HPのパソコンと言えば「コスパが高くおしゃれなモデルが多い」と言うイメージを持つ人が多いと思いますが、その他の評判や実際のところはどうなんでしょう?
実際に使った感想や調べた結果、以下のことが挙げれます。
・良い評判
1 コスパが良い
2 おしゃれ(他社にないようなPOPなカラーがある)
3 種類が豊富
4 サポートが良い
・悪い評判
1 配達が遅い
2 外資系なので品質が不安
3 カスタマイズ性が低い
本記事で、各評判を検証していきます。
こちらの割引クーポン
Contents
パソコンガイド専用割引クーポン
HP様に当サイト向けの割引クーポンをご提供いただきました。下記リンクより本機を探して購入したら、割引が適用されます。ただし、ワークステーションなど一部の機種は非対象です。・個人向けモデル13.2万円(税込)以上の機種を購入で7%OFF
・法人向けモデル7.7万円(税込)以上の機種を購入で4%OFF
[広告]【提供:株式会社日本HP】
HPとは?
HPはHewlett-Packard(ヒューレットパッカード)社の社名で、1939年にアメリカで設立された会社になります。日本でPCなどを販売しているのは日本HP社になり、1963年に創立しました。

こちらの表は、2025年1月に発表された2024年のノートパソコン世界出荷台数です。世界1位はLenovoで約6249万台、HPは第2位で約5302万台でシェアは21.6%となっています。と言うことは、世界のノートパソコン保持者の5人に一人はHPノートパソコンを使っている計算ですね。

国内出荷台数は2023年・24年共に第2位で、約17%のシェアになっています。PC6台あったら1台はHPと言う計算ですね。すごいな。
また、HPにはZBookというワークステーションがあるのですが、こちらは15年連続で日本でのシェアがNO.1です。日本で一番売れているワークステーションなんです。
悪い評判
利用者が多いので、よい評判も悪い評判も多くありましたが、まずは悪い評判や個人的に「これは・・・」と思うことがあるので、悪い方から先にご紹介します。
悪い評判と言っても、分かっていれば「悪い」と思わないものもあり、知らないから不満が出るということも有りますよね。
配達が遅い
基本的に海外で生産されているので、当然、国内生産の会社(ほとんどないですが)よりも納期が長くなりがちです。最短で5営業日、コロナの時は最長で数か月待つことも有りました。
お急ぎの人は、「HP短納期モデル」で最短で5営業日で発送されるモデルが紹介されているので、そちらをどうぞ。
100歩譲って配達が遅いのはいいのですが、納期が書かれていないものが多いので「いつ来るか分からない」ということがあります。
こちらは例としてノートパソコンの購入ページですが、1つは「お届けまでに1か月以上かかります」と記載されていますが、他のモデルは無記載です。通常、無記載であれば1か月以内(2-3週間)が目安だと思いますが、書かれていないので不安になりますよね。その場合は、下記番号から確認ができます。
これはHP 15-fcで、この時は1週間ほどできたと思います。速かったなと思った記憶があります。
また、納期が速いモデルは、このように「5営業日でお届け」などと記載されています。
外資系なので品質に不安がある
外資系なので・・・という声もあるのですが、個人的に外資だからと言って品質が低いとは思いません。まぁ、国内生産の方が安心感はありますが。
「外資系なので・・・」と言う人はMade In Japanにすごくこだわりがあるか、もしくは内情を把握していないかだと思います。
と言うのも、今では国内生産であっても海外で作られていても、内部の部品は中国などで生産されています。国内生産であれば、パーツを日本に輸入して日本で組み立てますが、海外生産であれば組み立てたものを日本に輸送して販売します。
なので、使っているものは同じなんですね。個人的には「外資だから・・・」と言う理由で品質が下がるとは思いません。
また、先述したようにHPのノートパソコンは世界で5人に一人が使っているほど売れています。逆を言えば、それだけ利用者が多いので良いレビューも悪いレビューも多く目にすると思います。
HPには東京生産モデルという国内生産モデルもあるので、Made In Japanじゃないとだめだ!と言う人は、HP・東京生産モデルも見てみてください(2024年後半から「東京生産モデル」がほとんどなくなりました!)。
カスタマイズ性が低い
ここを気にする人は私のようなマニアックな人か、ゲーミングPCを買う人かな?と思いますが、マウスコンピューターや
Lenovoの様にこの機能を付けて、でもこれは外してなどのカスタマイズ性は高くないです。
ただし、普通の人はそこまで細かにスペックを変えないと思うし、変えてもCPUやメモリ、ストレージ容量、Officeありかなしかくらいなので、これであれば問題は無いと思います。
しかも、同じ機種でも通常、5~6種類以上のモデルが販売されているので、好みのスペックの機種を買えると思います。
良い評判

HPはどちらかと言うと、良い評判の方が多いですね。まぁ、世界No.2のノートパソコン販売台数を誇っているので、当然ですよね。
コスパが高い
<左はビジネスPCのElitebook・右は最新AI PCのOmnibook>
※リンクをクリックすると、各シリーズの詳細レビューページに移動します。
| 個人向けモデル | |
|---|---|
| Pavilion | 一番人気のおしゃれ機種で、中価格帯。 |
| Spectre | 個人向け上位のモデルで、クリエイター向け |
| Envy | 中価格~高価格モデルがあり、スペックが高い |
| HP | 低価格モデルだが、意外にしっかりしたスペック |
| OmniBook | AI PC |
| ChromeBook | Chrome OSで比較的低価格 |
| OMEN | ゲーミングPCで動画編集者にも向いている機種。 |
| ビジネスモデル | |
| HPビジネス | 低価格ビジネスモデルでスペックは高めだが、ビジネスモデル特融のセキュリティがない |
| ProBook | 低価格ビジネスモデルで、セキュリティがすごい! |
| Elite | ハイエンドビジネスPC |
| ZBook | ワークステーションで、CADや動画・画像編集向けの機種 |
こちらはノートパソコンの機種ですが、HPでは10種類のブランドがあり、ビジネスモデルは23種類、個人向けは28種類、ゲーミングPCは4種類の計55種類のノートパソコンが販売されています。種類が豊富ですね。
詳しくは、こちらで全機種の特徴とレビューが見れます。
個人的に思うのはゲーミングPCはすごく安いですが、個人向けPCはちょっと高い機種が増えてきたと思います。
大雑把に特徴分けをすると、この様になります。
- HP、HPビジネス・・・バッテリー駆動時間は主に10時間以下、樹脂素材
- Pavilion、ProBook・・・バッテリー駆動時間は10時間以下(Proは12時間前後)、樹脂・アルミニウム素材
- Envy、Spectre、Elite・・・バッテリー駆動時間も長く、アルミニウムもしくはマグネシウム素材
HPシリーズはコスパが良いというよりも、とにかく安く作られた機種です。ただし、全然安さを感じませんでした。
HP 15-fcという4万円弱で販売されているPCを買ったのですが、4万円なりのスペックですが、こんなに普通に使えるんだと感心しました。
人気のPavilionやEnvyは、おしゃれで高性能、素材にもこだわりありと言った感じで、「これぞHPのノートパソコン」と言えるモデルが多いです。
SpectreやビジネスモデルのElite、そしてOmnibookは触った感触から高級感があり、すべてが一味違う感じです。所有欲を満たしてくれるというか、見せびらかしたくなるような機種です。
おしゃれ
HPでは一般的なシルバーもあれば濃いブルーや白、そしてピンクやゴールドなど他社にはないようなカラーが多くあります。
ポップでおしゃれなものもあれば、シックで大人の雰囲気満点のカラーもあり、他人と違った色が楽しめます。
ノートパソコンと言えば、シルバーが多いですよね。なんで他社はこういったカラーを出さないんでしょうね?
サポートが良い
HPのサポートは手厚いと有名で、パソコンを購入するとこのような特典があります。
- 使い方入門書同梱
- 電話・チャット・LINE・メール等でのサポート
- 個人向けモデルは最長3年、法人向けモデルは最長5年まで延長で可能
初めてパソコンを買う人でも安心できるのは、使い方入門書が同梱されているので、こちらである程度調べることができるし、分からない場合は電話でも相談(月-金9:00-21:00、土9:00-17:00)できるので安心ですよね。
ビジネスモデルではより企業が安心して購入できるように、上位サポートのElite Premiumサポートもあります。
保証は基本的に1年間引き取り修理保証で、こちらも同じく延長が可能です。ビジネスモデルではオンサイト修理もあるので、情報漏洩などの対策にもなりますね。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・エンジニアが家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
個人向けモデル
HPではSAKURAピンクやアッシュシルバー、セラミックホワイトなど他社にはないカラーが豊富にあり、オリジナリティを出しやすいと思います。

2 in 1 PCとは、ヒンジ(ディスプレイ)が360度回転するもので、タブレットの様に使ったりもできます。HPでx360と言う名称が付いている機種は、全て2 in 1 PCになります。
個人向けモデルは以下の6種類で、上から下に行くにつれてスペックも価格も上がります。(シリーズ名をクリックすると、各シリーズのまとめページに移動します)
| ChromeBook | Chrome OSで比較的低価格。素材は樹脂、もしくは樹脂とアルミニウム |
|---|---|
| HP | 低価格モデルだが、意外にしっかりしたスペック。素材は樹脂 |
| Pavilion | 一番人気のおしゃれ機種で、中価格帯。素材は樹脂とアルミニウム |
| Envy | 中価格~高価格モデルがあり、スペックが高い。素材はアルミニウム、もしくはマグネシウム |
| Spectre | 個人向けHP最上位のモデルで、クリエイター向け。素材はアルミニウム、もしくはマグネシウム |
| OmniBook | 個人向けHP最上位のAI PCモデルで、最先端技術を使いたい人向け |
| ゲーミングPC | OmenやPavilion Gamingなどのグラフィックボード搭載のゲーミングPC。素材は樹脂とアルミニウム |
学生や家庭用として人気があるのは、ChromeBook、HP、Pavilionで、比較的安いですが、しっかりしたスペックのものが多いです。EnvyとSpectreはプレミアムモデルで、細部にまでこだわった仕様になっています。
また、上の表に記載している「樹脂」とはプラスチックのことで、機種によっては若干安っぽく見えますが、私のようなパソコンマニア以外はそんな場所確認することはないし、ここ最近は見ただけじゃ「樹脂」と分からないくらい、良い外観になっています。
法人向けモデル
HPのビジネスモデルは、基本的に「サポート」と「セキュリティ」に力を入れており、各モデルは以下のような特徴があります。(性能の項目はCPUやメモリ、ストレージなどの総合評価です)
| 性能 | ビジネスサポート(日本) | ビジネスセキュリティ | 特徴 | |
| HP ビジネス | [usr 3.0 text=”false”] | あり | 無し | 徹底的にコスパ重視の機種 筐体は樹脂素材 |
| ProBook | [usr 3.8 text=”false”] | あり | 有り | 天板とキーボード面にアルミニウム素材の機種もありで、 MILスペック、セキュリティも堅牢 |
| Elite | [usr 4.3 text=”false”] | Elite Premiumサポート | 有り | ハイエンドモデルで、セキュリティやサポートも万全 アルミニウム合金を使った筐体 |
| ZBook | [usr 4.9 text=”false”] | あり | 有り | ハイエンドワークステーションで、ピカ一の性能。 アルミニウムを使用 |
性能の星評価を見てもわかる通り、HPのビジネスモデルはそこまでハイスペックじゃないんですね。どちらかと言うと、そつなくビジネスで使える程度のスペックで、耐久性やセキュリティ、サポートに力を入れています。(2021年以降、スペックが高いものが使用されるようになりました)
ビジネスモデルは新機種が出る頻度も少なく、若干型遅れの印象を受けるかもしれませんがこれはZBook以外のことで、ZBookは日本で一番売れているワークステーションで、性能もサポートも最高クラスです。
関連リンク
Author

・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代










