クリエイターに人気のYoga SlimシリーズのProモデルで、全体的に高品質な機種です。
とは言っても、個人的にはProモデルと言うよりも、2022年のスタンダードな機種と言う印象でした。
まずはレビューのまとめです。
良い点
・CPUやメモリ、ストレージが最新モデルで高性能
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・広い色域のsRGB 100%
・Wi-Fi 6E対応
・WEBカメラが高画質FHD 1080p
・コンパクト筐体
・片手でパソコンを開けることができる
・Thunderbolt 4が2つ搭載
残念な点
・筐体が薄いのでインターフェイスがミニマム
Contents
Yoga Slim 770i Pro 14型のスペックレビュー
CPU | Core i5-1240P Core i7-1260P |
---|---|
メモリ | LPDDR5 最大16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) アスペクト比 |
2.2K IPS 光沢なし sRGB 100% 16:10 |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | ドルビーアトモス |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | FHD 1080p |
寸法(幅×奥行×高さ) | 312.4 × 221.4 × 14.6㎜ |
重さ | 1.32㎏ |
バッテリー | 約14時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 12.0万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新の第12世代になり、かなり高い性能になりました。今までと違いPコアとEコアと言う2つのコアを持っており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
メモリも最新のLPDDR5-5200MHzで、現行最高の動作周波数(MHz)になっています。この周波数が高いと処理速度が速いので、大きなデータも速く表示できます。
ストレージも最新のPCIe 4.0で、旧モデルのPCIe 3.0の倍の帯域幅になっており、最大データ転送速度も倍になっています。速度が速いと、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます(通常のディスプレイは横縦比16:9)。一度に多くの情報を見ることができるので、作業効率もアップします。
また、解像度は2.2KでIPS液晶、広色域のsRGB 100%、Dolby Vision対応です。解像度はFHDよりも若干高いくらいですが、色域も広くHDR(ハイダイナミックレンジ)対応なので、より鮮やかな色が描写できます。
その他のスペックは、Windows 11 Home、最新のWi-Fi 6Eに対応、オーディオはDolby Atmosになっています。Web会議が多い人にはうれしいFHD 1080p WEBカメラ搭載で、顔認証にも対応しているのでサインインも一瞬です。
14インチで1.32㎏とやや軽めで、バッテリー駆動時間は約14時間となっています。
たったの14.6㎜と薄型PCなのでインターフェイスは多くないですが、Thunderbolt 4が2つあるので、室内で使う時はThinkPad ユニバーサル Thunderbolt 4 ドックなどを使えばデスクトップ並みに使いやすいです。
飛びぬけて悪い個所もなく、全体的に高品質です。
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。
ハイエンドPCは2022年に入り、基本スペックが高く、欠点が減ってきている状況です。欠点というと、例えばWebカメラが720Pの低画質や、マイクの質だったりですが、今まで別途購入が必要だったものが標準搭載になってきたイメージです。
12世代CPU | Evo | DDR5 | PCIe 4.0 |
〇 | × | 〇 | 〇 |
アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit | 1080P Webカメラ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | 素材 | Dolby Atmos | 全方位360°マイクが4つ |
〇 | アルミニウム | 〇 | × |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | 18時間以上バッテリー |
〇 | 顔認証 | × | × |
Evoプラットフォーム認証は、100機種以上販売しているLenovoでも数機種しかないほどのものになります。全方位マイク4つ搭載はビジネスモデルのThinkPadのハイエンドモデルに搭載していますが、YogaやIdeaPadには見当たらないですね。
本機は4セル・61Whrと大きな電源を搭載していますが、バッテリー駆動時間は約14時間と、ハイエンドモデルとはちょっと差があります。
また、大きな電源なので重量も1.32㎏と、ハイエンドモデルに比べると若干重たいです(ただし、一般的な14インチは1.4㎏なので軽い方です)。
総合的に見て、ほぼハイエンドに近いミドルクラスのPCですね。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Yoga Slim 750i>
旧モデルのYoga Slim 750iとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Yoga Slim 750i Pro | |
CPU | Core i5-1240p Core i7-1260p |
Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | 16GB(5200MHz) | 16GB(4266MHz) |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ | 2.2K IPS sRGB 100%、16:10 | |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 14時間 | 15.2時間 |
重量 | 1.32㎏ | 1.33㎏ |
寸法 | 312.4 × 221.4 × 14.6㎜ | |
価格 | 12万円~ | 9.8万円~ |
筐体は全く同じサイズで見た目も同じですが、カラーが変わっています。
旧モデルからの変更点です。
・CPUが11世代から12世代に
・メモリがLPDDR4XからLPDDR5に
・SSDがPCIe 3.0から4.0に
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・重量が10g減った
・バッテリー駆動時間が約1.2時間減った
・カラーがライトシルバーからストームグレーに
・USB 3.0がUSB 3.2 Gen 1になり給電容量が最大100Wに変更(速度は同じ5Gbps)
プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1240P | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Yoga Slim 770i Pro 14型の特徴
画面比率は91%で、ベゼル(画面の黒い枠)がかなり細いです。Webカメラ部分はノッチという仕様で、カメラ部分のみベゼルが大きく、その他の部分は細くなっています。おしゃれなノートパソコンでは一般的になってきましたね。
寸法はかなり小さく、超コンパクト軽量モデルのThinkPad X1 Carbon Gen 10よりも小さくなっています。
・本機(幅×奥行×高さ)・・・312.4 × 221.4 × 14.6㎜
・X1 Carbon(幅×奥行×高さ)・・315.6 × 222.5 × 15.36㎜
A4サイズ(210×297㎜)より1㎝程大きいだけのサイズなので、小さめのカバンにも入れやすいサイズです。
厚さは14㎜台とかなり薄いので、つかみやすく、室内移動もしやすいです。ただし、薄いためにインターフェイスは必要最低限があるのみです。
ディスプレイを開けると電源が入り、IRカメラで顔認証サインができるので、さっと使い始めることができます。また、本機は片手でパソコンを開くことができるので、作業を始めやすくなりましたね。
片手で開くことができるノートパソコンって少ないんですよね。手に何か持っていても、簡単に開けますね。
天板はいつものYogaでシンプルですが、アルミニウム筐体なので高級感があり、熱やたわみに強く、耐久性も高いです。
底面には大きな通気口があり、同じくアルミニウム素材です。排気口はヒンジ部分にあります。
2.0Wのスピーカーが底面左右にあり、オーディオはドルビーアトモスになります。Dolby Atmosは一般的なオーディオの様な平面的じゃなく、立体的な音を体感できるので、より臨場感がある音です。
キーボードは84キー・JIS配列で、バックライトがあります。また、タッチパッドは75㎜×120㎜で、幅も奥行きもかなり大きめなので、使いやすいと思います。
新しいソフトタッチのキーボードが搭載という事なので、軽めのタッチでタイピングした方が良さそうです。
カメラ回り
先ほど紹介したノッチ周辺にはマイクが左右に1つずつ、ライトセンサー、IRカメラ用のライトに、高画質FHD 1080p Webカメラ、顔認証用のIRカメラ、そしてTOFと呼ばれるセンサーがあります。
TOF(Time Of Flight)はパソコンの前にいる人を検知し、離席するとTOFセンサーがユーザーがいないことを検知し、システムがロックされモダンスタンバイによる、いわゆる「スリープ状態」になります。
ユーザーが戻ってくるとパソコンが起動し、顔認証でサインインするので、何もせずに今までしていた作業を続けることができます。
おしゃれですね。
高性能インテル第12世代CPU
※執筆時現在Core i5-1240P搭載モデルのみ販売していますが、仕様書にはCore i7-1260Pもあったので記載しています。ただし、販売されるかどうかは未確認です
Core i7-1260P | Core i5-1240P | |
Pコア | 4 | 4 |
Eコア | 8 | |
スレッド | 16 | 16 |
キャッシュ | 18MB | 12MB |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 2.1GHz | 1.7GHz |
Eコア最大周波数 | 3.4GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 |
ベースパワー | 28W | |
最大パワー | 64W |
全てのCPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理し、Intel Thread Directorというハードコアが命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
また、11世代までは4コア8スレッドでしたが、本機搭載モデルは12コア16スレッドとかなり多いので、マルチタスクもサクサクできます。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-11900H | |
---|---|
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-11500H | |
Core i5-11400H | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i9-11950H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i7-11800H | |
Core i5-11500H | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
とにかく性能が高いですね。
ディスプレイ
解像度 | 光沢/液晶 | アスペクト比 | 輝度 |
2.2K | なし/IPS | 16:10 | 300nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1500:1 | sRGB 100% | 170° | Dolby Vision |
2.2K | 解像度は2240×1400ドット |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250~300nitが標準 |
Dolby Vision | Dolby社のHDRの技術。従来よりもより明るく(白はより白く、黒はより黒く描写できる)表現できる |
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。Excelなどを使う人は特に作業がしやすくなるのですが、上に下にとスクロールする回数が減り、一目でより多くの情報が見て取れるので、作業効率も上がります。
解像度は2.2Kで、FHD相当のWUXGA(1920×1200)よりも若干良い解像度です。液晶はIPSでコントラスト比は1500:1と高いので、より力強い描写が可能になっています。輝度も300ニトとそこそこ高いので、屋外でも使いやすいです。
<左からNTSC 45%・sRGB 100%・NTSC 72%>
色域はWeb用画像編集に向いているsRGB 100%で、上の画像でいうと真ん中の色域になります。色域が広いとより鮮やかな色が描写できるので、編集作業もしやすく、映画などを見る時も見やすいです。
<左・HDRオフ/右・HDRオン>
また、Dolby Visionと言うDolby社のHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応で、従来よりもより白はより白く・黒はより暗く描写できます。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはオンボードで、最新のLPDDR5-5200MHzが搭載です。旧モデルはLPDDR4X-4266MHzでかなり高速でしたが、本機搭載モデルは最大速度が約20%も上がっています。
オンボードメモリなので増設できませんが、最大16GBと大きめな容量なので十分かと思います。
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージも最新のPCIe 4.0×4が搭載で、旧モデルのPCIe 3.0より帯域幅が倍になり、データ転送速度の最大値も倍になっています。今までもかなり速かったですが、それ以上の速度です。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windowsに標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
などがあり、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セルで大容量61Whrが搭載で、最大約14時間のバッテリ-駆動時間になります。
JEITA 2.0の計測で14時間ですが、150ニトの明るさでビデオを再生したときは最大約14時間半なので、実際の使用時にもこのくらい持ちそうです。
また、急速充電に対応しており、約2時間で満充電になります。
インターフェイス
左側面インターフェイスは、Thunderbolt 4が2つのみです。
右側面インターフェイスはマイク・ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1、電源ボタンになります。
インターフェイスは本当にミニマムで、SDカードリーダーなど自分で購入しないと使いにくいかもしれません。
ただし、Thunderbolt 4が2つもあるので、据え置き用として使う時はThinkPad ユニバーサル Thunderbolt 4 ドックがあればかなり使いやすくなります。
<ThinkPad ユニバーサル Thunderbolt 4 ドック>
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
<左から本機種・Yoga Slim 770i ProX・ThinkBook 13s Gen 4>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。最も高い性能は赤文字。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | Yoga Slim 770i ProX | ThinkBook 13s Gen 4 | |
CPU | Core i5-1240P Core i7-1260P |
Core i5-12500H Core i7-12700H |
Core i5-1240P Core i7-1260P |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | SSD 1TB |
グラフィックス | Iris Xe | ||
ディスプレイ | 2.2K sRGB 100% 14型 画面比16:10 |
3K sRGB 100% ΔE<1 14.5型 画面比16:10 |
WUXGA、WQXGA sRGB 100% 13.3型 画面比16:10 |
無線 | Wi-Fi 6E | ||
電源 | 65W | 100W | 65W |
バッテリー | 14時間 | 18時間 | 17.8時間 |
重量 | 1.32㎏ | 1.45㎏ | 1.23㎏ |
価格 | 12万円~ | 18.4万円~ | 11.9万円~ |
全機種最新のインテル12世代CPUにDDR5/LPDDR5、そしてストレージはPCIe 4.0になり、性能はどれも高いです。
ただし、価格がものを言うように、Yoga Slim 770i ProXが一番高い性能で、ディスプレイも類まれに見ない超高品質です。
各機種の特徴です。
本機種・・・14インチでそこそこ軽く、すべてが標準以上の性能になっています。すべてが「ちょっと高性能」という、ちょっと良い機種です
Yoga Slim 770i ProX・・・唯一の欠点は1.45㎏と軽くない(重たくもない)重量ですが、電源も100Wと大きく、PureSight Displayという超高品質なディスプレイが搭載。グラフィックボードなしの機種としては最高峰の性能
ThinkBook 13s Gen 4・・・メモリ容量が最大32GBと大きく、WQXGA(2.5K)解像度もあり、ディスプレイの品質も良し。13.3型とこの中で一番小さいが、バッテリー駆動時間も長く軽量コンパクト。持ち運びが多い人向けで、しかもこの品質にしては低価格
まとめ
良い点
・CPUやメモリ、ストレージが最新モデルで高性能
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・広い色域のsRGB 100%
・Wi-Fi 6E対応
・WEBカメラが高画質FHD 1080p
・コンパクト筐体
・片手でパソコンを開けることができる
・Thunderbolt 4が2つ搭載
残念な点
・筐体が薄いのでインターフェイスがミニマム
総合評価
良くも悪くも2022年のスタンダードなスペックで、悪くないと思います。全体的に標準以上なので良いスペックですが、何というか、「クリエイターなら最低限このクラスのPCを持っていた方が良い」と言った機種になります。
「ここがすごく良い」と言うおすすめポイントはないのですが、全体的にこれもいいよね、あれもいいよね、と言ったちょっと良いスペックの機種です。
CPUやメモリ、ストレージ性能が高いので、画像編集をメインにする人には十分な機種だと思います。