Lenovo ThinkBook 15 Gen 3(Ryzen 5000シリーズ)の実機レビュー

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旧機種のRyzen 4000シリーズ搭載モデルは人気が高く、長らく「在庫なし」状態が続いていましたが、後継機種でRyzen 5000シリーズ搭載のGen 3の販売が開始しました。

本機種は15.6型・大画面で作業がしやすいので、デスクトップの代わりとなる据え置き用としてや、外出先でもがっつり作業をしたい人に合います。また、外観がおしゃれな個人向けモデルのIdeaPadと似ているので、普段使い用途の人でも一つ上のセキュリティや性能を持った本機種はおすすめです。

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ThinkBook 15 Gen 3のスペックレビュー

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 右斜め前から

CPU AMD Ryzen 3 5300U
AMD Ryzen 5 5500U/5600U
AMD Ryzen 7 5700U/5800U
メモリ 最大24GB
ストレージ SSD 最大512GB+SSD/HDD
グラフィックス Radeonグラフィックス
ディスプレイ FHD IPS液晶 タッチ sRGB 100%あり
OS Windows 10 Home、Pro
無線 WiFi6、Bluetooth 5.1
生体認証 指紋センサー
Microsoft Office 搭載モデルあり
セキュリティ TPM、パワーオン パスワード、アドミニストレーター パスワード、ユーザー パスワード、セキュリティ キーホール
寸法 357x235x18.9㎜
重さ 1.7㎏
バッテリー 最大10.7時間
保証 1年間
価格 6.7万円~

※執筆時現在Ryzen 5 5500UとRyzen 7 5700Uのみ販売中

パソコンの頭脳であるCPUは超高性能のRyzen 5000シリーズが搭載で、かなり高い性能です。Ryzen 5000シリーズから全モデルが「マルチスレッディング」に対応したので、スレッドがコアの倍の数になり、より多くのデータを同時に処理できる様になりました。多くのタブやアプリ、ソフトウェアを開けて作業をする人は、より使い勝手が上がっています。

Ryzen 4000シリーズ搭載機種もかなり人気があり購入まで待ちが長かったので、本機種も同じ状況になりそうですね。

メモリは最大24GBで、オンボード+スロットになります。販売は16GB(8GB+8GB)なので、最大メモリにする場合は自分で増設することになります。

ストレージは爆速のSSD PCIe 3.0×4が搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです!

ディスプレイは高画質のFHDディスプレイで、コントラスト比も高く視野角も広いIPS液晶で、タッチディスプレイや色域の広いsRGB 100%もあります。好みや予算に合わせてディスプレイも選べます。

筐体は若干小さめで、15.6型で1.7㎏と比較的軽いので時々持ち運びがある人でも苦にならないと思います。バッテリー駆動時間は平均的な時間で、最大10.7時間になります。長時間出先で使う場合は、パワーバンクや充電アダプターの持ち運びをした方がよさそうです。

総合的に見て、高性能で各パーツも高い品質のものが搭載しており、がっつり作業をするビジネスパーソンにも使いやすい機種だと思います。

 

公式サイト

旧モデルとの比較

Lenovo thinkbook 15 gen 3とGen 2の筐体比較<左・本機種/右・Thinkbook 15 gen 2>

旧モデルのThinkBook 15 Gen 2との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 ThinkBook 15 Gen 2
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Ryzen 3 4300U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 7 4700U
メモリ 24GB(3200MHz) 24GB(3200MHz)
ストレージ SSD+HDD SSD+HDD
ディスプレイ FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi6 WiFi6
バッテリー 10.7時間 10時間
重量 1.7㎏ 1.7㎏
価格 6.7万円~ 6.1万円~

CPUが最新のRyzen 5000シリーズになり、USB-Cポートが3.2 Gen 2になりました。

こちらはプロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5800U  19960
Ryzen 7 4800U  17210
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5600U  15944
Ryzen 7 4700U  14402
Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 5 4500U  11559
Ryzen 3 5300U  10092
Ryzen 3 4300U  8067

 

CPUの性能は約20%ほど上昇し、Ryzen 3は約25%ほど性能が上がっています。また、全てのCPUがマルチスレッディングになったので、数字以上に使い勝手が上がっています。

 

ThinkBook 15 Gen 3の特徴

大きな特徴として、ベゼル(画面の黒い枠)が細いです。ベゼルが細いと画面が大きく見えるし、使っているときに視界に邪魔も入らない、そしておしゃれに見えますね。

ベゼルの寸法は上部10.7㎜、左右約6㎜、下部約14㎜となっています。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 正面

寸法は幅357㎜、奥行き235㎜、厚さ18.9㎜で、

・幅はB4サイズの長辺(≒364㎜)
・奥行きは千円札1.5枚分(≒225㎜)
・厚さは一円玉(≒直径20㎜)

とほぼ同じです。ベゼルが細いので、特に奥行きが他の機種に比べ小さいですね。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 真横から

15.6型と大きなノートパソコンですが、全体的にコンパクトだと思います。

光の関係で目立っていますが、ディスプレイ側面の枠もツートンカラーになっています。(長年Thinkbookを使っていますが、初めて気づきました(笑)

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 後ろから

ThinkBookはエッジもこだわって作られてるようで、どの角度から見ても高級感がありますね。角が丸みを帯びているので、触り心地も良いです。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 ディスプレイが最大で開く角度

ディスプレイはほぼ180度開くので、対面に座っている人に見せる時や、日光で見にくい時などに好きな角度に調整できます。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 排気口

排気口はヒンジ裏にあり、大きめの穴のものと小さめの穴のもの2つあります。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 底面カバー

吸気口も幅広く取られており、前面に2Wスピーカーが2つ搭載されています。個人的にキーボード上部にあるよりも、底面前部にある方が重低音が効いた音になるので好みです。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3の内部

中を開けて確認しましたが、熱を拡散するヒートパイプもあるし、すっきりまとまっており左下には何もない空間もあるので、熱はこもりにくそうです。

メモリとストレージが増設できるので、される場合は「Thinkbook 15 Gen 3の取り外し・増設方法」を参考にどうぞ。

プライバシーシャッター

プライバシーシャッターと言うWebカメラを隠す物理シャッターがあるので、Web会議の離席中や使用していないときはシャッターを閉じておくと安全です。

 

指紋センサー

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3の指紋センサー

指紋センサーは電源ボタンと統合されているので、電源を入れたらサインインも完了です。すぐに使い始めることができます。

 

素材

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3の天板

天板はアルミニウム素材でおしゃれなツートンカラーになっており、下40%ほどが若干濃いシルバーになっています。キーボード面はアルミニウムっぽい加工がしてありますが、樹脂素材です。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 底面カバー

底面の素材はABSという樹脂素材で、一目でプラスチックと分かる素材です。

 

キーボード

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3 右斜め前から

キーボードはバックライト付きで、テンキー(右側の数字のキーパッド)もあります。Excelなどで数字を使った資料作成が多い人は、特に使いやすいと思います。

先述したようにキーボード面は樹脂ですが、手触りも良く、高級感があります。

 

CPU

Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U
アーキテクチャ Zen 2 Zen 2 Zen 2
コア/スレッド 4/8 6/12 8/16
キャッシュ 4MB 8MB 8MB
GPUコア 6 7 8
基本クロック(GHz) 2.6 2.1 1.8
ブーストクロック(GHz) 3.8 4.0 4.3
TDP 15W 15W 15W

CPUはRyzen 5000シリーズですが、最新アーキテクチャのZen 3でなく、Ryzen 4000シリーズと同じZen 2になります。それでも、性能はかなり上がっています。

コアとスレッドの解説

Ryzen 4000シリーズと5000シリーズの大きな違いは、「マルチスレッディング」対応かどうかと言うことですね。Ryzen 4000は1コア当たり1スレッド(例4コア4スレッド)でしたが、Ryzen 5000は1コア当たり2スレッド(例4コア8スレッド)になったので、より多くのデータを同時に処理できるようになりました。

下のグラフはCPUの性能を測るPassmarkスコアになります。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 赤・・・購入モデル

Ryzen 7 5800H  21767
Ryzen 7 5800U  19960
Ryzen 5 5600H  17768
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5600U  15944
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Ryzen 3 5300U  10092
Core i3-1115G4  6546
Athlon Silver 3050U  3198
AMD 3020e  2625

 

Ryzen 5 5500Uでも、最新のインテル11世代Core i7-1165G7より高い性能になっていますね。すごいです。Ryzen 3はスコア1万オーバーと、エントリークラスのプロセッサーとは思えないほどの性能です。

Cinebench R23はCGをCPUで描画させて、レンダリング性能を計りるベンチマークで、こちらも計測したのでクリエイティブワークもする人は参考にどうぞ。

Cinebench R23

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・計測機種 青・・・比較

Core i7-11800H  12180
Ryzen 5 5600H  9974
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-11500H  9532
Ryzen 5 5500U  7783
Core i7-1185G7  6246
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i7-1065G7  4475
Core i5-1035G1  3672
Core i3-1115G4  3343

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・計測機種 青・・・比較

Core i7-1185G7  1538
Core i7-1165G7  1504
Core i7-11800H  1492
Core i5-11500H  1492
Ryzen 7 5800H  1445
Ryzen 5 5600H  1374
Core i5-1135G7  1343
Core i3-1115G4  1319
Ryzen 7 5700U  1274
Ryzen 5 5500U  1180
Core i7-1065G7  1153
Core i5-1035G1  1060

 

グラフィックス

画像・動画編集やゲームをする上で必要なグラフィック性能です。また、これらだけでなく、複数画面を使った作業や、Officeワークがしやすくなります。

Ryzen 5 5500U 3Dグラフィックマーク メモリ24GB<Ryzen 5 5500U>

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7 2898
MX250  2582
Ryzen 7 5700U  2368
Ryzen 5 5500U  2345
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
UHD  888

 

エントリークラスのグラボ並みの性能で、内蔵グラフィックスとしては高い性能です。一般的な用途であればまず十分で、Photoshopなどを使って画像編集もできます。

ディスプレイ

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のディスプレイ

仕様書によるとディスプレイは3種類ありますが、筆者購入機種はFHD IPS 300nitになります(表一番下のモデル)。公式サイトではsRGB 100%と書かれていない限り、NTSC 45%になります。

解像度 光沢/液晶 タッチ 輝度 コントラスト比 色域 視野角
FHD
1920×1080
なし/IPS あり 300nit 800:1 NTSC 45% 170°
FHD
1920×1080
なし/IPS なし 300nit 1200:1 sRGB 100% 170°
FHD
1920×1080
なし/IPS なし 300nit 800:1 NTSC 45% 170°
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
液晶 IPS液晶はコントラスト比が高く、視野角も広い
コントラスト比 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能
nit 明るさを表す単位。通常250前後が標準。300nitあれば屋外でも使いやすい明るさ
色域 色空間の規格

ディスプレイはビジネスモデルの標準的なもので、フルHD IPS液晶となっています。IPS液晶は、コントラスト比が高く視野角も広いという特徴がありますが、TN液晶は逆でコントラスト比が低く視野角も狭いです。

筆者購入機種も視野角は広かったです。

次に、i1 Dsiplay Proを使って色域や輝度を調べました。

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のディスプレイのスペックをチェック

 

色域はNTSC 45%で、sRGBカバー率は60.6%、sRGB比は60.8%でした。一般的な使い方であれば問題のない、普通の色です。ただし、sRGB 100%のディスプレイもあるので、より鮮やかな色が描写された方がいいという場合や、画像編集などのクリエイティブワークをする人はsRGB 100%のディスプレイをお勧めします。(下グラフ黄色三角が本機の色域で、もう一つはsRGB 100%の色域です)

Lenovo thinkbook 15 gen 3のカラープロファイル

 

 

公式サイト

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzで、現行最高の動作周波数(MHz)になっているので処理速度が速いです。メモリはオンボードに1つとスロットが1つあり、最大で24GB搭載可能です。

 

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のメモリ処理速度

PerformanceTestでメモリ速度を計測したら、2072と出ました。世界平均が2499なので若干劣りますが、処理が遅いと感じることはほとんどないと思います。また、計測機種はメモリ8GB 1枚なのでこの速度ですが、2枚組を購入するかメモリを増設したら処理速度が全然上がります。

その他のLenovo機種との比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Thinkbook 13s Gen 2 16GB  2921
Ideapad Flex 550i 14型 8GB  2700
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 16GB  2539
Thinkbook 14 Gen 3 24GB  2519
Ideapad slim 550i 8GB  2385
Thinkbook 15 Gen 2 8GB  2227
Thinkcentre M75s Small Gen 2  2212
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 8GB  2205
IdeaPad Slim 360(17)l 8GB  2195
Ideapad Flex 550i 15型 8GB  2175
ThinkBook 15 Gen 3 15型 8GB  2072
Thinkbook 14 Gen 3 8GB  1868
Ideapad s145 AMD 8GB  1682

 

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

本機種はPCIe NVMeの中でも性能が高いPCIe 3.0×4なので、爆速です。また、SSD Type 2280スロットがあるので、SSDの増設もできます。

 

追記) 複数台のThinkbook 15 Gen 3を購入した読者から連絡が来て、Ryzen 5 5600Uモデルは増設用のSSD M.2スロットがあり、Ryzen 5 5500Uは増設用にSATAベイがあったそうです。

同じ機種でも型番によっては内部構成が変わるので、ご注意ください!

 

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のシーケンシャル速度

シーケンシャル速度を計ったらリード(読み込み)が2048MB/秒、ライト(書き込み)が967MB/秒でした。書き込みが若干遅いかな?と言うくらいですが、ビジネス用途でも十分快適に使える速度です。

他のLenovo機種との比較です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  3402MB/秒
Thinkbook 14 Gen 2 256GB  2986MB/秒
Ideapad Flex 550i 15型 512GB  2621MB/秒
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  2539MB/秒
Ideapad slim 550i 512GB  2385MB/秒
Thinkbook 13s Gen 2 512GB  2302MB/秒
Thinkbook 15 Gen 2 256GB  2240MB/秒
Thinkbook 15 Gen 3 256GB  2048MB/秒
IdeaPad Slim 360(17) 256GB  1980MB/秒
Thinkbook 14 Gen 3 256GB  1868MB/秒
Ideapad s145 AMD 256GB  1645MB/秒

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • セキュリティキーホール・・・パソコンが持ち出されないようにロックするワイヤーなどを設置する個所

WiFi6

次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3のWifi速度

本機のWiFi速度はこの様になりました。筆者の家は鉄筋コンクリで、WiFiは300Mbpsの契約、計測時間は夜の8時半ごろです。

  • 330Mbps/78Mbps・・・ルーターから直線距離で5m程/壁1枚隔てた自室で計測
  • 340Mbps/290Mbps・・・ルーターから1m程離れた場所で計測
  • 270Mbps/130Mbps・・ルーターから直線距離で7m程/壁1枚隔てた庭で計測

今まで多くのレビューをしてきて、ここまで速度が出たことがないのですが、利用者が多い夜8時半ごろのなのにかなり良いです。

結果が良すぎるのでもう一度次の日の朝に試してみましたが、おおむね似たような速度でした。

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は普通で、最大10.7時間です。15型は全体的にバッテリー駆動時間が短い傾向にありますが、本機はそこそこあります。ただし、長時間外出先で使う場合は、パワーバンクや充電アダプターを持ち運んだほうが良いと思います。

また、30分で半分まで充電できるので、急な外出前や、外出中でもサクッと充電して移動ができます。

 

インターフェイス

Lenovo ThinkBook 15 Gen 3の右側面インターフェース Lenovo ThinkBook 15 Gen 3の左側面インターフェース

インターフェースは豊富ですね。

  • USB-C 3.2 Gen 2 x 2(最大データ転送速度10Gbps)
  • HDMI
  • USB-A 3.2 Gen 1(最大データ転送速度5Gbps)
  • ヘッドフォン/マイクジャック
  • Novoボタン
  • 4 in 1 SDカードリーダー
  • USB-A 3.2 Gen 1
  • RJ 45
  • ナノセキュリティロックケーブル用スロット

USB-Cは2つとも映像出力機能付きで、HDMIもあるので最大4画面で作業も可能です。金融関係などで多くのチャートを開く人にも使いやすいですね。ちなみに、1つのUSB-Cは充電兼用になります。

SDカードリーダーもあるので、一眼カメラなどを使う人もデータ移動がしやすいです。

Novoボタンとはパソコンが正常に起動しないときに押すと、BIOS画面や軌道の設定メニューが出てくるボタンです。

インターフェイスは十二分にあると思います。

 

サポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

ライバル機種

Lenovo Thinkbook 15 Gen 3とIdeaPad slim 550 AMD 15、ThinkBook 15 Gen 2 Intelの筐体比較<左から本機種・IdeaPad Slim 550・Thinkbook 15 gen 2 Intel>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Slim 550 Thinkbook 15 gen 2 Intel
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 24GB 16GB 24GB
ストレージ SSD+HDD SSD 512GB SSD 1TB+HDD 2TB
グラフィックス Radeon Radeon Iris Xe
ディスプレイ FHD FHD FHD sRGB 100%あり
無線 WiFi6 WiFi6 WiFi6
バッテリー 13.2時間 15時間 7.5時間
重量 1.7㎏ 1.66㎏ 1.7㎏
Thunderbolt 4 無し 無し 有り
価格 6.7万円~ 5.8万円~ 5.7万円~

ライバル機種のIdeaPad Slim 550はビジネスモデルじゃなく普段使い用ですが、似たような性能でコスパも高い人気機種です。Thinkbook 15 gen 2 Intelはインテル11世代CPU搭載モデルです。

CPU性能を比較すると、Ryzen 5000はぶっちぎりで高性能ですね。

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ただし、グラフィック性能はインテルモデルの方が高いです。

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
Ryzen 5 5500U  2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118

 

本機種とIdeaPad Slim 550はスペック上は似ていますが、筐体の素材が違ったり、セキュリティ、メモリ最大容量などが違います。見た目の高級感も若干違いますね。

  • 本機種・・・高負荷な事もサクサク快適に作業をしたい人向け
  • IdeaPad・・・ビジネスモデルじゃなくても良いという場合は本機種が一番コスパが高いです
  • 15 Gen 2 Intel・・・画像編集などグラフィック性能が必要な事をする人や、大きなデータを移動することが多い人はThunderbolt 4がある本機種が使いやすいと思います

 

まとめ

良い点

・高性能CPU搭載
・大画面で作業がしやすい
・最大4画面表示可能
・WiFiの通信速度が速い
・メモリとストレージが増設可能

残念な点

・Thunderbolt 4があったらよかった
・オールメタルボディだったらよりよかった

 

15型と大画面で作業もしやすく性能も高いので、デスクトップを置きたくないけど作業がしやすいパソコンを探している人に合うと思います。また、1.7㎏と比較的軽いので、時々持ち運ぶという人や外出先でも大画面で作業をしたい人には使いやすいですね。

プロセッサーの性能が高いのでビジネス用途でもサクサク使え、最大24GBのメモリを搭載できるので、大きなデータを扱う人でも問題ないと思います。

メモリやストレージの増設も簡単にできるので、安いモデルを購入してもハイスペックにしやすいのも嬉しですね。

公式サイト

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