上の快適さがあります。

 

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 左斜め前から

ディスプレイは意外と言ったら失礼ですが、この価格にしては高品質です。

12.2インチの画面アスペクト比が16:10で、WUXGA(1920×1200ドット)になります。一般的なPCよりも縦に長く、12.2インチでも13インチ並みの情報が表示されます。

また、コントラスト比が高いIPS液晶を採用し、もちろんタッチパネル、そして輝度は300ニトとこの価格にしては明るく、色域はNTSC 50%になります。

まぁ、普通と言えば普通なのですが、この価格で2023年の「普通」スペックになっているのはすごいと思います。

輝度は300ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはLPDDR5と最新のもので、4GBになります。Windows PCだと4GBじゃ厳しいですが、Chromebookは4GBあれば普通に使えます。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはeMMC 64GBで、タブレットやスマホに採用されるストレージですね。速度的には悪くないですが、容量が小さいのでmicroSDカードで増設するか、クラウドストレージを使わないとすぐに容量がいっぱいになります。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。eMMCは当サイトで計測したeMMCの平均値です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒
eMMC  300MB/秒
 105MB/秒

 

 

Wi-Fi 6に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・47Whrで、最大約12時間のバッテリー駆動時間があります。一般的な長さで、長時間がっつりと使わないのであれば、外出時にACアダプタの持ち運びは必要ないと思います。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは多くないですが、一般的な使い方であれば十分だと思います。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 左側面インターフェイス

左側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1、マイク/ヘッドフォンジャック、そしてmicroSDカードリーダーになります。

 

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel) 右側面インターフェイス

右側面には電源、ボリュームボタン、USB 3.2 Gen 1、HDMI、そしてセキュリティキーホールです。

意外なことに、USB Type-Cは最大データ転送速度が10Gbpsと速く、Powerdelivery 対応、DisplayPort 出力機能付きになります。

HDMIもあるので、外部モニターを使う場合は、USB-CでもHDMIでも使えます。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

 

  • 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

 

まとめ

良い点

・小型軽量で持ち運びがしやすい
・画面比が16:10で、12.2型でも13インチ以上の情報が表示される
・2 in 1 PCでどこででも使いやすい
・意外にCPU性能が高く、メモリはLPDDR5の最新モデル
・Wi-Fi 6対応
・ファンレスなので音がしない
・セキュリティはグーグルがやってくれるので、PCに詳しくない人にも安心
・ストレージが小さいが、microSDカードを増設できる

 

残念な点

・ストレージが小さい
・生体認証がない

 

総合評価

この価格にしては、なかなかのスペックだと思います。

まず第一に、2 in 1 PCなので使い勝手が高く、場所を選ばずに使いやすいです。また、高速安定通信のWi-Fi 6に対応しており、バッテリー駆動時間は約12時間とそこそこあります。

12.2インチで1.25㎏と持ち運びが便利で、画面アスペクト比が16:10と縦に長く13インチ並みの情報が表示されるので、スクロールアップダウンの回数も減り作業効率が上がりますね。

性能は低いですが、Web閲覧や動画視聴、メモ取りなどの簡単な作業であれば問題なく使えるし、執筆作業などもできます。

家でも外でも使いやすいPCをお探しの人や、外出用のPCをお探しの人に向いていると思います。

公式サイトでは売り切れが多く、アマゾンで販売されています。

 

 

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