Lenovo ThinkPad E590(15型)のレビュー・室内用にぴったりの低価格ビジネスノート

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ThinkPad E590はビジネスノートにしてはかなり価格が抑えられていますが、性能はさすがThinkPadシリーズと言った感じで、必要なものはほぼ全て入っていますね。

何故価格がこんなに安いのかな?と思ったのですが、重量が2㎏オーバーで結構重たいので、スペックは高くても値段が抑えられていると思います。

標準的なパソコンの重さは1.3~1.7㎏くらいが多いので、400~800gほど重たいです。

ただし、屋内で使うという人だったら全然関係ないので、低価格だけどスペックが高いE590はありだと思います。

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ThinkPad E590(15.6型)のレビュー

Lenovo thinkpad E590の外観・正面

まずはスペックを見ていきましょう。

CPU Intel core i3-8145U
Intel core i5-8265U
Intel core i7-8565U
メモリ 最大32GB
ストレージ1 HDD 500GB, 1TB, 2TB
ストレージ2 SSD 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
OS Windows 10 Home, Pro
セキュリティ Windows Defender、TPM、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、セキュリティ キーホール、スーパーバイザー パスワード
ディスプレイ FHD IPS 光沢なし
HD TN 光沢なし
グラフィックス 内蔵グラフィックス620・AMD Radeon RX 550X
指紋センサー 有り・無し
バッテリー 14.3時間
重量 2.1㎏
サイズ 369x252x19.95mm
Office 有り・無し
保証 送付修理1年間
金額 5.7万円~

第10世代CPU搭載の後継機種ThinkPad E15が販売されています。メモリ32GBを選ばない人であれば、E15(最大メモリ16GB)が性能も高く値段(6.2万円~)もほぼ同じになっています。

パソコンの頭脳であるCPUもi7まで選べるし、メモリ最大32GB、デュアルストレージと至れり尽くせりなスペックになっています。

セキュリティには、Windows DefenderとTPMが標準搭載だし、グラフィックスもAMD Radeonを選べるし。

ただし最初にも言ったように、ちょっと重いので頻繁に外出先で使う人にはあまり向いていません。

それを差し引いても、かなりお買い得な機種ですね。

もし外出が多いって人は、ThinkPad X390をチェックしてみて下さい。(重量1.18㎏・バッテリー19時間・8.8万円~)

Lenovo公式ページ

ThinkPad E590の特徴

Lenovo thinkpad E590の外観 Lenovo thinkpad E590のディスプレイ

ThinkPadには珍しく、シルバーもあるんですね。画面の黒枠(ベゼル)も太くないので、画面も見やすいです。

Lenovo thinkpad E590の外観・後ろ Lenovo thinkpad E590の外観・サイズ

サイズは369×252㎜で、15.6型なので大きめですね。大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)より、横7.2㎝、縦4.2㎝大きいです。重さは2.1㎏なので、カバンに入れて持ち運びというよりも、自宅などの室内で使う用の機種ですね。

Lenovo thinkpad E590のサイズ

幅は19.95mmと厚いですが、横から見るとそうでもないですね。

Lenovo thinkpad E590の外観

15.6型なのでテンキー(数字のキー)が付いています。入力作業が多い人は、15.6型じゃないと使いにくいですね。

トラックポイント

Lenovo ThinkPad E590のレビュー・トラックポイント

まずは何と言ってもトラックポイントです。

この赤いボタンは、ページをスクロールしたりズームしたりできるのですが、これがあるので指がホームポジションから離れないで作業が出来ます。

常に手がホームポジションにあるので、調べものをしながらタイピングする時なんか、かなり速くタイピングできます。

ちょっと慣れるまで時間がかかりますが、慣れたら高速タイピストになれるってくらいですよ。

CPU

プロセッサーはIntel core i3, i5, i7から選べ、モデルは以下になります。

  • Core i3-8145U
  • Core i5-8265U
  • Core i7-8565U

CPUはパソコンの頭脳部分で命令系統を司っているので、余裕があれば性能が高いものを選んだ方がいいです。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

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コスパが高いのは、Core i5ですね。i7とそこまで性能も変わらずに、価格が安くなっています。

スコアが6000以上なのでテレワークの人も問題なく使えるし、ストレスもなく作業できます。

メモリ

E590では、メモリが最大32GBまで選べます。

最近はメモリ8GBが主流になってきていますが、快適に使いたい場合は16GBがおすすめです。

メモリは、下記を目安にどうぞ。

  • 4GB・・・ライトユーザー
  • 8GB・・・ミドルユーザー
  • 16GB・・・ヘビーユーザー
  • 32GB~・・・動画編集などのプロとして活動している人

通常、8GBあれば困る事は無いと思います。(大きいに越したことは無いですが)

メモリスロットは2つあるので、増設も可能です。メモリはDDR4 2400MHz SODIMMです。

ストレージ

さすがのビジネスノートですね。デュアルストレージです。

デュアルストレージとは、その名の通りストレージが2つある事で、HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載できます。

HDDとSSDの違いは、こうです。

SSD HDD
値段 高い 安い
動作音 静か うるさい
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
データ移動 速い 遅い
寿命 長い(壊れにくい) 短い(壊れやすい)

ただし、本機種搭載のHDDはSATA接続なので、最大データ転送速度は6.0Gbpsとかなり速いです。

2020年10月24日現在販売されているストレージはSSD 256GBのみで、こちらもSATAになります。

また、256GBのSSDにはOPALが対応しています。OPALとは自己暗号化ドライブのことで、ハードウェアレベルでデータを暗号化できます。

仮に紛失や盗難になっても、データが見られることが無いんですね。

OS

Lenovo ThinkPad E590のレビュー

OSはWindows 10 Homeか、Proになります。

Proはビジネスパーソン向けのOSになり、一般的にはWindows 10 Homeとなります。

ProとHomeの一番の違いと言えば、Bitlockerを使えるかどうかだと思います。

Bitlockerとはストレージのデータを暗号化する機能なので、超重要なデータがある人なんかはProを選んだ方がいいです。

他にもクライアントHyper-VはWindows内で仮想マシンとして複数のOSが使える機能、アクセスの割り当てなどもあります。

個人的には、Proって必要かな?と思っているのですが、どうでしょう?

やっているビジネス内容にもよりますが、Bitlockerくらいですよね、魅力的な機能って。

これは購入後でもMicrosoftのストアからアップデートできるので、必要なら後から購入してもいいかもしれません。

セキュリティ

Lenovo ThinkPad E590のレビュー

セキュリティは、Windows DefenderとTPMなどが標準装備ですね。

以前はあまり役に立っていなかったと噂のWindows Defenderですが、ここ最近は性能もかなり上がり、セキュリティソフトのランキングでも高評価を得ています。

セキュリティレベルが標準で、マックに近づいた感じですね。

TPMはTrusted Platform Moduleの略で、OSや他のハードウェアから独立して機能するセキュリティチップの事です。

独立しているので外部からの攻撃にも強いし、以前はストレージに収納されていた認証するときに使う暗号などの重要情報を、安全に格納できます。

ビジネス用で使うのでその他のセキュリティも入れると思いますが、標準でも結構やってくれますよ。

他にも以下のセキュリティが入っています。

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時に入れるログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでハードディスクにパスワードを設定できる
  • セキュリティ―キーホール・・・ワイヤーなどを繋げて物理的に持ち運びできないようにできる
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更できる機能のパスワード

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad E590のレビュー・ディスプレイがFHDできれい

右にスクロールできます↓

光沢 液晶 輝度 コントラスト比 視野角
HD 無し TN 220nit 400:1 90度
FHD 無し IPS 250nit 600:1 170度
FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
UHD ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160
IPS 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる
TN 視野角が狭く、コントラスト比も低い、視野角も狭い低価格液晶
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
nit 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準
コントラスト 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能

あまりパソコンを使わない人であればHDディスプレイでもいいかもしれませんが、長時間の作業には向いていません。

グラフィックス

グラフィックスは、インテルUHDグラフィックス620か、AMD Radeon RX 550Xが選べます。

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もしグラフィックス系のアプリを使う人はAMDを選んだ方がいいですが、そこまで性能が高いわけじゃないので、ご注意を。

重量

重さは平均より重い、2.1㎏になります。

屋内で使う場合は全然問題ないですが、外出が多い人はこの重さが気になると思います。

価格が3万円ほど上がりますが、出先でよく使うという人はThinkPad X390がおすすめです。(重量1.18㎏・バッテリー19時間・価格8.8万~)

インターフェース

Lenovo ThinkPad E590のレビュー・インターフェース

  1. USB 3.1 Gen1 Type-C(電源と共用)
  2. HDMI
  3. USB 3.1 Gen1(Powered USB)
  4. USB 3.1 Gen1
  5. マイクロフォン/ヘッドフォン・コ ンボ・ジャック
  6. microSDメディアカードリーダー
  7. USB 2.0
  8. イーサネット・コネクター(RJ-45)
  9. セキュリティー・キーホール

さすがビジネスモデルですね。イーサネットコネクターがありLANケーブルを差すことが出来るので、会社のイントラネットに繋ぐことが出来ます。

まとめ

ThinkPad E590は15型の大画面で作業もしやすく、スペックも良し。価格も比較的安いのでお買い得です。

最初にも言ったようにレノボではセールをやっているので、この機会をお見逃しなく!

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