持ち運びがしやすい、14インチのワークステーションです。重さはたったの1.34㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大18.1時間と長めです。
ビデオカードはローエンドモデルですが、その他のスペックは高めで、持ち運び用のワークステーションとして、もしくは学生や2DCAD、大規模じゃない3DCAD、そして画像・動画編集をする人に合います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.1] |
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コスパ | [usr 4.1] |
総合評価 | [usr 4.2] |
Contents
ThinkPad P14s Gen 4のスペック
CPU | Core i5-1340P/1350P Core i7-1360P/1370P |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA RTX A500 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS タッチあり 2.2K IPS 2.8K OLED |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 720p/1080p/500万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 317.7 × 226.9 × 17.9mm |
重さ | 1.34㎏~ |
バッテリー | 最大約18.1時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 17.8万円~ |
<性能評価>
パソコンの心臓であるCPUは最新のインテル第13世代で、パワフルなPシリーズになります。一般的にPシリーズは消費電力が高いのでバッテリー駆動時間が短い傾向にありますが、本機は最大約18.1時間と長めです。
メモリはDDR5-5600MHzかLPDDR5X-7500MHzが選べ、DDR5の場合は最大48GBの販売、LPDDR5Xは最大64GBになります。
LPDDR5Xの周波数がすごいですね。初めて見ました、7500MHzなんて。この周波数が高いとより速くデータを処理できるので、サクサク快適に使えます。が、ここまで対応していないので、この周波数での動作はありません。
また、ビデオカードはRTX A500が搭載ですが、メモリにDDR5を選ぶとCPU内蔵グラフィックスになり、RTX A500は搭載できません。
ストレージはSSD PCIe 4.0で、最大2TBになります。ストレージは1枚だけ搭載可能で、増設はできません。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示できます。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、2.2K(2240×1400)、そして2.8K(2800×1800ドット)と3種類から選べます。
2.8KはOLED液晶を採用し、DCI-P3 100%の広色域です。プロ向けのクリエイター用ディスプレイですね。その他のディスプレイは最大でsRGB 100%の色域が選べ、WUXGAはマルチタッチパネルもあります。
Think Privacy Guard対応ディスプレイもあるので、外出先で見られたくない情報を扱う人にも使いやすいです。
GPUはローエンドモデルのNVIDIA RTX A500が搭載で、簡単な動画編集や3DCADなども使用可能です。
その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProが選べ、最新のWi-Fi 6Eに対応、4G LTEも選択可能です。
執筆時現在販売されている3モデルすべて、指紋センサーと顔認証は標準搭載、WEBカメラはFHDか500万画素、そして1年間のプレミアサポート付きです。カスタマイズからHD解像度が選べ、指紋センサーもなしを選択可能です。ただし、後々販売されるモデルすべてが標準搭載じゃないかもしれないので、購入時に確認ください。
14インチのワークステーションで1.34㎏とかなり軽く、バッテリー駆動時間は最大18.1時間と長いです。
2DCADや簡単な3DCADを扱う人や、画像動画編集などをする人で、PCの持ち運びが多く、外出先で作業をすることが多い人に合います。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
13世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | △ | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.4㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
モデルによっては色域が狭いNTSC 45%もありますが、カスタマイズからsRGB 100%やDCI-P3 100%のディスプレイも選べます。
WEBカメラは現在販売されているモデルはすべてFHD 1080pか500万画素ですが、もしかしたらHD 720pカメラが搭載している機種も出るかもしれません。
旧モデルとの比較
旧モデルのThinkPad P14s Gen 3との比較です。サイズが違うように見えますが、同じ筐体を使用しており、外観に変化はありません。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Core i5-1340P/1350P Core i7-1360P/1370P |
Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
メモリ | 64GB | 48GB |
ストレージ | SSD 2TB | SSD 1TB |
GPU | NVIDIA RTX A500 | NVIDIA T550 |
ディスプレイ | WUXGA IPS タッチあり 2.2K IPS 2.8K OLED |
WUXGA/WQUXGA IPS |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE | Wi-Fi 6E、4G LTE |
バッテリー | 18.1時間 | 17時間 |
重量 | 1.34㎏ | 1.24㎏ |
寸法 | 317.7 × 226.9 × 17.9mm |
主な変更点です。
・CPUが13世代に
・メモリがDDR5かLPDDR5Xになり、最大64GBに
・ストレージ容量が最大2TBに
・グラボが最新のRTX Aシリーズに
・WQUXGA(4K)がなくなり2.2Kと2.8Kが追加
・OLED液晶が追加
・バッテリー駆動時間が1.1時間伸びた
・100g重たくなった
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。順当に性能アップしており、Core i5でも旧モデルのCore i7以上のスコアですね。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1370P | |
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Core i7-1360P | |
Core i5-1350P | |
Core i5-1340P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1270P | |
Core i5-1240P |
ThinkPad P14s Gen 4の特徴
スモールモデルの「S」なのでベゼル(画面の黒い枠)も細く、筐体もコンパクトです。
寸法は
幅317.7㎜
奥行き226.9㎜
高さ17.9㎜
で、小さめのかばんにもすっぽり入るほど小さいですね。
ワークステーションとしてはかなり薄く、たったの17.9㎜です。重さもたったの1.34㎏なので、持ち運びが楽です。
排気口は右側面のみです。マウスを使う人は、温風が手に当たるので、冬は良いですが夏は気持ちが良いものではないですね。
また、グラボがそんなにパワフルじゃないとはいえ、熱がこもりやすそうです。
ディスプレイをほぼ180°開くことができるので、床に座って作業をすることがあるエンジニアには特に使いやすいと思います。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
ISV認証
本機種はISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を得ています。
ISV認証はこちらから確認できますが、発売されたばかりなのでまだリストになっていませんでした。
とは言え、ほとんどのソフトやアプリケーションは対応しているので、リストに載っていたら確認してみてください。
WEBカメラ周り
WEBカメラは3種類あり、標準で高画質FHDか500万画素になります。カスタマイズから低解像度のHDも選択できます。
FHDカメラの場合は顔認証用のIRカメラとのハイブリットで、500万画素の場合は独立したIRカメラが搭載です。もちろん、ハイブリットよりも独立したカメラが付いている方が高画質で高性能です。
IRカメラ搭載モデルは人体検知(HPD)機能付きになるので、のぞき見されていると警告を出した、離席するとロック、戻るとアンロックされたりします。
マイクはDolby Voice(周囲の騒音があるときや、複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整する機能)に対応しており、遠距離マイクが2つ内蔵されています。また、2Wスピーカーが2つ搭載です。
キーボード
ThinkPadのキーボードはタイピングがしやすいことで有名で、打鍵感が良く、トラックポイントを使えば、ホームポジションから離れずに作業が可能です。
キーボードはフルサイズ89キーで、バックライトの有無はカスタマイズから変更できます。ただし、バックライト無しのキーボードはプラスチック感が強く打鍵感も低いので、バックライトありを強くお勧めします。
トラックパッド(タッチパッド)は61㎜×115㎜と大きく、操作性も高いです。
指紋センサー搭載モデルは、電源ボタンと指紋センサーが統合されているので、電源を入れたらサインインも完了です。
CPU
i7-1370P | i7-1360P | i5-1350P | i5-1340P | |
コア(P/Eコア) | 14(6/8) | 12(4/8) | ||
スレッド | 20 | 16 | ||
Pコアクロック | 1.9GHz | 2.2GHz | 1.9Hz | |
Pコア最大クロック | 5.2GHz | 5.0GHz | 4.7GHz | 4.6GHz |
Eコアクロック | 1.4GHz | 1.6GHz | 1.4GHz | |
Eコア最大クロック | 3.9GHz | 3.7GHz | 3.5GHz | 3.4GHz |
L3キャッシュ | 24MB | 18MB | 12MB | |
GPU | 96EU | 80EU | ||
ベース/マックスパワー | 28/64W |
※Core i5-1350PとCore i7-1370Pは、vPro対応です。
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・13世代 青・・・12世代
Core i7-13700HX | |
---|---|
Core i7-1370P | |
Ryzen 7 7735U | |
Core i7-1360P | |
Core i5-1350P | |
Core i5-1340P | |
Core i7-1270P | |
Ryzen 7 7730U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1165G7 |
おおよそですが、旧モデルの第12世代から10%ほど性能が上がっています。
グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵か、NVIDIA RTX A500が選べます。が、メモリにDDR5を選んだ場合は、内蔵グラフィックスになります。
RTX A500 | |
CUDAコア | 2048基 |
RTコア | 16基 |
Tensorコア | 64基 |
メモリ | GDDR6 4GB |
メモリ帯域幅 | 112GB/s |
メモリインターフェイス | 64bit |
TFLOPS | 7.3 |
TGP | 30W |
RTX A500は上位モデルのRTX A1000と同じコア数、同じメモリ容量ですが、最大TGPが低く、メモリ帯域幅が小さく、インターフェイスは半分の64bitになっています。
今までは、このクラスのグラボにRTコアとTensorコアが搭載しているモデルがなかったのですが、A500は搭載しているのでより低価格のグラボでも高い性能がでますね。
ディスプレイ
ディスプレイは6種類もあります。
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト NTSC 45%
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト NTSC 45% タッチ
- WUXGA IPS 光沢なし 400ニト sRGB 100%
- WUXGA IPS 光沢なし 500ニト sRGB 100% Privacy Guard
- 2.2K IPS 光沢なし 300ニト sRGB 100% ブルーライト軽減
- 2.8K OLED 光沢なし/反射防止 400ニト DCI-P3 100% HDR400 90Hz
人気がありそうなのは1、3、6番のスペックだと思います。
1番は標準搭載のモデルで、外付けモニターを使う人はこれでよいと思います。
3番は色域も広く、輝度も400ニトと高めなので、屋外で作業が多い人に合います。
6番は最高峰のスペックで、本格的な画像・動画編集をするような人向けです。
解像度は3つあり、WUXGA(1920×1200ドット)、2.2K(2240×1400)、そして2.8K(2800×1800ドット)で、2.8Kはとても高精細です。細かいものまで見やすく、本格的な作業がしやすいです。
2.8KのみOLED液晶を採用しており、完全な黒を描写できるし、HDR400に対応でコントラスト比も10万対1と高いので、くっきりシャープにものが見えます。
また、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。今までの14インチじゃ見えなかったところも見えるので、作業効率アップです。
15.6インチには若干劣りますが、16:9の14インチよりもかなり見やすいです。
左からNTSC 45%、sRGB 100%、そしてDCI-P3 100% OLED液晶です。同じものを見ても、全然違う色になります。sRGB 100%はWeb用画像編集向き、DCI-P3 100%はデジタルシネマ規格で、動画編集向きの広色域です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは「なんでまたこんなことしたんだ・・・」って思うくらい面倒なスペックです。
動作周波数が高いLPDDR5X-7500MHzと、DDR5-5600MHzがあり、LPDDR5Xは最大でオンボードに64GB、DDR5は16GBになります。
LPDDR5Xを選んだ場合はオンボードのみで、スロットはありません。DDR5を選ぶと、オンボード+スロットになります。ただし、その場合は最大48GBになります。
また、何でこんなに面倒くさいかと言うと、メモリが2種類あり、最大容量が違うというのもありますが、なんと、↓こうなっているからです。
・LPDDR5X-7500MHzを選んだ場合の動作周波数は4800MHz
・DDR5-5600MHzを選んだ場合の動作周波数は5200MHz
しかも、DDRを選んだら、グラボは搭載できません。内蔵グラフィックスになります。
なんでこんなに、購入をためらわせるようなややこしい仕様なんでしょうか・・・
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
最新のSSD PCIe 4.0×4が搭載で、最大2TBと大容量です。パソコンの起動も10秒ほどと速いです。
軽さと引き換えにM.2スロットは1つしかないので、ストレージの増設はできません。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応し、イーサネットも搭載
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、1ギガビットイーサネットも搭載しており、無線でも有線でもサクサク使えます。
LTE
4G LTEは、Quectel EM05-GかFibocom L860-GLが搭載可能です。
・Fibocom L860-GL CAT 16・・・ダウンロードは最大1Gbps、アップロードは最大75Mbps
・Quectel EM05-G・・・ダウンロードは最大150Mbps、アップロードは最大50Mbps
Quectelはそこまで速くないですが、最大速度が出ればストレスも感じにくい速度ですね。
LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。
バッテリー駆動時間
バッテリーは3セル/39.3Whrか4セル・52.5Whrが選べ、最大バッテリー駆動時間は18.1時間とかなり長いです。ただし、OLED液晶を選んだ場合は、最大12.8時間とかなり下がるのでご注意を。
インターフェイス
インターフェイスはそれほど困らない程度にあり、Thunderbolt 4は2つもあるので、ドックを持っていたら据え置き用としても使いやすいです。Lenovoではいくつかのドックやハブが販売されているので、Lenovoドックのレビューも併せてどうぞ。
右側面はスマートカードリーダー(オプション)、USB 3.2 Gen 1、そしてセキュリティスロットになります。
左側面はイーサネットコネクタ、Thunderbolt 4が2つ、HDMI、USB 3.2 Gen 1、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
ちなみにLTEを搭載した場合は、背面にSIMカードスロットがあります。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
まとめ
良い点
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・最新スペック満載
・画面比が16:10で、14型でも15.6インチ並みの情報が表示される
・最大メモリ容量が大きい
・ディスプレイがハイスペック
・500万画素のWEBカメラが搭載可能
・バッテリー駆動時間が長い
残念な点
・メモリ仕様がややこしく、ビデオカード搭載だと64GBにできない
・旧モデルよりも重たくなった
総合評価
全体的にハイスペックで、持ち運び用のワークステーションとしては性能も高く、機動性も高いです。Thunderbolt 4があるので、持ち運びだけじゃなく、据え置き用としても使いやすいです。
メモリがちょっとややこしいですが、多くの人は32GBオンボードを選び、ビデオカード搭載にすると思います。スロットがあって、自分で増設できたらうれしかったですね。
14インチのワークステーションで1.34㎏とかなり軽く、価格も安いのであまり多くを望んではいけないですね。