LenovoのLegion 550シリーズで本機種は量販店モデルだったのですが、公式サイトで販売が開始されました。
CPUはハイパフォーマンスのHシリーズ、メモリも安心の16GB、ストレージは高速タイプのSSD PCle-NVMe、グラボにはGTX 1660Tiなので、比較的快適にゲームがプレイできます。
量販店での価格は16万円からでしたが、公式サイト販売モデルは11.3万円からとかなり安くなっています。
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Lenovo Legion 550i 15のスペックレビュー
| CPU | Intel core i5-10300H Intel core i7-10750H |
|---|---|
| コア／スレッド | 4/5 |
| クロック数 | 2.6GHz（ブースト時4.5GHz） |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| ディスプレイ | FHD 高視野角液晶 光沢なし |
| リフレッシュレート | 144Hz |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti NVIDIA GeForce GTX 1660Ti |
| キーボード | 100％アンチゴースト |
| 無線 | WiFi6、Bluetooth v5.0 |
| サイズ | 363.1×259.6×23.6㎜ |
| 重さ | 2.3㎏ |
| バッテリー | 最大12時間 |
| 保証 | 1年間引き取り修理 |
| 価格 | 11.3万円～ |
パソコンの頭脳であるCPUはIntel core i5-10300HとCore i7-10750Hは搭載可能で、ハイパフォーマンスモデルのHシリーズが搭載です。Core i5はゲーミングPCとしてはそこまで高い性能ではありませんが、十分な性能です。
メモリも16GBあるので困ることは無いと思いますが、必要であればメモリスロットが2つあるのでメモリの増設も出来ます。
ストレージは超高速タイプのSSD M.2 PCle-NVMeなので、起動もゲームのロード時間も速いですね。
グラフィックボードはGDDR6でVRAM（ビデオメモリ）6GBの、NVIDIA GeForce GTX 1660 Tiか1650 Tiになります。ミドルクラスよりのエントリーモデルですが、ビデオメモリも多く、重量級ゲームも画質設定をすればプレイできます。また、動画編集や画像編集もしやすいですね。
バッテリーがゲーミングPCにしてはかなり長く、12時間になっています。通常どの会社を見ても、ゲーミングノートのバッテリーは2～4時間が多いですよね。かなりバッテリーが長くなっているとので、気分転換に部屋を移動してプレイもできますね。
ディスプレイも高画質のフルHD 高視野角液晶で、リフレッシュレートは144Hzなので滑らかな映像が楽しめます。
次世代通信規格のWiFi6（9.6Gbps）にも対応しているので、現行のWiFi5（6.9Gbps）よりも約40％ほど高速のデータ通信が可能です。（理論値ベースで、です）
全体的にきれいにまとまった構成だと思います。
公式サイトLegion 550i 15の特徴
ゲーミングPCにしては、かなりベゼル（画面の黒い枠）が細いですね。スリムに見えます。
寸法は幅363.1㎜、奥行き259.6㎜、高さ23.6㎜と、やっぱり15.6型なので大きいですね。
- 幅は、B5用紙の短辺2枚分（364㎜）
- 奥行きは、B5用紙の長辺（257㎜）
- 高さは、10円玉（直径235㎜）
と、ほぼ同じになります。結構厚みがあるので、エアフローも良さそうですね。
重さは2.3㎏と、ゲーミングPCでは標準です。天板にあるロゴもかっこいいですね。
冷却システム
冷却システムはLegion Coldfront 2.0で、67の液晶ポリマーコーティングされたファンブレードを備えた4チャンネル換気システムで、空気口は大きく取られており、エアフローは良い方です。
底面の吸気口は大きいですね。
背面にも２つ排気口があります。
右側面にも1つの排気口があります。
左側面にも1つの排気口があり、底面の大きな吸気口に、計4つの排気口となっています。
キーボード
キーボードはLegion TruStrikeキーボードで、100％アンチゴーストです！アンチゴーストとは、複数のキーを同時に押した時に誤入力を防ぐ機能で、しかもキーピッチ（1つのキー中心から次のキー中心までの距離）はたったの1.5㎜なので、素早くキーを押せますね。
また、カーソルキーが若干下に出っ張っているので、押しやすくなっているし、キーボードバックライトはレインボーカラーですね。個人的に大好きです。
オーディオ
底面にはスピーカーが2つあり、ハーマンカードンのスピーカーシステムが採用、オーディオにはDolby Atmos for Gamingが採用されています。
Dolby Atmosは映画館やNetflixでも採用されている規格で、最大9.1.6chのサラウンディングが可能になっています。音があちこちから聞こえるので、臨場感がたっぷりなんです！
CPU
パソコンの頭脳であるCPUは、ハイパフォーマンスモデルの末尾がHであるIntel core i5-10300Hになります。
| Intel core i5-10300H | Intel core i7-10750H | |
| 開発コード | Comet Lake | Comet Lake |
| 製造プロセス | 14nm | 14nm |
| コア／スレッド | 4/8 | 6/12 |
| ベースクロック | 2.5GHz | 2.6GHz |
| ターボブースト時 | 4.5GHz | 5.0GHz |
| キャッシュ | 8MB | 12MB |
| TDP | 45W | 45W |
スコアの目安
- 2000～・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000～・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000～・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000～・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
[visualizer id=”12211″ lazy=”no” class=””]スコアは8823とゲーミングPCにしてはそこまで高い性能じゃないですが、グラボもGTX 1660 Ti mobileと言うことを考えると妥当な性能だし、ボトルネックも起きませんね。
グラフィックボード
| GTX 1660 Ti mobile | GTX 1650 Ti mobile | |
| GPUアーキテクチャ | Turing | Turing |
| CUDAコア | 1536 | 1024 |
| ベースクロック | 1140～1455MHz | 1350MHz |
| ブーストクロック | 1590MHz | 1485MHz |
| メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 |
| メモリ容量 | 6GB | 4GB |
| メモリ帯域 | 192Gbps | 192Gbps |
| TDP | 80W | 50W |
グラフィックボードは、NVIDIA GeForce GTX 1660 TiとGTX 1650 Tiになります。
[visualizer id=”12215″ lazy=”no” class=””]1660Tiはスコア1万4000オーバーで、VRAMも6GBなのでほぼミドルクラスの性能ですね。1650 Tiは1万弱と、エントリークラスです。
ゲームベンチマークスコア
下のグラフの単位はfps（リフレッシュレート・1秒間に更新されるコマ数）で、60fps以上は「快適」、それ以下は快適とは呼べないけどゲームによっては影響がないものも有ります。fpsが20とかになると、カクカクでゲームが出来たもんじゃありません。
[visualizer id=”17093″ lazy=”no” class=””]さすがに超重量級のCyberpunk 2077はきついですが、重量級のDead by DaylightやArkは画質調整したら何とかプレイできますね。
虹6やApex Legends、Fortniteは中画質でも十分いけますね。
[visualizer id=”12659″ lazy=”no” class=””]重量級ゲームはきついですが、中量級ゲームメインなら十分だと思います。
メモリ
メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより大きなファイル・多くのデータが扱いやすくなります。
メモリはDDR4-2933MHzで、8GBx2の16GB搭載です。デュアルチャンネルなので16GB1枚のメモリよりも処理速度が速く、使いやすくなっています。
ストレージ
ストレージは高速タイプのSSD M.2 PCIe NVMeで、パソコンの起動も速く、ゲームのロード時間も短いです。
| SSD PCIe NVMe | HDD | |
| 最大データ転送速度 | 16Gbps～32Gbps | 6Gbps(SATA) |
| 平均起動時間 | 10秒～15秒 | 30秒～2分（新品の場合） |
| 温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
| 価格 | 高い | 安い |
また、仕様書によるとSSDはM.2 PCle-NVMeで、PCIe 3.0×4になります。最大データ転送速度は32Gbpsとかなり高速なので、大きなデータのゲームもダウンロードしやすいですね。
ディスプレイ
右にスクロールできます↓
| 光沢 | 液晶 | 輝度 | 色域 | リフレッシュレート | |
| FHD Privacy Shutter |
無し | IPS | 300nit | sRGB 100% | 144Hz |
| FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920ｘ1080 |
|---|---|
| IPS液晶 | 視野角が広く色彩も鮮明です |
| 光沢なし | 自分や背景が映り込みがしにくい液晶なので、使いやすいです |
| リフレッシュレート | 1秒間に更新されるコマ数 |
| 輝度 | 輝度（明るさ）を表す単位で、通常250前後が標準 |
| sRGB100％ | Web用画像編集ができるほど高色域 |
| プライバシーシャッター | 前面カメラの物理カバー |
液晶は高性能・高画質なので、問題ないと思います。リフレッシュレートが高いので、映像は滑らかに描写されます。
ほとんどのゲーミングPCでは色域がNTSC 45％という「普通のノートパソコン」に搭載される品質がほとんどですが、本機種はsRGB 100%（NTSC 72 ％相当）なので、より鮮やかに色彩が描写されます。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応で、通信速度がかなり上がっているため無線でもゲームがやりやすくなっています。
- WiFi6・・・最大9.6Gbpsのデータ通信速度
- WiFi5・・・最大6.9Gbpsのデータ通信速度
WiFi6はこれまで以上に「同時に複数のデバイスに電波を飛ばす」ことができるので、混雑した回線でも安定した高速回線での通信が可能になっています。
ただし、有線接続も可能で、有線の方がより高速で安定した通信ができます。
保証・サポート
サポートはLegion Ultimate Support（最長4年まで延長可）という「ゲーミングに特化した24時間サポート」もあり、このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
保証は1年間引き取り修理で、万が一の際にLenovo指定業者がPCを引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後、郵送してくれるサービスで、保証期間内は郵送費などは無料です。
最長4年まで延長できます。
インターフェイス
背面インターフェイスは、左からRJ45（LANケーブルポート）、USB-C 3.0、USB-A 3.0×2、HDMI、電源コネクタ、セキュリティキーホールになります。USB-AもCもあるのは嬉しいですね。
左側面にはUSB-A 3.0、マイク/ヘッドフォンジャックがあります。
右側面には、USB-A 3.0が1つあります。
インターフェイスは豊富だし、背面に主なものがあるので、デスク上が散らかりにくいと思います。
まとめ
ライトユーザーや、あまり重たいゲームをしない人に合う機種ですね。CPUがCore i5-10300Hなのでそこまで性能が高いわけじゃないですが、グラボがGTX 1660 Tiなのでそこそこfpsもでるし、Apex Legendsなどの有名タイトルは快適にプレイできるものが多いです。
もともと16万円ほどした量販店モデルでしたが、公式ページでは11.3万円とかなり安くなっているので、お買い得です。
