最新スペックが満載で、カーボンファイバー素材を使用し、500万画素のWEBカメラが選べたりと全体的にハイスペックな機種で、14インチで1.26㎏からと軽く、バッテリー駆動時間は最大約23.1時間!持ち運びに特化した機種です。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.4] |
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コスパ | [usr 4.2] |
総合評価 | [usr 4.3] |
Contents
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのスペック
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
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メモリ | 16/32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5G |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
WEBカメラ | FHD 1080p 5MP+IRカメラ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 317.5 × 226.9 × 16.9mm |
重さ | 約1.26㎏~ |
バッテリー | 最大約23.1時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 16.9万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 7000シリーズで、上位モデルの7040Uシリーズになります。Zen 4アーキテクチャで4nm、DDR5やPCIe 4.0、そしてUSB4にも対応しています。
メモリはLPDDR5X-6400MHzのオンボードで、最大32GBと大容量です。軽量化のためスロットは無いので、増設/換装はできません。
ストレージはSSD PCIe 4.0×4が搭載で、最大2TBと大容量です。ストレージも増設/換装はできません。軽さを追求しているので、この点はしょうがないですね。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く(通常は16:9)、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。解像度はWUXGA(1920×1200)に2.2K(2240×1400)、そして、高精細な2.8K(2880×1800)があります。
色域も最高でDCI-P3 100%があり、輝度は最大500ニトと明るく、ハイエンドディスプレイになっています。
通信環境も抜群で、Wi-Fi 6Eに対応し、4G LTEか5Gが選択可能。そして14インチでたったの1.26㎏(最軽量モデル)、バッテリー駆動時間は最大23.1時間と持ち運びに適した機種です。
他にも、指紋センサーや顔認証も搭載可能で、Webカメラは高画質のFHD(約207万画素)か、FHDの倍以上の解像度がある500万画素+IRカメラも搭載可能です。IRカメラを搭載すると人感検知機能もあるので、離着席が多い人は特に使いやすくなります。
なんか、ThinkPadの上位モデルであるX1 Carbonみたいな機種ですね。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 7000 | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | △ | 〇 | 〇 |
USB4 | 生体認証 | 重量1.4㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
色域は3種類あり、カスタマイズからsRGB 100%やDCI-P3 100%の液晶も選べます。
旧モデルとの比較
旧モデルのThinkPad T14s Gen 3 AMDとの比較です。若干厚さが違いますが、同じ筐体です(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Gen 3 | |
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6850U |
メモリ | LPDDR5X-6400MHz 32GB | LPDDR5-6400MHz 32GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 2TB | |
ディスプレイ | WUXGA IPS 光沢なし タッチあり 2.2K IPS 2.8K OLED |
|
無線 | Wi-Fi 6E、4G/5G | |
バッテリー | 23.1時間 | 24時間 |
重量 | 1.26㎏ | 1.22㎏ |
寸法 | 317.5 × 226.9 × 16.9㎜ | 317.5 × 226.9 × 16.6㎜ |
主な変更点です。
・CPUがRyzen 7000シリーズに
・メモリがLPDDR5からLPDDR5Xに
・最大バッテリー駆動時間が下がった
・40g重たくなった
・厚さが0.3㎜増えた
前モデルが当時最高スペックを先取りしておりX1シリーズに限りなく近づきすぎたので、Gen 4では若干スペックを下げたのかなと思います。Gen 3はX1 Carbonに近いスペックなのに、5万円ほど安かったですしね。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 PRO 7840U | |
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Ryzen 7 Pro 6850U | |
Ryzen 5 PRO 7540U | |
Ryzen 5 Pro 6650U |
Ryzen 7は10%ほど、Ryzen 5は20%ほど性能が高くなっています。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの特徴
ベゼル(画面の黒い枠)も細く、コンパクトですね。ちなみに本機には兄弟モデルのThinkPad T14 Gen 4 AMDがありますが、本機は約100g軽く、1㎜薄いです。価格は本機が1万円ほど高いですが、ちょっと重くても良いという人はそちらも確認してみてください。
寸法は
・幅 317.5㎜
・奥行き 226.9㎜
・高さ 16.9㎜
で、標準的な14インチよりもコンパクトですね。
本機は1.26㎏からと軽量で、LTEやWi-Fi 6Eに対応し、バッテリー駆動時間が最大約23.1時間と長時間です。その代わり、拡張性は一切なく増設/換装はできません。持ち運びに特化した機種ですね。
厚さは16.9㎜と薄く、掴みやすいサイズです。
天板はカーボンハイブリットを採用し、底面はアルミニウムと、高級感と耐久性も高い機種です。MIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。
底面には小さな通気孔があります。Ryzenプロセッサーなので問題ないと思いますが、小さいですね。
右側面にも通気孔がありますが、このおかげで右インターフェイスはUSB1つだけです。また、右利きの人がマウスを使うと、ここから排気される暖かい風が手に当たります。
ディスプレイは約180°開くので、地面にパソコンを置いて作業をする時や、ミーティングでチームに情報共有するときにも使いやすいです。
Webカメラ周り
Webカメラは高画質のFHDか、超高画質の500万画素+IRカメラになります。2022年以降はFHD 1080p(約200万画素)が増えてきましたが、500万画素(2.8K解像度)のWebカメラはそこまで多くないですね。
500万画素のWebカメラを選ぶと、顔認証用のIRカメラも搭載します。また、中価格モデルでは1つのカメラがWebカメラとIRカメラの役割をする「ハイブリット」が主流ですが、本機はそれぞれカメラが付いています。なので、解像度が落ちることなく、カメラの性能を引き出しています。
プライバシーシャッターも搭載されているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
また、500万画素を選ぶとHPD(人感検知機能)対応になり、ゼロタッチログインやオートロック機能が使えます。
別機種ですがHPDは、こんな感じです。
人感検知機能は、すっごく役に立つ pic.twitter.com/gopDSRRKCb
— パソコンガイド (@pc_reviewer) November 5, 2023
センサーが付いているので、離席したらロックがかかり、席に戻ると復帰して顔認証を始めます。離着席が多い人には、かなり使いやすいです。
マイクは360°遠距離マイクが2つ、スピーカーは一般的なドルビーオーディオで2Wが2つ搭載です。
周囲の騒音や複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応しています。
キーボード
キーボードはフルサイズの89キーで、すべての主要キーは同じ大きさなので、タイピングもしやすいと思います。
タッチパッドは61㎜×115㎜と大きめで、操作性も高いです。
また、ThinkPadのキーボードはUSキーか日本語キー、そしてバックライトの有無をカスタマイズできるのですが、必ずバックライト付きを購入した方が良いです。
バックライト無しのキーボードはプラスチック感が強く、打鍵感も下がり、ThinkPadのキーボードを知っている人だったら、かなり落ち込みます(経験談(笑))。
高性能Ruzen 7040シリーズ搭載
Ryzen 5 PRO 7540U | Ryzen 7 PRO 7840U | |
製造プロセス | 4nm | |
アーキテクチャ | Zen 4 | |
コア | 6 | 8 |
スレッド | 12 | 16 |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
ベースクロック | 3.2GHz | 3.3GHz |
ブーストクロック | 4.9GHz | 5.1GHz |
GPUコア | 4 | 12 |
TDP | 15-30W | 15-30W |
CPUは上位モデルの7040Uシリーズで、最新アーキテクチャのアーキテクチャはZen 4になり、主な特徴はこちらです。
・Zen 3の改良版
・L2キャッシュ増量
・ディープラーニング性能の向上
・Zen 3に比べIPCが約14%アップ
Zen 4はレイテンシの短縮とスルートップの向上を目的に作られており、順当に性能アップしています。
また、本機搭載CPUはRDNA3を採用し、USB4にも対応しています。製造プロセスも4nmと微細化が進んでおり、インテルの10nmが時代遅れ感満載に見えますね。
また、PROモデルはセキュリティが強固になったモデルで、ビジネスPCに搭載されます。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機 青・・・比較
Core i7-13700HX | |
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Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 7 7735U | |
Core i7-1360P | |
Core i5-1350P | |
Core i5-1340P | |
Core i7-1270P | |
Ryzen 5 PRO 7540U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1335U |
次はCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7840HS | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 5 7520U | |
Athlon Silver 7120U |
ディスプレイ
2.8K | 解像度は2880×1800 |
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2.2K | 解像度は2240×1400 |
WUXGA | フル・ハイディフィニション相当で、1920×1200ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
ちょっと種類が多いので、すべて記載します。※仕様書には2.2Kディスプレイも記載されていますが、執筆時現在販売はないようです。
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト
- WUXGA IPS 光沢なし 300ニト マルチタッチ
- WUXGA IPS 光沢なし 400ニト sRGB 100%
- WUXGA IPS 光沢なし 500ニト sRGB 100% Privacy Guard マルチタッチ
- 2.2K IPS 光沢なし 300ニト sRGB 100%
- 2.8K OLED 反射防止 400ニト DCI-P3 100% HDR500
人気があるのは、赤文字にした3モデルだと思います。
一番上の赤文字のモデルは、一般的なもので色域が低いですが、画像編集をしたり、画面を人に見せたりしないのであれば問題ないモデルです。
2番目の赤文字は、屋外でも使うことが多い人や、Web用画像編集をする人向けです。
3番目の2.8Kは画像・動画編集をしたり、動画視聴が多い人に向いています。
5番のPrivacy Guardモデルはハイスペックですが、500万画素WEBカメラ(人感検知機能付き)を選ぶ人は、特に必要ないかもしれません。Mirametrixと言うアプリに似たような機能がありますね。
Privacy Guardはのぞき見防止機能があり、誰かが後ろからのぞき見していたら輝度を下げて見にくくします。Mirametrixは、ぼかしをかけて見えなくします。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9よりもより多くの情報が表示されます。
左が14インチ16:9で、真ん中は14インチ16:10で、右が15.6インチ/16:9のディスプレイです。
本機は14インチですが15.6インチ並みの情報量で、一目で多くの情報が見て取れるので、より使いやすいです。
また、解像度はFHD相当のWUXGA、2.2K、そして高精細2.8Kも選べるので、細かい作業もしやすいです。
画像は右からDCI-P3 100%、sRGB 100%、NTSC 45%になります。おすすめなのは真ん中のsRGB 100%ですが、予算に余裕があれば、より鮮やかなDCI-P3 100%もおすすめです。
DCI-P3 100%のディスプレイは2.8Kと解像度が高く、OLED液晶です。OLEDはメリハリがある色を描写でき、黒がまっ黒!また、Dolby VisionやHDR500 True Blackに対応で、より引き締まった色が描写できます。
こちらは輝度の目安です。本機には300/400/500ニトがあります。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
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250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-6400MHzで、オンボード・最大32GBになります。筆者のメイン機種(X1 Carbon Gen 10)も32GB搭載しており、PhotoshopやLightroomを使っています。Photoshopでは動画編集もしているので、32GBあるとヘビーユーザーでも使いやすいです。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載SSDは最新のPCI Express 4.0で、最大データ転送速度がかなり速いです。パソコンの起動も10秒ほどなので、すぐに使い始めることができます。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
この様に、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
LTE
WWANは4G LTEのFibocom L860-GLが搭載可能で、仕様書によると5G回線のFibocom FM350-GL 5Gも搭載できるようです。
通信速度は、
・Fibocom L860-GL・・・ダウンロード最大1Gbps、アップロード最大75Mbps
・Fibocom FM350-GL・・・ダウンロード最大4.7Gbps、アップロード最大1.25Gbps
4G回線でもかなり速いですが、5GのFM350-GLは超高速ですね。また、5G LTEはeSIM対応とのことです。
LTE用の格安SIMなら大手のIIJmioか、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル・57Whrで、最大23.1時間のバッテリー駆動時間があります。かなり長いです。
丸1日外出する人でも、ACアダプタの持ち運びは必要ないと思います。
インターフェイス
インターフェイスは一般的ですが、イーサネットコネクタがないです。アダプタを購入するか、ドックを購入したら据え置き用としても困らないと思います。
右側面インターフェイスはスマートカードリーダー(オプション)、USB 3.2 Gen1、そしてセキュリティ キーホールになります。
左側面インターフェイスはUSB4が2つ、HDMI、USB 3.2 Gen1、そしてマイクロホン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックになります。
データ転送速度は、USB4が40Gbps、USB 3.2 Gen 1は5Gbpsになります。また、WWANモデル購入の場合は、背面にnanoSIMスロットがあります。
サポート・保証
標準で1年間のプレミアサポート付きで、チャットサポートに加え24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は翌営業日オンサイト修理ですが、今後出てくるモデルの中には「引き取り修理」や「オンサイト修理」もあると思います。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
ライバル機種
ThinkPad X1 Carbon Gen 11
最新の13世代インテルを搭載し、その他のスペックも最新最先端を行っており、総合的に完成された機種です。重さも1.12㎏からとかなり軽く、バッテリー駆動時間は最大約28.5時間です!
CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U Core i7-1370P |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
OS | Windows 11 Home/ Pro Windows 11 Pro(Windows 10へのダウングレード権行使) |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | FHD、FHD&IRカメラ、FHD&IRカメラ、MIPI |
重さ | 1.12㎏~ |
バッテリー | 最大約28.5時間 |
価格 | 20.7万円~ |
ThinkPad T14 Gen 4 AMD
本機とほとんど同じですが、90g重たく、バッテリー駆動時間も少し下がります。ただし、1万円ほど安いので検討の価値ありです
CPU | Ryzen 5 PRO 7540U Ryzen 7 PRO 7840U |
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メモリ | 16/32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
WEBカメラ | HD 720p FHD 1080p&IRカメラ 5MP+IRカメラ |
重さ | 約1.35㎏~ |
バッテリー | 39.3Wh/52.5Wh 最大約22.4時間 |
価格 | 15.4万円~ |
ThinkPad E14 Gen 5 AMD
下位モデルのRyzen 7000シリーズ搭載ですが、そこそこ性能は高いです。本機との違いは、E14には拡張性があり、価格が半分くらいです。1.41㎏と本機よりも重いですが、気にしないという人は検討しても良いと思います
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大24GB |
ストレージ | 最大SSD ×2 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA/2.2K IPS 光沢なし、タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
重さ | 約1.41㎏~ |
バッテリー | 最大約20.9時間 |
価格 | 7.9万円~ |
まとめ
良い点
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・カーボンハイブリット素材でおしゃれ・傷もつきにくい
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・最新スペック満載
・ハイスペックディスプレイが選べる
・WWANあり
・Webカメラが超高画質
・USB4が2つも搭載
残念な点
・イーサネットがあればより良かった
総合評価
先述しましたが、X1 Carbonみたいな機種で、特にあれこれ文句を言える機種じゃないかなと思います。
軽量化のために拡張性はないですが、メモリもストレージも十分大きな容量を選べるし、14インチで1.26㎏と軽くバッテリー駆動時間も約23.1時間と長いので、持ち運びが多い人に合いますね。
屋内で使う場合は、USB4があるのでドックに繋げばケーブルの抜き差しも簡単だし、イーサネットコネクタが搭載しているものもあるので、必要な方はドックかアダプタの購入も検討してみてください。