Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)のレビューです。
本機は、最新のCore Ultra 7/9 CPUとRTX 5060を搭載したミドルクラスのゲーミングノートで、240Hz対応OLEDディスプレイや500万画素Webカメラ、Wi-Fi 7、冷却強化設計など、ゲームやクリエイティブワークに必要な要素を網羅しており、ゲーマーにもクリエイターにも向いた機種です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 255HX、メモリ32GB(16GB×2枚)、SSD PCIe 5.0 1TB、RTX 5060になります。
・週末セール(土日開催)
・新着セール情報
Contents
Legion 7i Gen 10(16型 Intel)のスペックと特徴
| CPU | Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX | 
|---|---|
| メモリ | DDR5-5600 最大32GB | 
| ストレージ | SSD×2 (PCIe 4.0) | 
| グラフィックス | RTX 5060 | 
| ディスプレイ(16型) | WQXGA OLED 光沢あり240Hz DCI-P3 100% | 
| OS | Windows 11 Home/Pro | 
| 通信 | Wi-Fi 7 | 
| 生体認証 | 顔認証 | 
| WEBカメラ | 500万画素+IRカメラ | 
| オーディオ | Nahimic by SteelSeries、ハーマンカードン製2W×2 | 
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 361.7 × 263.4 × 15.9~17.9mm | 
| 重さ | 2.0㎏(実測1967g) | 
| バッテリー(JEITA 3.0) 電源 | 最大約5.5時間 245W | 
| 保証 | 1年間(Legion Ultimate Support) | 
| 価格 | 27.9万円~ | 
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは現行最高峰性能で、24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXか20コア20スレッドのCore Ultra 7 255HXが搭載です。Core Ultra 7のCPU Markは5.2万とかなり高い性能でした。
メモリはDDR5-5600MHzが搭載で最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、最大2枚搭載できます。
ディスプレイは画面アスペクト比16:10の2.5K解像度で、Lenovo PureSight OLEDディスプレイを採用。最大240Hzのリフレッシュレートに対応し、動きの激しいゲームでも滑らかな表示が可能です。
最大輝度は1100ニットと非常に高く、DCI-P3 100%の広色域に対応し10bit 10.7億色の発色が可能で、画像・動画編集にも最適なクリエイター仕様のディスプレイです。
グラフィックボードは最新のRTX 5060が搭載で、重ためのゲームもFHD+画質調整でギリギリプレイできました。
OSはWindows 11 Homeが搭載し、LANはWi-Fi 7を採用していますが、珍しくRJ45はありません。Thunderbolt 4があるのでこちらにアダプタを繋いで使えます。WEBカメラは自撮り配信もできるほどの500万画素です。
オーディオはNahimic by SteelSeriesを採用し、ハーマンカードン製2Wスピーカー2基を搭載し、良い音でした。
電源は245Wと大きく、パワフルです。
重さは約2㎏とゲーミングPCにしてはそこまで重たくなく、最大バッテリー駆動時間は約5.5時間となっており、少しの時間であれば宅内移動で気晴らしにリビングなど別の場所でもプレイできますね。
インターフェイスも必要十分にあり、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 1が2つ、USB 3.2 Gen 2 Type-Cも1つ、そしてSDカードリーダーやHDMI、3.5ミリジャックになります。
ディスプレイが最高品質でSDカードリーダーもあるので、クリエイターにも向いた機種です。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 | 
|---|---|
| 納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです | 
| 出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) | 
| 画像・動画編集に使えますか? | 毎日何本も編集する様な人にも使えます | 
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は平均62dBと、平均的なゲーミングPCの騒音でした。(扇風機の中くらい) | 
| PD充電できますか? | Thunderbolt 4があるのでできます | 
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | Thunderbolt 4があるのでできます | 
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラは500万画素と超高画質で、顔出し配信にも使えるほどです | 
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | メモリは2スロットありますが最大32GBで販売PCも32GBのみなのでできません。SSDはM.2スロットが2つあるのでできます。 | 
| 持ち運びに向いていますか? | 向いてませんが、ゲーミングPCにしては持ち運びしやすい方です | 
| ディスプレイは明るいですか? | 最大1100ニットと非常に明るい | 
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます | 
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります | 
| バッテリー駆動時間は長いですか? | JEITA 3.0測定で5.5時間と短いですが、一般的なゲーミングPCの長さです | 
| リフレッシュレートはいくつですか? | 最大240Hzです | 
以下にて本機の特徴をご紹介します。
【内部構造】SSDの増設が可能
筐体内部です。メモリスロットの上には保護カバーでしょうかカバーがあり、この裏にヒートシンクが2つあります。
販売モデルはメモリ16GBが2枚で、最大の32GBになっています。
増設用M.2スロットは左側にありType-2280を装着できますが、自分でやると保証が外れるのでご注意を。
Legion Hubでパフォーマンス・ライティング・OC設定を一括管理
Legion Spaceはゲームの管理、パフォーマンス調整、デバイス制御、ライティング設定、オーバークロックなど、ほぼすべての必要なことをここで設定できます。
しかも凄いのは、メーカーの保証の範囲内でオーバークロックが許容されているので、安心して使えます。
Fn+Qでパフォーマンス/エクストリームモードを変更できるので、重たいシーンのところはモードを変えるなどの変更もすぐにできます。
1か所に全部まとめられているので非常に便利ですね。
【外観レビュー】グレイシャーホワイト筐体と高級感のある仕上げ
真っ白な筐体で壁紙もかっこいいので、3割増しでかっこよく見えます。白は新鮮ですね。
ベゼルは細く、左右6.5ミリ、上6.1ミリ、そして下は10.4ミリでした。筐体もすっきりして見えます。
寸法は幅361.7ミリ、奥行き 263.4ミリ、そして高さは15.9~17.9ミリと、ゲーミングPCとしてはそこまで大きくないです。搭載グラフィックカードがRTX 5060で発熱もそこまで大きくないので、筐体も大きくする必要がなかったんだと思います。
重さは実測1967gと公称値の2.0㎏とほぼ同じ重さです。ギリギリ持ち運びもできる重さです。
インターフェイスは十分な数と品質で、SDカードリーダーもあるので一眼カメラを使う私にも使いやすいです。
左側面にはUSB 3.2 Gen 1(5Gbps)、Thunderbolt 4、USB Type-C 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps・DisplayPort 出力機能付き、Powerdelivery 対応)、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。
右側面にはSDカードリーダー、電子式プライバシーシャッターボタン、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)が1つです。
背面にHDMIと電源コネクタがあります。
珍しくRJ45がないゲーミングPCなので、有線接続をするときは外付けイーサネットコネクタ(Amazonで2000円くらい)が必要です。
グレイシャーホワイトを採用した航空宇宙グレードのアルミニウム筐体で高級感があり、質感も非常に高いです。
ブラッシュアップ仕上げのサイドレールはすごくかっこいいです。
ディスプレイは片手で開けることができ、最大約180度開きます。片手で開けられるのって、すごく便利なんですよね。
500万画素WEBカメラ+顔認証のIRカメラ
WEBカメラは超高画質500万画素で、ハイエンドビジネスPCに搭載する様なハイエンドカメラです。電子式プライバシーシャッターもあるので、使用しないときは閉じておくと安心です。
また、ゲーミングPCでは珍しく顔認証に対応しているので、ログインが楽です。
撮影ライトを使ってませんが十分明るく映っており、解像度が非常に高いのできれいです。
NPUがあるので、Windowsスタジオエフェクトが使え、Web会議の設定も楽にできます。
オーディオはNahimic by SteelSeriesで、AI技術を活用して3Dオーディオを生成し、空間的なサウンド体験を実現します。スマートプロファイルが自動的に音を最適化し、常に最高のオーディオを提供。ゲームの世界に没入できる音響環境を構築します。
音は動画で紹介しますが、スピーカーが2つなので音量は大きくありませんがそこそこ良い音です。
【キーボード検証】ライティング・打鍵感・配列・Copilotキー
ライティングは先述したLegion hubで簡単に設定できます。
キーボードはLegion TrueStrikeキーボードでeスポーツ仕様の設計になっており、正確な入力と瞬時の応答を実現。
真ん中にあるLegion Oボタンは使用中のモード(バランスやパフォーマンスなど)をライトの色で表示するので、今どのモードかすぐにわかります。

EnterやF2、F3、そしてSキーなどに小さな突起が付いており、目視しなくても重要なキーがどこにあるかわかりやすくなっています。
主要キーはすべて同じ大きさなのでミスしにくく、テンキーもあるのでExcelなど使うことが多い人にも合います。カーソルキーはすべて大きく下に飛び出しており、すごく使いやすい設計です。コパイロットキーもあるので便利ですね。
半角/全角キーは細くなってますが、操作に支障はないと思います。
キーピッチは実測19.0×18.6ミリとフルサイズで使いやすく、キーストロークは実測1.0ミリ(公称値1.6ミリ)で、深めの打鍵感がありタイピングしやすいです。また、キートップが湾曲しているので、ちょっとくらい中心をずれて打ってしまってもしっかりと打てます。
タッチパッドは120.6×75.6ミリで、クリック感がしっかりしており使いやすかったです。
Legion Coldfront Hyper採用の排熱性能
今まではLegion Coldfront 5.0という冷却システムを採用していましたが、本機はLegion Coldfront Hyperと進化したものになっています。
Legion ColdFront Hyper は、ゲーミングPCの熱設計に新たな基準を打ち立てました。ゲーマー向けに設計された放熱システムは、ファンが内側に回転し、連動して背面から熱風を効率的に排出します。サイドの通気口付近でマウスを使用しているときに熱風が手に吹きかかることはありません。また、専用の密閉型ハイパーチャンバーが熱を封じ込めるため、システムは最適な温度を維持し、さらに10W増しの電力を供給し、ノイズレベルを2dB下げ、温度を下げることができます。
特にインテルCPUはどんどんW数が上がっているし発熱も大きいので、ゲーミング各社は冷却技術がどんどん進化していますね。
また、Lenovo AI Core(LA1+LA3)を搭載しており、CPUとGPU間でパワーを動的に配分するセンサーを備え、パフォーマンスを最適化しファンノイズを最小限に抑えます。
底面カバーにはすごく大きな通気口があります。
ファンの部分のみ開いており、その他の部分はカバーで覆われています。
本機は2つのファンに3本のヒートパイプが採用されており、排熱システムはすごくいいと思います。
ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面温度と底面、そして騒音値を計測しました。(ファンはバランスモード)
PC表面温度は39.5度とやや温かく、底面は39.7度でした。低温と言うわけじゃないですが、排熱はしっかりできている様です。
ただし、膝の上に置いてプレイしていると熱を感じやすいです。
騒音値は平均62dBで扇風機の中くらい(アプリではちょっとうるさいレストランと明記)で、ちょっとうるさいですが平均的なゲーミングPCの騒音値です。
ディスプレイの検証
ディスプレイはハイエンドスペックで、業務用クリエイターディスプレイです。
特徴
・16インチ画面比16:10で17インチ並みの情報量
・2.5K(2560×1600ドット)で高精細、そしてOLEDディスプレイを採用し完全な黒を描写できる
・PureSight OLEDゲーミングディスプレイで、よりシャープな映像がより速く、そしてより現実の様に描写できる
・DCI-P3 100%で画像動画編集プロ向けの正確な色を描写できる
・コントラスト比100万:1でくっきりすっきり
・ハイダイナミックレンジのHDR1000とDolby Vision対応で白はより白く、黒はより黒く描写
・NVIDIA G-Sync対応でティアリングやスタッタリングを防ぎ滑らかなフレームレートを実現する
・最大1100ニト(標準500ニット)
・TÜV 認定のブルーライト低減
・240Hzのリフレッシュレートでぬるぬる
・X-Rite ファクトリーカラーキャリブレーション対応で、ディスプレイの色調整が簡単
・光沢あり
本機はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%で、一般的なクリエイターPCに採用されるsRGB 100%よりも広色域で、すごく色鮮やかです。
これは黒をどれだけ描写できるかのチェックで、OLEDディスプレイなのでもちろん完全な黒を描写できています。また、コントラスト比が100万対1と高いので、くっきりと描写できています。
視野角は178°と広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。
輝度は標準最大500ニット、最大1100ニットで、こちらは輝度の目安です。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える | 
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える | 
| 300ニト | 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない) | 
| 400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとやや暗い | 
| 500ニト | 屋外向け | 
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える | 
Wi-Fi 7に対応
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) | 5GHz | 6.9Gbps | 
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) | 2.4/5GHz | 9.6Gbps | 
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) | 2.4/5/6GHz | 9.6Gbps | 
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) | 2.4/5/6GHz | 46Gbps | 
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
ベンチマーク
CPUは20コア20スレッドのCore Ultra 7 255HXか、24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXが搭載でき、13 TOPSのNPU性能がありグラフィックボードは最新のRTX 5060でミドルクラスの性能です。
本機の特徴として、Lenovo AI Engine+があります。
Lenovo AI Engine+ はリアルタイムで状況を分析し、FPSとリソース配分を自動で最適化。AIによる緻密なチューニングが反応速度を加速させ、勝負の一瞬を確実に捉えます。
以下のベンチマークでCore Ultra 9 275HXは、Legion Pro 7i Gen 10(16型 Intel)で計測したものになり、レビュー機はCore Ultra 7になります。
CPU Mark計測結果
CPU性能を測るCPU Markのスコアは52810と、めちゃくちゃ高いスコアでした。
こちらはCPU Markの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
| Ryzen 9 9950X(デスクトップ向け) | |
|---|---|
| Ryzen 9 9955HX3D | |
| Core Ultra 9 275HX(Legion Pro 7i) | |
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core Ultra 9 275HX(OMEN MAX 16) | |
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | 
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1490、シングルコア128と非常に高い性能でした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Ryzen 9 9955HX3D | |
|---|---|
| Core Ultra 9 275HX | |
| Core Ultra 7 255HX | |
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Core Ultra 9 275HX | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Apple M1 Max | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Apple M1 | |
| Core i7-1280P | 
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
| Core Ultra 9 275HX | |
|---|---|
| Core Ultra 9 275HX | |
| Ryzen 9 9955HX3D | |
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1280P | 
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は6189、Half Precision(半精度)は2288、Quantized(量子化スコア)は9288とめちゃくちゃ高いスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen 9 9955HX3D | |
|---|---|
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core Ultra 9 275HX | |
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U | 
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Ryzen 9 9955HX3D | |
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core Ultra 9 275HX | |
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U | 
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen 9 9955HX3D | |
|---|---|
| Ryzen AI MAX+ 395 | |
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core Ultra 9 275HX | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 375 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U | 
Davinci resolveでのレンダリング時間を検証
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
動画の書き出しはできるのですが、なぜかDavinci上では時間が記載されない現象が起こりました。レンダリングは1分半くらいでした。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Core Ultra 7 255HX+RTX 5060 | |
| Core Ultra 7 265K+RTX 4070 Ti Super | |
| Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop | |
| Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti Laptop | |
| Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 | 
Fire Strike計測結果
Fire Strikeの計測結果は28569と非常に高く、RTX 5060の平均値よりも高いスコアでした。
Fire Strike
オレンジ/本機種 赤/インテル
| RTX 5070 Ti平均 | |
|---|---|
| RTX 5080平均 | |
| RTX 4090平均 | |
| RTX 4080平均 | |
| Core Ultra 7 255HX+RTX 5060 | |
| RTX 5060平均 | |
| RTX 4070平均 | |
| RTX 4060平均 | |
| RTX 5050平均 | |
| RTX 4050平均 | |
| RTX 3050平均 | 
ちなみに、Fire Strike Ultraはバランスモードで「6833」、パフォーマンスモードで「7649」と約12%性能が上がりました。
次は2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で16005で「非常に快適」でした。
ゲームプレイ時のFPSと使い心地を検証
ゼンレスゾーンゼロをいろいろな設定でやってみました。
・2560×1600・最高画質
快適なプレイは難しく、負荷のかかるシーンでは極端にfpsが下がる。戦闘シーンは無理だが散策はギリOK
・2560×1600・中画質
戦闘シーンではfpsが極端に落ちるが最高画質より多少改善
・1920×1080・最高設定
散策シーンは安定してプレイ可能。戦闘シーンでは多少fpsが下がる程度でプレイ可能。(ルミナスクエアで平均60~70fps、戦闘で50fps前後)
重たいゲームはFHD画質で設定を下げれば、ライトユーザーにとっては快適なプレイができますが、それ以上となるとプレイはきついです。
また、ゲームプレイの配信は、やるゲームにもよりますが性能不足になることがあると思います。
メモリ性能を検証
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、レビュー機には32GB(16GB×2)が搭載です。
メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は、3451と平均よりもかなり良いスコアでした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| 本機種DDR5 | |
|---|---|
| LPDDR5X平均 | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 | 
ストレージ速度を計測
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはSSD PCIe 4.0 1TBが搭載で、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6923MB/秒、ライト(書き込み速度)は5938MB/秒と速かったです。
起動時間を5回計測した平均は17.2秒とゲーミングPCとしてはかなり速く、一般的なPCと比べても遜色のない速さです。
| 1回目 | 20秒 | 
|---|---|
| 2回目 | 19秒 | 
| 3回目 | 18秒 | 
| 4回目 | 19秒 | 
| 5回目 | 19秒 | 
| 平均 | 19秒 | 
Legion Ultimateサポート付き
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
また、カスタマイズモデル以外には標準で、「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!
このサポートのおかげで、初心者でも安心してゲーミングPCを導入できる環境が整ってます。
【まとめ】Legion 7i Gen 10の評価とおすすめユーザー
良い点
・CPU性能が高い
・筐体がかっこいい・洗練されたデザイン
・SSDの増設が可能
・キーボードライティングがかっこいい
・超高品質業務用ディスプレイ
・Wi-Fi 7に対応
・高い排熱性能
・超高画質500万画素WEBカメラ
・
残念な点
・特になしだが、RJ45があった方が便利
総合評価
本機はミドルクラスGPU「RTX 5060」を搭載しながらも、ハイエンド級のディスプレイ・冷却性能・筐体品質を備えた高性能ゲーミングノートです。
Core Ultra 7/9シリーズによる高いCPU性能に加え、240Hz・DCI-P3 100%・10bit対応のOLEDディスプレイは、ゲームだけでなく動画編集やクリエイティブ用途にも最適です。
排熱設計はLegion Coldfront HyperとAI制御により、静音性と安定性を両立。500万画素Webカメラやライティング対応キーボード、Wi-Fi 7など最新機能も充実しており、ゲームも制作もこなすユーザーにとって理想的な一台です。
レビューでは特にディスプレイ品質と冷却性能が高く評価されており、重たいゲーム以外なら快適にプレイ可能。サポート体制も万全で、初心者にも安心しておすすめできるモデルです。
他のゲーミングPCのレビューはこちらをどうぞ。
 
			


 
			 
			

 
			 
			 
			

















 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			





 
			 
			





