Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel)の実機レビュー 1kg切りのモバイルPC

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Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel)のレビューです。

大容量バッテリー搭載でも1㎏以下の機種で、取り回しが良い機種です。

13.3インチでも14インチ並みの情報が表示でき、生産性を落とさずにどこででも使えます。

まずは本機の良い点、残念な点です。

 

良い点 残念な点
省電力CPUか高性能Hシリーズが選べる Core Ultra 5 225Uだと排熱も十分できていたが、性能が完全に引き出せていない。発熱が大きいHシリーズを搭載すると十分排熱できるか疑問
めちゃくちゃ軽い!!
高画質500万画素のWebカメラ
Wi-Fi 7に対応し、5G/LTEも搭載可能
高色域sRGB 100%
爆速ストレージ

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 5 225U、LPDDR5X-8533MHz 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。

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ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel)スペック

CPU Core Ultra 5 225U/235U
Core Ultra 7 255U/265U
Core Ultra 5 225H
Core Ultra 7 255H
メモリ LPDDR5X-8533 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.3型) WUXGA IPS、sRGB 100%
OS Windows 11 Home/Pro
無線 Wi-Fi 7、LTE/5G Sub6(オプション)
生体認証 顔認証、指紋センサー(どちらもオプション)
WEBカメラ 500万画素+IRカメラ(オプション)
オーディオ Dolby Atmos、2W×2基
寸法(幅×奥行×高さ) 299.3 × 207 × 9.85mm(最厚部17.75mm)
重さ 933g~
バッテリー(PCMark10で計測) 最大約12.9時間
標準保証 1年間
価格 16.3万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはCore Ultraシリーズ2が搭載で、最大13 TOPSのNPU性能があります。また、コア数が多いCPUなので、複数のプロセスも並行して実行しやすいです。

メモリはLPDDR5X-8533MHzでオンボード最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大1TBとどちらも高性能で大容量です。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い13.3インチで、14インチ並みの情報が表示できます。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶を採用しており、sRGB 100%の高色域、そしてタッチパネルモデルもあります。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProを選択でき、無線はWi-Fi 7に対応、Webカメラは超高画質500万画素で、顔認証と指紋センサーはオプションで追加できます。

13.3インチで933グラム(41Whrバッテリー)と毎日の持ち運びに最適な軽さで、バッテリー駆動時間は長めの最大12.9時間になります。

これだけ軽いのにThunderbolt 4が2つにUSB-Aは1つ、そしてHDMIもあるので十分だと思います。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

Lenovo PC FAQ 質問と回答

 

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから)
画像・動画編集に使えますか? 当サイトの計測(Core Ultra 5 225U)ではグラフィック性能は普通で、レンダリング時間は遅かったので、向いているわけではありません。ただし、趣味でやる分には十分かと思います
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時でも41dBと、音はしますが静かな方です
PD充電できますか? Thunderbolt 4があるので可能です
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? Thunderbolt 4があるので可能です
オンラインレッスンに合いますか? カメラの解像度は500万画素と高いので、講師の方にも、オンライン配信の方にも合うほどの品質です
メモリ/ストレージの増設はできますか? いいえ、できません
持ち運びに向いていますか? 13.3インチで1㎏以下、そして最大13時間のバッテリー駆動時間があるのですごく向いています
ディスプレイは明るいですか? 最大400ニットと室内ではすごく明るい、屋外では直射日光が当たらなければ見やすいです
Officeの使い心地は? 快適に使えます
PCを快適に使う目安のスペックは? どのモデルを選んでも快適に使えます
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%になります
バッテリー駆動時間は長いですか? JEITA 3.0計測で12.9時間と長めです
リフレッシュレートはいくつですか? 最大60Hzです

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

 

500万画素高画質カメラ

WEBカメラは超高画質500万画素で、顔認証のIRカメラはオプションで搭載可能、そしてプライバシーシャッター(画像右)も搭載しています。

また、通常シャッターのスイッチはカメラ上部にありますが、本機は左側に移動しており、ちょっとですが軽量化に貢献しているそうです。

 

上の画像は本機のWEBカメラと、一般的なビジネスPCに搭載されるFHDのWEBカメラで撮影した同じ人形で、本機はすごく高画質ですね。相手に映し出される自分の映りがすごく良くなります。

マイクは360度全方位マイクを搭載しており、Dolby Voice(周囲の騒音があるときや、複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整する機能)にも対応しているので、Web会議も電話もばっちりできます。

Dolby Atmosの2Wスピーカーが2基搭載しており、こんなに小さな筐体なのにすごく良い音でした。

 

Windows スタジオエフェクト

また、本機にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。

 

 

コンパクトで超軽量筐体

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 正面

これ、すっごいコンパクトで軽いんですよね~。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 重さ計測

本機は大容量54.7Whrバッテリーを搭載し、実測982gでした。41Whrを選ぶと933gからと50gほど軽くなります。

 

ベゼルもすごく細く、左右6ミリ、上6.8ミリ、下は9.5ミリでした。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 背面
背面です。最近、多くの機種の背面にLENOVOのロゴが入っていますね。天板はカーボンファイバーを使用し、底面はアルミニウムになります。MIL-STD-810Hという米軍の物資調達規格に準拠した品質で、2 の基準、26 の手順、200 以上の品質チェックを満たしており、極度の温度、圧力、振動などの厳しい条件でも動作する耐久性を提供します

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 筐体

寸法は幅299.3ミリ、奥行き207ミリ、厚さ9.85(前端) – 17.75(最厚部)ミリとすごくコンパクトです。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 180度開くディスプレイ

ディスプレイは180度開くので、人と画面共有するときなんかに便利です。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 片手で開くディスプレイ

また、指一本でディスプレイを開けることができるので、片手にドリンクなど持っていてもすぐに開いて(顔認証もあるので)使うことができます。

本機は取り回しが良く、カフェなどに行って使いたくなるような機種でした。

 

 

高色域ディスプレイ

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 正面

ディスプレイはWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶で、色域はsRGB 100%、400ニト、コントラスト比1500:1、リフレッシュレートは60Hzになります。

 

本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16:9の14インチディスプレイよりも多くの情報を表示できます。このおかげでスクロール回数も減るし、一目でより多くの情報を見て取れるので作業効率もアップします。

 

色域はsRGB 100%と広く、一般的なクリエイターPCに採用されることが多い色域です。動画・画像編集、2D/3DCADなどのクリエイティブワークや、動画視聴にすごく合います。

 

こちらは黒をどれだけ描写できるかの比較で、本機はIPS液晶にしてはしっかりと黒を表現できています。すごく良いディスプレイだと思います。

 

視野角は170度で、どこから見ても暗くなる部分がなくしっかりと見えています。

輝度は400ニトと室内では十分、屋外では直射日光が当たらなければ見えるほどです。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

1kgを切る13.3インチにしては十分なインターフェイス

インターフェイスはThunderbolt 4が2つ、USB-Aは1つ、そしてHDMIにマイク/ヘッドフォンジャックがあります。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) インターフェイス Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) インターフェイス

LTEや5Gモデルを選んだ場合は、右側面にnanoSIMスロットがあります。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 外付けRJ45を接続

RJ45がないので、こういったRJ45変換アダプタがあると便利です。筆者はLenovoのものを使用していますが、5000円と高いです。Amazonで買うと1500円くらいからあります。

 

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タイピングがしやすいキーボード

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) キーボード

キーボードはフルサイズ88キーで、バックライトはカスタマイズから選択できます。バックライトがないキーボードはプラスチック感が強く打鍵感も低いので、必ずバックライト付きを購入するようお勧めします。

また日本語キーか英語キーも選べるので、好みで購入できます。

キーボードについてはこちらで解説しているので、是非ご覧ください。

主要キーはすべて同じ大きさでタイピングしやすく、カーソルキーも上下左右4つ全て大きく作られているので使いやすいです

コパイロットボタンもあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので快適です。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.5×17.9㎜とフルサイズ並みで窮屈じゃなく、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.0㎜で、ThinkPadにしては打鍵感が低いですが、それでも一般的なノートPCのキーボードよりも気持ちよくタイピングできます。

タッチパッドは実測115.8ミリ×60.9ミリと小さいですが、トラックポイントもあるし3つボタンもあるので操作しやすいです。

 

 

Wi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

その他の特徴

 

Intel Core Ultraシリーズ2搭載

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) CPU-Z

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

搭載できるCPUは以下になります。

12コア14スレッド

・Core Ultra 5 225U
・Core Ultra 5 235U(vPro対応)
・Core Ultra 7 255U
・Core Ultra 7 265U(vPro対応)

14コア14スレッド
・Core Ultra 5 225H

16コア16スレッド
・Core Ultra 7 255H

末尾がHのCPUはハイパフォーマンスシリーズで性能が高く、末尾がUの省電力モデルは性能が少し抑えられている分バッテリー駆動時間が伸びます。

以下にてベンチマークを紹介しますが、レビュー機はCore Ultra 5 225Uが搭載しています。

まずは総合評価。

総合してみるとCPU性能は悪くないが高負荷な作業をすると性能が頭打ちになり、作業効率が落ちそうです。AI関連の性能はぼちぼち高く、Officeワークも普通にできる程度でした。中負荷作業に合う機種です。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) CPU Mark計測結果

CPUの性能を測るCPU Markのスコアは18816と、まぁまぁ良いスコアでした。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他

Core Ultra 9 285H  38228
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21026
Core i5-13420H  20492
Core Ultra 5 125H  20071
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 225U  18816
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 7535U  15855
Ryzen 5 7535HS  13797

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア355、シングルコア101とマルチコアは何かの間違いじゃないかと言うくらい低いスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Core Ultra 9 285H  1034
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  559
Ryzen 5 8640U  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Ryzen 5 7535U  481
Ryzen 5 7535HS  446
Core i7-1280P  433
Core Ultra 5 225U  355

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 9 285H  129
Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  117
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Core Ultra 5 225U  101
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83
Core i7-1280P  74

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2607、Half Precision(半精度)は1031、Quantized(量子化スコア)は5039と高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  5025
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Core Ultra 5 225U  2607
Core Ultra 7 258V  2595
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Core Ultra 9 285H  2018
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core Ultra 7 258V  1335
Core i5-13420H  1290
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core Ultra 5 225U  1031
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  8141
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Core i5-13420H  5051
Core Ultra 5 225U  5039
Core Ultra 7 258V  4943
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は5895→ミドルクラス
  • Essentialは9872→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
  • Productivityは7850→快適に使える
  • Digital content creationは7174→軽い作業ならOK
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Core Ultra 9 285H  10860
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 7 258V  9973
Core Ultra 5 225U  9872
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535HS  9594
Ryzen 5 7535U  9465
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 9 285H  8879
Core Ultra 7 258V  8454
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core Ultra 5 225U  7850
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-13420H  6979
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  12362
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9417
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 225U  7174
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen 5 7535HS  6423
Core i7-1260P  6406
Core i5-13420H  6051
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の風景を撮影した4K動画の、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は5分14秒と遅いです。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 5 225U  5分14秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core Ultra 7 258V  3分29秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 9 285H  3分5秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

グラフィックス性能

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。

3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、3935と平均的ですがもうちょっと高いスコアを期待していました。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Core Ultra 9 285H  7333
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5174
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Core Ultra 5 225U  3935
Ryzen 5 7535HS  3668
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Ryzen 3 7335U  2609
Core i5-1340P  2542
Core i5-13420H  2535

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) Fire Strike計測結果

Fire Stikeは4237と悪くないですが良くもないです。

 

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Core Ultra 9 285H  10106
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8891
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535HS  4588
Core Ultra 5 225U  4237
Core i5-13420H  3412

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は5758で「快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4279で「普通」でした。(画質はFHD)

 

総合してみると2Dゲームくらいならできる性能で、Canvaなどで簡単な画像編集、切り貼りくらいの動画編集はできますが、毎日多くの編集をするような人には向かないと思います。

 

 

排熱性能

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 底面カバー

Xシリーズではめずらしく底面の通気口が大きいです。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 底面カバー内側

底面カバー内側には熱伝導パッドでしょうか、貼られていますね。これは熱を分散させる役割があります。

 

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) 筐体内部

筐体内部にはファン1つにヒートパイプが1つと最低限の仕様ですが、ファンは大きく、CPUが省電力モデルを搭載しているし(レビュー機は)、1㎏切る機種なので十分なのでしょう。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。

この時のPC表面温度は42.4度とちょっと温かく、騒音値は平均約42dBとファンの音がしっかりと聞こえますが、うるさーい!って言うほどじゃありません。

底面温度は40.5度で、膝の上に置いて使っても大丈夫でした。結構背面が熱くなる機種が多い中、本機はしっかりと排熱されています。

ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。

 

 

 パッケージ統合メモリ

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5X-8533MHzの16GBで、SoCに統合されており処理速度が速いのが特徴です。

Memory Markで性能を計測したら2732と平均よりも低いスコアでしたが、悪くないです。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
本機種LPDDR5X  2732
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

シーケンシャル速度が速いストレージ

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の512GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は7133MB/秒、ライト(書き込み速度)は6331MB/秒とどちらもめちゃくちゃ速いです。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

本機種  7133MB/秒
 6331MB/秒
PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を計測しました。5回計測した平均は17秒台と普通の範囲内です。

1回目 17秒
2回目 17秒
3回目 17秒
4回目 17秒
5回目 17秒
平均 17秒

 

 

バッテリー駆動時間

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 Intel) バッテリー容量

バッテリーは41Whr(933g~)か54.7Whr(本機・982g)があります。個人的には54.7Whrを選んでも1㎏以下なのでこちらを選んだほうが良いと思います。

54.7Whrバッテリーでは最大約12.9時間と、より持ち運び向きのバッテリー駆動時間です

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、通常であればPremium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができますが、執筆時現在、まだこの保証はありません。こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

 

  • 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  • オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  • 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

 

 

まとめ

良い点

・省電力CPUか高性能Hシリーズが選べる
・めちゃくちゃ軽い!!
・高画質500万画素のWebカメラ
・Wi-Fi 7に対応し、5G/LTEも搭載可能
・高色域sRGB 100%
・爆速ストレージ
・Thunderbolt 4が2つあるので便利

 

残念な点

・Core Ultra 5 225Uだと排熱も十分できていたが、性能が完全に引き出せていない。発熱が大きいHシリーズを搭載すると十分排熱できるか疑問。

 

総合評価

これ、小さくて軽く、思わず外に持ち出したくなるような取り回しの良さで、毎日PCを持ち運ぶ人はこれがすごく合うと思います。

軽いしバッテリー駆動時間も結構長いので、ほとんど外出しているなんて人にも良いですね。

ただしベンチマークでも見たように高負荷な作業は苦手だったので、Officeやテキストワーク、SNS用の画像編集など中程度の負荷の作業に向いています。

それにしても、軽いのは正義ですね。持ち運びしやすいです。

 

 

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