Lenovo TWS YOGA PC エディションが出た時、「Lenovo TWS YOGA PC Editionは特別なYoga PC専用インタラクションを備え」と書いてあったのを見て、これは試さないと思い購入しました。
筆者はYoga好きで、2024年からメインPCはYoga Slim 7i Aura Edition Gen 9を使っているので、Yogaユーザーとしては絶対試さなくては!という変な使命感にかられレビューしました。
元々、なぜかわかんないですがWeb会議などの通話に向いているのかなと思っていたら、Yogaですよ、Yoga。クリエイター向けのYogaがそんなことしませんよね。(いや、通話にも向いてましたが・・・)
これ、音楽聞くのにめちゃくちゃ良いんです。重低音が半端ないです。
Contents
Lenovo TWS YOGA PC エディションの特徴
周波数 | 20Hz-20KHz |
---|---|
インピーダンス | 16Ω |
音圧 | ― |
接続 | Bluetooth |
ワイヤレス動作距離 | 10m |
防水性能 | IPX4 |
重さ | 47g |
充電時間 | 1時間(イヤフォン)/1.5時間(ケース) ワイヤレス充電/エコ充電対応 |
再生時間 | ANCオフで約7時間 ケースのバッテリー合わせて約36時間 |
マイク | 片方に3つずつ(全指向性、感度: -38±1dBV、SNR: 標準64dB(A)) |
同梱 | ケース、USB-C to Aケーブル、イヤーチップ、マニュアル |
価格 | 1万1920円 |
周波数は20~20KHzと幅広く、重低音から高音までしっかりとカバーしています。音圧の記載がなかったのですが、私がいつも使っているMarshall Minor Ⅲと言うイヤフォン(93dB)よりも余裕で高いと思います。
私はコロナが来るまでミュージシャンをやっており、ジプシージャズやボサノヴァ、もちろんポップやロックにメタルなど幅広い音楽を聞くのですが、このイヤフォンは音がクリアだし、重低音が効いて迫力もあり、そしてミドルの抜けも良くハイも歪まずクリアです。
接続はめちゃくちゃ速く、購入後にイヤフォンケースの蓋を開けたらすぐにPCに自動で繋がりました。ここまで速く接続されるイヤフォンは初めてです。
ワイヤレス動作距離は10mもあるので、スマホなどの接続機器を充電しながら家の中を動いても、十分使えると思います。
バッテリー駆動時間は約7時間とそこそこ長く、ケースのバッテリーで充電したら最長約36時間の再生ができます。
通勤通学時に使うような人は1~2週間は充電せずに持ちそうですね。私は動画編集時や仕事中に音楽を聞くのに使うので、だいたい1週間ほど持ちます。
外観
箱もかっこいいんです。公式サイトには「ギフトボックス」と記載されており、プレゼント用の高級感ある箱なのかなと思います。
同梱物はUSB-C – USB-A充電ケーブル、追加イヤーチップ2ペア(XS/S/L)、マニュアル類になります。
ケースはツルツルしてて手触りは良いです。素材は何なのか分かりませんが高そうです。
先述しましたが、撮影用にケースを開けたときにPCから「タラ~ン」って音がして、モニターを見ると接続されていました。ただし、これは最初の1台目のYogaだけで、2台目以降の別のYogaやタブレット、スマホではなりませんでした。
背面には「Designed For Lenovo Yoga PC」って、メタル基盤の上に刻印されています。プリントじゃなくて彫ってるので、高そうな感じがしますね。
接続するときに使うBluetoothのボタンです。
こんな外観です。おしゃれなデザインなんだろうと思いますが、いつもMarshallを使っている私としてはそこまで惹かれるデザインではありませんでした。(個人的にかっこいいのが好きだからです)
Marshallの写真↓
接続方法
先述したように、最初のYoga PCにはすぐに勝手につながります。2台目以降のYogaは、なぜか手動で接続でした。
デバイスに接続するときはイヤフォンをケースの中に入れて、側面にあるボタンを押せば名前が出てくるので、それをタップして接続します。
Yogaだけじゃなく、タブレットでもスマホでも接続は速いです。
Yoga PCの場合は接続されるとLenovo Vantageから通知が来て、クリックしたらこの画面に移動します。(移動しなくてもOKです)
Yoga PC専用インタラクションとは?
このイヤフォンは「Yoga PC専用のインタラクション」があるということで、上のスクショの項目(自動通話応答/Dolby Atmos/トリプルクリックスイッチ)かなと思ったのですが、IdeaPadに接続しても同じものが出たのでこれは違うようです。
レビュー最後の方にわかったのですが、Yoga PC専用インタラクションって、もしかしたら
一番最初にケースを開けたときにすぐにYoga PCに接続される
機能のことかなと思います。これ以外、Yoga PCとほかのデバイスの差はないと思うので。
これだけ・・・?
日本のサイトには製品仕様しか記載がないので海外のLenovoを確認したら、上のスクショの様に「Open the box to instantly pair with your Yoga PC(箱を開けたらすぐにYoga PCにつながる)」って記載がありました。
やっぱりこれが特別な機能のようです。
一度接続を解除して次につなげるときは、ケースを開けたらすぐに接続されるので便利です。接続性はすごく高いです。
音質
ここは個人の見解になりますが、いつも使っているMarshallよりも音が良いです。
特に重低音の効きがすごく良く、メタリカも楽しんで聞けました(イヤーチップがあるので、無しの製品よりも重低音は効きます)。
Master of Puppetsを音量80%でも音割れしたり歪んだりすることなく、しっかりと聞こえます。ちなみに私のPCで音量80だとイヤフォンが壊れそうなくらいの大音量で、通常30くらいで聞いています。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を使っても音質はほとんど変わらず、聞きやすいです。しかも、暖房を強でつけてて「ゴー」って音がしているのですが、ANCをONにしたらその音が一切聞こえなくなりました。これはすごい!
マイクの性能も普通に良いと思います。
音の比較
予想以上に音が良すぎたので、何度か話に出ていたMarshallのMinor 3(真ん中/約1.9万円)とMajor V(右/約2.3万円)と比較してみました。
先述したようにMinor 3よりもロックな音を出しているのですが、オンイヤーヘッドフォンのMajor Vだとオンイヤーなので、さすがにYogaイヤフォンよりもクリアで重低音もばっちり、と言うかすべてが上回っていました。
まぁ、これはイヤフォンじゃなくヘッドフォンだからそうでしょうね。
付け心地
イヤーチップがついているので、しっかりと圧迫した感じで装着できます。
これ付けてジョギング行っても大丈夫だし、1人でバスケットの練習してる時も使ってみましたが、落ちずに大丈夫でした。
ただし、私は今までイヤーチップがないタイプを使っていたので、最初はイヤーチップの圧迫感が気になりました。
タップ機能
イヤフォンをタップして使える機能です。下の2と3、4の項目を使うと、どの機能がON/OFになったか女性の声でアナウンスが流れます。
1. ダブルプレス: 再生/一時停止
2. 長押し: ANC /トランスペアレント/ANCオフ
3. トリプルプレス:現在のアクティブデバイスを切り替え (トリプルプレス機能がオンの場合にのみ有効)
4. L/Rを同時に長押し: マイクのミュート/ミュート解除
イヤフォンで音量調整ができたら最高でしたが、本機はその機能はありません。また、タップで曲をスキップでしたり前に戻したりできないのでちょっと不便ですね。
防塵防水性能
IP保護等級はIPX4になっており、防塵性能は「X」となっておりこれは防塵等級は不明、防水等級は「4」であらゆる方向からの水の飛沫によって有害な影響を受けないとなっています。
雨に打たれたり、濡れた手で触っても大丈夫な感じですが、濡らさない方がいいですね。
まとめ
良い点
・音がクリア
・重低音が半端なく聞く(音はMarshallよりもロックしています)
・接続が速い。めちゃくちゃ速い
・ANCがすごい!
残念な点
・Yoga PC専用インタラクションと言う言葉に惹かれて購入したが、(接続が速いのはうれしいが)そんだけ?とちょっと期待外れだった。もっと何かYogaだけすごいことができるのかと思っていました
最後に
見た目とは裏腹に重低音が効きまくりで、音がすごく良かったので驚きました。
おしゃれなデザインだとは思いますが、見た目よりも性能が高いのでメインのイヤフォンにしようと思います。