Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intelのレビュー

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本機の旧モデルは画面比16:9の15.6インチでしたが、ようやく画面アスペクト比が16:10になり、16インチと大きくなりました。

インテル14世代CPU搭載搭載でメモリは最大64GBと大きく、ミドルハイクラスのスペックにできます。

メモリの増設が可能で、スぺック不足になったらメモリを増設したら長く使えるので、長い目で見るとコスパも高い機種です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.4]
コスパ [usr 4.0]
総合評価 [usr 4.1]

 

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ThinkPad L16 Gen 1 Intelのスペック

CPU Core Ultra 5 125U/135U
Core Ultra 7 155U/165U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ DDR5-5600 最大64GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS タッチパネルあり
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6E、LTEあり、ギガビットイーサネット
生体認証 顔認証、指紋センサー(オプション)
WEBカメラ 720p HD
500万画素
寸法(幅×奥行×高さ) 357.2 × 253.4 × 20.8mm
重さ 1.77㎏~
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約12.4時間
標準保証 1年間
価格 21.1万円~

<性能評価>

 

インテル14世代CPUが搭載で、vProモデルを合わせ6種類のCPUがあります。Uシリーズは省電力モデルで、末尾がHのものはハイパフォーマンスモデル、バッテリー重視ならUシリーズ、性能重視ならHシリーズがよいです。

14世代CPUはNPUコアが搭載しAI関連の性能が上がっています。ここ最近何かと使うことなので、よりサクサク快適になりますね。

メモリはDDR5-5600MHzと周波数が高く、最大64GBになります。ThinkPadのほかのシリーズと違い、公式サイトで最大64GBまでできるので楽ですね(他のシリーズは最大32GB、自分で増設したら64GBまで可能。一部のX1シリーズなどは同じく公式サイトで64GB可能)。

ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、最大2TBと大容量です。PCIe 4.0はデータ転送速度が爆速で、アプリの立ち上げもパソコンの起動もサクサクです。ただし、16インチと大きな筐体ですが、M.2スロットは1つしかないのでSSDの増設はできません。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。旧モデルは16:9の画面比で、15.6インチFHD解像度だったんですよね。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶で、高色域のsRGB 100%もあるので、SNS用などの画像編集にも向いています。

その他のスペックはOSはWindows 11 HomeかProが選べ、WEBカメラは普段使いPCに採用されるHDか超高画質500万画素があり、Wi-Fi 6EにLTE、ギガビットイーサネットもあります。

重量は1.77㎏と標準的で、最大約12.4時間(動画再生時)の長時間バッテリー駆動時間があります。据え置き用に向いていますが、社内移動や外出がある人にも合います。

 

 

公式サイト

 

2024年のトレンドと比較

2024年のビジネスノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

インテル14世代 DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ以上
Thunderbolt 4 生体認証 バッテリー10時間以上

 

 

旧モデルとの比較

旧モデルのThinkPad L15 Gen 4との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
CPU Core Ultra 5 125U/135U
Core Ultra 7 155U/165U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
Core i3-1315U
Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
メモリ DDR5-5600 64GB DDR4-3200 64GB
ストレージ SSD 2TB SSD 2TB
ディスプレイ WUXGA IPS 15.6型)FHD IPS
LAN Wi-Fi 6E、LTE、ギガビットイーサネット Wi-Fi 6/6E、LTE、ギガビットイーサネット
バッテリー 12.4時間(JEITA 3.0) 19.4時間(JEITA 2.0)
重量 1.77㎏ 1.77㎏
寸法 357.2 × 253.4 × 20.8mm 360.2 × 237 × 19.9mm

主な変更点です。

・CPUが14世代に
・メモリがDDR4からDDR5に
・画面アスペクト比が16:10と縦に長くなった
・FHD Webカメラのみだったが、FHDがなくなりHDか500万画素(約2.8K)になった
・トラックポイントクイックメニューが追加
・FnとCtrlボタンの位置が一般的なPCと同じになった
・16インチに大型化したが、横幅は小さくなった

CPUも高性能になり、メモリも最大64GBと大きく、デスクトップ並みのスペックですね。

ThinkPadと言えば、Fnボタンが一番左でその右横に左Ctrlボタンがありましたが、これが一般的なPCの様にCtrlボタンが一番左に来ています。Lenovo Vantageで元の位置に戻せますが、目視すると違和感がありますね。

 

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 5 135U  18742
Core i5-1345U  18673
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core i7-1365U  16232
Core i7-1355U  16378
Core Ultra 7 155U  15059
Core i5-1335U  13220
Core i3-1315U 12654

最高性能は大きく上がり、14世代からはNPUがあるので、AI関連の機能も強化されています。

それでは、本機の特徴をご紹介します。

 

高性能インテル14世代CPU搭載

Intel 14世代CPUのロゴ

Core Ultra 7 155H Core Ultra 5
125H
製造プロセス Intel 4(7nm)
P/E/LPコア 6/8/2 4/8/2
スレッド 22 18
キャッシュ 24MB 18
Pコア最大クロック 4.8GHz 4.5GHz
Eコア最大クロック 3.8GHz 3.6GHz
Xコア 8 7
ベースパワー 28W
マックスパワー 115W
Core Ultra 7 155U/165U Core Ultra 5
125U/135U
製造プロセス Intel 4(7nm)
P/E/LPコア 2/8/2 2/8/2
スレッド 14 14
キャッシュ 12MB 12MB
Pコア最大クロック 4.8/4.9GHz 4.3/4.4GHz
Eコア最大クロック 3.8GHz 3.6GHz
Xコア 4 4
ベースパワー 15W
マックスパワー 57W

CPUは今までのようにPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)も搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、14世代からLP Eコアという低消費電力コアも搭載しており、よりバッテリーが長持ちしやすくなっています。

AI専用のプロセッサーであるNPUを搭載し、グラフィックスはIntel Arcベース(Hシリーズ)かIntel Graphics(Uシリーズ)になっています。Hシリーズのグラフィック性能はかなり高く、趣味や時々しか動画編集をしないような人であれば十分に使えます。

Core Ultra 7 165UとCore Ultra 5 135UはvPro対応モデルで、企業で多くのPCを一括管理をする場合に便利です。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markのスコアです。スコアは公開されているものや、当サイトで計測したものになります。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H   33266
Core i9-13900H   29430
Core i7-13700H   27666
Core Ultra 7 155H   24271
Core Ultra 5 125H   24203
Core i5-13500H   23206
Core i7-1370P   23042
Core i5-1340P   20922
Ryzen 7 7730U  19034
Core Ultra 5 135U  18742
Core i7-1260P   18691
Core Ultra 5 125U  17921
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P  17318
Core Ultra 7 165U  16756
Core i7-1355U  16378
Core Ultra 7 155U  15059
Core i5-1335U   13220

 

こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機 青・・・比較

Core Ultra 7 155H  12749
Core i9-13900H  12608
Core Ultra 7 165H  12545
Core i7-13700H  12410
Core i5-13500H  12215
Core Ultra 5 125H  10242
Core Ultra 5 135H  10239
Core Ultra 7 155U  9716
Core Ultra 5 135U  9396
Core i5-1335U  8102

シングルコア性能

オレンジ色・・・14世代 青・・・13世代

Core i9-13900H  2819
Core Ultra 9 185H  2522
Core Ultra 7 165H  2502
Core i7-13700H  2426
Core Ultra 7 155U  2354
Core Ultra 7 155H  2294
Core Ultra 5 135H  2247
Core i5-1335U  2319
Core i5-13500H  2378
Core Ultra 5 125H  2184
Core Ultra 5 135U  2174

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H  ??
Core i9-13900H  18874
Core Ultra 7 155H  16825
Core i7-13700H  16201
Core Ultra 5 125H  11000
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251
Core i5-1335U  5104

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H  ??
Core Ultra 7 155H  1761
Core i7-13700H  1704
Core i5-13420H  1661
Core Ultra 5 125H  1646
Core i5-1340P  1532
Core i5-1335U  1514
Core i5-1235U  1472

 

 

高性能内蔵グラフィックスIntel Arcグラフィックスあり

インテルArcグラフィックス

グラフィクスはCore Ultra 5 125U/135UとCore Ultra 7 155U/165Uはインテルグラフィックスで、13世代のIris-Xeと同じですが名称が変わっています。

Core Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155HはインテルArcグラフィックスで、14世代CPUの目玉の1つです。Arcはかなり高い性能で、ベンチマークではグラフィックボードのGTX 1650 Max-Qよりも高い性能です。

画像・動画編集をするならHシリーズが、画像編集なし、もしくは簡単な画像編集をするような人であればUシリーズでよいと思います。

DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4060  23768
Radeon RX 6600M  19910
RTX 4050  18269
RTX 3060  17853
RTX 2070 Max-Q  15624
RTX 2060 Max-Q 13876
GTX 1660 Ti 13074
RTX 3050 Ti 11768
RTX 3050 10718
GTX 1650 8033
Core Ultra 5 125H 7888
GTX 1650 Max-Q 6861
Arc A350M 6770

 

Night RaidはCPU内蔵グラフィックス向けのDirectX 12のベンチマークです。

Night Raid

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26164
GTX 1650 Max-Q  20322

 

Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050 51293
RTX 3050  34590
RTX 3050  33448
RTX 3050 Ti  29016
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H  23037
GTX 1650 Max-Q  16974

 

 

画面アスペクト比が16:10のディスプレイ

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel ディスプレイ

ディスプレイは3種類あり、すべてWUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶、光沢なしです。

  1. WUXGA IPS液晶、sRGB 100% 400ニト
  2. WUXGA IPS液晶、マルチタッチ対応、NTSC 45%、300ニト
  3. WUXGA IPS液晶、NTSC 45%、300ニト

 

画面アスペクト比がようやく16:10と縦に長くなり、16インチでも17インチ並みの情報が表示されるようになりました。

上の画像は旧モデルの15.6インチとのの比較ですが、やっぱり16:10の16インチだと一目でより多く見えますね。

色域はWeb用画像編集に合うsRGB 100%の色域か、一般的なPCに採用されるNTSC 45%の2種類になり、左がWUXGA IPS sRGB 100%、右はNTSC 45%になります。

sRGBは色彩が豊かで、クリエイティブワークをする人だけじゃなく、動画配信を見る人や画面をシェアすることがある人にも合います。また、コントラスト比は最高で1500対1と高く、メリハリのある描写が可能です。

 

輝度は300ニトか400ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

高画質500万画素WEBカメラ搭載可能

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 正面

WEBカメラは低画質のHD(約92万画素)か、超高画質の500万画素(2.8K相当)があります。500万画素って、外付けWebカメラのスペックですね。旧モデルで搭載できていたFHD Webカメラもきれいですが、500万画素はすごくきれいに相手に映像が映し出されます。

ノイズキャンセリング機能付きの360度マイクが2つ搭載し、周囲の騒音があるときや複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応しています。

また、Windows Studioエフェクトによるオートフレーム機能や背景ぼかし機能、カメラ目線に補正するアイコンタクト機能などもあり、プライバシーシャッターも搭載しているのでカメラを使わないときや離席中は閉じておくと安心です。

スピーカーは2Wが2つで、ドルビーオーディオと普通です。

 

 

Copilotボタン搭載キーボード

Copilotボタン搭載

コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIで、Chat GPTのような使い方もできます。

例えばCopilotで「Lenovoパソコンを購入するのに、おすすめのパソコンレビューサイトは?」と質問したら、当サイトも紹介されました。信頼性が高いAIです(笑)。

冗談はさておき、このボタン1つでいろいろなことができるので、最近はChatGPTじゃなくコパイロットを使うことが多くなりました。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel キーボード

キーボードはフルサイズ110キーで、USキーか日本語キーが選べ、バックライトの有無の選択が可能です。タッチパッドは115×67.6㎜と大きく、操作性も高いです。テンキーもあるので、Excelなどの数字入力が多い人にも使いやすいです。

キーピッチは1.5㎜と標準的ですが、ThinkPadなので打鍵感が良いキーボードです。

スペースキー右側にあったPrtScキーがなくなり、Copilotoボタンが搭載しています。また、ボリュームボタンやエンターキーにポジションバーという小さな突起がついており、押し間違いしにくくなっています。

キーボード左下のCtrボタンがついに左端に移動し、Fnキーが中に入りました。Ctrl⇔Fnボタンの変更はできますが、長年のThinkPadユーザーから悲鳴が聞こえてきそうな変更です。

また、トラックポイントをダブルタップすると、TrackPoint Quick Menuがポップアップし、カメラやマイク、ノイズ抑制などの設定ができるようになりました。

 

 

その他の特徴

 

外観

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 左斜め前から

カメラやマイクがある上部のベゼル一部のみ大きくしており、その他のベゼルが細くコンパクトな筐体になっています。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 背面

MIL-STD 810Hと言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 天板

本機は安いわけじゃないですが筐体は樹脂素材で、アルミニウムやマグネシウムを使用するThinkPad上位モデルとの差があります。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 底面

底面カバーには大きな通気口があり、がっつりとフレッシュエアーを吸ってくれそうです。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 後ろ

以前は右側面にあった排気口が背面に移動したので、今後はマウスを使っていても温風が手に当たることはないですね。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR5-5600MHzで、最大64GBと大容量です。CPU性能がすごく上がり、メモリもここまで大容量にできるので、困ることはないともいます。

他のThinkPadシリーズも最大メモリが64GBにアップしましたが、一部を除き公式サイトで64GBまで増設できるので、ちょっと高いですが簡単にスペックアップできます。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で、データ転送速度が爆速です。パソコンの起動やアプリの立ち上げもサクサクです。

 

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

ThinkShield

ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。

一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。

また、ギガビットイーサネットもあるので、社内で有線LANを使うときにも便利です。

 

 

LTE対応

LTEはQuectel EM061K 4G CAT6が搭載できるようですが、執筆時現在選べません。下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsと十分な速さです。

eSIMにも対応しているので、ネットでeSIMを注文したらすぐに使い始めることができますね。

テザリング用の格安SIMなら、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは46.5Whrか57Whrが選べ、JEITA 3.0測定で最大12.4時間のバッテリー駆動時間になっています(57Whr)。作業内容や輝度によっては、一日持ちそうですね。

また、ACアダプタは45W、65W、そして65Wスリムが選べるので、外出が多い人はスリムがおすすめです。急速充電が必要ないという人は45W、必要な場合は65Wが良いです。

45W、65W、65WスリムACアダプター

<上から時計回りに45W、65Wスリム、65W>

 

 

インターフェイス

インターフェイスは豊富で必要十分だと思います。また、USB4があるので、ドックやハブがあれば外出時に多くのケーブルを抜き差ししなくて済みます。

Lenovoではいくつかのドックやハブが販売されているので、Lenovoドックのレビューも併せてどうぞ。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 右側面インターフェイス

右側面にはスマートカードリーダー、マイクヘッドフォンジャック、USB-Aが2つ(2.0と3.2 Gen  1)、そしてケーブルロックスロットになります。

 

Lenovo ThinkPad L16 Gen 1 Intel 左側面インターフェイス

左側面にはRJ45、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2(映像出力機能付き)、HDMIそしてUSB 3.2 Gen 1があり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

また、背面にLTE用のnanoSIMスロットがあります。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

 

 

ライバル機種

 

ThinkPad E16 Gen 2インテル

Lenovo ThinkPad E16 Gen 2 IntelのレビューvProモデルはありませんが、必要ない場合はこちらがお得です。インテル14世代CPU搭載でAI性能が高まった機種です。メモリとストレージの増設が可能で、かなり大容量にできます。画面比は16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示され、2.5KディスプレイはsRGB 100%と高色域です。Thunderbolt 4対応USB4が1つ搭載しており、据え置き用としても使いやすい機種です。

CPU Core Ultra 5 125H/125U
Core Ultra 7 155H/155U
メモリ DDR5-5600 最大32GB(最大容量64GB)
ストレージ SSD×2
ディスプレイ(16型) WUXGA/WQXGA IPS タッチあり
通信 Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー/顔認証(オプション)
重さ 1.78㎏~
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約8.5時間
価格 12.0万円~

レビュー

 

ThinkPad T16 Gen 3 Intel

Lenovo ThinkPad T16 Gen 3 Intelのレビュー据え置き用兼持ち運び用として使いやすい機種で、16インチ1.63㎏になります。最高でCore Ultra 7 165H vPro対応CPUにメモリ64GB、そしてWQUXGA(3.8K) OLEDとデスクトップ並みの性能にできます。Thunderbolt 4が2つあり、RJ45やHDMIそしてWi-Fi 6EにLTEや5Gも搭載可能です

CPU Core Ultra 5 125U/135U
Core Ultra 7 155U/165U
Core Ultra 5 135H
Core Ultra 7 155H/165H
メモリ DDR-5600 最大64GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス インテルグラフィックス
インテルArcグラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS タッチパネルあり
WQUXGA OLED
通信 Wi-Fi 6E、LTE/5Gあり
生体認証 顔認証、指紋センサー
WEBカメラ 500万画素
重さ 1.63㎏~
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約8.8時間(52.5WHr)
価格 24.4万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・14世代CPU搭載でグラフィック性能も高く、NPUもあり
・MILスペック準拠で耐久性が高い
・画面比が16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示される
・Webカメラが最高で500万画素!
・メモリが最大64GBと大容量
・Wi-Fi 6EにLTEも搭載可能
・インターフェイスが豊富

 

残念な点

・16インチなのにSSDの増設ができない。

 

総合評価

16インチで1.77㎏と、時々なら持ち運んでも苦にならない重さですが、基本は据え置き用として合う機種です。

CPU性能も高く、メモリを最大64GBまで増設できるので、容量が足りなくなったら増設すると長く使うことができます。

特にHシリーズを選択した場合グラフィック性能がすごく高く、画像編集や簡単な動画編集もできるので、用途が広がりますね。

画面比が16:10なのでより多くの情報が表示され、Webカメラは最高で500万画素と高く、ノイズキャンセリング機能付きの360°マイクが2つ搭載しており、Web会議などもスムーズできます。

 

 

公式サイト

 

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