Lenovoには有名なビジネスモデルのThinkPad、普段使いモデルでIdeaPad、おしゃれなビジネスモデルのThinkbook、そしてクリエイターに人気のYogaがあります。
Yogaは最先端技術が早く投入されることが多く、また、ディスプレイの品質も高いという特徴があります。早くからThunderbolt 4も採用していましたね。
クリエイターだけに使いやすい機種じゃなく、ビジネスパーソンにも使いやすいし、普段使い用としても超高性能でサクサク使えます。
そんなYogaのおすすめ機種をご紹介します。
Lenovo Yogaの特徴
Yogaにはマルチモード(2 in 1 PC)、ウルトラスリム、オールインワンPCがあり、15機種あります。
YogaのオールインワンPCは長らく新機種が更新されていないので、今回は省いていますが、新しい機種が出たら追加します(海外では新機種が出ましたが、日本では販売未定です)。
価格は8万円台から14万円ほどがメインになっており、他のどのモデルよりも最低価格が高いです。その分、高品質と言うわけなんですけどね。平均バッテリー駆動時間も、他のシリーズよりも長いです。
ただし、グラフィックボード搭載機種は少ないので、メインにPhotoshopなどで画像編集をする人に合うと思います。
また、YogaにはCarbonと名が付くカーボン素材のモデルもあり、より軽量で堅牢性の高い機種になります。
おしゃれなファブリック素材もあります。
ディスプレイが高品質
紹介しているほとんどのモデルのディスプレイは、sRGB 100%以上になります。
上の画像は左からDCI-P3 100%、sRGB 100%、NTSC 45%で、Yogaは左と真ん中ノートパソコンの色域になります。右とは、色が全然違いますよね。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)という黒潰れや白飛びがしにくいものにも対応しており、より正確な色が描写されます。
こちらはYogaのディスプレイ(2.8K OLED液晶)ですが、本当に色鮮やかで、力強い映像が楽しめます。
もちろんThunderbolt 4 / USB4搭載
<USB-Cも使えるが、フル機能を使うにはThunderbolt 4対応ケーブルが必要>
これはインテルモデルのみですが、Thunderbolt 4があるので作業効率も上がりますね。(AMD搭載上位モデルはUSB4)
Thunderbolt 4は、以下のような特徴があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000MB/秒
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
- USB4.0規格に準拠
筆者が購入したケーブルはこちらで、0.8mとちょっと長いのですが、世界的大手のケーブルマターズで正規のThunderboltの「雷マーク」があるのでこちらにしました。(正規品は雷マーク付きで、Thunderbolt 4として販売されていても非正規品だと雷マークがないです)
また、Thunderbolt対応のドックも使えるので拡張性が高いし、ケーブル1本外せばすぐに持ち運べます。
<ThinkPad ユニバーサルThunderbolt 4 ドックのインターフェース>
世界販売台数1位
これはYogaのみじゃないですが、Lenovoはノートパソコン世界販売台数が1位で、2023年のシェア率が24.7%になります。と言うことは、世界のノートパソコンの4台に1台がLenovo製品なんです。すごい。
<Gartnerより引用>
国内パソコン出荷台数は2023年は24.6%、2022年は24.2%、2021年は29.4%とこちらでもダントツ1位です。国内ではほぼ4人に1人がLenovo・NECを使用しています。
<参考資料・MM総研>
Yogaおすすめ機種
本記事ではおすすめ機種のみご紹介しているので、全機種を確認したい場合は「Yoga全機種の比較レビュー」をどうぞ。
先述しましたが、AMDモデルにはThunderbolt 4はありません。また、Yogaと言う名称のモデルは2 in 1 PC、Yoga Slimはクラムシェル(通常のノートPC)になります。
Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9
筆者購入機種・Copilot+PC
最先端のAIソフトを詰め込んだ様な機種で、NPUは最大47TOPSとかなりハイスペックです。画面比が16:10の15.3インチで1.53㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大13.7時間と長時間作業ができます。筐体もコンパクトで薄い、そしてパワフルの機種です。ディスプレイはIPS液晶ですがPureSight Proディスプレイを採用しており、OLEDディスプレイとあまりそん色ないほど高品質です
CPU | Core Ultra 7 258V |
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メモリ | LPDDR5X 32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(15.3型) | 2.8K IPS |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 7 |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD |
重さ | 約1.53㎏ |
バッテリー | 最大約13.7時間 |
価格 | 24.9万円~ |
Yoga Pro 7 Gen 9 14.5型(AMD)
Copilot+PC
最大50TOPSのRyzen AI 9を搭載し、Puresight Pro 14.5型 2.8K OLEDディスプレイを採用した本格クリエイターPCです。ハードウェアブーストでCPU出力を増幅し、バイオミメティックファンが必要な場所に必要な個所に冷気を送ります。14.5インチの大きな筐体ですが、コンパクトな14インチの寸法です
CPU | Ryzen AI 9 365 |
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メモリ | LPDDR5X-7500 32GB |
ストレージ | SSD 1TB |
ディスプレイ(14.5型) | 2.8K OLED 400nit ΔE<1 |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD |
重さ | 約1.54㎏ |
バッテリー | 最大約11.5時間 |
価格 | 25.9万円~ |
Yoga 7 2-in-1 Gen 9 14型AMD
Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズで、CPU性能もグラフィック性能も大きくアップした機種です。クリエイターに向いたスペックで、外出先でも動画編集などのクリエイティブワークをするような人にも合います。ただし、IPS液晶モデルはスペックが低すぎるため、外付けモニターしか使わないという人以外はOLEDディスプレイ(+約1万円)の選択が必須です。
CPU | Ryzen 5 8640HS Ryzen 7 8840HS |
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メモリ | LPDDR5X-6400 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS/OLED |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー(オプション) |
WEBカメラ | IR+1080p FHD |
重さ | 約1.49㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) JEITA 2.0 |
最大約11.8時間(動画再生時) 最大約16.6時間 |
付属 | Lenovo デジタルペン |
価格 | 10.4万円~ |
Yoga 7i 2 in 1 Gen 9
インテル14世代CPU搭載でグラフィック性能が高くディスプレイも業務用モニターレベルのスペックで、一つ上の快適さがあるPCです。14インチで1.49㎏と軽量じゃない点が欠点ですが、それ以外はハイスペックです。
CPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
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メモリ | LPDDR5X 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | インテルArcグラフィックス |
ディスプレイ(14型) | WUXGA OLED 2.8K OLED |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | IR+1080p FHD |
重さ | 約1.49㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) JEITA 2.0 |
最大約11.6時間(動画再生時) 最大約28.4時間 |
付属 | Lenovo デジタルペン |
価格 | 14.3万円~ |
Yoga Pro 7i Gen 9 14型(Intel)
インテル14世代搭載で内蔵グラフィック性能が大きく上がり、AI専用のNPUコアも搭載しより快適に使えるようになりました。また、Evo Edition プラットフォームに準拠しており、ワンランク上の快適さが手に入ります。スピーカーやオーディオも高品質で、良い音を聞きながら作業もできます
CPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H Core Ultra 9 185H |
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メモリ | LPDDR5X-7467 32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス RTX 4050 RTX 4060 |
ディスプレイ(14.5型) | WQXGA IPS 光沢なし 90Hz 2.8K OLED 光沢あり 120Hz 3K IPS 光沢あり タッチ 120Hz |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD&IRカメラ |
スピーカー | 2W×4(ドルビーアトモスに最適化) |
重さ | 1.49㎏~ |
バッテリー 電源 |
最大約11.6時間 100W/140W |
価格 | 13.1万円~ |
Yoga 9i Gen 8 14型
欠点が見つからないほど完成された機種で、最新スペックが満載、そしてスピーカーやその他のスペックも全体的に高い機種です。ディスプレイは業務用レベルで、グラボ無しのクリエイターPCとしては最高峰です
CPU | Core i7-1360P |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(14型) | 2.8K/WQUXGA OLED 光沢 10bit |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | IR&FHD 1080p |
オーディオ | ハイディフィニションオーディオ Bowers&Wilkins スピーカー×4(ドルビーアトモスに最適化) |
重さ | 1.4㎏ |
バッテリー | 最大約15時間 |
付属 | Lenovo Precision Pen 2、バッグ |
価格 | 21.4万円~ |
Yoga 7i Gen 8 16型
16インチと大画面で、ハイエンドクリエイターPCです。ディスプレイは2.5K解像度と高精細でsRGB 100%の色域を持ち、Web用画像編集をするようなクリエイターに向いています。1.98㎏と重たいですが、バッテリー駆動時間が長いので、外出先でも長時間作業ができます
CPU | Core i5-1340P Core i7-1360P |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(16型) | WQXGA IPS sRGB 100% |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | IR&FHDカメラ |
重さ | 約1.98㎏ |
バッテリー | 最大約21.5時間 |
付属 | Lenovoデジタルペン(モデルによってはオプション) |
価格 | 14.8万円~ |
Yoga Pro 7 Gen 9 14型(AMD)
Ryzen 8000シリーズ搭載で、最高でRTX 3050を搭載できるクリエイターPCです。SDカードリーダーがない点を除けば、必要な機能やスペックはほとんどあるんじゃないかなと思います。純粋な性能は下で紹介している旧モデルの方が高いですが、CPUがRyzenになりTDPが大きく下がり発熱と消費電力も下がりました。また、グラボ搭載でも15万円台からと安いです
CPU | Ryzen 7 8845HS |
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メモリ | LPDDR5X-6400 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス RTX 3050 |
ディスプレイ(14.5型) | WQXGA IPS 光沢なし 90Hz 3K IPS 光沢なし 120Hz |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD&IRカメラ |
重さ | 1.49㎏ |
バッテリー 電源 |
最大約11.5時間 100W/140W |
価格 | 13.1万円~ |
Yoga 6 Gen 8
最新のRyzen 7000シリーズ搭載で、性能が高くなっています。また、画面比が16:10なので、13.3インチでも14インチ並みの情報が表示されます。SDカードリーダーがなく、USBのデータ転送速度が5Gbpsなので、一眼を使うようなクリエイターには向きませんが、普段使い用としては優秀な機種です
APU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS タッチパネル |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | FHD&IRカメラ |
オーディオ | ドルビーアトモス |
重さ | 約1.39㎏ |
バッテリー | 最大約21.7時間 |
付属 | Lenovoデジタルペン |
価格 | 10.3万円~ |
まとめ
Yogaは若干他のモデルに比べ価格が高いですが、クリエイターも満足する機種が多いですね。
ちょっと予算オーバーと言う人は、sRGB 100%にはなりませんが、IdeaPadにCPUスペックなどが高く、かつ低価格モデルもあるので、こちらも確認してみてください。
もしくは、がっつり動画編集もするよって人は、こちらをどうぞ。