Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3のレビュー ハイスペックなオールインワンPC

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ディスプレイ一体型のオールインワンPCです。

本機はキーボードもマウスも付属しており(付属無しも可能)、これ1台購入するとすぐに使い始めることができます。

全体的に高いスペックで、高負荷なビジネス用途でも使えるスペックを選ぶことができ、若干残念な点もありましたが、総合的に使いやすい機種だと思います。

当サイトの評価はこのようになりました。

スペック [usr 4.6]
コスパ [usr 4.6]
総合評価 [usr 4.6]

 

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ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3のスペックレビュー

CPU Core i3-12100/12300
Core i5-12400/12500/12600
Core i7-12700
メモリ 最大64GB
ストレージ 最大 HDD×2+SSD
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(21.5型) FHD WVA液晶 光沢なし(マルチタッチあり)
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 5/6、ギガビットイーサネット
オーディオ Intel high difinition、内蔵スピーカー(2W×2)
Webカメラ カメラ・マイクなし
500万画素RGBカメラ+マイク
500万画素RGBカメラ+IRカメラ+マイク
光学ドライブ なし
ウルトラスリムDVD-ROM
ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ
セキュリティ パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード(ユーザー&マスター)、アドミニストレーター パスワード、セキュリティ キーホール
シャーシ イントルージョン スウィッチ搭載可能
寸法(幅×奥行×高さ) 489 × 217.3 × 345.5-454.5㎜(スタンド付き)
重さ 最大7.99㎏
電源 180W
保証 1年間
価格 11.7万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、一番性能が低いCore i3-12100でもCPU Markスコアが1.4万以上と高性能で、Core i7は3万オーバーとなっています。

ビジネス用途でも1万あれば快適に使えるので、スペック不足になることはないと思います。

メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロットは2つ・最大64GBになります。ストレージは最大でHDD2基とSSD1枚が搭載可能で、SSDは最新のPCI Express 4.0も選べます。

 

ディスプレイはFHD WVA液晶で、輝度は250ニトと控えめです。直射日光が当たらない様な場所であれば十分ですが、明るいオフィスだと見にくいと思うこともあるかもしれません。

色域はNTSC 72%(sRGB 100%相当)と広いので、お客さんにディスプレイを見せることがあるビジネスにも使いやすいし、しっかりと色を確認しながら画像編集もできるほどです。

その他のスペックは、無線LANはWi-Fi 5もしくは6、そしてなしが選択でき、Wi-Fiなしの場合はBluetoothもなしです。ただし、全モデルにギガビットイーサネットが搭載しています。

また、Webカメラも標準で「なし」ですが、500万画素のRGBカメラ+マイク、もしくはRGBカメラ+マイク+IRカメラが選べます。IRカメラがあると顔認証でサインインできるので楽ですが、ハイブリットカメラなので、Webカメラの品質が落ちるのが残念です。

モニターのスタンドは「フルファクション モニタースタンド」と「ウルトラフレックス V スタンド」の2種類あり、フルファンクションの方が最大3㎝ほど高いです。

データ転送速度が10Gbpsと速いUSB 3.2 Gen 2が3つ(うち1つはUSB Type-C)あり、USBポートの合計は6つ、そしてHDMIやDisplayPortもあるので、十分なポートになっています。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3と旧モデル<左/本機種・右/旧モデル>

旧モデルのLenovo ThinkCentre M70a All-in-Oneとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 ThinkCentre M70a
CPU インテル第12世代CPU インテル10世代CPU
メモリ 64GB
ストレージ HDD×SSD
ディスプレイ FHD WVA
LAN Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット
電源 180W 135/170W
最大重量 7.99㎏ 7.7㎏
寸法 489 × 217.3 × 345.5-454.5㎜ 490.1 × 199.8 × 386-466㎜

主な変更点です。

  • CPUが10世代から12世代に
  • SSDにPCI Express 4.0が追加
  • 電源が大きくなった
  • ディスプレイのデザインが変更
  • 約290g増量

 

プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。CPUは多くのモデルがあるので、主なものだけ比較紹介します。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700  32105
Core i5-12400  19447
Core i7-10700  18023
Core i3-12100  14511
Core i5-10400  13120
Core i3-10100  8945

スコアが1万ほどあればビジネス用途でも使え、1.5万を超えるとゲーミングPCやクリエイターPCに使われるほどの性能です。

 

 

ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3の特徴

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 左斜め前から

本機は画面の下部ベゼル(画面の黒い枠)にスピーカーがあり、ぱっと見ベゼルがすごく大きく、昔のディスプレイを思い起こさせますね。

左右上はベゼル(画面の黒い枠)がすっごく細いので気になりませんが、スピーカーに目が行ってしまいそうです。

ただし、スピーカーはフロントフェイスなので、聞きやすいと思います。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 右斜め前から

21.5インチのディスプレイで、全体の寸法は

・フルファクション モニタースタンド・・・幅489㎜ 奥行き217.3㎜ 高さ345.5~454.4㎜
・UltraFlex Ⅴ スタンド・・・幅489㎜ 奥行216.3㎜ 高さ338.3~422.8㎜

になり、カメラ搭載モデルを選んだ場合は、それぞれ2㎝ほど高くなります。

フルファクション モニタースタンドを使用したら、高さ調整が約11㎝、UltraFlex Vスタンドの場合は約8.4㎝になります。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 スタンド

スタンドには、スマホなどを立てる溝があります。ワイヤレスQi充電には対応していないようです。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 スタンドの調整

フルファクション モニタースタンドは-5°~+20°のチルト(上下の傾き)、左右45°のスイベルに対応で、高さは110㎜調整できます。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 UltraFlex Ⅴ スタンドの調整

UltraFlex Ⅴ スタンドは-5°~+70°のチルトに対応です。70°って、いつ使うんでしょうね?

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 正面

スピーカーは2W×2つで、Dolby Atmos対応、マイクは2つとなっています。カメラとマイクは標準で「なし」のモデルがあり、カスタマイズから「カメラ+マイク」、もしくは「カメラ+マイク+IRカメラ」を選択できます。

カメラは500万画素のRGBカメラで、IRカメラは顔認証に使用します。プライバシーシャッターも搭載なので、カメラを使用しないときはシャッターで閉じておくと安心ですね。AIノイズ抑制機能 もあるので、オンライン会議もしやすいともいます。

先述したようにIRカメラ付きを選ぶとWEBカメラとのハイブリットカメラなので、画質が悪くなります。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 背面

スタンドに配線をまとめることができるので、デスク回りもごちゃごちゃせずにすっきりになります。

 

キーボード・マウス

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3と付属のキーボードとマウス

キーボードとマウスは標準搭載になっていますが、必要ない人は「カスタマイズ」から「なし」を選択できます。

現在、キーボードは以下のものが選べ、いくつか注文したのでレビューにまとめています。

・USB フルサイズキーボード 英語/日本語
・USB フルサイズキスリムーボード 日本語/英語
・ワイヤレス キーボード&マウス 日本語/英語
・USB Calliopeマウスブラック(USBエッセンシャルマウス)
・USB 指紋認証マウス

基本的にお勧めするような品質じゃないですが、普通に使えます。ワンランク上のマウスやキーボードの購入をお考えなら、「周辺機器」を読んでみてください。

 

CPU

Core i3-12100 Core i3-12300
開発コード Alder Lake
製造プロセス Intel 7
Pコア 4
スレッド 8
キャッシュ 12MB
GPU実行ユニット 24
ターボブースト 4.3GHz 4.4GHz
Pコア最大周波数 4.3GHz 4.4GHz
基本クロック 3.3GHz 3.5GHz
ベースパワー
最大パワー
60W
89W
Core i5-12400 Core i5-12500 Core i5-12600
開発コード Alder Lake
製造プロセス Intel 7
Pコア 6 6 6
Eコア 0 0 0
スレッド 12 12 12
キャッシュ 18MB 18MB 18MB
GPU実行ユニット 24 32 32
ターボブースト 4.4GHz 4.6GHz 4.8GHz
Pコア最大周波数 4.4GHz 4.6GHz 4.8GHz
Pコア基本周波数 2.5GHz 3.0GHz 3.7GHz
Eコア最大周波数
Eコア基本周波数
ベースパワー 65W 65W 65W
最大パワー 117W 117W 117W
Core i7-12700
開発コード Alder Lake
製造プロセス Intel 7
Pコア 8
Eコア 4
スレッド 20
キャッシュ 25MB
GPU実行ユニット 32
ターボブースト 4.9GHz
Pコア最大周波数 4.8GHz
Pコア基本周波数 2.1GHz
Eコア最大周波数 3.6GHz
Eコア基本周波数 1.6GHz
ベースパワー 65W
最大パワー 180W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

どのCPUも性能はかなり高いのですが、最大消費電力も高いです。

 

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 14000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-12900  39749
Core i7-12700  32105
Core i5-12600K  27443
Core i9-11900  23574
Core i5-12600  21925
Core i7-11700  21306
Core i5-12500  21094
Core i5-12400  19447
Core i5-11400  17556
Core i3-12300  14955
Core i3-12100  14511
Core i5-10400  13120
Core i3-10100  8945

搭載可能なCPUで、一番性能が低いCore i13-12100でも約1.4万とかなり高い性能です。

Cinebench R23は、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアは6000以上で高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-12900  26455
Ryzen 9 5900X  21878
Core i7-12700  21568
Core i5-12600K  17660
Core i5-12600  ??
Ryzen 7 5800X  15228
Core i7-11700  14792
Core i5-12500  12974
Ryzen 7 Pro 4750G  12916
Core i5-12400  12454
Core i7-10700  12250
Ryzen 5 5600G  11077
Core i5-11400  10074
Ryzen 5 Pro 4650G  9258
Core i3-12300  ??
Core i3-12100  8300
Core i5-10400  7610
Ryzen 3 Pro 4350G  5995
Core i3-10100  5612

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-12900  1988
Core i5-12600K  1918
Core i7-12700  1862
Core i5-12600  ??
Core i5-12500  1804
Core i3-12300  ??
Ryzen 9 5900X  1636
Core i9-11900  1630
Ryzen 9 5900  1627
Core i5-12400  1623
Ryzen 7 5800X  1619
Ryzen 5 5600X  1593
Core i3-12100  1557
Core i7-11700  1538
Core i5-11400  1313
Ryzen 7 Pro 4750G  1308
Core i7-10700  1255
Core i5-10400  1110

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

その他のCPUとの比較です。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 PRO 6850U  5663
MX550  5089
Core i7-1260P 3263
Ryzen 7 5800U  2416
Core i3-1215U  2258
Ryzen 7 5700U  2251
Core i5-1235U  2196
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 3 5425U  1859
Core i5-1235U UHD  1831
Ryzen 3 5400U  1734
Core i3-12100  1501
Ryzen 3 4300U  1314
Ryzen 3 5425U  1127

 

ディスプレイ

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 上から

解像度 光沢 液晶 輝度
FHD なし WVA 250nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
1000:1 NTSC 72% 178° マルチタッチあり
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920×1080ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能
WVA液晶 ワイド ビューイング アングルの略で、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準

ディスプレイは平均的なスペックで、フルHD解像度にWVA液晶になり、マルチタッチパネルもあります。最近のWVA液晶はIPS液晶とほぼ同じですが、上下方向の視野角は若干狭いです(横方向の視野角は広いです)。

輝度は250ニトで、明るくないですが暗くないです。設置場所が太陽光が入る明るいオフィスなどであったら、ちょっと暗いと思うことがあるかもしれません。

基本的に平均的なスペックですが、色域がNTSC 72%と高いので色鮮やかに描写されます。Web用画像編集をするようなクリエイター向けの色域です。

NTSC 45%、NTSC 72%、sRGB 100%のディスプレイ

こちらは左がNTSC 45%(一般的な色域)、右がNTSC 72%、そして真ん中がsRGB 100%になりますが、一番左のNTSC 45%のものは明らかに色が違いますね。NTSC 72%は比較的鮮やかなので、見やすいですね。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロット2つの最大64GBにできます。標準では4GBメモリが搭載ですが、最低でも4GB×2枚の8GBをお勧めします。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

最大でSSD1つ+HDD2基の搭載が可能ですが、光学ドライブを搭載するとHDDが1つしか搭載できません(逆に、HDDを2つにしたい人は、光学ドライブは搭載できません)。

HDDはSATA接続で、SSDは最新のPCIe 4.0と旧モデルのPCIe 3.0があります。PCIe 4.0は3.0に比べ帯域幅が倍になったので、理論値ベースの最大速度も倍になっています。

こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4 ~ 7000MB/秒
 ~5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~3000MB/秒
 ~2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • Windows Defender・・・Windowsに標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • OPAL・・・自己暗号化ドライブ。データが流出した時など、暗号化されているので解読されにくい
  • シャーシ イントルージョン スイッチ・・・筐体へのアクセスを記録できる(誰かが勝手に開けて内部を触っても分かる)
  • Smart USB Protection・・・USBポートからのデータ流出や、、外部からUSBポート経由でシステムやネットワークに侵入を防ぐことが可能

などがあり、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

 

Wi-Fi 6に対応

周波数 通信速度
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) 2.4/5GHz 1.7Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps

無線はWi-Fi 5と次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、Wi-Fi 6の方が断然速いです。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

無線LANは無しも選べますが、その場合はBluetoothもないのでご注意を。

 

電源

電源は記載されていないのですが、仕様書に180Wと記載されていました。十分な容量だと思います。

 

 

公式サイト

 

インターフェイス

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 背面

背面にはUSB 3.2 Gen 1が3つ(データ転送速度5Gbps)、USB Type-C 3.2 Gen 2(同10Gbps)が1つ、RJ45、そしてHDMIとDisplayPort(データ転送・給電のみ)になります。

 

Lenovo ThinkCentre M70a All-in-One Gen 3 右側面

右側面には上からマイクミュートボタン、モード変更スイッチ、USB 3.2 Gen 2(同10Gbps)が2つ、ヘッドフォン/マイクジャック、メディアカードリーダー、電源ボタンになります。

光学ドライブを搭載した場合は、左側面にスロットなどが搭載されます。

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「オンサイト修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証はオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の2種類があります。

  1. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  2. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

まとめ

 

良い点

・オールインワンPCなので、これ1つ買えばすぐに使い始めることができる
・12世代CPUで高性能
・メモリが最大64GB搭載可能
・SSDは最新のPCIe 4.0で、デュアルストレージも可能
・ディスプレイの色域がNTSC 72%と広い
・インターフェイスが豊富
・マイクが500万画素と高画質

 

残念な点

・輝度は250ニトは若干くらいかも
・IRカメラ付きのカメラはハイブリットカメラ

 

総合評価

比較的低価格でこれだけのスペックが搭載なので、コスパは高いと思います。性能は高く、インターフェイスも豊富ですね。

多くのCPUを選べるので、用途によって高めの性能か低めの性能も選べます。無駄に高価な機種を買わなくて済むので、個人はもちろん、複数台購入する法人にも合うと思います。

本機はカメラがディスプレイの枠内にないので、大きくても問題なかったと思いますが、あえてハイブリットカメラを搭載しているのは、ちょっと残念です。せっかく高画素Webカメラを搭載しても、あまり画質が良くないので残念です。

また、ほとんどのケースでは問題ないと思いますが、ディスプレイが250ニトなので、300あったらよりお勧めしやすかったと思います。

この2点を除けば、特に残念な点もなく、使いやすい機種だと思います。

 

公式サイト

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