Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Editionの実機レビュー 14インチで1㎏以下!超軽量ノートPC

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便利な機能が満載した機種で、最大47 TOPSのNPU性能を持つCore Ultra 7 258Vが搭載し、グラフィック性能が高い機種です。

本機最大の特徴は14インチで1㎏を切る軽さなので、持ち運びがぐっと楽になります。1㎏切ると、全然軽いんですよね。

バッテリー駆動時間も比較的長く、急速充電は1時間で約80%も充電できます。外出が多い人に向いた機種ですね。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 258V、メモリ32GB、SSD 1TBになります。

サクッと概要をつかみたい方は、動画をどうぞ。

 

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ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Editionのスペック

CPU Core Ultra 7 258V
メモリ LPDDR5X-8533 32GB
ストレージ SSD 1TB
グラフィックス Intel Arc 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) 2.8K OLED
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 7
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ IR+FHDカメラ
オーディオ ドルビーアトモス/2Wスピーカー×2
寸法(幅×奥行×高さ) 312.8 × 214.75 × 14.37mm
重さ 986g
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約11.6時間
標準保証 1年間
価格 29.9万円~

<性能評価>

 

CPUはCore Ultraシリーズ2が搭載で、最大47 TOPSのNPUが搭載です。今はまだ使えないですが、Copilot+PCに準拠しているので今後ますます使いやすくなります。

メモリはLPDDR5X-8533MHzでオンボード32GB、ストレージはSSD PCIe 5.0で1TBとどちらも高性能で大容量です。ストレージはかなり爆速で、こんな速度初めて見ました。

内蔵グラフィックスのIntel Arc Graphics 140Vはかなり高性能で、GTX 165- Max-Q並みの性能だったので、動画編集や画像編集もできます。

ディスプレイは14インチで、画面アスペクト比が16:10と縦に長く一般的な15インチ並みの表示量があります。これだけ情報量が多いと据え置き用としても十分な大きさだし、持ち運び用にも合います。

また、2.8K解像度でOLEDを採用した、高精細高品質ディスプレイです。

OSはWindows 11 HomeかProが搭載し、IRカメラ付きのFHD Webカメラにプライバシーシャッターを搭載、そしてオーディオはドルビーアトモスです。

無線は最新のWi-Fi 7で、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅に、Wi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。

筐体自体は2024年発売のGen 12と同じですが、X1 Carbon初の1㎏切りで986g、バッテリー駆動時間は長めの最大11.6時間です。

インターフェイスはThunderbolt 4が2つにUSB 3.2 Gen 1が2つ、マイク/ヘッドフォンジャックにHDMI、セキュリティキーホールもあります。

 

 

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旧モデルとの比較

<左/本機種・右/旧モデル>

旧モデルと言っても2024年6月発売機種で、本機は2024年10月に出荷が始まった機種で、どちらも2024年モデルになります(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Gen 12
CPU Intel Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 125U/135U
Core Ultra 7 155U/165U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ LPDDR5X-8533MHz 32GB LPDDR5X-7500MHz 最大64GB
ストレージ SSD PCIe 4.0 SSD PCIe 4.0
ディスプレイ 2.8K OLED WUXGA IPS/2.8K OLED
無線 Wi-Fi 7、(LTE/5G) Wi-Fi 6E、LTE/5G
バッテリー 11.6時間 12.8時間
質量 986g 1.09㎏
寸法 312.8 × 214.75 × 14.37mm 312.8 × 214.75 × 14.96mm

変更点です。

・CPUが超最新のインテルCore Ultraシリーズ2
・メモリの動作周波数が上がった
・Wi-Fi 7に対応した
・質量が1㎏切り!
・バッテリー駆動時間が少し下がった

1つ言わせていただければ、Gen 12も最新のCPUを搭載しておりNPUも少しですがあります。ただし、Gen 12はCopilot+PCではないという点が一番の違いかなと思います。

また、Gen 13が出たのでGen 12はもうすでに20万円切りしており、お買い得です。

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 7 258V  18506
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

Copilot+PCとは?

Copilot+PC

Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。

主な特徴です。

・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス

すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。

 

こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。

 

 

Lenovo Aura Editionとは?

Lenovo Aura Editionとは?

執筆時現在3つのThinkPadと1つのYogaがAura Editionとして販売されています。

 

Lenovo Aura Edition スマートな機能

スマートモードにはシールドモードやアテンションモード、コラボレーションモードなど、PCをより安全に、そしてより賢く使える機能があります。

スマートシェアはスマートフォンをPCにタップするだけでデータ転送ができ、スマートケアは国内どこにいてもバーチャルサポートを受けることができます(有料)。

この特徴については「Lenovo Aura Editionとは?」にまとめたので、こちらをどうぞ。

個人的に気に入っているのは、Smart Shareです。

 

 

Evo Editionプラットフォーム認証に準拠

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition Evo Editionプラットフォーム認証<Evo Edition プラットフォーム認証のロゴが小さくなった>

本機は5世代めのEvoプラットフォーム認証に準拠している特別な機種です。

Evoは14世代CPUを搭載しているすべてのPCが準拠しているわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

14世代CPU搭載のEvoプラットフォーム認証の主な要件は75を超え、Intel曰く「高性能、高速充電、長寿命バッテリー、即時起動、クラス最高の接続性、および最適なサイズと重量など、75 を超える項目について、妥協することない高い水準をクリアする必要がある」とのことです。

以下は要件の一部です。

  • Core Ultra 5/7/9搭載
  • Intel Arc、もしくはdGPU搭載
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • フルHDで実利用10時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1.5秒以内でスリープから復帰
  • 生体認証/近接デバイス認証対応
  • 30分の充電で4時間以上駆動
  • 15㎜以下(iGPU)もしくは20㎜以下(dGPU)の厚さ
  • Wi-Fi 6E実装
  • Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
  • フルHD以上のWebカメラを搭載
  • 音声ノイズ抑制や背景ぼかしなどの機能
  • Windowsスタジオエフェクト対応
  • Thunderbolt 4搭載
  • EPEATR Silver以上などサステナブルであること
  • Intel Unisonのサポート

代々、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。

 

Lenovo AI Nowが使える

Lenovo AI Now

Lenovo AI Nowは、簡単に言うと「完全無料でインターネット不必要、そして完全にローカルで処理をするChat GPT」と言った感じで、プラスアルファの機能があります。

これ凄いんですよ。無料で、しかも回数制限もなく、自分好みのAIアシスタントを簡単に構築できます。

Local AI Modeでは完全にローカルで処理をするため、今まで情報漏洩の観点からChat GPTなどを使えなかった人にも合います。

Lenovo AI Nowには以下の機能があります。

・Local Chat(Chat GPYやGeminiみたいなもの)
・Knowledge Assistant(パーソナルナレッジベース (PKB) にファイルをアップし(ローカルに保存される)、検索、要約、洞察などができる)
・PC Assistant(Windowsの設定などを簡単にできる便利機能)
・Cloud Chat(現在使えないが、オンライン版のチャットのよう)
・Explore(Lenovo AI Nowの機能を1画面にまとめた項目)

 

こちらで詳しいレビューをしているので、ぜひ読んでみてください。

Lenovo AI Nowって何?ローカルで処理をするパーソナルAIエージェント

 

 

めちゃくちゃ軽い!

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 重さ計測

X1 Carbon史上初めて1㎏を切ったGen 13ですが、実測979グラムと1㎏を切ると羽のように軽いですね。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 軽々持てる筐体

これだけ軽いと、軽々持ち運べます。いやー、軽い。軽いです。

しかも、天板はカーボンで筐体はマグネシウムを使用しているので、上の写真のような持ち方をしても筐体が変形したり傷ついたりしません。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 背面

カーボン素材は航空機などに使用され、耐久性が高くそれでいて軽量にできます。また、見た目もメタル素材とは違いシックな感じに見えます。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 正面

ベゼルも細いし、洗練された外観です。これもX1 Carbonの魅力ですね。

 

これ以上無理なんじゃ?ってくらい細いですね。ベゼル幅は横約5ミリ、上約6.3ミリでした。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition コンパクトな筐体

幅312.8ミリ、奥行き214.75ミリ、厚さ14.37mmとすごくコンパクトで薄いです。

本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition iPhone14と厚さ比較

カバー付きiPhone 14よりちょっと厚いくらいです。これだけ薄いと、カバンに入れてもかさばらないです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 天板のロゴ

天板のロゴです。かっこいい・・・。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition コミュニケーションバー

カメラやマイクが収納された部分で、コミュニケーションバーと呼びます。

通常、このバーのおかげでより良いマイクやカメラが搭載できるようになっているのですが、なぜだか本機はFHD Webカメラが搭載です。まぁ、FHD画質でも全然良いのですが、ここ最近のハイエンド機種には500万画素や900万画素のカメラが搭載していることを考えると、物足りないですね。

 

こんなに軽いのに絶妙なバランスで設計されており、片手で開くことができます。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition ディスプレイを180度開ける

ディスプレイは最大180度開くことができるので、床で作業をすることがある人にも使いやすいです。

 

 

最大47 TOPSのNPU性能を持つCore Ultra シリーズ2搭載

ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) CPU-Z

Core Ultra 7 258V
製造プロセス TSMC N3B
Pコア 4コア
Eコア 4コア
スレッド 8スレッド
キャッシュ 12MB
ターボブースト 4.8GHz
Pコア最大周波数 4.8GHz
Pコア基本周波数 2.2GHz
Eコア最大周波数 3.7GHz
Xコア 8コア
NPU 47 TOPS
ベースパワー 17W
マックスパワー 37W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

8コア8スレッドとスレッドが少ないのでマルチコア性能は低め、シングルスレッド性能は高いです。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

NPUは47 TOPSで、これは1秒間に47兆回の演算ができます。このおかげで、ローカルでStable DiffusionなどのAIコアが必要なアプリも使えます。

グラフィックはIntel Arcグラフィックス140Vで、Xコアは8個になります。より詳しいCPUの詳細やベンチマークは「Intel Core Ultra 258Vのベンチマーク」をどうぞ。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、18506と別機種で計測したものよりもちょっと低い性能でした。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) CPU Mark計測結果

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  35370
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Core Ultra 7 155H  28435
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 5 135H  24091
Snapdragon X Elite X1E-78-100  22886
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 5 125U  19976
Core Ultra 7 258V/別機種  19935
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 7 258V  18506
Core 5 120U  17292
Core 7 150U  16900
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2428とHalf Precision(半精度)も1236、Quantized(量子化スコア)も4869と、すべて良い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  3324
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core Ultra 7 258V  2428
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V/別機種  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  1334
Core Ultra 7 258V/別機種  1255
Core Ultra 7 258V  1236
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  5850
Core Ultra 7 258V  4869
Core Ultra 7 258V/別機種  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) Cinebench 2024計測結果

 

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア459、シングルコア122とシングルコアは今までで一番高いスコアでしたが、マルチコアはすごく低い性能です。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 

Ryzen AI 9 HX 370  1062
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  784
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V/別機種  526
Apple M1  509
Core Ultra 7 258V  479
Core Ultra 5 125U  475
Core Ultra 7 258V  459
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  122
Core Ultra 7 258V/別機種  121
Ryzen AI 9 HX 370  115
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core Ultra 5 125U  94
Core Ultra 7 155H  92
Core i7-1280P  74

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6564→ミドルハイクラス
  • Essentialは10005→通常用途やビデオ会議などはかなり快適にでできる
  • Productivityは8182→かなり快適に使える
  • Digital content creationは8966→高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 7 258V  10005
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155H  9600
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V/別機種  9361
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V/別機種  8492
Ryzen 3 5425U  8193
Core Ultra 7 258V  8182
Core Ultra 7 155H  8182
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core Ultra 5 125U  7574
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 155H  10158
Core Ultra 7 258V/別機種  9321
Core Ultra 7 258V  8966
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 5 125U  7136
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) 5分の4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は4分42秒でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 7 258V  4分42秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core Ultra 7 155H  4分5秒
Core Ultra 5 125U  3分55秒
Core Ultra 7 258V/別機種  3分47秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒

 

 

グラボ並みのグラフィックス性能

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは5132と、そこそこ高い性能でした。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Core Ultra 7 155H  6195
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Core Ultra 7 258V  5132
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Core i5-1340P  2542
Ryzen 3 7335U  2609

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) Steel Nomad Light計測結果Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) Wild Life計測結果Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) Fire Strike計測結果 Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) Night Raid計測結果

Steel Nomad Lightは2891、Wild Lifeは20972、Fire Stikeは6500、そしてNight Raidは25839と3項目でGTX 1650 Max-Qのスコアを上回り、Fire Strikeのみ5%弱下回りました。

Steel Noamd LightWild LifeFire StrikeNight Raid

Steel Nomad Liteは、DirectX 12 Ultimateの性能をテストし、レイトレーシングを使用しない中量級ゲームを想定したベンチマークです。スマホなどの他のデバイスとスコアを比較できる、クロスプラットフォームです

Steel Nomad

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  4902
Ryzen AI 9 HX 370  3507
Core Ultra 7 155H  3238
Core Ultra 7 258V/別機種  3182
Core Ultra 7 258  2891
GTX 1650 Max-Q  2819
Core Ultra 5 125H  2472
Core Ultra 5 125U  1719
Ryzen 7 7735U  1437
Snapdragon X Plus X1P-42-100  1139
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、レイトレーシングを使用しない軽めのゲームを想定したベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050 Ti  29016
Core Ultra 7 258V/別機種  26545
Core Ultra 7 155H  25702
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H  23037
Ryzen AI 9 HX 370  22702
Core Ultra 7 258  20972
GTX 1650 Max-Q  16974
Ryzen 7 8845HS  16368
Core Ultra 5 125U  14404
Ryzen 5 8640HS  13987
Snapdragon X Plus X1P-42-100  11404
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 155H  8846
Core Ultra 7 258V/別機種  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Core Ultra 7 258  6500
Ryzen 7 7735U  4645
Core Ultra 5 125U  4490
Snapdragon X Plus X1P-42-100  3599
Night RaidはDirectX 12のベンチマークで、グラフィックボードがない機種の性能を測ります。

Night Raid

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
Ryzen AI 9 HX 370  33378
Core Ultra 7 258V/別機種  31046
Core Ultra 7 155H  29661
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26261
Core Ultra 7 258  25839
GTX 1650 Max-Q  20322
Core Ultra 5 125U  19246
Ryzen 7 7735U  17539
Snapdragon X Plus X1P-42-100  16232

 

次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は14067で「すごく快適」、FFXIV黄金のレガシーは7056で「やや快適」でした。計測はどちらもFHD・標準品質モードです。

ドラクエXFFXIV

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  20024
Core Ultra 7 258V/別機種  17353
Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen AI 9 HX 370  17266
Core Ultra 7 258V  14067
Core Ultra 5 125U  14027
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 7530U  8994
Ryzen 5 8640HS  8954
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Ryzen 7 7735U  7291
Core i7-1355U  6213
Core i5-1335U  5150

FFXIV 標準品質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V/別機種  9391
Core Ultra 7 155H  8404
Core Ultra 5 125H  7547
Ryzen AI 9 HX 370  7187
Core Ultra 7 258V  7056
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6556
Ryzen 5 8640HS  5470
Core Ultra 5 125U  5372
Ryzen 7 8845HS  5345
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4794
Ryzen 7 7735U  4398
Ryzen 3 7335U  2051

 

 

高品質ディスプレイ

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 正面

本機のディスプレイは特徴が多いです。

・2.8K(2880×1800ドット)の高解像度
・OLEDディスプレイ
・400ニト
・反射/汚れ防止
・400ニト
・コントラスト比100,000:1
・DCI-P3 100%
・リフレッシュレート120Hz
・視野角170度

 

ディスプレイは通常の画面アスペクト比の16:9よりも縦に長い16:10で、14インチでも15インチ並みの情報が表示されます。一目でより多くの情報が見て取れるので、スクロールする回数も減ります。

 

さすがに15.6インチには負けますが、それに近い表示量があるので作業効率も高いです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition ディスプレイ 色域 黒

2.8K解像度と高精細で細かい部分もしっかりと描写でき、OLEDディスプレイを採用しているので真っ黒もここまで描写できています。コントラスト比は10万対1と高く、メリハリがあり境界部分もくっきりはっきり見えてますね。

 

左は低価格モデルに採用されるNTSC 45%、真ん中はクリエイター向けsRGB 100%、そして右は本機DCI-P3 100%になります。

色彩豊かで、しっかりと本来の色を表現できています。

 

輝度は400ニトと普通で、このクラスと価格のPCにしてはちょっと残念です。

こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

視野角の確認です。公称値は170°となっており、真上からでも真横からでもしっかりと見えます。

 

 

Wi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

2つの生体認証対応

執筆時現在、全モデルに指紋センサーと顔認証があります。通常はゼロタッチの顔認証でサインインすることが多いと思いますが、暗いところやカメラが汚れてるなどでうまく動作しないことがあるので、そういった時に指紋センサーもあると便利ですね。

ただし、指紋センサーはいつもの電源統合型じゃなく、Copilotキーの横にあります。

 

 

爆速SSD

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition (14型 Intel) シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージは最新のSSD PCIe 5.0 1TBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は13678MB/秒、ライト(書き込み速度)は10166MB/秒と今までのPCIe 4.0の倍くらいの速さになりました。

バグってる様な速さですね。アプリの立ち上げ時間も速いし、データ移動がめちゃくちゃ速く、体感でわかる速さです。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

本機種  13678MB/秒
 10166MB/秒
PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を5回計測し、平均は20秒でした。速い機種は10~15秒くらいですが、本機はなぜだか遅かったです。

1回目 20秒
2回目 20秒
3回目 20秒
4回目 20秒
5回目 20秒
平均 20秒

 

 

その他の特徴

 

Copilotボタン搭載キーボード

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition キーボード

キーボードはフルサイズの89キーで日本語キーか英語キーが選べ(執筆時現在日本語のみ)、バックライトやCopilotボタンもあります。

Copilotキー1つでいろいろなことができるので、最近はChatGPTじゃなくコパイロットを使うことが多くなりました。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.0 × 19.0㎜と、フルサイズ並みで窮屈じゃありません。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と、この薄い筐体ではすごいですね。打鍵感はぼちぼち良いです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition キーボード 湾曲したキー

キーはご覧の通り湾曲しており、ちょっとくらい中心からずれてもうまく中心を打てるようになっています。主要キーは同じサイズなので、打ちやすいです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition キーボード 急に小さくなっているキー

この赤枠のキーは他のキーよりも小さくなっており、慣れるまでミスしやすいかもしれません。

タッチパッドは120.7㎜×56.8㎜と大きいので、トラックポイントを使わない人でも使いやすいです。

また、トラックポイントを2度タップするとTrackPoint Quick Menuがポップアップし、カメラやマイク、ノイズ抑制などの設定ができるようになりました。Web会議が多い人には使いやすいです。

 

 

Webカメラ&オーディオ/スピーカー

Webカメラは高画質FHDで、顔認証用のIRカメラにプライバシーシャッターを搭載しています。左の写真はプライバシーシャッターを閉じた状態です。

FHDカメラでも十分高画質ですが、本音を言うとこの価格で最先端のAI PCなので500万画素のWebカメラを搭載してほしかったです。

とは言え、サインイン時の顔認証はすごく快適で、しっかりと反応します。(カメラが高性能だと顔認証の反応が良い)

 

こちらはWebカメラの画質比較で、真ん中の本機は左の一般的なFHDカメラよりも高精細で、右の500万画素には劣りますが悪くない品質だと思います。(ズームするとわかりやすいです)

スピーカーは2Wが2つでオーディオはドルビーアトモスに最適化されており、臨場感のあるサウンドです。

2W2つなのでたいしたことないかなと思っていたら、そこそこ良い音でした。(音は動画で紹介します)

2つのノイズキャンセリング機能を備えた360度全方位マイクを搭載しており、Dolby Voice(周囲の騒音があるときや、複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整する機能)にも対応しているので、Web会議も電話もばっちりできます。

 

 

排熱性能

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 底面カバー

通気口はいつも通りかなり小さいです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 筐体内部

筐体内部には2つのファンとヒートシンク、そしてSSDの上に放熱しやすくするカッパーのチャンバーでしょうか?これがありますね。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition CPU温度計測

CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時の、CPU温度とPC表面温度、そして騒音値を計測しました。

スタートは313度(摂氏40度)で、ベンチマークをスタートしたら363度(摂氏90度)まで一気に上がり、その後は安定的に343度近辺(摂氏70度)を推移しています。

コンパクトでハイスペックですが、排熱もしっかりできているようです。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition Cinebench 2024計測時のPC表面温度

この時のPC表面温度は35.5度と普通です。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition Cinebench 2024計測時の騒音値
Screenshot

同じく、この時の騒音値は平均34.8dBでファンの音は聞こえますが、うるさいというわけじゃありません。

 

 

メモリ

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリは最新のLPDDR5X-8533MHzで、オンボードメモリ32GBになります。メモリ性能を測るMemory Markの結果は3458と、かなり速かったです。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

本機種LPDDR5  3458
LPDDR5X平均  3324
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2749
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

LTE

執筆時現在LTE/5Gモデルはないですが、nanoSIMスロットがあるモデルがあるので販売されると思います。

テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・57Whrで、最大11.6時間のバッテリー駆動時間があります。急速充電にも対応しており、1時間で約80%の充電が可能です。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは普通ですが、Thunderbolt 4が2つあるので便利です。ただし、USB-Aはデータ転送速度が5Gbpsなので、せめて1つは10Gbpsをつけてくれていたら良かったと思います。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 右側面インターフェイス
右側面には電源ボタン、マイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1、HDMI、そしてセキュリティキーホールになります。

 

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ​Aura Edition 左側面インターフェイス

左側面はUSB 3.2 Gen 1、Thunderbolt 4が2つ、そしてLTEモデルにはnanoSIMスロットが付き、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

ライバル機種

ライバルになり得る機種は少ないですが、こちらにCopilot+PCをまとめているのでどうぞ。

Lenovo AI搭載PC(Copilot+PC)全機種の特徴とレビュー

 

まとめ

良い点

・コンパクトで、超軽量
・カーボン+マグネシウム素材でおしゃれ・高級感がある
・Evoプラットフォームで性能が高い
・グラフィック瀬能が高い
・ディスプレイが超高品質
・画面比が16:10で、14インチでも15インチ並みの情報が表示される
・片手でディスプレイ開けることができる
・高機能
・Wi-Fi 7に対応
・Thunderbolt 4が2つある
・SSDが爆速
・生体認証が2つある

 

残念な点

・8コア8スレッドなので、マルチコア性能はそんなに高くない
・Copilot+PCの機能がまだ使えない
・(画質は良かったとはいえ)この価格でFHDカメラ
・急に小さくなっているキーがある

 

総合評価

最大47 TOPSのNPU性能を持ち、全体的に高性能・高品質な機種です。

性能はもちろんですが、やはり最大の特徴は14インチで1㎏を切るこの軽さです。

いや~、軽い軽い。本当に軽い。

また、画面比も16:10なので、一般的な16:9の14インチよりも表示量が多く、出先でも生産性を落とすことなく作業ができると思います。

グラフィック性能はGTX 1650 Max-Q並みで、軽い3Dゲームも動画編集もできる優れものです。

また、Aura Editonでのみ使える新しい機能がたくさん搭載しており、今まで以上にAIが「毎日の作業をちょっと快適にしてくれる」と思います。

 

 

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