ThinkPadでは数少ない13.3インチの機種で、持ち運びが多いビジネスパーソン向けの機種です。
全体的にそこそこ良いスペックで、ミドルクラスのノートパソコンといった機種です。
当サイトの評価は、こうなりました。
スペック | [usr 4.3] |
---|---|
コスパ | [usr 3.5] |
総合評価 | [usr 3.9] |
Contents
ThinkPad L13 Gen 3(AMD)のスペックレビュー
CPU | Ryzen 3 5425U/PRO 5475U Ryzen 5 5625U/PRO 5675U Ryzen 7 5825U/PRO 5875U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS液晶 光沢なし タッチあり |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | Dolby Audio、Dolby Voice |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証搭載可能 |
Webカメラ | 720p HD 1080p FHD & IRカメラ |
セキュリティ | パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホール |
寸法(幅×奥行×高さ) | 305 × 218 × 17.3㎜ |
重さ | 1.26㎏ |
バッテリー | 最大12.4時間 |
保証 | 1年間 引き取り修理 |
価格 | 15.1万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるAPUはRyzen 6000シリーズじゃないですが、同じく最新のRyzen 5000 PROの2022年版が搭載です。このプロセッサーの特徴は、CPU Markスコアなどの性能は旧モデルとほとんど変わりませんが、APUの最大温度が10度も低くなっており、より長時間高負荷な作業がしやすくなっています。
メモリは最大32GBと大きくなっていますが、メモリの種類はDDR5じゃなく、旧モデルのDDR4になっています。DDR4も5も速度的にそこまで変わらないので、気にならないと思います。
ストレージは最新のPCI Express 4.0が搭載で、最大1TBと大容量です。ただしSSD M.2スロットがPCI Express 3.0×4なので、PCI Express 4.0の速度は出ません。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ以上の情報が表示されます。一度に見て取れる情報が増えたので、作業もしやすくなりました。
また、ディスプレイは4種類あり、Privacy Guardやマルチタッチ、そして広色域のsRGB 100%もあります。Privacy Gurad搭載モデルは輝度が500ニトと高いので、屋外で作業をすることが多い人に合います。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、指紋センサーと顔認証も搭載可能、720pか1080pのWebカメラも選択でき、Wi-Fi 6/6Eに4G LTEも搭載可能です。
最大バッテリー駆動時間は12.4時間と旧モデルから若干下がっていますが、重さも1.26㎏と軽めなので、持ち運びが多い人に特に向いています。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ThinkPad L13 Gen 2>
旧モデルのThinkPad L13 Gen 2 AMDとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
L13 Gen 3・本機種 | L13 Gen 2 AMD | |
CPU | Ryzen 3 5425U/PRO 5475U Ryzen 5 5625U/PRO 5675U Ryzen 7 5825U/PRO 5875U |
Ryzen 3 5400U Ryzen 5 Pro 5650U/5600U Ryzen 7 Pro 5850U |
メモリ | DDR4 | DDR4 |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
ディスプレイ 画面比 |
WUXGA IPS 16:10 |
HD TN、FHD IPS 16:9 |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE | Wi-Fi 6 |
Webカメラ | 720p 1080p | 720p |
バッテリー | 12.4時間 | 13.2時間 |
寸法 | 305 × 218 × 17.3㎜ | 315.5 × 219 × 17.6㎜ |
重量 | 1.26㎏~ | 1.39㎏~ |
変更点です。
・APUが発熱の低い新モデルに変更
・ディスプレイアスペクト比が16:10に
・HD TN液晶が廃止
・Wi-Fi 5/6がWi-Fi 6Eに
・LTEが追加
・WebカメラにFHD 1080pが追加
・バッテリー駆動時間が減った
・筐体幅が約10㎜小さくなった
・130g軽量化
こちらはほとんど影響ないと思いますが、ちょっとマイナスな変更点です。
・microSDカードリーダーが廃止
・イーサネット拡張コネクタが廃止
筐体がコンパクトになり、Wi-Fi 6EやLTEに対応、画面アスペクト比が縦に長い16:10なので、13.3インチでも14インチ以上の情報が表示され、130gも軽くなったの、よりモバイルとして完成された機種になりました。
プロセッサーの性能自体は以前とあまり変わらないのですが、最大温度が10度も低くなったので、高負荷な作業が長時間しやすくなっています。
こちらはプロセッサーの性能を表すPassmarkスコアで、7000以上あればビジネス用途でも使いやすいです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 Pro 5875U | |
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Ryzen 7 Pro 5850U | |
Ryzen 7 5825U | |
Ryzen 5 Pro 5650U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 Pro 5675U | |
Ryzen 3 5400U | |
Ryzen 3 PRO 5475U | |
Ryzen 3 5425U |
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 6000 | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
× | × | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | △ | △ | △ |
USB4 | 生体認証 | 重量1.2㎏前後 | バッテリー14時間以上 |
× | 〇 | × | × |
バツの項目も多いですが、使いやすい仕様になっており、カスタマイズからある程度スペックを上げることも可能です。
ThinkPad L13 Gen 3 AMDの特徴
旧モデルのGen 2よりも幅が10㎜小さくなり、ディスプレイの縦のサイズが大きくなったにもかかわらず、奥行きが1㎜小さくなっています。
ベゼル(画面の黒い枠)は狭額ベゼルとは言えませんが、まぁまぁ細い方だと思います。
本機の寸法は
・幅305㎜(≒千円札2枚分/300㎜)
・奥行き218㎜(≒千円札1.5枚分/225㎜)
・高さ17.3㎜(≒一円玉の直径/20㎜)
になり、A4サイズ(210㎜×297㎜)より若干大きいくらいなので、ビジネスバックにもすっぽり入ると思います。
厚さは比較的薄く、17.3㎜です。このサイズなら手で掴みやすく、持ち運びも便利です。
重さは最軽量モデルが1.26㎏と旧モデルから130g軽くなり、ようやく「軽量」と呼べる重量になりました。旧モデルの1.39㎏は持った時にずっしりと重さを感じますが、1.23㎏前後のPCはスッと持ち上げることができます。
底面には比較的大きな吸気口があり、CPUは最大温度が95度と旧モデルの105度から10度も下がっているので、熱くなりにくくなっています。
背面部分には、小さめの排気口があります。
天板にはいつもの「ThinkPad」のロゴと、右下に「LENOVO」のロゴがあります。シンプルだし、アルミニウム素材使用で高級感もあります。
カメラ周り
WebカメラはHD画質 720pか、高画質FHD 1080pが選べ、FHD画質は顔認証のIRカメラ付きになります。
ただし、本機はFHD WebカメラとIRカメラのハイブリットなので、あまり画質は良くありません。
機種によっては、むしろHDカメラの方がFHD+IRハイブリットカメラよりも画質が良いので、IRカメラが必要ない人は720pカメラでもよいかもしれません。(FHD+IRカメラは+3300円)
IRカメラは顔認証に使うカメラで、これがあるとパソコンを開けばサインインも完了なので、便利といえば便利です。
また、マイクは遠距離マイクが2つあり、2Wスピーカーが2つになります。
指紋センサー搭載
生体認証はIRカメラに加え、指紋センサーも搭載可能です。
指紋センサーは電源ボタンと統合しているので、電源を入れたらサインインも完了です。顔認証と両方、もしくはどちらか1つ好きな方を搭載していると便利です。
MILスペック
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。
性能も耐久性も高い機種です。
キーボード
キーボードはフルサイズ88キーで、バックライトあり/なしの2種類、そして日本語か英語が選べます。
ThinkPadはキーストロークが約1.8㎜と深いので、タイピングがかなりしやすく、キートップも湾曲しているので指に吸い付くようにタイピングできます。ミスタイプも少なくなると思います。
また、キーボードはバックライト無しを選ぶと、プラスチック感の強い質感で、打鍵感もあまりよくないです。バックライト付きは+2200円~ですが、必ずバックライト付きを選んだほうが良いです。
Ryzen 5000 PROシリーズ搭載
Ryzen 3 5425U Ryzen 3 PRO 5475U |
Ryzen 5 5625U Ryzen PRO 5 5675U |
Ryzen 7 5825U Ryzen 7 PRO 5875U |
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製造プロセス | 7nm | ||
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アーキテクチャ | Zen 3 | ||
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
L3キャッシュ | 8MB | 16MB | |
GPUコア | 6 | 7 | 8 |
基本クロック | 2.7GHz | 2.3GHz | 2.0GHz |
ブーストクロック | 4.1GHz | 4.3GHz | 4.5GHz |
TDP | 15W |
CPUはRyzen 5000シリーズのリフレッシュ版で、2022年4月頃から搭載され始めた新モデルです。アーキテクチャはZen 3になっており、旧モデルのZen 2に比べ以下の様な特徴があります。
- コアからアクセスできるL3キャッシュが倍増(パフォーマンス向上)
- IPCが19%向上し、電力当たりのパフォーマンスが最大24%UP
- シングルスレッドの性能が最大23%UP
- マルチスレッドの性能が最大108%UP
- バッテリー効率が上がった
旧モデルに搭載されていたRyzen 3 PRO 5450UやRyzen 5 PRO 5650U、Ryzen 7 PRO 5850Uよりも最大温度が10度も抑えられており、なおかつ性能も上がっているので、高いパフォーマンスも長時間維持しやすい仕様になっています。
また、ProモデルのCPUは完全なメモリ暗号化を備えており、セキュリティが強化されていますが、通常版と性能は変わりません。
こちらは、CPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 6800U | |
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Ryzen 7 PRO 5875U | |
Ryzen 7 5825U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 Pro 5675U | |
Ryzen 3 5400U | |
Ryzen 3 PRO 5475U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは6000ほどで高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能になります。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 9 5900HX | |
---|---|
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 PRO 5875U | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 3 5300U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i3-1115G4 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1185G7 | |
---|---|
Ryzen 7 PRO 5875U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 5700U |
ディスプレイ
解像度 | 液晶 | 輝度/色域 | その他 |
WUXGA | IPS 光沢なし | 500nit/NTSC 72% | Privacy Guard、タッチ |
300nit/sRGB 100% | – | ||
300nit/NTSC 72% | タッチ | ||
300nit/NTSC 45% | – |
ディスプレイはWUXGAで、視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶になります。画面アスペクト比は16:10と縦に長いので、14インチ以上の情報が表示されます。
画面アスペクト比が16:10になったので、作業効率も上がります。
色域は3種類あり、画像左からNTSC 45%、sRGB 100%、NTSC 72%になり、一番広い色域はsRGB 100%になります。NTSC 72%もほぼ同じくらいですが、若干赤が弱いかなと思います。
NTSC 45%は低価格モデルに採用される色域で、全体的に薄い色で鮮やかじゃないです。
1つの液晶はPrivacy Guard対応で、これはのぞき見防止などの役に立ちます。会社以外で作業をすることが多い人は、これがあると使いやすいかもしれません。
大容量メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機にはDDR4-3200MHzが搭載で、最大32GBが搭載可能です。32GBと大容量なので、ヘビーユーザーにも使いやすいですね。
メモリはオンボードで増設できないので、大きめのメモリをお勧めします。
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージは最新のSSD PCI Express 4.0で、最大1TBになります。ただし、スロットがPCI Express 3.0×4なので、PCI Express 4.0の恩恵を受けることはありません。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD SATA |
セキュリティ
ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。
一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。
Wi-Fi 6Eに対応
周波数 | 通信速度 | |
Wi-Fi 6E | 2.4/5GHz/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWiFi6とWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一般的なWi-Fi 6の周波数に加え6GHzにも対応しているので、より速い通信が可能です。
ただし、執筆時現在、Wi-Fi 6Eの国内利用はまだ始まっていません(6GHz帯がまだ使用できないです)。
LTE
WWANはFibocom L860-GL-16, 4Gを搭載でき、速度はダウンロード最大1Gbps、アップロード最大75Mbpsになります。アップロードは普通の速さですが、ダウンロードは速いですね 。
バッテリー駆動時間
バッテリーは4セル・46Whで、最大バッテリー駆動時間は12.4時間になります。長時間の外出でなければ十分かもしれません。
<上・45W/左・65W/右・65Wスリム>
電源アダプターは3種類あり、45Wのみ急速充電ができません。一日外出するような人は、軽いスリムタイプのアダプターが便利です。
インターフェイス
インターフェイスは少なく、質も高くなく、一般的な普段使い用PCのインターフェイスといった感じです。
右側面はHDMI、USB 3.2 Gen 1、USB Type-C 3.2 Gen 1、そしてセキュリティーキーホールになります。
左側面はNanoSIMスロット、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen 1、そしてマイク・ヘッドフォンジャックになり、USBのデータ転送最大速度は、USB 3.2 Gen 2が10Gbps、そして3.2 Gen 1が5Gbpsになります。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
- オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
- 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理
修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。
ライバル機種
ThinkPad X13 Gen 3 AMD
Ryzen PRO 6000シリーズ搭載の本機種は、メモリやSSDも最新で、スペックが高いです。X1シリーズよりも若干ベゼルが太めですが、1.19㎏と軽く、バッテリーも16.2時間と長いです。13.3型ですが画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、14インチ以上の情報が表示されます。
CPU | Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6850U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA、WQXGA IPS 16:10 |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、LTEあり、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証(オプション)、指紋センサー |
Webカメラ | 720p、1080p |
重さ | 1.19㎏~ |
バッテリー 電源 |
41Whr・16.2時間 54.7Whr・? 45W、65W |
価格 | 14.5万円~ |
ThinkPad T14s Gen 3 AMD
画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチで1.22㎏と軽量、バッテリー駆動時間も20時間越えと、性能が高い機種です。最新のRyzen 6000シリーズ搭載で、メモリやSSDも最新。持ち運びが多い人向けの機種です
CPU | Ryzen 5 PRO 6650U Ryzen 7 PRO 6850U |
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メモリ | LPDDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA、2.2K IPS 2.8K OLED |
OS | Windows 11 Pro/Home |
無線 | Wi-Fi 6E、4G/5G LTEあり |
その他 | 顔認証、指紋センサー、1080p WEBカメラあり |
重さ | 1.22㎏~ |
バッテリー 電源 |
57Whr・最大22.98時間 45W/65W |
価格 | 15.7万円~ |
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
14インチですが13.3インチの本機よりも軽く、より作業がしやすい機種です。最小構成でもハイスペックなCore i5-1240P搭載で、メモリは最新のLPDDR5-5200MHz、SSDはPCIe NVMe 4.0×4と、最新スペック満載のハイエンドビジネスノートです。全体的な性能が上がっており、ディスプレイ、カメラ、マイクにスピーカーも一味違った機種です
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | WUXGA(1920×1200)/WQUXGA(3840×2400) 光沢なし |
無線 | Wi-Fi 6E AX211、Bluetooth 5.2、LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.12kg |
バッテリー | 57wHr/最大24.9時間 |
価格 | 19.6万円~ |
まとめ
良い点
・PROモデルのCPU搭載可能
・メモリが最大32GBと大きい
・画面アスペクト比が16:10
・Wi-Fi 6E対応
・LTE搭載可能
・高画質FHD Webカメラ搭載可能
・1.26㎏と軽量
・指紋センサーや顔認証あり
残念な点
・Webカメラが720pは1080pハイブリットしか選べない
・インターフェイスが乏しい
総合評価
ThinkPadは14インチや16インチがメインなので13.3インチは少ないですが、その中で本機は選択肢が増えるという点で、うれしいですね。
画面比も16:10と縦に長く作業効率が上がるし、1.26㎏と軽めでLTEも搭載できるので、外出が多い人に合います。
上記したように最大でも1080pハイブリットWebカメラしか選べないので、高解像度のWebカメラが欲しい人には躊躇してしまうかもしれません。また、インターフェイスが乏しいですが、そのほかはおおむね問題ないスペックだと思います。