最新のRyzen 6000シリーズ搭載の、軽量コンパクトモデルです。
旧モデル・ThinkBook 13s Gen 3の欠点を補った進化をしており、現行では、ほぼ言う事なしかな、というスペックです。
ビジネスパーソンやクリエイター、おしゃれな機種が欲しい人など、多くの人に合う機種です。
まずはレビューのまとめからどうぞ。
良い点
・軽量コンパクトモデル
・アルミニウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・画面比が16:10で、13.3型でも14型以上の情報が表示される
・高性能Ryzen 6000シリーズ搭載
・メモリが最新最高速のLPDDR5
・SSDが最新のPCIe 4.0
・指紋センサーが電源ボタンと統合なので二度手間にならない
・Webカメラが高画質
・USB4搭載
・片手でPCを開くことができる
残念な点
・インターフェイスが若干少ない
ThinkBook 13s Gen 4(AMD)のスペックレビュー
CPU | Ryzen 5 6600U Ryzen 7 6800U |
---|---|
メモリ | LPDDR5 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | Radeon 660M Radeon 680M |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA/WQXGA IPS液晶 光沢なし 300nit sRGB 100% |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー |
Webカメラ | 1080p FHD |
寸法(幅×奥行×高さ) | 297 × 211 × 14.9㎜ |
重さ | 1.23㎏ |
バッテリー | 14.1時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 9.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 6000シリーズ搭載で、高性能です。インテル12世代も高性能ですが、Ryzenは消費電力が少なく、発熱を抑えながら性能が高いという特徴があります。
メモリも最新のLPDDR5が搭載で、なんと6400MHzになっています!この周波数が高いと処理速度が速いのですが、インテルモデルは4800MHzなので、より高い性能になっていますね。
ストレージはM.2 PCIe NVMeが搭載で、最大512GBになります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチ以上の情報が表示されます。Excelなどを使っているときに、上に下にと行き来する回数が減りますね。
解像度はFHD相当のWUXGA(解像度1920×1200ドット)か、2.5KのWQXGA(2560×1600ドット)で、クリエイターにも向いた品質です。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが搭載、最新のWi-Fi 6E、電源ボタンと統合された指紋センサーに、Web会議が多い人におすすめの1080p FHD Webカメラが搭載です。
今まではAMDモデルはThunderbolt 4がないために、インテルモデルより見劣りしていましたが、本機はUSB4が搭載です!ビジネス用途で使う人はThunderbolt 4があった方が作業効率が高くなるので、AMDモデルを敬遠していた人も多いと思いますが、本機であればそういったデメリットも解消されています。
筐体もコンパクトで重量もたったの1.23㎏なので、持ち運びが多い人にも合う機種です。
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。
ハイエンドPCは2022年に入り、基本スペックが高く欠点が減ってきている状況です。欠点というと、例えばWebカメラが720Pの低画質や、マイクの質だったりですが、今まで別途購入が必要だったものが標準搭載になってきたイメージです。
Ryzen 6000シリーズ | DDR5 | PCIe 4.0 | |
〇 | 〇 | 〇 | |
画面比16:10 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | 素材 | Dolby Atmos | 全方位360°マイクが4つ |
〇 | アルミニウム | × | × |
USB4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | 18時間以上バッテリー |
〇 | 指紋センサー | 〇 | × |
※)インテルモデルにはThunderbolt 4搭載
ほぼ全項目で、ハイエンドモデルの要件を満たしたスペックになっていますね。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Thinkbook 13s Gen 3>
旧モデルのThinkBook 13s Gen 3との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | ThinkBook 13s gen 3 | |
CPU | Ryzen 5 6600U Ryzen 7 6800U |
Ryzen 5 5600U Ryzen 7 5800U |
メモリ | LPDDR5 16GB | LPDDR4X 16GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ | WUXGA/WQXGA IPS sRGB 100% | |
アスペクト比 | 16:10 | |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 14.1時間 | 16.1時間 |
寸法 | 297 × 211 × 14.9㎜ | 299 × 210 × 14.9㎜ |
重量 | 1.23㎏ | 1.26㎏ |
価格 | 9.9万円~ | 9.4万円~ |
<ThinkBook 13s Gen 3>
Gen 4になりほんの少し筐体が小さくなり、30g軽くなっていますが、外観に大きな変化はありません。
変更点は以下になります。
・Ryzen 5000シリーズが6000シリーズに
・LPDDR4XのメモリがLPDDR5に
・SSDがPCIe 4.0に
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・30g軽くなった
・USB4搭載
・WebカメラがHD 720p→FHD 1080P
・片手でパソコンを開けれるようになった(以前は片手で抑えて、もう片方の手で開ける)
一番うれしい変化は、USB4ですね。今まではインテルモデルにしかUSB4(Thunderbolt 4対応)がなかったのですが、本機種には待望のUSB4がありますね。これで、インテルモデル並みに生産性が上がります。
ThinkBook 13s Gen 4(AMD)の特徴
ベゼル(画面の黒い枠)も細いので、ディスプレイがより大きく見えますね。
寸法は旧モデルより横幅が2㎜小さく、奥行きが1㎜大きくなっており、
・幅297㎜
・奥行211㎜
・厚さ14.9㎜
で、A4サイズ(210㎜×297㎜)と同じサイズです。A4サイズなので持ち運びも楽だし、今お使いのバッグにもすっぽり入ると思います。
厚さはなんと、14.9㎜です。薄いですね。USB Type-Cしかないパソコンだと、あと1㎜くらいは薄くできそうですが、HDMIやUSBの関係上、これ以上薄くするのは難しいだろうなというくらい、薄いと思います。
筐体のエッジも滑らかで、丸みがあってかっこいいですね。ヒンジが弧を描くように動き、片手でパソコンを開くことができます。絶妙なバランスが必要らしいので、片手で開けれるパソコンは少ないですよね。
天板はツートンカラーですが、光の当たり具合で1色に見えることもあります。
底面には大きめの吸気口があり、吸気口右上にNOVOボタンもあります。Novoボタンはパソコンがフリーズしたときに使うことがあり、UEFI/BIOSのセットアップやBootメニュー、Windows起動オプション画面が開きます。
また、2Wスピーカーが2つ底面にあり、オーディオはハーマン・カードンになります。車好きの人は聞いたことがあるかもしれませんが、BMWやベンツ、ボルボなどの高級外車のカーオーディオとして採用されているブランドなので、音質は良いです。
ほぼ180°開くことができます。
FHD Webカメラ搭載
2021年以前は、ノートパソコンのWebカメラと言えばHD画質の720pでしたが、2022年に入り、ハイエンドモデルでは高画質FHD 1080pが標準搭載になってきました。
高画質のカメラなので、相手により良い印象を与えやすくなったと思います。
アルミニウム素材で高級感がある
筐体は天板も底面カバーもアルミニウムを使用しており、表面は傷がつきにくいサンドブラスト加工になっています。
手触りも良く、たわみにも強い、そして耐久性も高い素材が使用されています。
電源ボタンに統合された指紋センサー
ThinkBookシリーズでは昔から「当たり前」でしたが、ほかのモデルでも電源と統合された指紋センサーの搭載が増えてきましたね。
はっきり言って、指紋センサーが別のところにあると、2度手間ですよね。電源を入れて、次にセンサーを触って・・・と、面倒臭いと思います。
ThinkBook 13s Gen 4 AMDなら、電源を入れたらサインインも完了しているし、起動時間も10秒くらいと速いのですぐに作業に取り掛かれます。
MILスペック
MIL規格(MIL-STD-810H)と言う米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。
キーボード
<出荷されるのは日本語キーです>
キーボードはJIS配列で、バックライト付きになります。ThinkBookのキーボードはThinkPadのような打鍵感はありませんが、軽めのタッチで流れるように打つ人には、使いやすいキーボードです。
高性能Ryzen 6000シリーズ
Ryzen 5 6600U | Ryzen 7 6800U | |
アーキテクチャ | Zen 3+ | Zen 3+ |
製造プロセス | 6nm | |
コア/スレッド | 6/12 | 8/16 |
キャッシュ | 16MB | |
基本クロック | 2.9GHz | 2.7GHz |
ブーストクロック | 4.5GHz | 4.7GHz |
TDP | 15-28W |
旧シリーズのRyzen 5000は上位モデルのみZen 3で、通常モデルはZen 2でしたが、今現在発表されているRyzen 6000シリーズは、すべてがZen 3+になっています。
Zen 3+の主な特徴です
・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能は約2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応
先述しましたが、本機はUSB4が搭載されているので使い勝手がインテル搭載モデル並みになったといいましたが、これはRyzen 6000シリーズからようやくUSB4に対応したので、Lenovoでは本機が初になります。
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 6800U | |
---|---|
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-11500H | |
Core i5-11400H | |
Ryzen 5 6600U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Ryzen 7 6800U | |
Core i9-11900H | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i7-11800H | |
Core i5-11500H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 6600U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5500U |
Ryzenは以前からマルチコアが高くシングルコアは低めでしたが、Ryzen 6000シリーズになり、マルチコアもシングルコア性能も上がっていますね。
性能が高くなったインテル第12世代と比べても、マルチコアはぶっちぎりに高性能で、シングルコアもインテルに近い数値になっていますね。
グラフィック性能
グラフィックは内蔵グラフィックスで、Ryzen 5 6600UがRadeon 660M、Ryzen 7 6800UがRadeon 680Mになります。
発売されたばかりのプロセッサーでデータがないので、入手次第情報をアップデートします。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
WUXGA WQXGA |
なし | IPS | 300nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
– | – | – | – |
WQXGA | 2.5Kの解像度は2560×1600ドット |
---|---|
WUXGA | FHD相当で、解像度は1920×1200ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
色域 | 広い色域だとより鮮やかな描写が可能 |
Dolby Vision | Dolby社のHDRの技術。従来よりもより明るく(白はより白く、黒はより黒く描写できる)表現できる |
ディスプレイはアスペクト比16:10で縦に長いので、より多くの情報を一目で見ることができます。
<左・16:10の13.3インチ/右・16:9の14インチ>
2022年に入り、ハイエンドモデルでは当たり前になってきましたが、16:10のディスプレイはすっごく見やすいですね。
解像度はフルHD相当のWUXGAと、2.5KのWQXGAになります。画像編集などのクリエイティブワークをする人はWQXGAがより使いやすいと思いますが、WUXGAでも十分使える品質ですね。
輝度はどちらも300ニトとそこそこ高いので、直射日光が当たるような明るいオフィスでも使いやすく、屋外でも直射日光じゃなければ見やすい明るさです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5-6400MHzで、オンボードになります。6400MHzって・・・すごいですね。この動作周波数(MHz)が高いと、より早くデータ処理ができるのですが、兄弟モデルのThinkbook 13s Gen 4 インテルは4800MHzなので、より高速に処理ができます。
現行で、最高処理速度があるメモリになっています。
また、メモリは最大16GB搭載モデルを確認できましたが、兄弟モデルが32GBまで搭載できるので、本機もそうなるかもしれません。
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機は最新のPCIe 4.0だが搭載で、最大データ転送速度が旧モデルの倍・64Gbpsになっています!
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windowsに標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
- セキュリティキーホール・・・ワイヤーを付けて持ち運びできないようにする
などがあり、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5GHz/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6もしくはWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
ただし、Wi-Fi 6Eの国内利用はまだ始まっていないので、最大で5GHz接続になります。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は14.1時間と、そこそこ長めです。ちょっとした外出なら充電アダプタ―も必要ないですが、丸一日外出する場合は、充電アダプタも持ち歩いた方が良さそうです。
インターフェイス
左側面インターフェイスは充電兼用USB4、HDMI、USB Type-C 3.2 Gen 2になります。
右側面インターフェースはマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1、そしてセキュリティーキーホールです。
USB4には以下の様な機能があります。
・最大データ転送速度が40Gbps
・DisplayPort Alt Modeでの映像出力機能(接続1台)
・最大100Wの供給が可能(ただし最大値であって、すべてのUSB4ができるわけじゃない)
・最大伝送距離0.8m(USB4 20Gbpsケーブル使用時は2m)
このポート1つでいろいろなことができるので、重宝します。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・ThinkPad X1 Carbon Gen 10・ThinkBook 14 Gen 4>
本機種と似たような最新機種との比較です。本機種以外は14インチになります(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad X1 Carbon Gen 10 | ThinkBook 14 Gen 4 | |
CPU | Ryzen 5 6600U Ryzen 7 6800U |
Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Core i3-1215U Core i5-1235U/1240P Core i7-1255U/1260P |
メモリ | 16GB(32GB?) | 32GB | 40GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 4.0 |
グラフィックス | Radeon | Iris Xe | Iris Xe GeForce MX550 |
ディスプレイ | WUXGA、WQXGA 画面比16:10 |
WUXGA、WQUXGA 画面比16:10 |
FHD 画面比16:9 |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6/6E、LTE | Wi-Fi 6/6E |
バッテリー | 14.1時間 | 24.9時間 | 7.7時間 |
重量 | 1.23㎏ | 1.12㎏ | 1.4㎏ |
価格 | 9.9万円~ | 22.5万円~ | 9.7万円~ |
各機種の特徴です。
本機種・・・X1 Carbon Gen 10に次ぐスペックで、最新のAMD Ryzen 6000シリーズ搭載。マルチコア性能はインテルCPUよりも高い
X1 Carbon Gen 10・・・14インチで画面比16:10とディスプレイが大きいのに、重量は1.12㎏~とかなり軽量です。4K相当のWQUXGAもあり、LTEも搭載可能、そしてバッテリー駆動時間がかなり長いので、外出先でも屋内でもがっつり作業をしたい人向け
ThinkBook 14 Gen 4・・・CPU性能などは他機種とそん色ないが、画面比が16:9と普通で、バッテリー駆動時間が比較的短いです。その分、かなり低価格。メモリやSSDの増設が可能。
まとめ
良い点と悪い点です。
良い点
・軽量コンパクトモデル
・アルミニウム素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・画面比が16:10で、13.3型でも14型以上の情報が表示される
・高性能Ryzen 6000シリーズ搭載
・メモリが最新最高速のLPDDR5
・SSDが最新のPCIe 4.0
・指紋センサーが電源ボタンと統合なので二度手間にならない
・Webカメラが高画質
・USB4搭載
・片手でPCを開くことができる
残念な点
・インターフェイスが若干少ない
総合評価
旧モデルのGen 2やGen 3の欠点が改善された機種で、より使いやすくなっていますね。性能が高くなったのは「当然」ですが、今まで別途購入していたようなFHD Webカメラが標準搭載になり、Web会議が多い人やオンラインレッスンの先生などは、より良い印象を与えやすくなったと思います。
また、片手でパソコンを開けることができるので、楽に作業を始めることができるし、電源ボタン統合の指紋センサーもあるので、本当に「サッ」と使い始めることができます。
そして待望のUSB4ですね。今までは便利なUSB4もしくはThunderbolt 4はインテルモデルのみだったので、私の様にAMDモデルを避けていた人もいると思いますが、そういったことも心配なくなりましたね。
あえて残念な点を上げたら、薄型の13.3インチなのでインターフェイスのポートが多くないですが、これはどの小型モデルも同じですが、ハブなどを併用すると使いやすくなります。
本機は持ち運びが多い人、おしゃれな小型モデルが欲しい人、画像編集がメインのクリエイター、Web会議が多いビジネスパーソンなど、いろいろな人に合う機種だと思います。