Lenovo Yoga Slim 750i(14)のレビュー・14型なのに1.36㎏でバッテリー最大23.7時間の持ち運びしやすい機種

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Yoga Slim 750i(14型)の最大の特徴は、厚さ15.1㎜のボディに、バッテリー駆動が最大で23.7時間という超ロングランPCで、Smart Assist対応なので顔認証でサインイン、顔を動かすだけでコンテンツを移動出来たりと、「近未来PC」になります。

14型なのに重さもたったの1.36㎏と軽く、どこにでも持ち運びしたくなる軽さですね。

追記)2021年1月13日にインテル11世代CPU搭載モデルが追加されたので、情報をアップデートしています

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Lenovo Yoga Slim 750i(14)のレビュー

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・正面

CPU(第10世代) Intel core i5-1035G4
Intel core i7-1065G7
CPU(第11世代) Intel core i5-1135G7
Intel core i7-1165G7
メモリ 8GB、16GB
ストレージ 512GB
グラフィックス Iris Plus
Iris Xe
ディスプレイ(14型) FHD IPS 光沢なし
OS Windows 10 Home
生体認証 顔認証(IRカメラ)
無線LAN WiFi6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
メディアカード MicroSD メディアカードリーダー
Microsoft Office 搭載モデル有り
サイズ 320.6×208.2×15.1㎜
重さ 1.36㎏
バッテリー Core i5)23.7時間
Core i7)18時間
価格 8.1万円~

CPUには10世代の性能が高いGシリーズ搭載なので、快適に使えますね。Intel core i5-1035G4でも、Core i7-10510Uより性能が高いので、使ってて困る事はないと思います。また、最新の第11世代CPUも追加され、より快適に使えるようになっています。

メモリも大きめの8GBか大容量の16GBあるので、大きなデータも扱いやすいですね。

グラフィックスにはIris PlusかIris Xe搭載で、内蔵グラフィックスでは最高峰の性能です。動画編集や画像編集が、かなりやりやすくなっています。

IRカメラ搭載でSmart Assist対応なので、ログインも一瞬で終わるし、顔を動かすだけでコンテンツを動かしたりもできます。

普及がどんどん進んでいる次世代通信規格のWIFI6にも対応しているので、有線接続をしなくても高速通信が可能ですね。

しかもバッテリー駆動時間は、23.7時間です!丸1日外出先で使っても、大丈夫ですね。充電アダプターの持ち運びが必要ないので、荷物が減って、移動も楽になります。

Lenovo公式ページ

旧モデルとの比較

Lenovo Yoga Slim 750i 14と旧機種の筐体<左/本機種・右/S740>

旧モデルのYoga S740との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Yoga S740
CPU Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i5-1035G4
Core i7-1065G7
メモリ 16GB 16GB
ストレージ SSD 512GB SSD 512GB
ディスプレイ FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi6 WiFi6
バッテリー 23.7時間 26時間
重量 1.36㎏ 1.4㎏
価格 8.1万円~ 販売終了

Yogaはもともとおしゃれなモデルが多くIdeaPadよりも上位モデルなので、良いパーツに高機能・高性能になっており、旧モデルとは言えS740もハイエンドモデルでした。そのため、そこまで大きく変わっていませんが、以下の重要なパーツが最新になっています。

  • 筐体がより小型に変更・軽量化
  • CPUが10世代から11世代に変更
  • ベゼル(画面の黒い枠)が細くなった

ただしCPUの性能が上がった分、バッテリー駆動時間が若干下がっていますね。

CPUの性能を測るPassmarkスコアです。

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Core i7は10%ほど、Core i5は25%ほど性能が上がっています。

ライバル機種

Lenovo Yoga Slim 750i 14と比較機種の筐体<左から本機種・Yoga Slim 750i Carbon・Yoga 750i>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Slim 750i Carbon Yoga 750i
CPU Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 16GB 16GB 16GB
ストレージ SSD 512GB SSD 1TB SSD 512GB
グラフィックス Iris Xe Iris Xe Iris Xe
ディスプレイ FHD IPS
画面比16:9
13.3型 FHD相当 IPS
画面比16:10
FHD IPS マルチタッチ
画面比16:9
無線 WiFi6 WiFi6 WiFi6
バッテリー 23.7時間 14時間 14.7時間
重量 1.36㎏ 966g 1.43㎏
2 in 1 PC x x
価格 8.1万円~ 11.8万円~ 8.7万円~

Yoga slim 750i Carbonのみ13.3型で他機種は14型になりますが、750i Carbonは画面の縦横比が16:10と縦に長いため、14型以上の情報が表示されます。

全て同じ11世代CPUで性能的にはほぼ後尾格ですが、それぞれ特徴があります。

  • 本機種・・・バッテリー駆動時間が長い・最安値
  • Yoga Slim 750i Carbon・・・13.3型で重さ966g!14型以上の情報が表示される・一番高い価格
  • Yoga 750i・・・2 in 1 PCなので使い勝手が高い

2 in 1 PC

2 in 1 PCとはこの様にディスプレイが360度回転するので、好きな形にして使うことができます。

メリット・デメリット

良い点

・14型としては小型軽量
・高性能インテル11世代CPU搭載
・バッテリー駆動時間がかなり長い
・インターフェースも豊富

残念な点

・microSDカードリーダーじゃなくSDカードだと、一眼カメラなどを使うユーザーが使いやすかった

Lenovo Yoga Slim 750i(14)の特徴

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・正面

ベゼル(画面の黒い枠)が細く、おしゃれな外観ですね。2020年夏季モデルは全体的にベゼルが細いものばかりになっており、他社と比べてもおしゃれ度合い、画面の見やすさが上がっていますね。

Lenovo yoga slim 750i(14型)・動画編集をしているところ

寸法は幅320.6㎜、奥行き208.2㎜、そして厚さがたったの15.1㎜です。大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べても、幅+2.36㎝、奥行き-0.2㎝なので、カバンにすっぽり入りやすいですね。

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・左横から Lenovo yoga slim 750i(14型)の天板

厚さは15.1㎜なので、1円玉(直径20㎜)の3/4サイズです。結構薄いですね。重さは1.36㎏なので、持ち運びが多い人でも全然苦にならないと思います。14型なのに小型で軽いので、持ち運びがかなりしやすいです。

Lenovo yoga slim 750i(14型)の天板・ロゴ

ボディは高級感のあるアルミニウムなので、安いパソコンとは全然違う見た目、手触りがあります。また、耐久性もあるので、安心して使えますね。

Lenovo yoga slim 750i(14型)のキーボード

キーボードは日本語配列の84キーで、テンキーはありません。キーピッチもほどほどに広く使いやすいと思います。

今まではスピーカーが底面にあるものが多かったので若干籠った音がしていましたが、キーボードの横にあるのでクリアな音になっていますね

ちなみにオーディオは、あのDolby Atmosです。映画館でも導入が進んでいる音響システムで、NetflixなどもDolby Atmos対応の映画を投入してきていますね。

今までの(ハイエンドモデルじゃない)パソコンにはDolby Audioなどが主流でしたが、アトモスでは最大9.1.6chまで対応しているので、かなり音質が上がっています。(対応スピーカーやヘッドフォンが必要です)

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・左斜め前から

OSは最新のWindows 10 Homeで、Windows Defenderというセキュリティ機能が標準搭載です。Windows Defenderは、マルウェアやフィッシングなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。設定などはしなくても、初めからONになっています。

また、当然ですが、Microsoft Office Home & Business搭載モデルもあります。

Lenovo yoga slim 750i(14型)の顔認証・IRカメラ

IRカメラは顔認証ログインや、2画面使っている時に顔を動かすだけでコンテンツを移動したりと、「未来的」な動作も可能になります。

CPU

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

(グラフをタップすると数値が表示されます)

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本機種搭載のCPUは10世代と11世代のGシリーズで、一般的なノートパソコンに使われるUシリーズよりも高性能になっています。

簡単にCPUの見方を紹介します。

CPUの見方

一般的にCPUの性能は、Core i3<Core i5<Core i7と数字が大きくなるにつれて高くなり、青数字の世代を表します。現在は第11世代が最新で、10世代だったら10、9世代だったら9と変わっていきます。

オレンジ線の部分はCPUのシリーズで、一般的なノートパソコンに使われるものはU(省電力・省性能)ですが、今回は性能が高いGが使われています。

10世代も11世代もそこまで価格が変わらないので、と言うか、11世代の方が安い場合もあるので、より性能が高い11世代をお勧めします。

また、本機種搭載のCPUは全て4コア8スレッドになっています。比較的大きめのコアなので、同時に多くのデータ処理ができます。

コアとスレッド数の解説図

ディスプレイ

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・キーボードとディスプレイ Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・右横から

ディスプレイは14型 FHD IPS 光沢なし 300nit sRGB 100%になります。

FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
IPS コントラスト比が高く視野角が広い液晶
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
nit 輝度を表す単位、通常250nit前後が標準
sRGB 色空間の規格、本機種はカバー率が100%なのでWeb用の画像編集にも向いている

高画質のフルHDに、視野角が広いIPS液晶が搭載です。視野角が広いと、複数人で画面を見ている時に横から見ても画面がはっきり見えやすいので、家族で映画を見る時や画面をみんなに見せる時でも問題なく使用できます。

逆にTN液晶(本機種では非搭載)というものは視野角が狭いので、横から見ると画面が薄暗く見えます。

Lenovo公式ページ

グラフィックス

Lenovo yoga slim 750i(14型)の外観・右斜め前から

グラフィック性能は、動画のストリーミングや3Dグラフィックスが必要な動画編集などの際に必要な機能になります。

Yoga Slim 750iには高性能CPU内蔵プロセッサーのIris Plus(10世代)、Iris Xe(11世代)が搭載で、簡単な動画編集やゲームも出来るほどの性能です。

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メモリ

メモリはパソコンの作業台で、より大きなメモリを搭載したら、より大きなデータ、多くのデータが同時に扱いやすくなります。

搭載メモリは大きめの8GBか、大容量の16GBです。ほとんどの人は8GBあれば困らないですが、大きなデータを扱う人や、多くのソフト、アプリ、ウィンドウを開いて作業する人は、16GBを選んでもいいと思います。

メモリの種類はDDR4 3200MHzと高性能のものです。3200MHzという動作周波数は、大きければ大きい程高速でデータ処理が出来ます。一般的に2400MHz、2666MHzが多いのですが、さすが上位機種のYogaなので3200MHzになっています。2400MHzに比べ、30%以上高速表示が可能です。

ちなみにメモリを増設する人は多いと思いますが、本機種はオンボードなので増設できません。その場合は、16GBを選んでおいた方がいいですね。

ストレージ

ストレージには、M.2 PCle-NVMeのSSDが512GB搭載です。かなり大容量になっています。

PCle-NVMeはデータ転送速度が最大40Gbpsとかなり速いので、パソコンの起動も速く、基本的に何をするにしても速度が速いです。

HDD(ハードディスクドライブ)と比べると、数十倍速いです。

WiFi6

次世代通信規格のWiFi6に対応しています。WiFi6はスマホの5Gと共に注目されている超高速通信で、9.6Gbpsの通信が可能になっています。(理論値ベース)

理論値ベースなので絶対この速度が出るわけじゃないですが、大体2時間の映画は1.5GB~2GBくらいですが、1秒かからずにダウンロードできる計算です。

ただし、契約回線、ルーター共にWiFI6対応でないとWiFi5(もしくはルーターの規格に合った回線)での接続になります。

インターフェイス

Lenovo yoga slim 750i(14型)のインターフェイス

  1. microSDメディアカードリーダー
  2. USB3.0、Powered USB3.0
  3. 電源ボタン
  4. USB2.0 Type-C (Power delivery対応)
  5. HDMI
  6. USB3.1 Type-C (Power delivery対応、Thunderbolt3、DisplayPort出力機能付き)
  7. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

15.1㎜の厚さのパソコンですが、インターフェイスは豊富ですね。通常薄型のノートパソコンには超最低限のポートしかないものが多いですが、本機種はHDMI、USB Type-CからDisplay Portで外付けモニターに接続できます。

USBポートは3つあるので、有線マウスやキーボードを繋げて使いたい人にも十分な数があるし、スマホの充電もできます。

まとめ

価格も約10万円からと安くないですが、基本性能が高いですね。CPUは11世代CPUで、メモリも3200MHz、ストレージはSSDなので快適に使えますね。

ベゼル(画面の黒い部分)も細いので見た目もおしゃれだし、視界にベゼルが入りにくいので見やすいです。

また、音響にこだわる人には最適のDolby Atmos搭載なので、動画も音楽も質の高い音で楽しめます。

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