Lenovo Legion Pro 7i Gen 10(16型 Intel)のレビューです。
Lenovo Legion Pro 7i Gen 10は、RTX 5080 Laptop GPUとCore Ultra 9 275HX(レビュー機の構成)を搭載した、圧倒的な処理性能を誇るハイエンドゲーミングノートです。
240Hz対応のOLEDディスプレイ、AIによるパフォーマンス最適化、冷却性能に優れた3ファン構成など、ゲームもクリエイティブ作業も妥協なくこなせる設計です。
Nahimicオーディオによる立体音響や、Legion Spaceによる細かな設定調整も可能で、使い勝手も抜群です。DaVinci Resolveでの4K動画レンダリングや、ゼンゼロのQHDプレイでも高い安定性を発揮し、このPCは、FPSやMMOなどの重量級ゲームを快適に楽しみたい人はもちろん、動画編集や配信などのクリエイティブ用途にも本気で取り組みたい人にぴったりの一台です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 9 275HX、メモリ32GB(16GB×2枚)、SSD 1TB、RTX 5080になります。
・週末セール(土日開催)
・新着セール情報
Contents
Legion Pro 7i Gen 10(16型 Intel)のスペックと特徴
CPU | Core Ultra 9 275HX |
---|---|
メモリ | DDR5-6400 最大64GB |
ストレージ | SSD×2 (PCIe 4.0/5.0) |
グラフィックス | RTX 5070 RTX 5080 RTX 5090 |
ディスプレイ(16型) | WQXGA OLED 光沢あり240Hz |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | 2.5ギガビットイーサネット、Wi-Fi 7 |
生体認証 | ― |
WEBカメラ | 500万画素 |
オーディオ | Nahimicオーディオ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 364 × 275.9 × 21.9~26.6mm |
重さ | 約2.72㎏(実測2402g) |
バッテリー(MobileMark 30) 電源 |
最大約2.9時間 400W |
保証 | 1年間(Legion Ultimate Support) |
価格 | 35.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは現行最高峰性能で、24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXが搭載です。CPU Markは5.9万とかなり高い性能でした。
メモリはDDR5-6400MHzが搭載で最大64GB、ストレージはSSD PCIe 5.0か4.0が搭載で、最大2枚搭載できます。
ディスプレイは画面アスペクト比16:10の2.5K解像度で、OLEDディスプレイを採用。最大240Hzのリフレッシュレートに対応し、動きの激しいゲームでも滑らかな表示が可能です。
最大輝度は1100ニットと非常に高く、DCI-P3 100%の広色域にも対応。画像・動画編集にも最適な、ハイエンド仕様のディスプレイです。
グラフィックボードは最新のRTX 5070、5080、そして最高峰のRTX 5090が搭載できます。重たいタイトルもQHDで快適にプレイ出来るほどですね。
OSはWindows 11 Homeが搭載し、LANはWi-Fi 7と2.5ギガビットイーサネットを搭載、WEBカメラは自撮り配信もできるほどの500万画素です。
オーディオはNahimicオーディオで2Wウーファー2基、2Wツイーター2基を搭載し、きれいな音でした。
電源は400Wとかなり大きく、デスクトップ並みですね。
最大バッテリー駆動時間はMobileMark 30で約2.9時間となっており、少しの時間であれば宅内移動で気晴らしにリビングなど別の場所でもプレイできますね。
インターフェイスの数は多く、USB 3.2 Gen 1が2つ、Gen 2が1つ、Gen 2 Type-Cも1つ、そしてUSB4、そしてRJ45やHDMI、3.5ミリジャックになります。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
質問 | 回答 |
---|---|
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
画像・動画編集に使えますか? | 毎日何本も編集する様な人にも十分に使えます |
ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は平均54dBとこのスペックにしては非常に静かでした |
PD充電できますか? | USB4があるのでできます |
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | USB4があるのでできます |
オンラインレッスンに合いますか? | カメラは500万画素と超高画質で、顔出し配信にも使えるほどです |
メモリ/ストレージの増設はできますか? | メモリ2スロット、M.2スロットも2つあるのでできます。 |
持ち運びに向いていますか? | 向いてません |
ディスプレイは明るいですか? | 最大1100ニットとすごく明るいです |
Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります |
バッテリー駆動時間は長いですか? | MobileMark 30で2.9時間と短いです |
リフレッシュレートはいくつですか? | 最大240Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
メモリとSSDの増設が可能
メモリやSSDが入っている個所にヒートスプレッダーがあるので、カバーを開けただけじゃ中が見えませんね。
取り外したら、こんな感じです。メモリスロット2つ、M.2スロットも2つあります。
メモリはDDR5-6400MHzで、レビュー機には16GB×2枚入っていますが、最大で32GB×2枚搭載できます。
これはもともと入ってるSSDで、Type-2242です。
増設用のM.2スロットは左側にあり、PCIe 5.0最大2TBのType-2280を搭載できます。
スロットがあるので増設できますが、自分でやると保証が外れるのでご注意を。
Legion Spaceで各種設定が楽にできる
Legion Spaceはゲームの管理、パフォーマンス調整、デバイス制御、ライティング設定、オーバークロックなど、ほぼすべての必要なことをここで設定できます。
しかも凄いのは、メーカーの保証の範囲内でオーバークロックが許容されているので、安心して使えます。
Fn+Qでパフォーマンス/エクストリームモードを変更できるので、重たいシーンのところはモードを変えるなどの変更もすぐにできます。
1か所に全部まとめられているので非常に便利ですね。
ライティング付き筐体
LEDライティングがキーボード・全面ボトム・背面ロゴ・背面排気口と4か所あって、かっこいいですね。
壁紙もかっこいいので、3割増しでかっこよく見えます。
ベゼルがすごく細く、左右6.3ミリ、上5.7ミリ、そして下は9.0ミリでした。
寸法は幅364ミリ、奥行き 275.9ミリ、そして高さは21.9~26.6ミリと大きくてごついです。
重さは実測2402gと公称値の2.72㎏よりずいぶん軽く、ACアダプタは1240gと13.3インチノートパソコン並みの重さでした。
なんでこんなに重いかと言うと、400Wアダプタなんです。これ、デスクトップ並みに大きいです。これだけ大きな電力供給があるので、性能をしっかりと引き出せていました。
インターフェイスは十分な数があり、悪くないスペックです。
右側面にはマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)が2つ、電子式プライバシーシャッターボタン、RJ45です。
左側面にはHDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps)、Thunderbolt 4(40Gbps)が1つ、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)になります。
サンドブラスト加工を施したアルミニウム筐体で高級感があり、質感も高いです。背面には大きな排気口があり、しっかりと排熱してくれそうです。
それにしても、デザインもこだわったかっこいい機種だと思います。
ディスプレイは片手で開けることができ、最大120度くらいまで開きます。片手で開けられるのって、すごく便利なんですよね。
500万画素WEBカメラ周り
WEBカメラは超高画質500万画素で、ハイエンドビジネスPCに搭載する様なハイエンドカメラです。また、電子式プライバシーシャッターもあるので、使用しないときは閉じておくと安心です。
撮影ライトがないとちょっと暗く映っていますが、解像度が非常に高いのできれいです。
NPUがあるので、Windowsスタジオエフェクトが使え、Web会議の設定も楽にできます。
オーディオはNahimic by SteelSeriesで、AI技術を活用して4つのスピーカー(2Wウーファー2基、2Wツイーター2基)から3Dオーディオを生成し、空間的なサウンド体験を実現します。スマートプロファイルが自動的に音を最適化し、常に最高のオーディオを提供。ゲームの世界に没入できる音響環境を構築します。
音は動画で紹介しますが、なかなか良い音です。
ライティング付きキーボード
ライティングは先述したLegion Spaceで簡単に設定できます。
キーボードはLegion TrueStrikeキーボードでeスポーツ仕様の設計になっており、正確な入力と瞬時の応答を実現。ソフトランディングスイッチを採用し、打鍵感が滑らかで指への負担も小さいそうです。
また、アンチゴーストに対応し、高速な操作や複雑なコンボ入力でも入力抜けが起きない様に作られています。
真ん中にあるLegion Oボタンは使用中のモード(バランスやパフォーマンスなど)をライトの色で表示するので、今どのモードかすぐにわかります。
<画像ではS、fn、J、F2。F3に突起あり>
EnterやF2、F3、そしてSキーなどに小さな突起が付いており、目視しなくても重要なキーがどこにあるかわかりやすくなっています。
主要キーはすべて同じ大きさなのでミスしにくく、テンキーもあるのでExcelなど使うことが多い人にも合います。
キーピッチは実測19.0×18.7ミリとフルサイズで、キーストロークは実測1.1ミリでしたが悪くない打鍵感でした。キートップが湾曲しているので、ちょっとくらい中心をずれて打ってしまってもしっかりと打てます。
タッチパッドは120.9×75.6ミリで、問題なく使えます。
排熱性能をチェック
底面カバーには多くの通気口があります。
メモリやSSDには大きなヒートスプレッダがあり、放熱しやすくなっています。
本機は2つの大きなファンに1つの小さなファンが搭載し、排熱システムはすごくいいと思います。ファン3つは珍しいですね。
本機搭載のColdfront冷却テクノロジーは、このような特徴があります。
巨大ベイパーチャンバーと統合型ハイパーチャンバーの相乗効果で、TDPを最大250Wまでブースト。Acoustic AI がファンの回転数を自動調整し、驚くほど静かな冷却を実現。さらにFn+Qで瞬時にモード切り替え、Lenovo AI Engine+ がパフォーマンスと静音性を同時に最適化
ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面温度と背面、そして底面温度を計測しました。(ファンはバランスモード)
PC表面温度は46.5度とちょっと温かく、背面は47.1度でした。低温と言うわけじゃないですが、排熱はしっかりできている様です。
また、底面温度は42.4度で、膝の上に置いてプレイしたらなかなか熱かったです。
騒音値は、ファンをバランスモードで計測すると平均54dBで扇風機の中くらい、排熱が高いパフォーマンスモードだと平均62dBで結構うるさかったです。
ヘッドフォンを使うときはパフォーマンスでもいいですが、ヘッドフォン無しの時はバランスモードがよさそうです。
先述しましたが、ファンの設定もLegion Spaceでできます。
ディスプレイの検証
ディスプレイはハイエンドスペックで、特徴が多いです。
・16インチ
・2.5K(2560×1600ドット)で高精細、そしてOLEDディスプレイを採用し完全な黒を描写できる
・アンチバーンインテクノロジにより長時間の連続プレイでも画面の劣化・焼き付きを防止し、OLEDの弱点を克服
・画面比16:10で17インチ並みの情報量
・DCI-P3 100%で画像動画編集プロ向けの正確な色を描写できる
・コントラスト比100万:1でくっきりすっきり
・ハイダイナミックレンジのHDR1000とDolby Vision対応で白はより白く、黒はより黒く描写
・最大1100ニト(標準500ニット)
・0.5ミリ未満の反応速度
・TÜV 認定のブルーライト低減
・240Hzのリフレッシュレートでぬるぬる
・X-Rite ファクトリーカラーキャリブレーション対応で、ディスプレイの色調整が簡単
本機はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%で、一般的なクリエイターPCに採用されるsRGB 100%よりも広色域で、すごく色鮮やかです。
これは黒をどれだけ描写できるかのチェックで、OLEDディスプレイなのでもちろん真っ黒を描写できています。
視野角は広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。
輝度は標準最大500ニット、最大1100ニットで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない) |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとやや暗い |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
Wi-Fi 7+2.5ギガビットイーサネットに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
また、ワークステーションに搭載されることが多い2.5ギガビットイーサネットもあるので、無線でも有線でも高速安定通信ができます。
ベンチマーク
CPUはCore Ultra 9 275HXが搭載で、24コア24スレッドと多コア多スレッドで13 TOPSのNPU性能があります。
グラフィックボードは最新のRTX 5070、5080、5090が選択でき、本機はRTX 5080になります。
本機の特徴として、Lenovo AI Engine+があります。
Lenovo AI Engine+ はリアルタイムで状況を分析し、FPSとリソース配分を自動で最適化。AIによる緻密なチューニングが反応速度を加速させ、勝負の一瞬を確実に捉えます。
CPU Mark計測結果
CPU性能を測るCPU Markのスコアは59064と、めちゃくちゃ高いスコアでした。
こちらはCPU Markの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
Ryzen 9 9950X(デスクトップ向け) | |
---|---|
Ryzen 9 9955HX3D | |
Core Ultra 9 275HX | |
Core Ultra 9 275HX(OMEN MAX 16) | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 9 185H | |
Ryzen AI 9 365 | |
Ryzen 7 8845H | |
Core Ultra 7 165H | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8840HS | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1874、シングルコア135とすごく高い性能でした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Ryzen AI 9 365 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8845HS | |
Apple M1 Max | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 258V | |
Apple M1 | |
Core i7-1280P |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種
Core Ultra 9 275HX | |
---|---|
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen 9 9955HX3D | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Ryzen AI 9 365 | |
Apple M1 Max | |
Apple M1 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 7 8845HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1280P |
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は5958、Half Precision(半精度)は2184、Quantized(量子化スコア)は9056とめちゃくちゃ高いスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
---|---|
Ryzen 9 9955HX3D | |
Core Ultra 9 275HX | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 9955HX3D | |
---|---|
Ryzen AI MAX+ 395 | |
Core Ultra 9 275HX | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 375 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Davinci resolveでのレンダリング時間を検証
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し、1,2回目の平均は1分19秒ととても速いです。ただし、3回目のレンダリングがなぜだか20分以上たっても終わらずに諦めました。原因不明ですが、Davinci Resolveでこういう現象が起こるバグ報告が出ているので、そのせいかなと思います。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core i7-14700+RTX 4060 | |
Core Ultra 7 265K+RTX 4070 Ti Super | |
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop | |
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti Laptop | |
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 |
Fire Strike計測結果
Fire Strikeの計測結果は34712と非常に高いスコアですが、RTX 5080の平均よりも少しだけ低かったです。これはバランスモードで計測したのでより性能が出るパフォーマンスモードで計測してみたら34985とほとんど変わりませんでした。
Fire Strike
オレンジ/本機種 赤/RTX 5070Ti平均
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti | |
---|---|
RTX 5070 Ti平均 | |
RTX 5080平均 | |
Legion Pro 7i Gen 10 | |
RTX 4090平均 | |
RTX 4070平均 | |
RTX 4060平均 | |
Ryzen AI MAX+ 395 | |
RTX 4050平均 | |
RTX 3050平均 |
ちなみに、Fire Strike Ultraの平均は14387で、本機はバランスモードで「11440」、パフォーマンスモードで15127と30%以上性能が上がりました。
次は2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で21638で「非常に快適」でした。
ゲームプレイ時のFPSと使い心地を検証
ゼンレスゾーンゼロをQHD画質の最高設定(最高設定、垂直同期無効、フレームレート制限なし)でプレイしたら、ルミナスクエア散策シーンでは平均90-100fps前後(時々80前後まで落ちる)、戦闘シーンでは平均すると90fps前後と、快適にプレイできました。
QHDでもここまで快適にできたのは嬉しいですね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR5-6400MHzが搭載で、レビュー機には32GB(16GB×2)が搭載、最大64GBにできます。
メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は、3619と平均よりもかなり良いスコアでした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
本機種DDR5 | |
---|---|
LPDDR5X平均 | |
DDR5平均 | |
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはSSD PCIe 5.0 1TBが搭載で、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6971MB/秒、ライト(書き込み速度)は5848MB/秒と速かったです。
起動時間を5回計測した平均は17.2秒とゲーミングPCとしてはかなり速く、一般的なPCと比べてもそ遜色ない速さです。
1回目 | 18秒 |
---|---|
2回目 | 17秒 |
3回目 | 17秒 |
4回目 | 17秒 |
5回目 | 17秒 |
平均 | 17.2秒 |
Legion Ultimateサポート付き
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
また、カスタマイズモデル以外には標準で、「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!
このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。
まとめ
良い点
・めちゃくちゃ高い性能
・メモリとSSDの増設が可能
・ライティングがかっこいい
・高品質ディスプレイ
・Wi-Fi 7に対応し2.5ギガビットイーサネットもある
・高い排熱性能
・超高画質500万画素WEBカメラ
・アダプタア400Wとデスクトップ並み
残念な点
・特になし
総合評価
かっこいいし性能も高い、そして排熱性能も高くて言うことないですね。
ゼンゼロをQHDでこんなにスムースにプレイできたので、筆者としてはすごく満足です。あのゲーム重いので、中途半端なスペックでは厳しい場面もあるんですが、今回はすごくスムーズにプレイできました。
しかも、ディスプレイもクリエイターPC並みで、Thunderbolt 4もあるのでドックに繋いで使うこともできるし、キャリブレーション機能もあるので簡単にディスプレイの調整もできるので、ゲーマーだけじゃなくゲームもクリエイティブワークもすると言う人にも合いますね。
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