エントリークラス~ミドルクラスのワークステーションで、CPUやメモリ、SSDは最新スペックが搭載です。
速度に関するスペックは高く、十分に性能を発揮してくれると思います。
まずはレビューのまとめをどうぞ。
良い点
・最新のCPUやメモリ、SSDが搭載
・Wi-Fi 6E対応
残念な点
・画面アスペクト比が16:10じゃない
・速度に関するスペック以外が、2021年からあまり変更がない
Contents
ThinkPad P15v Gen 3 インテルのスペックレビュー
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H/12800H Core i9-12900H |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 最大2枚 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA T600 NVIDIA T1200 RTX A2000 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS 光沢なし タッチあり 4K UHD IPS 光沢なし |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
有線 | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
RAID | RAID 0、1 |
セキュリティ | ThinkShield |
寸法(幅×奥行×高さ) | 366.5 × 250 × 22.7㎜ |
重さ | 2.09㎏ |
バッテリー | 最大10時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 17.7万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代が搭載で、ハイパフォーマンスモデルのHシリーズになっています。最大でCore i9-12900Hも搭載できるので、最高峰の性能です。
メモリも最新のDDR5-4800MHzで、メモリスロット2つの最大64GBです。複雑な設計をする場合でも、64GBあればほぼ十分だと思います。
ストレージはPCI Express 4.0で、最大2枚搭載でき、RAID 0か1の設定もできます。
グラフィックスは内蔵グラフィックスか、旧名称はQuadroで、業務用のNVIDIA Tシリーズか、RTX Aシリーズが搭載できます。一般的によく聞くGeForceはDirectX(3Dゲーム)に最適化されており、本機搭載のGPUは高度な技術計算(OpenGL)に最適化されたグラボです。
ディスプレイはフルHDか4Kが選べ、4KのみAdobe RGB 100%、FHDの1モデルはsRGB 100%になっています。
ワークステーションのコア性能は高めですが、グラボはエントリークラスなので、外出用や軽めの用途に合うと思います。用途によっては、例えば2DCADメインだったり、簡単な3DCADしかしないという場合は、メイン機種としても使えます。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載、最新のWi-Fi 6Eに対応で有線もあり、指紋センサーは標準搭載で顔認証も追加できます。
ワークステーションなのでちょっと大きめのサイズですが、2.09㎏と持ち運びも可能な重さなので、据え置き用としてだけじゃなく、外出先でがっつり作業をしたい人にも向いています。
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇は標準搭載、△はオプションで搭載可能、×は搭載不可)
12世代CPU | Evo | DDR5 | PCIe 4.0 |
〇 | × | 〇 | 〇 |
アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
× | △ | 〇 | × |
Wi-Fi 6E | メタル素材 | Dolby Atmos | 全方位360°マイクが4つ |
〇 | × | × | × |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | ||
〇 | 〇 |
本機種は速度に関係するスペックは高く、業務用グラフィックボードも搭載可能ですが、「その他」のスペックがちょっと物足りないかもしれません。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/P15v Gen 2>
旧モデルのThinkPad P15v Gen 2との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | P15v Gen 2 | |
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H/12800H Core i9-12900H |
Core i5-11400H Core i7-11800H/11850H Core i9-11950H |
メモリ | DDR5 64GB | DDR4 64GB |
ストレージ | SSD ×2(PCIe 4.0) | SSD ×2(PCIe 3.0) |
GPU | NVIDIA T600/T1200 NVIDIA RTX A2000 |
|
ディスプレイ | FHD、UHD | |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6、4G LTE |
バッテリー | 10時間 | 9.5時間 |
重量 | 2.09㎏ | 2.07㎏ |
価格 | 17.7万円~ | 16.1万円~ |
変更点です。
・CPUが11世代から12世代に
・メモリがDDR4からDDR5に
・SSDがPCIe 3.0から4.0に
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・LTEがなくなった?(執筆時現在、情報はありません)
CPUやメモリ、SSDが最新のものになりましたが、GPUは同じものが搭載できます。最低価格もそこまで変わらずにスペックが上がっているので、お得ですね。
ThinkPad P15v Gen 3 インテルの特徴
ベゼル(画面の黒い枠)が若干太めで典型的なワークステーションと言う外観で、大きさもそこそこあります。
寸法は
・幅 366.5㎜
・奥行 250㎜
・高さ 22.7㎜
となっており、16インチ並みの大きさです。まぁ、ワークステーションなので下手に薄型化するよりも、排熱効率が高い大きな筐体の方が良いので、大きさは気にならないと思います。
重量は、ワークステーションにしてはちょっと軽いかなと言った2.09㎏です。
底面には大きな通気口があり、左側面に排気口があります。この仕様のため、インターフェイスが右側に偏っています。
樹脂素材を使用した機種で、アルミニウムのモデルより指紋が付きにくいかなと思います。
ThinkPadのキーボードは打鍵感も良く、タイピングがしやすいので人気ですね。
キーボードは日本語キーかUSキーが選べ、バックライト有無しも選べます。ただし、一般的にThinkPadのバックライト無しキーボードは、プラスチック感が強く打鍵感も若干下がります。
カメラ回り
WebカメラはHD画質の720pで、ほかの機種の様にFHD画質は選べないようです。
マイクは遠距離デュアルアレイ マイクで、オーディオはドルビーオーディオと一般的な品質です。また、2Wスピーカーが2つ搭載しています。
プライバシーシャッターも搭載しているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
CPU
Core i9 12900H |
Core i7 12800H/12700H |
Core i5-12500H | |
Pコア | 6 | 6 | 4 |
Eコア | 8 | 8 | 8 |
スレッド | 20 | 20 | 16 |
キャッシュ | 24MB | 24MB | 18MB |
ターボブースト時 | 5.0GHz | 4.8/4.7GHz | 4.5GHz |
Pコア最大周波数 | 5.0GHz | 4.8/4.7GHz | 4.5GHz |
Pコア基本周波数 | 2.5GHz | 2.4/2.3GHz | 2.5GHz |
Eコア最大周波数 | 3.8GHz | 3.7/3.5GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 96 | 80 |
ベースパワー | 45W | ||
最大パワー | 115W | 115W | 95W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900H | |
---|---|
Core i7-12700H | |
Ryzen 9 6900HS | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i5-12500H | |
Core i7-1280P | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i7-11800H | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i9-10855H | |
Core i7-1165G7 |
第12世代になり、ベースパワーも最大パワーも大きくなったので、より高い性能になっています。
次はCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは8000を、シングルコアは1500を超えるとかなり高い性能です。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i9-12900H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11950H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-11850H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5600H | |
Core i7-1165G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900H | |
---|---|
Core i7-12700H | |
Core i9-11950H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-11850H | |
Core i7-1165G7 | |
Core i7-11800H | |
Core i5-11500H | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U |
グラフィックス
RTX A2000 | T1200 | T600 | |
アーキテクチャ | Ampere | Turing | Turing |
CUDAコア | 2560 | 1024 | 896 |
RTコア | 20 | – | – |
Tensorコア (TFLOPS) |
80 | – | – |
単精度性能 (TFLOPS) |
9.3 | 3.7 | 2.5 |
Tensor性能 | 74.7 | – | – |
メモリタイプ | GDDR6 | ||
メモリ帯域 | 192GB/秒 | 192GB/秒 | 160GB/秒 |
メモリ容量 | 4GB | ||
TGP | 35-95W | 35-95W | 25W |
TFLOPS・・・単精度浮動小数点演算性能で、例えばA4000の17.8TFLOPSだと、32bit小数の乗算、または加算を1秒間に17.8兆回実行できる速度
A2000のみレイトレーシングを高速化するRTコアと、AI推論のためのTensorコアがあるので、より使い勝手も高く、アーキテクチャも最新のAmpereになります。
メモリ容量はすべて4GBですが、CUDAコアの数が全然違うので、どのくらい快適に作業をしたいかでグラボを選ぶと良いと思います。
ディスプレイ
解像度 | 光沢/液晶 | 液晶 | 輝度 | コントラスト比 | 色域 | その他 |
FHD | なし | IPS | 300nit | 1200:1 | sRGB 100% | ― |
FHD | なし | IPS | 300nit | 800:1 | NTSC 45% | ― |
FHD | なし | IPS | 300nit | 800:1 | NTSC 45% | タッチ |
UHD | なし | IPS | 600nit | 1400:1 | sRGB 100% | Dolby Vision HDR 400 |
※UHDのみファクトリーカラーキャリブレーション対応
UHD | 4Kディスプレイで解像度は3840 × 2160 |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920 × 1080 |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250~300nitが標準 |
コントラスト比 | 最小輝度と最大輝度の差。差が大きい方がより鮮やかな色彩が描写可能 |
色域 | 色空間の規格 |
Dolby Vision | Dolby社のハイダイナミックレンジの規格 |
HDR 400 | ハイダイナミックレンジの規格。黒つぶれや白飛びがなく、鮮やかな色が描写できる |
ディスプレイはここ最近の流行である16:10じゃなく、16:9の画面アスペクト比で、一般的なFHDか、4K UHDが選べます。
FHDは3種類あり、一般的な色域のNTSC 45%、タッチ付きでNTSC 45%、そしてsRGB 100%のモデルです。
<左・NTSC 45%/右・sRGB 100%>
色域が違うと全く違う色が描写されるので、余裕があればsRGB 100%がおすすめです。画像編集などもしやすいです。
<色域の比較>
4K UHDはAdobe RGB 100%というかなり広い色域で、輝度も600ニトとかなり高いです。上の画像は分かりやすいようにちょっと極端にしていますが、おおむねこんな感じです。
また、UHDはDolby VisonやHDR400に対応しており、コントラスト比も1400:1とかなり高いので、よりシャープでくっきりとした映像が描写できます。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリは最新のDDR5-4800MHzが搭載で、旧モデルのDDR4-3200MHzよりも帯域幅と動作周波数が50%もアップしています。より高速に処理ができます。
また、メモリスロットは2つあるので、増設も可能です(が、保証が外れます)。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージも最新のSSD PCI Express 4.0が搭載で、2つ搭載した場合はRAID設定も可能です。
PCI Express 4.0は旧モデルの3.0よりも帯域幅が倍になり、最大速度も倍の64Gbpsとなっています。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
RAIDは0か1が設定でき、以下のような仕様になります。
- RAID 0は読み込み書き込みが高速で出来るし、分散してデータを保存ができる反面、1つのストレージに障害が発生すると復旧できません。(出来ない可能性が高いです)
- RAID 1は読み書きが遅いが、複数のストレージに「同じデータを書き込む」ので、1つのストレージに障害があってももう一つの方のデータを使って作業が出来ます。
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られていますが(詳しくは、公式サイトをどうぞ)、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
旧モデルはLTEもあったのですが、本機種は執筆時現在、LTEのことには触れていません。ただし、筐体背面にnanoSIMスロットがあるので、ゆくゆくは搭載できるんじゃないかなと思います。
バッテリー駆動時間
バッテリーは6セル・68Whrで、最大バッテリー駆動時間は約10時間となります。
実際に使っているとここまで持たないので、外出するときは充電アダプターも持ち歩いたほうがよさそうです。
インターフェイス
インターフェイスは多いわけじゃないですが、必要なものは全部あると思います。
インターフェースは左から電源、USB4(Thunderbolt 4)、スマートカードリーダー(オプション)になります。
右側面インターフェースはコンボジャック、SDカードリーダー、HDMI、USB 3.2 Gen 1が2つ、RJ45(LANケーブルポート)にセキュリティロックスロットになります。
USB 3.2 Gen 1のデータ転送速度ア5Gbpsで、USB(Thunderolt 4)は40Gbpsになります。
Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・ThinkPad P16s Gen 1・ThinkPad X1 Extreme Gen 5>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | P16s Gen 1 | X1 Extreme Gen 5 | |
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H Core i9-12900H |
Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Core i7-12700H Core i9-12900H |
メモリ | 64GB | 48GB | 64GB |
ストレージ | SSD ×2 | SSD ×1 | SSD×2 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス NVIDIA T600 NVIDIA T1200 RTX A2000 |
NVIDIA T550 | 最大RTX 3080 Ti |
ディスプレイ | FHD、UHD 15.6型 画面比16:9 |
WUXGA、2.5K 16型 画面比16:10 |
WUXGA、2.5K 4K 16型 画面比16:10 |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E、LTE | Wi-Fi 6E, 5G LTE |
バッテリー | 10時間 | 16時間 | 22時間 |
重量 | 2.09㎏ | 1.68㎏ | 1.88㎏ |
価格 | 17.7万円~ | 16.2万円~ | 32.7万円~ |
各機種の特徴です。
本機種・・・CPUやメモリ、ストレージのスペックは最高峰で、業務用GPUが搭載。
ThinkPad P16s Gen 1・・・本機の兄弟モデルで、若干性能が下がる機種ですが、軽めの作業が中心なら本機の方が使いやすい。画面アスペクト比が16:10なので、16インチでも17インチ並みの情報が表示可能
ThinkPad X1 Extreme Gen 5・・・グラボにGeForceが搭載だが、現行最高のRTX 3080 Tiも搭載でき、総合性能はLenovoの中で1、2を争う。画面アスペクト比が16:10で、17インチ並みの情報が表示。
まとめ
良い点
・最新のCPUやメモリ、SSDが搭載
・Wi-Fi 6E対応
残念な点
・画面アスペクト比が16:10じゃない
・速度に関するスペック以外が、2021年からあまり変更がない
総合評価
業務用のグラフィックボードを搭載でき、CPUやメモリ、SSDは最新スペックで高性能です。
エントリークラス、もしくはミドルクラスのワークステーションとしては十分な性能だと思いますが、速度以外のスペックは、2022年の流行に沿ってないのがちょっと残念です。
旧モデルと比較すると順当にパワーアップしており、価格もそこまで変わらないので購入しやすいと思います。