クリエイターに人気の高性能でおしゃれなYogaから、久しぶりにグラフィックボード搭載機種が発売されました。
このスペックにしては13万円台と低価格で、画像編集をメインにする人に向いています。もちろん動画編集も可能ですが、エントリ―クラスのグラボ搭載なので、「毎日業務で動画編集をする」という人以外ならOKだと思います。
また、リフレッシュレートが120Hzなので、クリエイターだけじゃなくゲームもするよと言う人にも合います。
Contents
Lenovo Yoga Slim 760 Pro 16型 (AMD)のスペックレビュー
CPU | Ryzen 7 5800H |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
グラフィックス | GTX 1650 RTX 3050 |
ディスプレイ(16型) | WQXGA(2560×1600ドット) IPS液晶、120Hz、HDR400対応、タッチ |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | Dolby Atmos、2Wスピーカー×2 |
生体認証 | 顔認証 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 356.8 × 247.4 × 17.4㎜ |
重さ | 約2.08㎏ |
バッテリー | 約9時間 |
電源 | 135W |
保証 | 1年間 |
価格 | 13.1万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるプロセッサーは、8コア16スレッドのRyzen 7 5800Hです!モンスタークラスのCPUで、現行最高峰のスペックです。ここ最近、クリエイティブワーク用のPCは、Ryzenの人気が高いですね。
メモリはオンボードで、DDR4-3200MHz 16GBが搭載です。細かいことですが、オンボードならLPDDR4X-4266MHzを搭載してくれてたらよかったですね。
ストレージは高速データ転送速度のPCIe NVMe 3.0×4で、512GBと大容量です。
グラフィックボードはGTX 1650か、後継モデルのRTX 3050が選択可能です。グラボ付きのYogaは2019年に販売されたYoga S740以来じゃないでしょうか?ここ最近内蔵GPUの性能が上がったとはいえ、グラボがあった方がいろんな作業がより短時間で終わるので、クリエイティブワークをする人にとっては助かりますね。
ディスプレイはさすがクリエイターPCだけあって、高品質です。16インチと大きく、画面の縦横比は縦が長い16:10なのでより多くの情報が一度に表示でき、解像度は2.5K(2560×1600ドット)と高解像度、ハイダイナミックレンジのHDR400に対応、そして色域は画像編集向けのsRGB 100%に、ゲームも快適にできるリフレッシュレートは120Hzです!
輝度も500ニトとかなり高いので、屋外で作業をしても見やすいです。
その他のスペックも高く、顔認証やWi-Fi 6に対応し、オーディオはDolby Atmos。ドルビーアトモスで音楽を聞くと、全然音が違いますよね。
また、電源も大きく135Wもあるので高いパフォーマンスを発揮しやすく、それでいて、最大バッテリー駆動時間は約9時間と長めです。
この品質で13万円台から購入できるので、コスパは高いと思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Yoga Slim 750i Pro>
旧モデルのYoga Slim 750i Proとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Yoga Slim 750i Pro | |
CPU | Ryzen 7 5800H | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 最大512GB |
GPU | GTX 1650/RTX 3060 | Iris Xe/MX 450 |
ディスプレイ | 16型)WQXGA IPS sRGB 100% | 14型)2.2K IPS sRGB 100% |
無線 | Wi-Fi 6 | |
バッテリー | 9時間 | 15.2時間 |
電源 | 135W | 95W |
重量 | 2.08㎏ | 1.33㎏ |
価格 | 13.1万円~ | 9.8万円~ |
旧モデルはインテルCPU搭載で14型になり、グラフィックボードはオフィスワークがしやすくなるMX 450が搭載です(もしくはIris Xe)。このグラボは画像・動画編集などのクリエイティブワーク向けじゃありません。
対して、本機は完全なるプロ向けのクリエイターPCで、大画面16インチに2.5K、グラボも本格的にゲームや編集ができるGeForceが搭載です。
こちらは、プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種/青・・・比較
Ryzen 7 5800H | |
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Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Passmarkスコアは倍近く違いますね。
Yoga Slim 760 Pro 16型 (AMD)の特徴
まず一番最初に気が付くところは、ベゼル(画面の黒い枠)が極狭だということですね。スリムですね。上下左右、前部細いです。
上部のベゼルの真ん中は、WebカメラやIRカメラがあるので一部だけ飛び出していますが、このおかげで上ベゼル全部が太くならずに済んでいます。
画面の表示領域は92%なので、8%がベゼルになっています。ちょっと前まで表示領域は80%だったら「おーすごい!」ってなってましたが、92%ですよ。もうそろそろ限界に近そうですね。
ベゼル幅削減やアルミニウム筐体を使用したりと軽量化に取り組んでいますが、16型でグラボ付きなので、寸法や重量は大きめです。
寸法は
・幅 356.8㎜
・奥行き 247.4㎜
・高さ 17.4㎜
・重量 2.08㎏
となっています。16型なので大きいと言いましたが、縦横比が16:10のグラボ付き16インチとしては小さいと思います。
2021年販売の薄型モデルの15.6型・IdeaPad SSlim 550iと、2021年発売のゲーミングPC・15.6型IdeaPad Gaming 360と比べてみます。(注 本機のみ画面比が16:10で、他の機種は16:9となっています)
本機 | Slim 550i | Gaming 360 | |
幅 | 356.8㎜ | 356.7㎜ | 359.6㎜ |
奥行き | 247.4㎜ | 233.1㎜ | 251.9㎜ |
高さ | 17.4㎜ | 17.9㎜ | 24.2㎜ |
重さ | 2.08㎏ | 1.66㎏ | 2.25㎏ |
寸法自体は15.6型のSlim 550iとあまり変わらず、Gaming 360よりも小さくなっています。本機は縦横比16:10の16インチなので、17インチ並みの表示情報がありますが、寸法的に15インチクラス同等ですね。
重さはグラボなしのSlim 550iより約500g重たいですが、同じくグラボ付きのGaming 360よりも170g軽くなっています。
かなり頑張って、軽量小型化をしたと思われる機種です。
厚さが17.4㎜とスリムなので、手で掴みやすいサイズです。
本機には指紋センサーが無いですが、IRカメラ搭載で顔認証に対応しています。サインインも一瞬ですね。プライバシーシャッターは物理シャッターでなく、電子シャッターが搭載です。
天板はすごくシンプルで、左上にYOGA、右下にLenovoのロゴが小さくあるだけです。底面には大きな吸気口があり、2Wスピーカーが左右に1つずつあります。
キーボードは日本語で84キー、バックライトとテンキー付きになります。ゲームもプレイしやすいように、矢印キーが下に飛び出していますね。
アルミニウム筐体
筐体は、軽量で剛性も高いアルミニウム素材が使用されています。また、アルミニウムは手触りもいいし、見た目も高級感がありますね。
CPU
Ryzen 7 5800H | |
製造プロセス | 7nm |
アーキテクチャ | Zen 3 |
コア/スレッド | 8/16 |
GPUコア | 8 |
キャッシュ | 16MB |
ベースクロック | 3.2GHz |
ブーストクロック | 4.4GHz |
TDP | 45W |
パソコンの頭脳であるCPUは、ハイパフォーマンスモデルのRyzen 7 5800Hになります。最新アーキテクチャのZen 3で、以下のような特徴があります。
- コアからアクセスできるL3キャッシュが倍増(パフォーマンス向上)
- IPCが19%向上し、電力当たりのパフォーマンスが最大24%UP
- シングルスレッドの性能が最大23%UP
- マルチスレッドの性能が最大108%UP
- バッテリー効率が上がった
また、コアとスレッド数が多いので、RAWからjpegに書き出しが多い人もサクサク使いやすいです。
こちらはCPU性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種/青・・・比較
Core i9-11900H | |
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Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5600H | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 3 5400U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 3 5300U | |
Core i3-1115G4 |
今回は比較対象のCPUも高性能なものばかりなのでスコアが上がっていますが、通常、普段使いであれば5000ほど、ビジネス用途でも7000ほどあれば十分快適に使えるほどです。
本機搭載Ryzenはスコア約2.1万とかなり高く、心配することなく高負荷な作業もできます。
次はCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 5900HX | |
---|---|
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11950H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5600H | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-11400H | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-11950H | |
---|---|
Core i9-11900H | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-11850H | |
Core i7-1165G7 | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i5-11400H | |
Core i5-11300H | |
Ryzen 5 5600H | |
Ryzen 5 5600U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5700U |
グラフィックス
RTX 3050 Laptop GPU | GTX 1650 mobile | |
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
プロセス | 8nm | 12nm |
CUDAコア | 2048基 | 896基 |
RTコア | 16(第2世代) | – |
Tensorコア | 64(第3世代) | – |
ベースクロック | 712~1530MHz | 1410MHz |
最大クロック | 1057~1740MHz | 1590MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ帯域 | 192GB/秒 | 192GB/秒 |
メモリバス幅 | 128bit | 128bit |
メモリ容量 | 4GB | 4GB |
TDP | 75W | 50W |
グラフィック性能は当然ながら、最新モデルのRTX 3050の方が断然高いですが、販売価格は8000円ほどしか変わらないです。
また、RTXシリーズはレイトレコアやテンソルコアを備えており、ゲームもしやすいスペックになっています。
こちらはグラフィック性能を測るFire Strikeのベンチマークです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3070 | |
---|---|
RTX 2080 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 Max-Q | |
RTX 2060 Max-Q | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 | |
GTX 1650 Max-Q |
どちらもエントリークラスですが、RTX 3050はGTX 1650よりも25%ほど性能が高く価格は安いので、コスパが良いですね。
超高品質ディスプレイ
解像度 | 液晶/光沢 | リフレッシュレート | 輝度 |
WQXGA | IPS/あり | 120Hz | 500nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1200:1 | sRGB 100% | 170° | VESA HDR 400 |
WQXGA | 解像度は2560×1600で、画面縦横比が16:10 |
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FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920×1080ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
色域 | Web画像編集向けのsRGB 100%で広い色域 |
HDR | ハイダイナミックレンジ(より鮮やかン描写が可能で、黒潰れや白飛びがしにくい) |
リフレッシュレート | 1秒間に更新できるコマ数。今回は120コマ/秒 |
ディスプレイは高品質ですね。2.5K解像度で、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶。そのコントラスト比は1200対1、広色域のsRGB 100%、そしてHDR400にも対応しています。
色域はプロ向けWeb用画像編集に合うsRGB 100%で、広い色域があります。
画像は極端な例ですが、色域が広い方がより現実に近い色を描写できます。
一般的にこのようになっているので、クリエイターPCはsRGB 100%以上になっていることがほとんどです。
・NTSC 45%・・・一般的なノートパソコン
・sRGB・・・Web画像向け
・DCI-P3・・・デジタルシネマ規格
・Adobe RGB・・・印刷・製版向け
また、本機のすごいところは、クリエイター向けの品質だけでなく、ゲームもしやすいように120Hzのリフレッシュレートがあるところです。通常のクリエイターPCは60Hzがほとんどなので、ゲームをしようと思うと「ぬるぬる」とはいきませんね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機にはDDR4-3200MHzの16GBメモリが搭載で、オンボードです。16GBあれば動画や画像編集もしやすいですが、筐体も大きいので、メモリの増設ができたら良かったですね。もしくは、動作周波数が高いLPDDR4x 4266MHzが搭載だったり。。。
それでも平均以上のメモリ搭載なので、十分だと思います。
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | SSD(SATA) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大16Gbps~32Gbps | 最大6Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 15秒前後 | 30秒~2分(新品の場合) |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 中価格 | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機には高速タイプのM.2 PCIe NVMe 3.0×4が搭載で、最大データ転送速度の理論値は32Gbpsになります。
データの読み書きが速いし、512GBもあるので多くのデータをPCに保存できますね。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 3.0×4 | |
---|---|
HDD |
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM 2.0・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
基本的にWindows Defenderで十分だと思いますが、追加のセキュリティをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。
Wi-Fi 6に対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
16型なのでLANポートもあるかと思いましたが、LANポートはありません。有線接続は不可です。
バッテリー駆動時間
4セル 75Whバッテリーが搭載で、最大バッテリー駆動時間は約9時間となっています。グラボ付きでこの時間は長いですが、作業内容により時間は下がります。ただし急速充電に対応しており、約2時間で満充電になります。
電源アダプターは135Wと大きめで、パフォーマンスも高く出そうです。
インターフェイス
インターフェイスは左から電源ジャック、HDMI、USB Type-C 3.1(Power Delivery対応、Display Port映像出力機能付き)、マイク/ヘッドフォンジャックになります。
左からMicroSDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC、MMC)、USB-A 3.0が2つ、電源ボタンです。
Yogaはいつもシンプルなインターフェイスですが、16型なのでもうちょっと増やしてくれたら使いやすかったと思います。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・Thinkbook 16p Gen 2・ThinkPad X1 Extreme Gen 4>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。全機種16インチ。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | Thinkbook 16p Gen 2 | ThinkPad Extreme Gen 4 | |
CPU | Ryzen 7 5800H | Ryzen 9 5900HX Ryzen 7 5800H Ryzen 5 5600H |
Core i7-11800H/11850H Core i9-11950H |
メモリ | 16GB | 24GB | 32GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | SSD×2 |
グラフィックス | GTX 1650 RTX 3050 |
RTX 3060 Max-Q | RTX 3050 Ti/3060 3070/3080 |
ディスプレイ | WQXGA IPS sRGB 100% HDR |
WQXGA IPS sRGB 100% |
WQXGA/WQUXGA(4K) IPS sRGB 100%/Adobe RGB 100% |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E、5G LTE |
バッテリー | 9時間 | 13.3時間 | 12.8時間 |
重量 | 2.08㎏ | 1.99㎏ | 1.81㎏ |
価格 | 13.1万円~ | 16.4万円~ | 27.1万円~ |
本機種は高品質なのに安いというのが特徴で、バッテリー駆動時間や重量、メモリ容量など他機種に劣りますが、クリエイターPCとしては十分な性能です。
後はグラボが違うので、この点が価格差に大きくかかわっています。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種/青・・・比較
RTX 3080 | |
---|---|
RTX 3070 | |
RTX 3060 | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 |
グラボはどのくらい快適に作業をしたいかにより、動画編集をメインにがっつりするならRTX 3060以上あった方が良いと思いますが、画像編集が中心、もしくは毎日何本も編集をしないのあればどれを選んでも作業はできると思います。
まとめ
良い点
・高品質ディスプレイ
・輝度が500ニトもあるので、屋外でも見やすい
・リフレッシュレートが120Hzと高いので、ゲーマーにも〇
・超高性能プロセッサー
・RTX 3050搭載モデルが安め
・アルミニウム筐体で安心
・16型にしては小さい
残念な点
・メモリがもっと大きければ(増設できたら)良かった
・メモリにLPDDR4x-4266MHz搭載だったらよかった
・16型なので有線LANポートがあったら良かった
総合評価
13万円台で画面比が16:10の2.5K解像度で、HDR400対応、色域はsRGB 100%とクリエイターに必要なスペックがそろっていますね。また、リフレッシュレートも120Hzなので、ゲームもぬるぬるプレイできます。
プロセッサーの性能はかなり高いですが、グラフィックボードはエントリークラスなので、趣味で動画編集をやっている人、プロとして画像編集をしている人に合うと思います。