Lenovo Tab M11の実機購入レビュー ゲームもできる!ビジネス用途にも使える大画面タブレット

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量販店モデルのTab M11です。M11という名前からわかるように11インチのタブレットで、大画面で見やすいです。

11インチのタブレットと言えば、P11 Pro gen 2(11.2インチ)やP11 Gen 2(11.5インチ)がありますが、本機は10.95インチと徐々に小さくなっていますね。

本機はディスプレイが高色域で、ドルビーアトモス対応のスピーカーが4つも付いており、Widevine L1対応で動画視聴にも合うタブレットです。ビジネス用途でも十分使えるスペックだったので、プライベート兼仕事でもつかえます。

本機は量販店モデルで、公式サイトでは販売されていませんが、ストレージの容量が128GBの全く同じものがTab B11として公式サイトで販売されています。

※本機は当サイトの購入品で、すべての購入製品はこちらで確認できます。

サクッと概要をつかみたい方は、こちらの動画をどうぞ。

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Tab M11のスペック

SoC MediaTek Helio G88
メモリ LPDDR4X 4GB
ストレージ eMMC 64GB
ディスプレイ(10.95型) 1920×1200ドット IPS液晶
Widevine L1 対応
OS Android 13(Android 14にアップグレード可能)
無線 802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5)
生体認証 顔認証
カメラ 800万画素/800万画素、フラッシュなし
オーディオ ドルビーアトモス、スピーカー 1W×4
寸法(幅×奥行×高さ) 255.3 × 166.3 × 7.2mm
重さ 465g
防塵防滴 IP52
バッテリー 最大約10時間
標準保証 1年間
セキュリティメンテナンス 2027年10月30日まで
ペン Lenovo Tabペン同梱
価格 参考価格)40,480円

<性能評価>

 

タブレットの心臓部であるSoCはミドルクラスのHelio G88で、シングルコア、マルチコアともにほどほどの性能になっています。少なくとも、本機はLPDDR4Xのメモリが4GB搭載しているので、動きは悪くないです。

ストレージはeMMC 64GBとちょっと少なめですが、microSDカード(最大1TB)を搭載できるので、容量に不安が出てきたら増設するとよいです。

ディスプレイは10.95インチの16:10とここ最近のPCと同じで、WUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶になり、色域はsRGB 100%相当のNTSC 72%と高色域です。リフレッシュレートは90Hzと高いです。

Widevine L1にも対応しているので、迫力ある動画視聴が可能です。

その他のスペックはOSはAndroid 13で、無線はいわゆるWi-Fi 5、カメラは低スペックでリア・フロントともに800万画素、ドルビーアトモスに対応した1Wスピーカーが4つ搭載です。

OSはAndroid 14に更新でき、セキュリティメンテナンスは2027年10月30日までとなっています。

10.95インチで465gと標準的な重さで、バッテリー駆動時間は丸一日外出しても十分じゃないかなというくらいの10時間になります。

本機は量販店モデルで、お近くの量販店や楽天ビッグカメラなどのECサイトで販売されています。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

Tab MシリーズにはM10 Plus (3rd Gen)(10.61インチ/2022年モデル)はありますが、M11は初めてになります。旧モデルと言うわけじゃないですが、似たようなスペックなので比較します。

正直言うと、M10のほうが若干ですがSoCスペックが高く、価格も安いです。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
CPU MediaTek Helio G88 Qualcomm Snapdragon 680
メモリ 4GB 4GB
ストレージ 64GB 64GB
ディスプレイ 10.95型)WUXGA IPS液晶 10.61型)2k IPS
無線 Wi-Fi 5 Wi-Fi 5、LTE
バッテリー 10時間 12時間
重量 465g 465g
寸法 255.3 × 166.3 × 7.2㎜ 251.2 × 158.8 × 7.5㎜
価格 40,480円 35,800円

全体的に似たようなスペックですが、若干M10 Plusのほうが良いスペックです。価格も5000円ほど安いですね。

こちらは、SoCの性能を表すGeekbench 5の比較です。

Geekbench5 マルチコア

オレンジ色・・・マルチコア 青・・・シングルコア

Snapdragon 680  1592
 376
MediaTek Helio G88  1289
 359

 

 

色域が広いディスプレイ

Lenovo Tab M11 ディスプレイ

ディスプレイは1920×1200ドットのWUXGAで、IPS液晶になります。コントラスト比は1500:1と高く、視野角は160°になります。

解像度は標準的なものですが、色域が高いので迫力のある映像が楽しめます。輝度は400ニトと高めで、屋外でも使いやすいです。

 

Lenovo Tab M11 ディスプレイ

色域はNTSC 72%で、これはsRGB 100%相当の高色域です。動画視聴やインスタなどで画像を見るのに最適で、本格的な画像編集をするのに合う色域です。また、リフレッシュレートは90Hzと高めで、やっているゲームによってはぬるぬる動きます。

 

左からNTSC 60%、本機・NTSC 70%、DCI-P3 96%のディスプレイです。この価格のタブレットでは標準的な色域ですね。

 

Lenovo freestyleの設定方法と使い心地のレビュー<画像はPCとタブレットをFreestyleで接続し、同じものを表示している>

後は、個人的に結構気に入っているのは、画面アスペクト比が16:10とPCと同じなんですよね。しかも約11インチと大きいので、Lenovo Freestyleに接続してセカンドモニターとして使いやすいんです。

Lenovo Freestyleとは、タブレットをサブモニターとして使うLenovo純正のアプリです。詳しい使い方は、「Lenovo Freestyleの使い方と設定方法」をどうぞ。

ちなみに本機にはFreestyleは初めからダウンロードされており、画面右上を下にスワイプしてFreeStyleのアイコンを押すと起動します。(見つけるのにかなり時間がかかりました)

Lenovo Tab M11 Lenovo Freestyleの場所

設定にもFreeStyleがありますが、そこを押しても何も起こりません。(なぜ??)

 

 

最大1TBのmicroSDカードを搭載可能

Lenovo Tab M11 microSDカードトレイ

本機のストレージは64GBと少ないですが、最大1TBのmicroSDカードが増設できます。多くのアプリをダウンロードする予定の人は、初めから増設しておいてそちらにデータを保存したほうが良いです。

あとはgoogle Cloudなどを使って、写真を保存したりですね。

 

 

ドルビーアトモスに対応したスピーカーが4つも搭載

本機は、ドルビーアトモスに対応した1Wスピーカーが4つも搭載しています。ドルビーアトモスは平面的な音じゃなく立体的な音を体感でき、しかも4つもスピーカーがあるので、音楽を聴いたり動画視聴に合います。

音は若干トレブルが突き刺さる感じですがミドルは強く、ローはそこまでありません。ドルビーアトモスなので、映画を見るには迫力もあり十分なサウンドです。

 

 

ペンが同梱

Lenovo Tab Penの書き心地

4096段階の筆圧検知があるLenovo Tab Penが付いており、簡単なイラストを描いたりメモを取ったりできます。傾き検知はないようですがそこそこ書きやすく、悪くないと思います。

ただし、フィルムを貼らないとつるつるで滑りやすいです。

Lenovo Tab Penとほかのペンの比較

その他のペンと書き心地を比較しようと、Lenovoデジタルペン、Lenovo Tabペン、スタイラスペンで試しましたが、反応しませんでした。スタイラスペンのみ時々反応しましたが、時々なので使えたもんじゃありません。

 

 

意外に高い性能のSoC

MediaTek Helio G88
コア 2x A75
6x A55
コア 8コア
最大クロック 2.0/1.8GHz
GPU ARM Mali-G52 MC2 GPU

Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。

性能は高くないですが、低すぎることもないです。

こちらはGeekbench 6のスコアです。Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。

Lenovo Tab M11 Geekbench 6計測結果

シングルコア439、マルチコア1449となりました。

マルチコアシングルコア

Geekbench 6 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8+ Gen 1  4596
Snapdragon 870  3538
Intel N200  3504
Snapdragon 870  3096
MediaTek Kompanio 1300T  2864
MediaTek Dimensity 7050  2440
Snapdragon 695  1958
Snapdragon 750G  1940
MediaTek Helio G99  1875
Snapdragon 690 5G  1873
Snapdragon 7c Gen 2  1629
Snapdragon 730G  1625
MediaTek Helio G90T  1622
Snapdragon 680  1592
MediaTek Kompanio 520  1534
Helio G88  1449
Snapdragon 662  1385
MediaTek MT8183  1384
Unisoc T610  1213
MediaTek Helio P90  1031
MediaTek Helio P22T  992
MediaTek Helio P60T
IdeaPad Duet
 928
Snapdragon 439  817

Geekbench 6 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8+ Gen 1  1781
Intel N200  1288
Core i3-N305  1280
MediaTek Dimensity 7050  967
Snapdragon 870  935
Snapdragon 695  886
MediaTek Kompanio 1300T  739
Snapdragon 750G  644
MediaTek Kompanio 520  619
Snapdragon 690 5G  610
MediaTek Helio G99  565
Snapdragon 7c Gen 2
Duet 560 Chromebook
 553
Snapdragon 730G  551
MediaTek Helio G90T  495
Helio G88  439
Snapdragon 680  376
Unisoc T610  339
Snapdragon 662  315
Helio G80  306
MediaTek MT8183  297
MediaTek Helio P60T  261
MediaTek Helio P90  218

 

PCMark10

Lenovo Tab M11 PCMark10計測結果

次はPCMark for Androidで、アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを計測します。

あれ?性能が高いですね。今までレビューをしたタブレットで上位クラスのスペックです。

Work 3.0は9763、Web Browsingは8897、Video Editingは6957、Writingは9767です。これだけの性能であれば、ビジネス用途でも問題なく使えます。出先でタブレットで修正してなどの用途だと、すごく合うと思います。

Work 3.0Webブラウジング

Work 3.0

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone/Snapdragon 8+ Gen 1  15388
Tab P12 Pro/Snapdragon 870  13047
Tab P11 Pro Gen 2/MediaTek Kompanio 1300T  12242
Tab P12/Dimensity 7050  11412
Tab M11/Helio G88  9763
Tab P11 Pro/Snapdragon 730G  8343
MediaTek Kompanio 520  7081
Tab M9/Helio G80  6935
Tab M10 Plus 3rd Gen/Snapdragon 680  6892
Chromebook/MediaTek MT8183  6694
Duet Chromebook/MediaTek Helio P60T  6458
ALLDOCUBE X Game/Helio P90  6340
XiaoXin Pad/Snapdragon 662  6258
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/Helio P22T  5430
Lavie T8 2023/MediaTek A22  5219
Tab M7 (3rd Gen)/MediaTek MT8166  4585

Webブラウジング

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone  13470
Tab P11 Pro Gen 2  11795
Tab P12 Pro  9824
Tab P12/Dimensity 7050  9511
Tab M11/Helio G88  8897
MediaTek Kompanio 520  7825
Tab P11 Pro  6986
IdeaPad Slim 360 Chromebook  6530
Tab M10 Plus 3rd Gen  6392
XiaoXin Pad  5978
ALLDOCUBE X Game  5763
IdeaPad Duet Chromebook  5649
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)  5523
Tab M9/Helio G80  5318
Tab M7 (3rd Gen)  4966
Lavie T8 2023/MediaTek A22  4883

 

グラフィック性能

Lenovo Tab M11 Wild Life計測結果 Lenovo Tab M11 Sling Shot計測結果 Lenovo Tab M11 Sling Shot Extreme計測結果

グラフィック性能を測る3DMarkは、意外に低いスコアでした。ただし、この次にゲームの使い心地を紹介していますが、普通に重たいゲームもできるのでそこそこ良いんじゃないかなと思います。

Sling shotSling Shot ExtremeWild Life

Sling Shot

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 870  Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T  8440
MediaTek Dimensity 7050  5026
MediaTek Helio G99  3596
Snapdragon 730G  3475
MediaTek Kompanio 520  2240
MediaTek Helio P90  2212
Snapdragon 680  2130
Snapdragon 662  1849
Helio P60T  1820
Helio G80  1752
Helio G88 Tab M11  1746
MediaTek MT8166  523
MediaTek MT8166B  515

Sling Shot Extreme

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 Maxed Out
ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 Maxed Out
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 3994
Snapdragon 730G
Tab P11 Pro
 2439
MediaTek Kompanio 520  1482
Helio G80
Tab M9
 1376
Helio G88 Tab M11  1358
MediaTek Helio P90
X Game
 1217
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 1171

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 4337
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 4242
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 2185
Snapdragon 730G
Tab P11 Pro
 738
MediaTek Kompanio 520  735
Helio G88 Tab M11  698
Helio G80
Tab M9
 694
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 377

 

ゲームは?

前項のグラフィック性能を見ると重たいゲームはできなさそうですが、原神(スターレイル)もCODも普通にプレイできました。しかも、スクリーンレコーダーで録画しながらです。ホビーユーザーなら全然問題ないです。

 

 

WidevineはL1対応

WidevineはL1に対応しているので、安心して動画配信サービスも高画質で見れます。

 

Lenovo Tab M11 NetflixのWideVineはL1

Netflixの設定情報で、WidevineはL1と明記され、最大再生解像度はFull HDとなっています。

 

Lenovo Tab M11 amazon PrimeのWideVineはL1

アマゾンプライムビデオはL1とは明記されてないですが、ストリーミング品質が最高の1.82GB/時で、これはL1に対応しているときの画質です。

 

DRM Infoで調べたWideVine

DRM infoで調べてもSecurity LevelはL1でした。動画も高画質で見ることができます。

 

 

その他の特徴

 

実はユニボディ

Lenovo Tab M11のボディ

これ、実はメタルのユニボディなんですよね。

ユニボディとはつなぎ目のないボディで、1つのパーツから構成しており、耐久性や剛性も高く作るコストもかかります。しかも、プラスチックじゃなくメタルボディで、上位モデルのみに見られる仕様です。

 

Lenovo Tab M11 背面

デュアルトーンで。上と下で若干色が違います。手触りもよく、背面は指紋が付きにくいです。

 

Lenovo Tab M11のボディ側面

マイクは1つのようで、音量ボタンとnanoSIMトレーがあります。画像右側面に電源ボタンです。

 

Lenovo Tab M11のスピーカー

1つ嬉しかったのが、3.5㎜ジャックが角についているんです。ふつうは側面ですよね?これが角にあるので、イヤフォンを差して使うときにケーブルが邪魔にならないんです。

 

 

防塵・防水機能IP52相当

Lenovo Tab M11 防塵防水機能付き

本機はIP52相当の防塵防滴性能があり、安心して持ち運ぶことができます。

防塵であるIP5Xは6段階あるカテゴリの2番目に良い性能で、「安全を損なうほどの粉塵が侵入しない」レベルになっています。

防滴性能のIPX2は、8段階ある中の下から3番目で「垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない」レベルです。

キッチンで使ってて水飛びしても大丈夫なくらいですね。

 

 

カメラ

Lenovo Tab M11 カメラ

カメラはリアとフロントどちらも800万画素と、いつものタブレットと言った画質です。シングルカメラでフラッシュもありません。

そんなに悪くないと思いますが、写真を撮るならスマホが良いですね。

 

Lenovo Tab M11のカメラで撮影

1つ面白い機能があるのですが、AIスキャンといって写真を撮ったものの文字を読み込んでメモに張り付けてくれる機能です。

現在執筆中のこの記事のプレビュー(赤枠)を読み込んだら・・・、こんな感じになりました。

Lenovo Tab M11 AIスキャンで読み込んだ画面

なんか、分けわからない中国語っぽい言語で読み込まれました(笑)。AIなので学習していけばもっと使えるかもしれませんが、今は使えないですね。

 

 

 

メモリ

Lenovo Tab M11 メモリの処理速度計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

本機は高性能LPDDR4xで、4GBと標準的な大きさです。

CPDT Benchmarkでメモリの処理速度を計測したら、4.07GB/秒と結構速いです。

その他のタブレットとの比較です。

メモリ速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone/8GB  12.23GB/秒
Tab P12 Pro/8GB  10.34GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2/6GB  6.79GB/秒
Tab P12/8GB  5.26GB/秒
Tab P11 Pro/6GB  4.84GB/秒
XiaoXin Pad/6GB  4.44GB/秒
Chromebook CM14 Flip/8GB  4.38GB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  4.34GB/秒
Tab M11/4GB  4.07GB/秒
IdeaPad Duet Chromebook/4GB  3.92GB/秒
Lenovo Tab M9 /4GB  3.76GB/秒
IdeaPad Slim 360 Chromebook/4GB  3.64GB/秒
ALLDOCUBE X Game  3.03GB/秒
Tab M7 (3rd Gen)/2GB  1.52GB/秒
Lavie T8 2023/3GB  1.44GB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/4GB  1.4GB/秒

 

 

ストレージ

Lenovo Tab M11 ストレージのデータ転送速度計測結果

ストレージはeMMC 64GBと小さく、体感ではそこまでわかりませんでしたがデータ転送速度も遅かったです。

CPDT Benchmarkで計測したシーケンシャル速度は、リード(読み込み)は190MB/秒、ライト(書き込み)は179MB/秒でした。この価格のタブレットにしては、かなり遅いです。

その他のタブレットとの比較です。

シーケンシャルリードシーケンシャルライト

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Tab P11 Pro Gen 2 1.32GB/秒
Tab P12 Pro 1.15GB/秒
Tab P12 668MB/秒
Tab P11 Pro 491MB/秒
XiaoXin Pad 420MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen 354MB/秒
ALLDOCUBE X Game 334MB/秒
Lenovo Tab M9 253MB/秒
Tab M7 (3rd Gen) 220MB/秒
IdeaPad Duet Chromebook 208MB/秒
Tab M11 190MB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) 173MB/秒
Chromebook CM14 Flip 153MB/秒
Lavie T8 2023 105MB/秒
IdeaPad Slim 360 Chromebook 104MB/秒

シーケンシャルライト

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Tab P11 Pro Gen 2 778MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen 555MB/秒
Tab P12 Pro 504MB/秒
Tab P12 465MB/秒
Tab M11 179MB/秒
Lavie T8 2023 178MB/秒
Tab P11 Pro 168MB/秒
XiaoXin Pad 154MB/秒
Lenovo Tab M9 149MB/秒
ALLDOCUBE X Game 115MB/秒
IdeaPad Slim 360 Chromebook 96MB/秒
IdeaPad Duet Chromebook 93MB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen) 90MB/秒
Tab M7 (3rd Gen) 64MB/秒
Chromebook CM14 Flip 50MB/秒

 

 

Wi-Fi 5に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

最新のWi-Fi 6ではなく、Wi-Fi 5に対応しています。Wi-Fi 5とはいえそこまで遅いとは思いませんが、他の人が使っているデバイスがWi-Fi 6やWi-Fi 6Eだと、差を感じることもあるかもしれません。

こちらは本機とWi-Fi 6Eのスマホで、同時にWi-Fi速度を計測しました。

Lenovo Tab M11とスマホの通信速度の比較

左が本機でダウンロード6.4Mbps、アップロード5.3Mbps。右はWi-Fi 6Eのスマホでダウンロード13Mbps、アップロードは4.0Mbpsでした。Wi-Fi 6Eの半分くらいの速度だったので、大きなデータのダウンロードは時間がかかります。

 

 

LTE

LTEモデルはありません。自宅のWi-Fiやスマホのテザリングで、インターネットが使用できます。

テザリングを使うのであれば、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは大容量の7040mAhで、最大約10時間のバッテリー駆動時間になります。一日外出していても、ずっと使わない限り十分な時間かなと思います。

 

 

インターフェイス

Lenovo Tab M11のスピーカー

ポートは1つのみで、USB 2.0 Type-Cになり、OTG機能付きです。OTG機能はパソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができる機能です。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

 

  1. 片道引き取り修理・・・自分でリペアセンターに自費で郵送。修理後の配送は無料
  2. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

ただし、本機は量販店モデルなので、購入時にお店にお尋ねください。

 

 

ライバル機種

 Tab B11

Lenovo Tab B11のレビュー本機と全く同じスペックで、ストレージが128GBと大きなモデルです。同じ機種ですが、Tab B11は公式サイトモデルなので名前が変わっており、価格も安いです。どうしても量販店で買いたいという以外は、Tab B11のほうが100%お得です。

 

SoC MediaTek Helio G88
メモリ LPDDR4X 4GB
ストレージ eMMC 128GB
ディスプレイ(10.95型) 1920×1200ドット 90Hz
Netflix HD認定
OS Android 13
無線 802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5)
オーディオ ドルビーアトモス、スピーカー 1W×4
重さ 465g
バッテリー 最大約10時間
セキュリティメンテナンス 2028年3月30日まで
ペン Lenovo Tabペン同梱
価格 2.9万円

レビュー

 

Tab P12

Lenovo Tab P12の実機レビューLenovoでは上位モデル、全体を見渡すとミドルハイスペックに近い機種です。画面が12.7インチと大きく、解像度も高く広色域です。動画視聴が多い人や、ビジネス用PCのお供に合います。本機よりも1万円ほど高いですが、性能は比べ物にならないくらい高いです

SoC MediaTek Dimensity 7050
メモリ 8GB
ストレージ SSD 128/256GB
ディスプレイ(12.7型) 3K (2944×1840) LTPS液晶 60Hz
OS Android 13
無線 Wi-Fi 6
生体認証 指紋、顔認証
オーディオ ドルビーアトモス、JBLスピーカー×4
重さ 615g
バッテリー 最大約10時間
価格 49,830円~

レビュー

 

Tab P11 Gen 2

Lenovo Tab P11 Gen 2のレビュー本機よりも4000円ほど高いですが、4000円以上の価値があるスペックです。全体的にうまくまとめられた機種で、ディスプレイ以外は標準的なスペックです。ディスプレイはクリエイター向けの高品質・ハイスペックで、リフレッシュレートは120Hz、色域はDCI-P3 97.5%と広いです。

SoC MediaTek Helio G99
メモリ 4GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ(11.5型) 2000×1200ドット IPS液晶
OS Android 12L
無線 Wi-Fi 6
生体認証 フェイスアンロック
カメラ 800万画素/1300万画素
重さ 520g
バッテリー 最大約10時間
価格 4.4万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・大画面で見やすい
・高色域
・WideVine L1対応
・意外にSoCの性能が良い
・オーディオもなかなか良い
・高級感のあるメタルのユニボディ
・microSDカードの増設可能
・顔認証でサインインが一瞬
・ペンが同梱
・3.5㎜ジャックがボディの角にあり、ケーブルが邪魔にならない
・防塵防水加工
・量販店モデルなので、実機を触って試してから購入できる

 

残念な点

・Wi-Fi 5

 

総合評価

スペック表を見るよりも実際は高い性能で、ゲームもできるし、ビジネス用途で使うこともできるほどでした。購入前の予想に反し、CODや原神が普通にプレイできたのが驚きました。

また、ドルビーアトモス対応でスピーカーが4つもあり、なかなか良い音質だったのもうれしいですね。

防塵防水機能付きなので、キッチンで使ったり、外に持ち運んでも安心して使えます。

ディスプレイは一般的な解像度ですが、色域も高めなので色彩豊かで迫力のある映像です。NetflixやAmazon Primeを高画質で見れるのも良いですね。

ここまでしっかりしたスペックなので、Wi-Fiをもっと上位のものにしてくれていたらいうことなしでした。

それでも大画面なのでビジネスでもプライベートでも使いやすいです。

何度か言いましたが、本機は量販店モデルなので、ビッグカメラやヨドバシカメラなどで購入できます。お近くの量販店にない場合は、楽天などのECサイトで販売されているので、確認してみてください。

 

 

公式サイト

 

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