インテル14世代が搭載し、新たにLegion Coldfront HyperやLenovo AI Engine+とLA3およびLA1 AIチップを採用し、全体的な性能が上がった機種です。
ディスプレイは2.5Kと3.2Kがあり、ゲーマーにもクリエイターにも満足が行くスペックになっています。
ほぼ文句なしと言える機種ですが、唯一と言ってよい欠点はイーサネットコネクタがない点です。有線接続をするなら、別途アダプタが必要です。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.6] |
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コスパ | [usr 4.2] |
総合評価 | [usr 4.4] |
Contents
Legion 7i Gen 9 16型(インテル)のスペック
CPU | Core i7-14700HX Core i9-14900HX |
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メモリ | DDR5-5600 最大32GB搭載 |
ストレージ | SSD 最大1TB(M.2スロット空き1つあり) |
グラフィックス | RTX 4060 |
ディスプレイ(16型) | WQXGA IPS 240Hz 3.2K IPS 165Hz |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD |
オーディオ | Nahimicオーディオ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 357.7 × 262.5 × 17.6~19.8mm |
重さ | 約2.24㎏ |
カラー | エクリプスブラック |
バッテリー(JEITA 3.0) 電源 |
最大約5.8時間 230W |
標準保証 | 1年間(Legion Ultimate Supportもあり) |
価格 | 22.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはインテル14世代が搭載で、高性能Core i9かi7が選べます。ハイエンドのHXシリーズで、現行一番高い性能です。
メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、最大32GB(16GB×2)になります。処理速度も速く、最大容量も大きいので、安心してゲームをプレイできます。
ストレージも最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、最大1TBを搭載できます。また。M.2スロット(Type-2280)が一つ空いており、増設も可能です。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、 16インチの本機は17インチ並みの情報が表示できます。より多くのものが見え、細かい部分まで見えるのでゲームを有利に進めることができます。
解像度は2.5KのWQXGAと3.2Kで、視野角が広いIPS液晶が搭載です。2.5KはsRGB 100%の色域にリフレッシュレートは240Hzと超ぬるぬる、3.2KはDCI-P3 100%の色域に165Hzのリフレッシュレートです。
どちらかと言うと2.5Kはガチ勢向けで、3.2Kはゲーム兼クリエイティブワーク向けです。
グラフィックボードはミドルハイエンドのRTX 4060が搭載で、タイトルによってはQHD解像度でのプレイもできます。また、動画編集などのクリエイティブワークにも十分な性能ですね。
通信はWi-Fi 6Eに対応で、安定した高速通信が可能ですがイーサネットコネクタがありません。また、オーディオはゲームサウンドに定評があるNahimicオーディオに最適化され、ハーマンカードン製の2Wスピーカーが2つ搭載です。
電源は230Wで、4セル99.9Whrの超大容量バッテリーが搭載し、JEITA 3.0で最大5.8時間の動画再生時間があります。ちょっとした気分転換にリビングやベランダに出てプレイするときも、短時間であればプレイできますね。
インターフェイスはRJ45以外は豊富にあり、左右背面に分散しているので使いやすいと思います。
旧モデルとの比較
旧モデルは2022年発売のLegion Slim 770iになり、いつもであれば毎年新しいモデルが出るので詳細を比較しますが、2年前の機種であまり比較対象にならないので、今回は省略します。
それでは、本機の特徴です。
最新・最高峰のインテル14世代CPU搭載
Core i7-14700HX | Core i9-14900HX | |
Pコア | 8 | 8 |
Eコア | 12 | 16 |
スレッド | 28 | 32 |
キャッシュ | 33MB | 36MB |
インテルThermal Velocity Boost | 5.5GHz | 5.8GHz |
インテルターボブーストMax3.0 | 5.4GHz | 5.7GHz |
Pコア最大周波数 | 5.5GHz | 5.8GHz |
Pコア基本周波数 | 2.1GHz | 2.2GHz |
Eコア最大/基本周波数 | 3.9/1.5GHz | 4.1/2.2GHz |
GPU実行ユニット | 32EU | 32EU |
ベースパワー | 55W | 55W |
マックスパワー | 157W | 157W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
ターボブーストMax3.0対応で,プロセッサーの中の最もパフォーマンスの高いコアを識別し、電力と熱のヘッドルームを利用して、必要に応じてそれらのコアの周波数をあげることにより更なるパフォーマンスを提供します。
インテル Thermal Velocity Boostは、プロセッサーが最高温度未満で動作し、かつターボ機能に割り当てられる電力がある場合に、シングルコアとマルチコアのインテル ターボ・ブースト・テクノロジーの動作周波数以上に、プロセッサーのクロック周波数を自動的に上昇させる機能です。
ただし、搭載CPUは14世代ですがCore Ultraじゃないので、AI専用コアであるNPUは搭載していません。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-14900HX | |
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Core i9-13900HX | |
Core i7-14700HX | |
Core i7-14650HX | |
Core i9-12900HX | |
Core i7-1370P | |
Core i5-13650HX | |
Core i7-1360P | |
Core i5-1350P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1240P |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
その他のCPUとの比較です。Core i9はぶっちぎりの性能です。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-14900HX | |
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Core i9-13900H | |
Core i7-13700H | |
Core i5-13500H | |
Core i5-13420H | |
Core i7-1355U | |
Core i7-1360P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-14900HX | |
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Core i7-1355U | |
Core i9-13900H | |
Core i5-13500H | |
Core i7-1360P | |
Core i7-13700H | |
Core i5-1335U | |
Core i5-13420H | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1235U |
こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-14900HX | |
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Core i7-14700HX | |
Core i7-13650HX | |
Core Ultra 7 165H | |
Core Ultra 9 185H | |
Core i5-13450HX | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155U | |
Core Ultra 5 135U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-14900HX | |
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Core i7-14700HX | |
Core i7-13650HX | |
Core Ultra 9 185H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-13450HX | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 5 125H |
最高で3.2Kディスプレイ搭載可能
ディスプレイはWQXGA(2560×1600ドット)か3.2K(3200×2000ドット)のIPS液晶、ブルーライト軽減パネルになります。
・3.2K DCI-P3 100%、430ニト、165Hz、Dolby Vision
・2.5K sRGB 100%、500ニト、240Hz、HDR400
また、どちらもNVIDIA G-Syncに対応し、カクツキやスタッタリングが起こりにくいです。
スペックを見る限り、3.2Kは本格的なクリエイティブワークにも向いており、ゲームも仕事もと言う人に合います。
2.5Kももちろんクリエイティブワークに合いますが、リフレッシュレートが240Hzとちょうぬるぬるで、ガチゲーマー向けですね。
もし現在165Hzモニターを使用しており、プレイが伸び悩んでいたら240Hzを試してみるのも良いです。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。外出先で使うことがある人は、すごく作業がはかどりますね。
色域はWeb用画像編集に向いているs RGB 100%(画像真ん中)、そしてデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%(画像右)になり、どちらもDolby Visionに対応しており、黒飛や白潰れがしにくくなっています。
輝度は430ニトか500ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
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250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
RTX 4060搭載
RTX 4070 Laptop | RTX 4060 Laptop | RTX 4050 Laptop | |
コードネーム | Ada Lovelace | ||
CUDAコア | 4608基 | 3072基 | 2560基 |
RTコア | 36基 | 24基 | 20基 |
Tensorコア | 144基 | 96基 | 80基 |
ブーストクロック | 2175MHz | 2370MHz | 2370MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | ||
メモリ容量 | 8GB | 8GB | 6GB |
メモリバス幅 | 128ビット | 128ビット | 96ビット |
メモリ帯域幅 | 256GB/s | 256GB/s | 192GB/s |
TGP | 140W | 115W | 105W |
※RTX 4070と4050は比較ですが、仕様書にはRTX 4070も記載されているので、後日追加されるかもしれません。
ミドルハイクラスのRTX 4060搭載で、レイトレに対応しておりより美しい描写が可能です。また、DLSS 3にも対応しているので、ゲームによってはfpsを落とさずに画質をアップできます。
<レイトレーシングOFF> | <レイトレーシングON> |
<DLSS ONとOFFの比較・NVIDIA公式より>
ベンチマーク
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアで、Fire Strike ExtremeはQHD、UltraはUHDのレンダリング解像度です。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 4070 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 4060 | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 4050 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 | |
RTX 2060 |
Fire Strike Extreme
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4080 | |
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RTX 4070 | |
RTX 4060 | |
RTX 4050 | |
RTX 2060 | |
RTX 3050 | |
RTX 3050 Ti | |
GTX 1650 Ti |
Fire Strike Ultra
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4080 | |
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RTX 4070 | |
RTX 4060 | |
RTX 4050 | |
RTX 2060 | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 Ti |
Time SpyはゲーミングPC向けDirectX 12のベンチマークです。
Time Spy
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 4070 | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 4060 | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 4050 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 3050 Ti |
Time Spy Extreme
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4080 | |
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RTX 4070 | |
RTX 4060 | |
RTX 4050 | |
RTX 3050 Ti |
Port Royalは、リアルタイムレイトレーシングのベンチマークです
Port Royal
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 4090 | |
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RTX 4080 | |
RTX 4070 | |
RTX 4060 | |
RTX 4050 | |
RTX 3050 |
ゲームのベンチマーク
スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。
以下のスコアは変動するので、参考程度に見てください。
RTX 4060 ゲームベンチマーク
青・・・FHD高画質 赤・・・FHD最高画質
Watch Dogs Legion | |
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Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Monster Hunter World | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 | |
Apex Legends | |
Fotnite |
Legion Coldfront Hyper採用
今まではLegion Coldfront 5.0という冷却システムを採用していましたが、本機はLegion Coldfront Hyperと進化したものになっています。
Legion ColdFront Hyper は、ゲーミングPCの熱設計に新たな基準を打ち立てました。ゲーマー向けに設計された放熱システムは、ファンが内側に回転し、連動して背面から熱風を効率的に排出します。サイドの通気口付近でマウスを使用しているときに熱風が手に吹きかかることはありません。パフォーマンスをパワーアップしながら、温度の低下、ノイズの低減を可能にします by Lenovo
特にインテルCPUはどんどんW数が上がっているし発熱も大きいので、ゲーミング各社は冷却技術がどんどん進化していますね。
底面の通気孔は、かなり大きめです。
筐体内部はヒートパイプが張り巡らされており、熱を拡散・放熱しやすくしています。
背面に3つある排気口も大きいですね。一般的にゲーミングPCは側面にも排気口がありますが、本機はありません。まぁ、あれってマウス使ってるとあったかい風が当たって嫌なんで、個人的にはない方がいいですね。
また、Lenovo AI Engine+とLA3およびLA1 AIチップを搭載し、プロセッサー、GPU、メモリなどの主要コンポーネントにインテリジェントにリソースを配分して、ゲーム性能を向上させます
高画質FHD Webカメラ搭載
Webカメラは高画質FHD 1080pで、電子式プライバシーシャッターに対応です(スイッチは右側面にあり)。
一般的なノートパソコンに搭載されるHD 720pと比較したら、毛並みが見えるくらい画質が上がっています。
オーディオはゲームに合うと定評のあるNahimicオーディオで、ハーマンカードン製の2Wスピーカーが2つになります。
Tobii Horizonはウェブカメラを通して、自然な頭の動きを検出し追跡します。さらに、Tobii Awareは、自動調光、スクリーンタイムのトラッキング、プライバシー通知、オートロックなどのスマートな機能により、セキュリティ、プライバシー、生産性を向上させます。
Tobiiは、こちらの動画が分かりやすいので、どうぞ。
99.9Whrの大容量バッテリー搭載
99.9Whr!!!大きいですね。筆者も、今まで何度かしか見たことがないです。
ただし、消費電力も大きいので、最大バッテリー駆動時間は約5.1時間になります。自宅内で場所を移動する分には問題ないですが、外で長時間使おうと思うとACアダプタが必要です。
その他の特徴
Lenovo Vantage
Lenovo Vantageでサーマルモードを、最も高い性能が出る「パフォーマンス」、ミドル性能の「バランス」、そして一番低い性能の「静音」に設定でき、GPUクロックアップやOver drive、AIパフォーマンスチューニングなどにより、快適にゲームができます。
ゲームをしながら他のこともする人は、ネットワークブーストを有効にしておくと、ゲームが優先になり速度が最大になります。
ちなみに、デフォルトでは、電源を繋いでいたら「パフォーマンスモード」になっています。
外観
ベゼル(画面の黒い枠)がすごく細く、ほぼディスプレイだけですね。
寸法もコンパクトで、
・幅 357.7㎜
・奥行 262.5㎜
・高さ 17.6~19.8㎜
となっています。高さはグラボやCPUで変わると思うのですが、17.6㎜はすごく薄いです。
ゲーミングPCの背面はこのように出っ張っているし、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、奥行きは大きめです。
ディスプレイは180°開くことができ、クリエイターで画面をシェアするようなことがある人には使いやすいです。
キーボード
キーボードはLegion Truestrikeゲーミングキーボードで、84キー、RGBバックライト付きになります。また、Copilotキーもあるので使い勝手が高いです。
Legion Truestrikeは、ソフトランディングスイッチがあり、打鍵感が良く入力がしやすいです(パンタグラフ内にあるラバードームの形状を変え、深いキーストロークがあるような感触が得られる仕様です)。
主要キーは同じ大きさ、矢印キーも大きく、そして下に飛び出しているので、ミスタイプも少ないと思います。
タッチパッドは75×120㎜と大きく操作もしやすいので、ゲーム以外の時にも使いやすいです。
ゲーミングPCでは珍しく指紋センサーが搭載しており、電源と統合されているため電源を入れたらサインインも完了です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-5600MHzで、最大32GB(16GB×2)になります。動作周波数も高く、処理もサクサクできます。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0×4で、公式サイトでは最大1TBにできます。PCIe 4.0に対応したM.2スロットType-2280がもう一つあるので、こちら自を分で増設できます。
ここ最近SSDの価格が下がっているので、安く大容量にできますね。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
Wi-Fi 6E対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
意外なことにイーサネットコネクタがないので、有線接続をするにはアダプターの購入が必要です。
インターフェイス
左右背面に豊富なインターフェイスがあり、RJ45がない点を除けばドックやハブがなくても困ることはないと思います。2つあるUSB-Aのデータ転送速度は5Gbps、2つのUSB Type-Cは5Gbpsと10Gbps(DisplayPort映像出力機能、140WのPDに対応)、そしてThunderbolt 4は40Gbpsになります。
左側面にはUSB 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 2 Type-C、Thunderbolt 4、そしてマイク/ヘッドフォンジャックがあります。
右側面はSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 1 Type-C、電子式プライバシーシャッターのボタン、そしてUSB 3.2 Gen 1になります。
背面にはHDMI、電源コネクタです。
豊富なインターフェイスで、据え置き時も外出時でも使いやすいと思います。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
また、カスタマイズモデル以外には標準で、「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!
このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。
ライバル機種
Legion 5i Gen 9 16 インテル
Legion 5シリーズは本機7シリーズの下位モデルになりますが、全体的にハイスペック構成で、ホビー勢から結構ガチにやっている人向けです。13・14世代CPUが搭載し、グラボはRTX 40シリーズ。ディスプレイは高精細なWQXGAでsRGB 100%の色域、そして最大240Hzのリフレッシュレートです。生体認証がない点を除けば、文句なしの価格とスペックです
CPU | Core i5-13450HX Core i7-14650HX Core i7-14700HX Core i9-14900HX |
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メモリ | 16GB搭載(最大32GB) |
ストレージ | SSD 最大1TB(M.2スロット空き1つあり) |
グラフィックス | RTX 4050 RTX 4060 RTX 4070 |
ディスプレイ(16型) | WQXGA IPS 165Hz/240Hz |
通信 | Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット |
WEBカメラ | FHD |
重さ | 約2.3㎏ |
カラー | ルナグレー |
バッテリー(JEITA 3.0) 電源 |
最大約5.1時間 230W |
価格 | 15.3万円~ |
HP OMEN 16-wf
インテル13/14世代CPU+RTX 40シリーズが搭載で、ディスプレイは2.5K QHDに、リフレッシュレートは240Hz、そして広色域のsRGB 100%とハイスペックです。全体的に高性能なPCで、旧モデルよりも筐体が大きくなり、エアフローもよくなっています
CPU | Core i7-13700HX Core i7-14700HX Core i9-14900HX |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 1TB+空きスロット1つ |
グラフィックス | RTX 4060 RTX 4070 RTX 4080 |
ディスプレイ(16.1型) | QHD IPS 240Hz |
通信 | Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 2.44㎏ |
バッテリー 電源 |
最大約4時間45分 280W |
価格 | 22.0万円~ |
HP Victus 16(インテル)2024年モデル
インテル14世代CPUが追加され、2.5K QHDディスプレイが搭載しリフレッシュレートは超ぬるぬるの240Hzです。マイカシルバーという普段使い用っぽいカラーになり、ゲーミングPCっぽくないところがホビーユーザーやゲーム兼仕事など併用する人に合うと思います
CPU | Core i5-13500HX Core i7-13700HX Core i7-14650HX |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD ×2 |
グラフィックス | RTX 4050 RTX 4060 RTX 4070 |
ディスプレイ(16.1型) | FHD IPS 144Hz QHD IPS 240Hz |
通信 | Wi-Fi 6E、1ギガビットイーサネット |
重さ | 2.3㎏ |
バッテリー | 最大約7.5時間 |
価格 | 16.5万円~ |
まとめ
良い点
・コンパクトな筐体
・最新スペック満載
・画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される
・2.5Kか3.2Kと高精細で、リフレッシュレートが高い
・メモリとSSDの増設が可能
・WebカメラがFHD解像度
・ColdFront Hyper冷却機構で排熱性能がアップ
・99.9Whrの大容量バッテリー搭載
・クリエイターにもゲーマーにも使いやすい
残念な点
・RJ45がない
総合評価
ミドルハイクラスのスペックで、最新スペックが満載です。ディスプレイも高品質で、最大3.2K DCI-P3 100%の色域もあるのでクリエイターにも使えるし、2.5Kは240Hzと超ぬるぬるなのでガチ勢にも使いやすいです。
また、ColdFront Hyperのおかげで電力が増し、温度と騒音値も下がったので今まで以上に使いやすいです。
RTX 4060搭載で22万円台からと安いわけではありませんが、ワンランク上の性能を兼ねそろえたゲーミングPCをお探しなら検討候補に入ると思います。