本機種はAll-in-One PCで、モニター一体型のパソコンになります。LenovoではAという名称や、All-in-Oneの頭文字をとったAIOと呼ばれる機種がAll-in-One PCです。
本機種はCPUの性能が高く、普段使いからビジネス用途にも使えるほどで、23.8型の大画面ディスプレイに、スピーカーが2つ、重低音用のウーファーが1つ搭載された機種です。
おしゃれで省スペースなので、リビングに置いてもインテリアを壊さないし、場所も取らないので設置場所に困りにくいと思います。
コードを止めるクリップも筐体背面にあり、デスクが散らかりにくいので、パソコン周りもすっきりしますよ。
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Lenovo IdeaCentre A550i(24)のスペックレビュー
CPU | Core i3-10100T Core i5-10400T Core i7-10700T |
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メモリ | 8GB(最大32GB) |
ストレージ | HDD 1TB+SSD 最大512GB |
ディスプレイ | 23.8インチ 高視野角ワイド液晶(FHD) |
OS | Windows 10 Home |
無線 | WiFi、Bluetooth v5.0 |
その他 | メディアカードリーダー、内蔵カメラ・マイク・スピーカー |
付属 | ワイヤレスキーボード&マウス、Microsoft Office Home&Business 2019搭載モデルあり |
寸法(幅x奥行x高さ) | 541x185x433㎜ |
重さ | 7.3㎏ |
保証 | 1年間 |
価格 | 7.1万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUには第10世代のCoreシリーズが搭載で、本機種の中で一番性能が低いCore i3でも性能が高く、ビジネス用途で快適に使える目安の性能以上になります。
また、動作周波数が高いメモリが搭載されており、大容量8GBなのでサクサク使えます。
ストレージはHDDのみかSSD+HDDの組み合わせなので、データ保存も大容量に可能です。SSD搭載を選んだ場合は、パソコンの起動やWeb閲覧などもHDDのみより「かなり」快適にできます。SSD搭載のパソコンは、動きが速いんですよね。
ディスプレイは高視野角ワイド液晶で、高画質のフルHDです。標準的な高解像度ディスプレイなので、鮮やかな色が描写されます。
Qi充電に対応しているので、対応しているデバイスを置いておけば無線での充電が可能です。地味にうれしい機能です。また、ワイヤレスのキーボードとマウスが付属しているので、他に必要なものはありません。本機種を購入したら、すぐに使い始めることが出来ます。
公式ページを見るとキーボードしか付属していないように見えますが、ワイヤレスマウスもあるのでご心配なく。
本体には、カメラにマイク、スピーカーもあるので、ZoomやSkypeなどのオンライン電話も使えます。
全体的に見て、一点を除けば「非のつけ所が無い完成された機種」だと思います。家族共用PCとして使えるし、ビジネス用でも使えるほどの性能・機能です。
「一点」とは、光学ドライブが無いので、CDやDVDの再生をしたり、写真などをDVD-Rに焼いたりする人は外付け光学ドライブが必要です。(アマゾンで2000円くらいで売っています)
IdeaCentre A550i(24)の特徴
個人的に思う最大の特徴は、おしゃれで場所とらずなところです。リビングに置いてもいいし、もちろん自室でも、対面営業をする事務所なんかでも問題ないですね。
配線はこの様にまとめることが出来るので、デスク周りもすっきりです。(というか、ワイヤレスのマウスとキーボード付きなので、配線類は全然ない人が殆どだと思います)
Qi充電に対応しているので、対応のデバイスならこの様にパソコンの上に置くと充電が可能です。意外に役に立ちます。
後ろから見てもシンプルですね。おしゃれです。
寸法は幅541㎜、奥行き185㎜、高さ433㎜となっています。
- 幅は新聞の縦の長さ(546㎜)
- 奥行きは一万円札の長辺(160㎜)
- 高さは500mlペットボトル2本分(424㎜)
とほぼ同じサイズです。
ディスプレイは画面対本体比が93%なので、モニターのほぼすべてが液晶になっています。画面の黒い枠(ベゼル)がかなり細いんです。
HDMIポートが出力/入力切替できるので、モニターとしても使えるし、HDMI経由で外付けモニターを使って複数画面表示も出来ます。
CPU
Core i3-10100T | Core i5-10400T | Core i7-10700T | |
開発コード | Comet Lake | Comet Lake | Comet Lake |
製造プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
ベースクロック | 3.0GHz | 2.0GHz | 2.0GHz |
ターボブースト時 | 3.8GHz | 3.6GHz | 4.5GHz |
キャッシュ | 6MB | 12MB | 16MB |
TDP | 25W | 25W | 25W |
CPUはインテル10世代が搭載で、省電力モデルのTシリーズになっていますが、コア数も多く性能は高いです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い
一番性能が低いCore i3でもスコアが7555と高く、ビジネス用途でも快適に使えます。普段使いであれば全然問題ない性能です。
Core i5は6コア12スレッドと性能が高く、スコアも1万オーバーです。普段使いと言っても、家で資料作成をしたり、複数のタブやアプリを同時に使う人はこちらの方がより快適にできます。
Core i7は8コア16スレッドのモンスタークラスで、「とにかく快適に使いたい人」や、仕事用・事務所でとにかくサクサク快適にと言う場合はお勧めです。
今、コアとスレッドと言いましたが、これは「複数の事を同時にしやすいかどうかの目安」になります。
ちょっと大げさな図ですが、基本的にこの図の様に同時に色々なものを使う人は、コア数が大きいものがより快適です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する場所で、パソコンの作業台になります。メモリはDDR4-2666MHzか、DDR4-2933MHz(Core i7モデルのみ)で、メモリスロットは2つになります。
動作周波数(MHz)が高いと、より高速にデータ処理が出来るので、よりサクサクパソコンが動きます。
全モデル8GBで統一されているので、どのモデルを選んでも十分なメモリがあります。
ストレージ
ストレージはHDD(ハードディスクドライブ)のみか、HDD+SSD(ソリッドステートドライブ)のデュアルストレージがあります。
SSD | HDD | |
価格 | 高い | 安い |
動作音 | 静か | うるさい |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
データ移動 | 最大32Gbps | 最大6Gbps |
今はSSDが主流なので、SSD搭載モデルだとパソコンの起動も、Web閲覧も、基本的に何をするにもHDDのみの機種より数倍以上速いです。
HDDのみの機種を選んだ場合、SSDに比べ遅いです。今までSSD搭載機種を使ったことが無ければ「こんなもんか」と思いますが、SSD搭載PCを使ったことがある人であれば「ストレス」です。
ディスプレイ
ディスプレイは23.8型の高視野角ワイド液晶で、フルHD(解像度1920×1080)の高画質になります。
ベゼルも細いし、大画面で高解像度なので文句なしです。高視野角の液晶なので、横から見ても見やすく、複数人で画面を見る場合でも皆が見やすいです。
インターフェイス
1. HDMI入力/出力切り替えスイッチ
2. HDMI 出力ポート
3. イーサネットポート(RJ-45)
4. HDMI 入力ポート
5. USB2.0 コネクター
6. USB3.0 コネクター
7. 電源コネクタ
8. 3-in-1 メディアカードリーダー
9. USB3.0 コネクター x 2
10. コンボジャック
8番の3-in-1 メディアカードリーダーは、SDカード、SDHCカード、SDXCカードを使うことが出来ます。一眼やデジカメを使う人には、重要なものですね。
インターフェイスは標準的な数で、十分だと思います。ただし、USB-Cが無いので、必要な方は変換ケーブルが必要です。
保証・サポート
Lenovoのパソコンには、電話・チャット・LINE・メールでのサポートと、1年間引き取り修理が標準でついています。
保証は1年間ですが、最長3年まで延長できます。また、Premium Careと言って専任のエージェントが迅速に対応するものもあり、これは24時間365日対応なので(標準サポートは9時~18時)、夜中に何かあっても対応しやすいです。
まとめ
Lenovoのパソコンはサポートや保証も充実しているし、保証を3年に延長してもたったの6000円なのでお得です。
本機種はスペック的に結構高くも出来るので、ライトユーザーからヘビーユーザーにも対応できる機種だし、マウスやキーボードも付属なので、別途何かを購入しないと使えないと言うこともありません。楽です。
全体的にしっかりした構成なので、使いやすいおすすめの機種です。