2024年春、新生活に向けてパソコンを一新される方も多いと思いますが、パソコンは種類も多いしスペックも読めないと自分に合ったもの、もしくは職場で求められる以上の機種を購入するのは難しいかもしれません。
筆者はフリーランスになって以降、Lenovo一筋でパソコンを使っています。もともとはコスパが良いからという理由で使っていたのですが、現在は性能やカスタマイズ性、サポートなどいろいろな面を見てThinkPadを使用しています。
カスタマイズしやすい機種もあれば、持ち運び用、据え置き用などいろいろな用途に対応した機種が販売されており、執筆時現在42機種のThinkPadが販売されています。
同じ機種でもモデルが違えば違った用途にもなるので、選択肢は多いですね。
その中でも、特におすすめの機種を用途別にいくつかピックアップしたので、参考にどうぞ。
サクッと概要をつかみたい方は、こちらの動画もどうぞ。
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Contents
ThinkPadの特徴
まずは簡単にThinkPadの特徴をご紹介します。
世界/日本ともにLenovoのPC出荷台数はNo.1

Lenovoはノートパソコン世界出荷台数が1位で、2023年のシェア率が24.7%になります。と言うことは、世界のノートパソコンの4台に1台がLenovo製品なんです。すごい。
国内パソコン出荷台数は2023年は24.6%、2022年は24.2%、2021年は29.4%とこちらでもダントツ1位です。国内ではほぼ4人に1人がLenovo・NECを使用しています。

タイピングがしやすい
仕事をどれだけ早く済ませるには、長時間疲れずにたたけるキーボードが必須です。
ThinkPadのキーボードはキーピッチはフルサイズ並み、キーストロークは1.8㎜前後と打鍵感が良く、キートップが若干湾曲しているのでミスタイプもしにくいんです。また、トラックポイントと呼ばれるマウス代わりの赤いボタンがあるので、ホームポジションから動かずにほぼすべての操作ができます。
USキーと日本語キーが選べるのもうれしいですね。
<湾曲しているキートップ>
一つ注意点で、バックライト有無しが選べるのですが、バックライト無しのキーボードはプラスチック感が強く打鍵感も下がるので、バックライト付きをお勧めします。
種類が豊富
先述した様に、ThinkPadは2024年2月現在42機種が販売されており、以下の種類があります。
| 総合性能 | 特徴 | |
| X/X1 シリーズ | [usr 5.0] | 薄型軽量、標準スペックでもハイスペック・ハイエンドモデル |
| Zシリーズ | [usr 4.9] | Z世代向けの新しいThinkPad |
| X1 Yogaシリーズ | [usr 4.8] | ハイエンドモデルの2 in 1 PC |
| Tシリーズ | [usr 4.5] | 軽量・ハイスペックだが、Xシリーズより1~2㎜大きいため中価格 |
| ThinkBookシリーズ | [usr 4.0] | IdeaPadの外観にThinkPadのビジネススペックが搭載 |
| Eシリーズ | [usr 4.0] | 2023年モデルは低価格だけどハイスペック。文句なしです! |
| Lシリーズ | [usr 4.2] | 性能ははそこそこ高く、メモリ最大64GBと大容量だが大きな筐体 |
| Pシリーズ | [usr 5.0] | 開発者向けの超高額モデル。CAD使用者向け・分析向け・写真、製版向けなどあり |
- X1シリーズは言わずと知れた最高峰シリーズで、値段も高いですが妥協もしない強気なスペックで人気が高いです。
- Zシリーズは、今までThinkPadを使わなかったような人にもアピールした機種です。
- Tシリーズは意外におすすめで、Xシリーズと比べても同じような高い性能ですが、ボディが若干厚くなっているのでお安くなっています。
- Eシリーズは今までは上位モデルと大きな差がありましたが、2023年モデルから画面比が16:10になり、重さも普通になりました。
- Lシリーズはスペックを見て分かる人だったら問題ないですが、パソコンに詳しくない人は避けた方がいいシリーズです。
- Pシリーズは完全に専門職向けに作られた機種になり、動画編集や画像編集、3DCADや3DCGなどの作成をするクリエイターPCです。
ThinkPadシリーズ全体に通して言える事は、ビジネスPCなのでセキュリティが堅牢です。ThinkShieldと言う包括的なセキュリティで守られています。
カスタマイズで自分好みのスペックに変更

Lenovoには「カスタマイズモデル」があり、自分でスペックを変更できます。公式サイトで購入時にでき、クリック1つでスペックを変更できます。機種やモデルによりますが、CPUやメモリ、SSDにディスプレイなどいろいろと変更できます。
もしくは、全機種ではないですが、14インチ以上のEシリーズやTシリーズなどはメモリやSSDの増設ができる機種があります。
安くスペックを上げるには一番の方法ですね。ただし、自己増設をすると保証が外れるので、自信がある人のみどうぞ。
サポート・保証
Lenovoは標準保証で「1年間引き取り修理」があり、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、保証は最長5年まで延長できます。
ビジネスモデルのみ「オンサイト修理」と「プレミアサポート+翌日オンサイト修理」という保証やサポートにアップグレードでき、「オンサイト修理」は万が一の時にPCをLenovoの工場に送ることなく、技術員が直接家や会社に来て修理をしてくれます。セキュリティ的にも安心だし楽ですね。
プレミアサポートは24時間365日、ハイスキルな専任エージェントが対応してくれるものです。標準サポートは朝9時から夕方6時までで、通常、第1第3日曜日が休みです。(月により祝日も休み)
それではおすすめ機種をご紹介します。
おすすめThinkPad
ThinkPad X1 Carbon Gen 11

13世代インテルを搭載し、その他のスペックも最新最先端を行っており、総合的に完成された機種です。重さも14インチで1.12㎏からとかなり軽く、バッテリー駆動時間は最大約28.5時間です!今まではパワフルなPシリーズのCPUのみでしたが、Gen 11には省電力モデルのUシリーズも選べ、価格が安くなっています
| CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U Core i7-1370P |
|---|---|
| メモリ | 最大64GB |
| ストレージ | SSD 最大2TB |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
| OS | Windows 11 Home/ Pro Windows 11 Pro(Windows 10へのダウングレード権行使) |
| 無線 | Wi-Fi 6E |
| 生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
| WEBカメラ | FHD、FHD&IRカメラ、FHD&IRカメラ、MIPI |
| 重さ | 1.12㎏~ |
| バッテリー | 最大約28.5時間 |
| 価格 | 18.7万円~ |
ThinkPad T14 Gen 4 AMD

USB4搭載のハイエンドモデルで、TシリーズというよりもX1シリーズっぽいスペックです。14インチで1.35㎏からとそこそこ軽く、Wi-Fi 6にイーサネット搭載でLTEも搭載可能。そして最大約22.4時間のバッテリー駆動時間があります
| CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
|---|---|
| メモリ | 16/32GB |
| ストレージ | SSD 最大2TB |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
| 通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
| 生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
| WEBカメラ | HD 720p FHD 1080p&IRカメラ 5MP+IRカメラ |
| 重さ | 約1.35㎏~ |
| バッテリー | 39.3Wh/52.5Wh 最大約22.4時間 |
| 価格 | 15.4万円~ |
ThinkPad P16v

ミドルハイクラスのスペックですが、低価格です。インターフェイスが若干乏しいですが、Thunderbolt 4対応ドックを持っていたら大丈夫かと思います。ディスプレイの輝度が300ニトか800ニトと極端に分かれているので、屋外でも頻繁に使う人は+5万円ほどかかりますがWQUXGAが良いかもしれません
| CPU | Core i5-13500H Core i7-13700H/13800H Core i9-13900H |
|---|---|
| メモリ | 最大96GB |
| ストレージ | SSD×2 |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス RTX A500 RTX A1000 RTX 2000 Ada |
| ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS 300nit WQUXGA IPS 800nit |
| 無線 | Wi-Fi 6E、LTE |
| 生体認証 | 指紋センサー(標準)、顔認証(オプション) |
| WEBカメラ | 1080P/500万画素 |
| バッテリー 電源 |
最大約20.18時間 170W |
| 価格 | 20.7万円~ |
ThinkPad X13 Gen 4 intel

すでにコンパクトで軽量だった旧モデルからさらに小さくなり、重さも1.09㎏からと羽のような軽さです。ハイエンドなモバイルPCで、性能も機動性は抜群です。Xシリーズが10万円以下と超低価格です
| CPU | Core i3-1315U Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U |
|---|---|
| メモリ | 最大32GB |
| ストレージ | SSD 最大2TB |
| ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS 2.8K OLED |
| 無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5G |
| 生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
| WEBカメラ | HD、FHD、500万画素 |
| 重さ | 1.09㎏~ |
| バッテリー | 最大約22.9時間 |
| 価格 | 9.9万円~ |
ThinkPad E16 インテル

画面アスペクト比が16:10の機種で、Thunderbolt 4も初めて搭載しています。スペック的に「低価格モデル」と呼べないスペックになっていますが、価格は8万円台からとかなり安いです。ちなみに、AMDモデルは7.9万円からと、2000円ほど安くなっています。
| CPU | Core i3-1315U Core i5-1335U Core i7-1355U Core i5-1340P Core i7-1360P |
|---|---|
| メモリ | 最大24GB |
| ストレージ | SSD×2 |
| ディスプレイ(16型) | WUXGA/WQXGA IPS タッチあり |
| 通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
| 生体認証 | 指紋センサー/顔認証(オプション) |
| WEBカメラ | FHD、FHD+IRカメラ |
| 重さ | 1.76㎏~ |
| バッテリー | 最大約13.9時間 |
| 価格 | 8.1万円~ |
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