Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14型 AMD)のレビューです。
この価格でハイパフォーマンスのRyzen 7000HSシリーズを搭載し、メモリとSSDの増設が可能、そして排熱性能や静音性が高く、使いやすい機種でした。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 5 7535HS、DDR5-5600MHz 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。
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・新着セール情報
Contents
IdeaPad Slim 3 Gen 10 (14型 AMD)のスペックと特徴
| CPU | Ryzen 5 7535HS Ryzen 7 7735HS |
|---|---|
| メモリ | DDR5 16GB(オンボード8GB+スロット8GB) |
| ストレージ | SSD×2枚 |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| 無線 | Wi-Fi 6 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| Webカメラ | FHD+IRカメラ |
| オーディオ | 2W×2基 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 314.4 × 222.1 × 16.9mm |
| 重さ | 1.39㎏ |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約9時間 |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 8.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは、ハイパフォーマンスのHSシリーズを採用し、6コア12スレッドのRyzen 5 7535HSか、8コア16スレッドのRyzen 7 7735HSになります。
一世代前のCPUですが性能が高く、コスパの良いモデルです。
メモリはDDR5-5600MHzでオンボード8GB、そしてスロットに最大16GB、合計24GBまで対応しています。ストレージはSSD PCIe 4.0で最大1TBが搭載し、空きスロットにもう1枚Type-2242のSSDを搭載できます。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い14インチで、16:9の14インチよりも多くの情報が表示できます。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)でコントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶を採用、ノングレア、そして300ニットになります。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProを選択でき、無線はWi-Fi 6、WebカメラはFHDで顔認証のIRカメラ付きになります。
実測1398gと14インチでは標準的、バッテリー駆動時間はJEITA 3.0測定で9時間とまずまずの長さで、半日ほど外出する人にも合います。
インターフェイスは必要最低限で、5GbpsのUSB-Aが2つ、USB Type-C(フル機能付き)が1つ、HDMIやマイク/ヘッドフォンジャック、そしてSDカードリーダーもあります。
FAQ:よくある質問と回答

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
| 出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
| 画像・動画編集に使えますか? | 向いていませんが、CPU性能的には使えます |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は33dBとすごく静かです |
| PD充電できますか? | できます |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | できます |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度はFHD画素と高いので、オンラインレッスンやミーティングなどに合います |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | どちらも増設可能です |
| 持ち運びに向いていますか? | 14インチで約1.4㎏と持ち運びしやすいです |
| ディスプレイは明るいですか? | 最大300ニットで室内では十分明るいです |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| バッテリー駆動時間は長いですか? | JEITA 3.0計測で9時間と標準的な長さです |
| リフレッシュレートはいくつですか? | 最大60Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
メモリとSSD増設対応で容量不足の心配なし

筐体内部です。赤枠がメモリスロット、青枠がSSD Type-2242になります。
現在メモリ価格が高騰し在庫も少ないのです。また、SSDはType-2242と短い規格で種類が少ないので価格も高めですね。
外観チェック

Slim 3シリーズですが、ベゼルが細くすっきりしています。ベゼル幅は左右5.0ミリ、上8.1ミリ、下は11.0ミリと細いベゼルでした。

ルナグレーカラーのおしゃれなラウンドエッジ筐体です。

樹脂素材ですが、天板やキーボード面は安っぽくありません。

底面カバーはプラスチック感が強く、ややチープな印象です。

寸法は幅314.4ミリ、奥行き222.1ミリ、厚さ16.9ミリとコンパクトで薄いです。

重さは実測1398gと14インチの平均(約1.4㎏)とほぼ同じで、持ち運びに向いた軽さです。

ディスプレイは最大でここまで開き、ちなみにディスプレイは片手では開くことはできませんでした。

バッテリーは50Whrで、JEITA 3.0測定で約9時間と標準的な長さです。半日くらいの外出であれば十分で、充電時間は3.5時間で満充電になります。
テキストワークや普段使いには問題ないディスプレイ

ディスプレイは14インチでWUXGA(1920×1200ドット)、そしてIPS液晶を採用しています。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。
真ん中の本機はNTSC 45%と狭い色域ですが、NTSC 45%としては発色が良い印象です。画像編集などのクリエイティブワークもする人はsRGB 100%以上の色域を持つディスプレイが良いです。(クリエイター向けPCはこちらをどうぞ)
こちらは黒をどれだけ描写できるかの検証で、本機は輝度が300ニットと高くないこともあり、黒の描写も良好です。
視野角はどこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。
輝度は300ニットと室内では十分明るく、屋外では日陰なら視認できるという明るさです。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
| 300ニト | 屋外の日陰でも見える |
| 400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっと暗い |
| 500ニト | 屋外向け |
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
IRカメラ付きFHD Webカメラ
WebカメラはビジネスPC並みのFHD画質で、顔認証のIRカメラ付き、そしてプライバシーシャッターも搭載しています。電子式シャッターが多い中、本機は物理シャッターなので閉じているかどうかすぐにわかります。
上の画像は本機のWebカメラと、ビジネスPCに搭載されたFHDのWebカメラで撮影した同じ人形で、本機はすごく明るく、そして映りもすごく良いです。
デジタルアレイマイクが2つ搭載しており、スピーカーは2Wが2基になります。音は軽く小さめですが、会話に合う音質だと思います。
インターフェイス
インターフェイスは必要最低限で、5GbpsのUSB-Aが2つ、USB Type-C(フル機能付き)が1つ、HDMIやマイク/ヘッドフォンジャック、そしてSDカードリーダーもあります。普段使いとしては十分ですが、USB Type-Cは1つなのでUSB-Cハブなどあると便利かもしれません。
<左から電源ジャック、USB-A、HDMI、USB Type-C 、マイク/ヘッドフォンジャック>

<左から電源ボタン、メディアカードリーダー、USB 3.2 Gen 1>
全ての主要キーが均一で大きく使いやすいキーボード

キーボードは84キーの日本語キー・バックライトなしで、Entre周りの一部キー以外のすべての主要キーが同じ大きさなのでタイプミスしにくいです。
良く使う左右カーソルキーも大きくて使いやすいし、Copilotキーもあるので調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので快適です。
タッチパッドは実測120.7ミリ×75.7ミリと少しコンパクトですが、問題なく使えました。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.6×18.1mmとフルサイズで窮屈じゃなく、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.1mmと浅めで軽いので、流れるようなタイピングをする人に向いています。
最新のWi-Fi 7にも対応

| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7にも対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

ただし、デフォルトではWi-Fi 6に対応しているので、カスタマイズから選択する必要があります。
ベンチマーク
本機は6コア12スレッドのRyzen 5 7535HSか、8コア16スレッドのRyzen 7 7735HSが搭載でき、レビュー機にはRyzen 5が搭載しています。
ベンチマークの結果を先に言うと、全体的にミドルクラス性能でビジネス用途でも使えるほどの性能はあります。グラフィック性能はそこまで高くなく、ディスプレイもクリエイティブワーク向きじゃないことを鑑みると、テキストワークや普段使いPCとして使いやすい性能でした。
CPU Mark計測結果

CPUの性能を測るCPU Markのスコアは15803と目を見張るスコアではないですが、ビジネス用途でも使える実用的なスコアでした。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・普段使いならストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
- 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
- 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア476、シングルコア86と平均的なスコアでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 Max | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2039、Half Precision(半精度)は1023、Quantized(量子化スコア)は3283とすべて平均的な性能でした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
PCMark10はグラフィック性能以外高いスコア

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリークラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は5711→ミドルスペック
- Essentialは9570→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にできる
- Productivityは8377→すごく快適に使える
- Digital content creationは6307→悪くないが2025年で見ると低い性能
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 5 340 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-13420H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U |
4K動画レンダリング時間計測結果

5分の風景を撮影した4K動画の、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し平均は4分7秒と平均的な速さです。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、3749とまずまずのスコアでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core i5-1335U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1340P | |
| Core i5-13420H |
Fire Strike計測結果
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

Fire Strikeは4516と平均的なスコアでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 5 340 | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i5-13420H |
次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は7446で「とても快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4319で「普通」でした。(画質はFHD)
Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-5600の16GBで、Memory Markで性能を計測したら2600と悪くないですが、当サイト計測の平均よりも下でした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| 本機種DDR5 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ性能計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の512GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は6365MB/秒、ライト(書き込み速度)は4402MB/秒とビジネスPC並みに速いです。

SDカードリーダーのシーケンシャル速度は、リード63MB/秒、ライト60MB/秒と速度がちょっと遅いです。(通常リードが95MB/秒くらい)
起動時間を計測しました。5回計測した平均は15.4秒と速いです。
| 1回目 | 16秒 |
|---|---|
| 2回目 | 15秒 |
| 3回目 | 15秒 |
| 4回目 | 15秒 |
| 5回目 | 16秒 |
| 平均 | 15.4秒 |
排熱性能と騒音値の計測

底面にはメッシュの幅広い通気口があります。

筐体内部にはファン1つとヒートパイプ1本があります。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は30.4度、底面温度は32.0度とどちらもかなり低めの温度で、しっかりと排熱できています。底面温度が低いので膝の上で使っても問題なかったです。
騒音値は平均約33dBで、ファノンは少し聞こえますがすごく静かです。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないかもしれません。
Lenovoのサポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、通常であればPremium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができますが、執筆時現在、まだこの保証はありません。こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
総評・まとめ
良い点
・メモリとSSDの増設に対応し、末永く使える
・発熱と騒音が低い
・画面比16:10の14インチだが15インチ並みの表示が可能
・高画質FHD Webカメラ+顔認証
・Wi-Fi 7にも対応
・キーが大きく、そして均等な大きさで使いやすい
残念な点
・普段使い用PCとしては特になし
総合評価
この価格でハイパフォーマンスのRyzen 7000HSシリーズを搭載し、メモリとSSDの増設ができる点はすごく評価が高いです。
また、発熱も低く、高負荷時でもファン音が気にならないほどだったので静かなところでも使いやすい機種です。
他にもFHD Webカメラ+顔認証だったり、Wi-Fi 7にも対応しているなど、低価格モデルとは思えないスペックです。
ただし、充電ポートがUSB Type-C じゃなかったり、樹脂素材で底面が安っぽい、インターフェイスはぼちぼちなど価格なりのスペックもあり、ビジネス用途よりも普段使い用PCとしての仕様が合うと思います。
購入先



