16万円台からと比較的低価格なワークステーションで、CPUは最新の11世代Core i9も搭載可能と高い性能になっています。ただし、グラフィックボードはローエンドモデルになるので、そこまでグラフィック性能を必要としない使い方であれば、十分に使えると思います。
複雑じゃないCADや動画・画像編集、そしてトレーディングなどに向いた機種ですね。
15.6型と大きめなので据え置き用としての購入がメインになると思いますが、ディスプレイの輝度も高く、そこまで重たいわけじゃないので、外出先でも大画面で作業をしたい人にも合います。
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ThinkPad P15v Gen 2のスペックレビュー
CPU | Intel Core i5-11400H Intel Core i7-11800H/11850H Intel Core i9-11950H |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD x2 |
グラフィックス | NVIDIA T600/T1200 NVIDIA RTX A2000 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS タッチあり UHD IPS |
無線 | WiFi6、Bluetooth v5.2、4G LTE |
生体認証 | 指紋センサー、IRカメラ(オプション) |
Microsoft Office | Office Home &Business 2019 |
セキュリティ | TPM 2.0、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、スーパーバイザー パスワード、セキュリティケーブルスロット、システム マネジメント パスワード |
寸法(幅x奥行きx高さ) | 366.5 x 250 x 21.17㎜ |
重さ | 2.07㎏ |
バッテリー | 最大約9.5時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 16.1万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUは最新11世代で、「ハイパフォーマンス」のHシリーズが搭載可能です。通常版よりも高い性能があり、負荷がある作業をするクリエイターに向いています。ただし、グラフィックボードはローエンドモデルになるので、よりCPU性能が必要な事をする人や、2DCADなどのグラフィック性能がそこまで必要ない作業をする人に合いますね。
メモリは最大64GBと大きいので、クリエイティブワークもしやすいですね。ストレージはSSD 最大2基搭載可能で、デュアルストレージの場合はRAID設定もできます。
ディスプレイは高解像度の4K UHDかFHDが選べ、共に高品質のIPS液晶になります。色域はちょっとトリッキーで、NTSC 45%とsRGB 100%のFHDディスプレイがあり、4K UHDディスプレイはsRGB 100%のみとなります。マルチタッチディスプレイもありますが、その場合は色域が狭いNTSC 45%になります。
無線環境は充実しており、最新のWiFi6に4G LTE対応、セキュリティも豊富にあり、指紋センサーや顔認証も搭載可能です。
15.6型で2㎏オーバーと若干重たいですが、このクラスのワークステーションでは普通くらいだと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ThinkPad P15v>
旧モデルのThinkPad P15v Gen 1との比較です。全く同じ筐体を使用しており、インターフェースはThunderbolt 3が最新の4に変更になりました。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | P15v | |
CPU | 11世代Core i5,i7,i9 | 10世代Core i5,i7 H Xeon W-10855M |
メモリ | 64GB | |
ストレージ | SSD x2 | |
GPU | T600/1200 RTX A2000 |
Quadro P620 |
ディスプレイ | FHD、UHD | |
無線 | WiFi6、4G LTE | |
バッテリー | 9.5時間 | 12.8時間 |
重量 | 2.07㎏ | |
価格 | 16.1万円~ | 15.5万円~ |
同じ筐体を使用しており似た様な仕様ですが、CPUが10世代から11世代に、GPUはP620のみだったのが、3種類から選べるようになっています。
性能自体は上がっていますが、新機種と言うよりもバージョンアップモデルに近いですね。
ライバル機種
<左から本機種・ThinkPad P15 Gen 2・ThinkPad X1 Extreme Gen 4>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | P15 Gen 2 | Extreme Gen 4 | |
CPU | 11世代Core i5,i7,i9 | 11世代Core i5,i7,i9 Xeon W-11855M/11955M |
11世代Core i7,i9 |
メモリ | 64GB | 128GB | 32GB |
ストレージ | SSD x2 | SSD x3 | SSD x2 |
グラフィックス | T600/1200 RTX A2000 |
T1200 RTX A2000~A5000 |
GeForce RTX 3050Ti~3080 |
ディスプレイ 色域 |
15型)FHD、UHD sRGB |
15型)FHD、UHD sRGB、DCI、Adobe |
16型)2.5K、4K sRGB、Adobe |
無線 | WiFi6、4G LTE | WiFi6E、4G LTE | WiFi6E、5G LTE |
バッテリー | 9.5時間 | 11.5時間 | 12.8時間 |
重量 | 2.07㎏ | 2.87㎏ | 1.81㎏ |
価格 | 16.1万円~ | 22.2万円~ | 27.1万円~ |
各機種の特徴です。
- 本機種・・・ローエンドモデルのGPUが搭載できるが、CPU性能はかなり高い。CADやトレーディングなどのGPU性能がそこまで高くなくても良い用途向き
- ThinkPad P15 Gen 2・・・ローエンドからハイエンドモデルのGPUが搭載でき、Xeonも搭載可能と、上位クラスのワークステーション。
- ThinkPad Extreme Gen 4・・・DirectXに最適化されたGeForceが搭載なので、CADなどのクリエイティブワークもするし、ゲームもする、動画編集もすると言った人向け
CPUは全機種最新の11世代Hシリーズが搭載で、似たような性能になっています。もしグラフィック性能がもっと高い方が良いという場合は、P15 gen 2も検討機種になるし、「ゲームもする」と言う人はExtreme Gen 4も良いと思います。
Windows 11
Microsoftが2021年6月にWindows 11を発表しました。今までのWindowsのアップデートと違い、全機種アップデートできるわけじゃなく、以下の要件を満たした機種のみになります。
- 1GHz以上で動作する複数コアを搭載した64bitCPU
- メモリ4GB以上
- ストレージ64GB以上
- DirectX 12サポート
- 9インチ以上720p以上の解像度
- Microsoftアカウント
- ネット接続
- UEFIによるセキュアブートをサポート
- TPM 2.0
本機種では心配ないですね。余裕で全項目クリアしています。
メリット・デメリット
良い点
・高性能CPUが搭載可能
・低価格
・WiFi6・Thunderbolt 4あり
残念な点
・USB-Cが1つなので変換ハブや変換アダプタ―が必要になるかも
・色域がsRGB 100%のみ(Adobe RGBもあればよかった)
ThinkPad P15v Gen 2の特徴
外観はいつものThinkPadと言った感じで、「The・ビジネスモデル」と言った感じです。ベゼル(画面の黒い枠)も比較的細めで、おしゃれだと思います。
寸法は、
- 幅366.5㎜(千円札2.5枚分/375㎜)
- 奥行き250㎜(一万円札1.5枚分/240㎜)
- 厚さ21.17㎜(一円玉/20㎜)
とほぼ同じ大きさです。15.6型なので大きめですが、重さは2.07㎏とこのクラスのワークステーションとしては悪くないと思います。
厚さは21.17㎜と、普段使い用のPCと比べると3㎜ほど厚いです。
底面の吸気口は大きく、エアフローも良さそうです。
左側面には排気口もあります。(右は無し)
指紋センサーが搭載しており、IRカメラ(顔認証)も搭載できるので、サインインは一瞬です。どこででも楽に作業を始めることができますね。
キーボード
キーボードはフルサイズ・110キーで、バックライトとテンキー搭載です。数字入力が多い人は、特に使いやすいですね。
<英語キーのキーボード>
また、キーボードは日本語キーか英語キーが選べ、ThinkPadはキーピッチ(キーの中心から次のキーまでの距離)も19㎜前後と広く、キーストローク(キーを押し込む距離)は約1.8㎜と深いので、タイピングがしやすいと有名ですよね。
真ん中の赤いボタン(トラックポイント)を使えば、手がホームポジションから離れずに作業ができるので、資料作成が多いビジネスパーソンやSEにも人気ですね。
素材
筐体の素材は天板も底面カバーも樹脂素材になります。ここ最近の樹脂素材は触ってすぐに「あ、これ樹脂だ。安っぽい」なんて思うことが無くなりましたね。
MILスペック
米軍の物資調達規格であるMILに準拠した機種で、様々な環境に耐えられるよう品質テストを行っています。落下テストや気温気圧の変化、信号やディスプレイの開閉の耐久性などテストをしており、安心して使える機種ですね
ISV認証
ISV認証とは「ISV(独立系ソフトウェアベンダー)によるテストで、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性を評価された機種」に与えられる認証です。
Lenovo公式サイト(英語)で、ベンダーごとやソフトウェアごとに認証があるかどうか確認できます。ちなみに、当たり前すぎるソフトは出てこないです。(例Photoshop、AUTO CADなど)
本機種で「Altair」「HyperWorks」を選択し確認してみたら、ステータスはCertified(認証済み)と出ました。全ての認証されているソフトが出てくるわけじゃないですが、使えるかどうか不安だったら確認してから購入した方がいいかもしれません。
CPU
Core i5-11500H | Core i7-11800H 11850H |
Core i9-11950H | |
開発コード | Tiger Lake | ||
製造プロセス | 10nm SuperFin | ||
コア/スレッド | 6/12 | 8/16 | 8/16 |
基本クロック | 2.7GHz | 2.3/2.5GHz | 2.6GHz |
ブーストクロック | 4.5GHz | 4.6/4.8GHz | 5.0GHz |
キャッシュ | 12MB | 24MB | 24MB |
TDP | 45W |
CPUは最新の11世代で、ハイパフォーマンスのHシリーズが搭載です。かなり高性能です。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種/ 青・・・比較
Xeon W-11955M | |
---|---|
Core i9-11950H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i7-11800H | |
Core i7-11850H | |
Xeon W-11855M | |
Core i5-11500H | |
Xeon W-10885M | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
一番下にあるCore i3-1115G4はこの表ではかなり低性能に見えますが、筆者もビジネス用途で使用している機種に同じCPUがあり、全然使えます。ただし今回はクリエイター向けなので、かなり高い性能ですね。
Core i5-11500Hでも1万7000オーバーとなっており、CPUの性能で困ることは無いと思います。
次はCinebench R23のスコアで、マルチコア性能はパソコンの総合性能、シングルコア性能が高いとクリエイティブワークがしやすいです。
Cinebench R23
オレンジ色・・・マルチコア 青・・・シングルコア
Xeon W-11955M | |
---|---|
Core i9-11950H | |
Core i7-11850H | |
Core i7-11800H | |
Xeon W-11855M | |
Core i5-11500H | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
シングルコア性能もマルチコア性能も高いですね。
グラフィックス
グラフィックボードは今までQuadroと呼ばれていた業務用GPUが搭載可能で、ローエンドモデルの3モデルが選べます。
RTX A2000 | T1200 | T600 | |
アーキテクチャ | Ampere | Turing | Turing |
CUDAコア | 2560 | 1024 | 896 |
RTコア | 20 | – | – |
Tensorコア (TFLOPS) |
80 | – | – |
単精度性能 (TFLOPS) |
9.3 | 3.7 | 2.5 |
Tensor性能 | 74.7 | – | – |
メモリタイプ | GDDR6 | ||
メモリ帯域 | 192GB/秒 | 192GB/秒 | 160GB/秒 |
メモリ容量 | 4GB | ||
TGP | 35-95W | 35-95W | 25W |
TFLOPS・・・単精度浮動小数点演算性能で、例えばA4000の17.8TFLOPSだと、32bit小数の乗算、または加算を1秒間に17.8兆回実行できる速度
A2000のみレイトレーシングを高速化するRTコアと、AI推論のためのTensorコアがあるのでより本格的な作業に向いていますね。(レイトレーシングとは、光線(光)がどのように動くか追跡して表現する技術)
ディスプレイ
右にスライドできます↓
解像度 | 光沢/液晶 | 液晶 | 輝度 | コントラスト比 | 色域 | その他 |
FHD 1920×1080 |
なし | IPS | 300nit | 1200:1 | sRGB 100% | ― |
FHD 1920×1080 |
なし | IPS | 300nit | 800:1 | NTSC 45% | ― |
FHD 1920×1080 |
なし | IPS | 300nit | 800:1 | NTSC 45% | タッチ |
UHD 3840×2160 |
なし | IPS | 600nit | 1400:1 | sRGB 100% | Dolby Vision HDR 400 |
UHD | 4Kディスプレイ |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質 |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
コントラスト比 | 最小輝度と最大輝度の差。差が大きい方がより鮮やかな色彩が描写可能 |
色域 | 色空間の規格 |
Dolby Vision | Dolby社のハイダイナミックレンジの規格 |
HDR 400 | ハイダイナミックレンジの規格。黒つぶれや白飛びがなく、鮮やかな色が描写できる |
ディスプレイはちょっとこのクラスのワークステーションにしては珍しく、NTSC 45%という色域が狭いものもあります。ただし、FHDでIPS液晶なので、普通と言えば普通ですが。
この色域図は黄色三角がNTSC 45%で、大きな黒線の三角がsRGB 100%になります。色域が狭いと正確な色が表現できないし、実際の色と乖離があります。
これはNTSC 45%(左)とsRGB 100% HDR(右)を一眼カメラで撮影したものですが、色が全然違いますね。特に左下の方はNTSC 45%じゃ表現できない色みたいで、黒つぶれしています。(縮小圧縮しているので、完全に色は再現できていません)
価格もそこまで変わらないので、余裕があればsRGB 100%のディスプレイを選んだ方がいいと思います。
また、UHDディスプレイを選んだ場合はファクトリーカラーキャリブレーションに対応しているので、今後あの面倒くさいキャリブレーションから解放されるのは助かります。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはPC4-25600(DDR4-3200MHz)で、現行最高の動作周波数があるので処理速度も速いです!また、メモリスロットが2つあるので、増設も可能です。
増設する場合は赤枠じゃない方を選ぶとメモリが1つ搭載なので、メモリスロットが1つ空いた状態になります。
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大16Gbps~32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分 |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載SSDはPCIe NVMe、PCI Express 3.0×4か4.0×4があり、4.0は3.0に比べ帯域幅が倍なので超高速になります。激速です!
現在は2TBモデルしかないようですが、Gen4と書かれたものが最新モデルです。
また、デュアルストレージにした場合は、RAID設定も可能です。
- RAID 0は読み込み書き込みが高速で出来るし、分散してデータを保存ができる反面、1つのストレージに障害が発生すると復旧できません。(出来ない可能性が高いです)
- RAID 1は読み書きが遅いが、複数のストレージに「同じデータを書き込む」ので、1つのストレージに障害があってももう一つの方のデータを使って作業が出来ます。
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでパスワードを設定できるので、パソコン内部のデータが盗み見られる可能性がかなり減ります
- Privacy Shutter・・・前面カメラの物理カバー
- セキュリティケーブルスロット・・・パソコンが持ち出されないようにロックするワイヤー設置する個所
- OPAL・・・自己暗号化ドライブ。ソフトでなくハードウェアレベルでデータを暗号化するので、解読されづらい
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
LTE
LTEはnanoSIMを使って常時インターネットに接続できる機能で、4G回線のQuectel EM120R-GL 4G LTE CAT12が搭載可能です。
回線速度は下り最大600Mbps、上り最大150Mbpsと普通のWiFi並みに速いですね。対応バンドは上の表になり、大手3社の4Gの重要なバンドすべて対応しているので安心して使えます。
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
バッテリー
バッテリーは大容量の6セル・68Whで、最大バッテリー駆動時間は9.5時間になります。パワフルな機種なので、こんなにバッテリーが大きくても駆動時間は短いですね。
インターフェイス
インターフェースは左から電源、USB4(Thunderbolt 4)、スマートカードリーダー(オプション)になります。
右側面インターフェースはコンボジャック、SDカードリーダー、HDMI、USB-A 3.2 Gen 1が2つ、RJ45(LANケーブルポート)にセキュリティロックスロットになります。
USB-Cが1つなので、変換ハブやドッキングステーションを持っていないと不便かもしれませんが、SDカードリーダーもRJ45もあるので普通以上に豊富なインターフェースだと思います。
新規格のThunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
まとめ
本機種はそこまでグラフィック性能が必要ない使い方をする人に向いた機種で、簡単な画像編集(内蔵グラフィック選択時)やそこまで複雑じゃない3DCADや2DCADをする人にも合いますね。トレーディング関係で使う場合も、そこまでグラフィック性能は必要ないので良いと思います。最大3画面表示もできるので、悪くないですね。
15.6型と大きいので据え置き用として使いやすいと思いますが、現場用に使う場合でも画面が大きいので使いやすいと思います。
16.6万円からと低価格なワークステーションですが、ディスプレイの輝度も高く、最高600nitも選べるので、屋外でも使いやすいですね。