待ちに待ったLegion 750iの後継機種で、Legion 770iです。
インテル第12世代CPUのHXシリーズ搭載で、グラボも最高でRTX 3080 Tiが搭載、そしてメモリやストレージも最新モデルが搭載しており、現行最高スペックでこれ以上は望めないっていうくらい高い性能になっています。
通信環境も良く、文句なしの機種です。
まずはレビューのまとめからどうぞ。
良い点
・16インチでは軽量コンパクト
・メタルボディで高級感があり、耐久性も高い
・CPU性能が鬼のように高い
・メモリとSSDも最新モデルが搭載
・現行最高のグラボが搭載可能
・画面比が16:10で、13.3型でも14型以上の情報が表示される
・リフレッシュレートが高く、性能的にもフル活用できる
・Wi-Fi 6Eや2.5ギガビットイーサネット対応で通信速度が速い
・電源が大きい
・高画質WEBカメラ搭載
・キーボードのライティングが細かく設定できる
・インターフェイスが豊富で高品質
残念な点
・特になし
Contents
Legion 770i Intelのスペックレビュー
CPU | Core i7-12800HX Core i9-12900HX |
---|---|
メモリ | DDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 最大2枚 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti |
ディスプレイ(16型) | WQXGA IPS 光沢なし 500ニト |
リフレッシュレート | 165Hz |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | インテルKiller Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1 |
有線 | 2.5GBASE-T |
オーディオ | Nahimicオーディオ |
生体認証 | 指紋センサー |
Webカメラ | FHD 1080p |
寸法(幅×奥行×高さ) | 358.1 × 263.5 × 19.4㎜ |
重さ | 2.3㎏ |
バッテリー | 最大約11時間 |
電源 | 300W |
保証 | 1年間 |
価格 | 30.6万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代CPUで、最高モデルのHXシリーズが搭載です。Core i7とCore i9どちらも異次元の性能で、正直言うと、心の中で「こんなに高い性能必要か・・・?」と思うくらい、高い性能です。
メモリは最新のDDR5-4800MHzで、メモリスロット2つで最大32GBになります。ストレージも最新のSSD PCI Express 4.0で、1TB搭載です。M.2スロットが2つあるので増設も可能ですが、保証が外れるのでご注意を。
グラフィックボードは現行最高のRTX 3080 Tiか、1つ下のモデルのRTX 3070 Tiが搭載できます。もう、ゲーミングPCはデスクトップじゃないと、と言う人もいないくらい高い性能です。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、もともと画面が大きな16インチですが、17インチ並みの情報が表示可能です。
解像度はWQXGA・2.5Kで、広い色域のsRGB 100%、ハイダイナミックレンジ対応、そして輝度は500ニトとかなり高いです。明るいところでもプレイしやすいです。
パソコンのコア性能はかなり高く、欠点や不満なことはないですね。現行最高です。
通信環境はかなり良く、インテルKiller Wi-Fi 6Eに対応し、有線は何と、一部の最上位ワークステーションに搭載される2.5GBASE-Tが搭載と、最高です。今ままでは1ギガビットでの通信でしたが、2.5ギガビットになったので、より多くの重たいデータも通信しやすいです。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、ゲーミングPCでは珍しく指紋センサー搭載、高画質FHD Webカメラ搭載、ここ最近ゲーミングPCで人気のNahimicオーディオで、そして電源は300Wと大きなものになっています。
何も言うことないと思います。
2022年のトレンドと比較
2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。
インテル12世代 | DDR5 | PCIe 4.0 | 165Hz以上 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アスペクト比16:10 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi 6E | メタル素材 | Thunderbolt 4 | 生体認証 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
さすがハイエンドモデルのLegion 7シリーズなので、すべての項目を満たしていますね。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Legion 750i>
旧モデルのLegion 750iとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Legion 750i | |
CPU | Core i7-12800HX Core i9-12900HX |
Core i7-10750H |
メモリ | DDR5 32GB | DDR4 32GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
GPU | RTX 3070 Ti RTX 3080 Ti |
最大RTX 2080 Super Max-Q |
ディスプレイ | 16型WQXGA IPS | 15.6型FHD IPS |
リフレッシュレート | 165Hz | 240Hz |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 11時間 | 9.0時間 |
寸法 | 358.1 × 263.5 × 19.4㎜ | 359.3 × 259 × 19.9㎜ |
重量 | 2.3㎏ | 2.25㎏ |
電源 | 300W | 230W |
価格 | 30.6万円~ | 16.5万円~ |
変更点です。
・10世代CPUから12世代に
・DDR4からDDR5に
・SSD PCI Express 3.0から4.0に
・グラボがRTX 20シリーズからRTX 30シリーズに
・ディスプレイのアスペクト比が16:10になり、2.5K解像度になった
・Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに
・1ギガビットイーサネットが2.5ギガビットに
・バッテリー駆動時間が2時間伸びた
・電源が230Wから300Wに
ちょっとマイナスな変更点です。
・リフレッシュレートが240Hzから165Hzに
・価格が14万円ほど上がった
旧モデルのLegion 750iは2年前のモデルなので、当然、Legion 770iは全体的に性能が上がっています。比べるのも悪いくらい、高い性能になりました。
その分、価格もかなり上がっており、購入しにくくなったと思います。その場合は兄弟モデルのLegion 570iは15万円からなので、購入しやすいと思います。
Legion 770iの特徴
ベゼル(画面の黒い枠)がかなり細く、スタイリッシュでコンパクトに見えますね。ゼロバンプヒンジ採用で、全世代モデルよりも約37%薄型化したそうです。
ゼロバンプなので、ディスプレイが乗っかっている感じになっていますね。
寸法は
・幅 358.1㎜
・奥行き 263.5㎜
・高さ 19.4㎜
で、16インチにしてはコンパクトですね。旧モデルの15.6型とほぼ同じ寸法なので、ベゼルはかなり細くなっていますね。
筐体はアルミニウム素材で、天板には陽極酸化サンドブラスト加工を施しており、ムラのない滑らかな表面になっています。
同じくアルミニウム素材の底面には大きな通気口があるので、大量のフレッシュエアーも取り込めます。
ちなみに、ディスプレイはほぼ180°開くことができます。
冷却システム・Coldfront 4.0
Coldfront 4.0の冷却システムに加え、2基の空冷ファンに、CPUとGPUを繋ぐ大きなベイパーチャンバーで熱を拡散し放熱しやすくしています。ファンは薄くなった液晶ポリマーブレードで、静音性も上がっています。
<右側面排気口>
<背面排気口>
背面とキーの隙間からフレッシュエアーを取り込み、左右1つずつと、背面の2か所、合計4か所から排気しています。
高画質Webカメラ
今までのモデルだと、顔出し配信をする人や、ビデオ通話を多用する人は別途Webカメラを購入する人が多かったと思いますが、本機には高画質FHD 1080p Webカメラが搭載しているので、このまま使用しても十分な人が多いと思います。
今までのモデルとは720p・92万1600画素ですが、1080pは207万画素と倍以上になっています。
また、プライバシーシャッターも搭載しているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
キーボード
キーボードは84キーで、RGBバックライト付きになります。本機種はキーを一つ一つ任意のバックライトにすることができ、もしくはエリアで分けたりもできます。
もちろん、Legion Truestrikeというゲーミングに最適化したキーボードで、ソフトランディングスイッチで、パンタグラフ内にあるラバードームの形状を変え、深いキーストロークがあるような感触が得られる仕様になっています。
キーストロークは1.5㎜とそこそこ深いうえ、このソフトランディングスイッチがあるので、タイピングがしやすいキーボードです。
また、100%アンチゴーストで、誤入力を防ぎます。
タッチパッドは120㎜×75㎜と、大きいので操作性も高いです。
現行最高CPU搭載
Core i7-12800HX | Core i9-12900HX | |
製造プロセス | 10nm | |
Pコア | 8コア | |
Eコア | 8コア | |
スレッド | 24 | |
キャッシュ | 25MB | 30MB |
ブーストクロック | 4.8GHz | 5.0GHz |
Pコア最大周波数 | 4.8GHz | 5.0GHz |
Eコア最大周波数 | 3.4GHz | 3.6GHz |
GPU実行ユニット | 32 | |
ベースパワー | 55W | |
ターボパワー | 157W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令
をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900HX | |
---|---|
Core i7-12800HX | |
Core i9-12900H | |
Core i9-12900HK | |
Core i7-12700H | |
Ryzen 9 6900HS | |
Ryzen 9 5900HX | |
Core i5-12500H | |
Core i7-1280P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1165G7 |
こんなに性能が高いと、他のCPUの性能が低く見えますね。。。
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900HX | |
---|---|
Core i7-12700H | |
Core i9-12900H | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800U | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11950H |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900H | |
---|---|
Core i9-12900HX | |
Core i7-12700H | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 9 PRO 6950H | |
Ryzen 7 6800U | |
Ryzen 7 5875U | |
Core i7-1165G7 | |
Ryzen 9 5900HX |
以前はシングルコアはインテル、マルチコアはRyzenの方が高かったですが、Ryzen 9 PRO 6950Hと比較しても、大きく差をつけていますね。
グラフィックス
RTX 3070 Ti | RTX 3080 Ti | |
アーキテクチャ | Ampere | |
プロセス | 8nm | |
CUDAコア | 5888基 | 7424基 |
RTコア | 46基 | 58基 |
Tensorコア | 176基 | 232基 |
ブースト周波数 | 1485MHz | 1590MHz |
メモリタイプ | GDDR6 8GB | GDDR6 16GB |
メモリ帯域幅 | 448GB/s | 512GB/s |
メモリバス幅 | 256bit | 256bit |
TGP | 150W | 175W |
グラフィックスは現行最高の2モデルで、NVIDIA GeForce RTX 3070 TiかNVIDIA GeForce RTX 3090 Tiが選べます。
RTX 30シリーズはリアルタイム レイトレーシング対応で、DLSSも対応です。リアルタイム レイトレーシングとは、光の反射などの動きをリアルタイムでシュミレートして描写する技術です。
レイトレーシングOFFの時は、ガラスや水溜りに反射がほとんど無いのですが、レイトレーシングをONにすると光の反射がリアルに表現され、現実世界の様に映し出されます。
またDLSSを使えば、画質を落とさずにフレームレートを上げることが出来ます。
DirectX 11で動作するFire Strikeと、DX12で動作するWQHD(2K/2560×1440)向けのTime Spyのスコアです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3080 Ti | |
---|---|
RTX 3070 Ti | |
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 2080 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 | |
RTX 2070 Max-Q | |
GTX 1660 Ti | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 |
Time Spy
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3080 Ti | |
---|---|
RTX 3080 | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 2080 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 | |
RTX 2070 Max-Q | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 |
ゲームベンチマーク
スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。また、FHDは高画質です。
RTX 3080 Tiゲームベンチマーク
青・・・FHD 赤・・・QHD
Watch Dogs Legion | |
---|---|
Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Monster Hunter World | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 | |
Apex Legends |
RTX 3070 Tiゲームベンチマーク
青・・・FHD 赤・・・QHD
Watch Dogs Legion | |
---|---|
Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 | |
Apex Legends |
ディスプレイ
解像度 | 液晶/光沢 | アスペクト比 | 輝度 |
WQXGA | IPS/なし | 16:10 | 500nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1200:1 | sRGB 100% | 178° | Dolby Vision、HDR400、ブルーライト軽減、165Hz |
WQXGA | 2.5K解像度で、2560×1600ドット |
---|---|
リフレッシュレート | 1秒間に更新できるコマ数 |
Dolby Vision | Dolby社のHDRの技術。従来よりもより明るく(白はより白く、黒はより黒く描写できる)表現できる |
ディスプレイは通常よりも縦に長い16:10のアスペクト比で、17インチ並みの情報が表示されます。今まで見えなかった部分が見やすくなるので、シューティング系のゲームだと特にプレイしやすくなります。
ゲームだけでなくExcelなどの作業もしやすくなるし、Webサイトも見やすいですね。
解像度は2.5K・WQXGAで、視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶になります。コントラスト比は1200:1と高く、ハイダイナミックレンジのHDR400に対応しているので、シャープでくっきりとした描写です。
<左・HDRなし/右・HDRオン>
色域はクリエイター向けのsRGB 100%なので、鮮やかな色彩が描写可能です。
<左NTSC 45%/右sRGB 100%>
一般的なディスプレイの色域であるNTSC 45%と比べると、右のディスプレイの方が全然色鮮やかですね。
また、リフレッシュレートが165Hzなので、ゲームによってはぬるぬるプレイできますね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-4800MHzで、メモリスロット2つ・最大32GBになります。
旧モデルはDDR4-3200MHzでしたが、本機は周波数が4800MHzと50%上がっているので、処理速度も速くなっています。
ストレージ
SSD(PCIe 4.0×4) | SSD(PCIe 3.0×4) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大64Gbps | 最大32Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分(新品の場合) | |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい | |
価格 | 高い | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージも最新のPCIe 4.0×4で、旧モデルよりも帯域幅が倍になり、最大64Gbpsの転送速度があります。現行最高速度です。
また、SSDスロットがもう1つあるので、SSDの増設も可能です。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
Wi-Fi 6Eと2.5ギガビットイーサネットに対応
次世代通信規格のインテルKiller Wi-Fi 6E AX1675iに対応しており、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。最高速度は2.4Gbpsになります。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、有線は一般的な1ギガビットイーサネットじゃなく、ハイエンドワークステーションに搭載されることがある2.5ギガビットイーサネットです。
通信速度はかなり速く、大きなデータも扱いやすくなります。
バッテリー駆動時間
バッテリーは大容量4セル・99.9Whrで、最大約11時間のバッテリー駆動時間になります。また、急速充電に対応しており、約1.3時間で満充電です。
ちなみに電源は300Wと大きく、ACアダプタは3ピンになります。
インターフェイス
背面インターフェイスはRJ45、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort映像出力機能付き、Powerdelivery対応)、HDMI、USB 3.2 Gen 1、電源コネクタになります。
左側面インターフェイスはThunderbolt 4が2つです。
右側面インターフェイスはマイク/ヘッドフォンジャック、プライバシーシャッターのスイッチ、USB 3.2 Gen 1 Type-Cになります。
USBのデータ転送速度は、Gen 1が5Gbps、Gen 2が10Gbps、そしてThunderbolt 4は40Gbpsになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
インターフェイスは豊富だし、左右背面にもあるので使いやすいと思います。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
サポートは「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が標準で付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!
このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。
ライバル機種
<左から本機種・Legion 570i・HP OMEN 16>
本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | Legion 570i | OMEN 16 | |
CPU | Core i7-12800HX Core i9-12900HX |
Core i5-12500H Core i7-12700H |
Core i5-11400H Core i7-11800H Core i7-12700H |
メモリ | DDR5 32GB | ||
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | ||
グラフィックス | RTX 3070 Ti RTX 3080 Ti |
RTX 3050 Ti RTX 3060 RTX 3070 |
RTX 3060 RTX 3070 RTX 3070 Ti |
ディスプレイ | 16型WQXGA IPS 165Hz |
15.6型FHD、WQHD 165Hz |
16型FHD、QHD 60/144/165Hz |
無線 有線 |
Wi-Fi 6E 2.5ギガビット |
Wi-Fi 6/6E 1ギガビット |
Wi-Fi 6 1ギガビット |
バッテリー | 11時間 | 8時間 | 5.5時間 |
電源 | 300W | 230/300W | 230W |
重量 | 2.3㎏ | 2.4㎏ | 2.31㎏ |
価格 | 30.6万円~ | 15万円~ 23万円(RTX 3070) |
15.4万円~ 31.3万円(RTX 3070 Ti) |
スペックは見ての通り本機がぶっちぎりで一番高いですが、価格も他の機種の倍以上となっています。
また、唯一画面アスペクト比が16:10なので、16インチでも他の機種よりより多くの情報が表示されます。
最高峰のゲーミングノートを選ぶなら本機種、RTX 3070 Tiを選ぶ場合はCPU性能は落ちますが、OMEN 16が一番安いです。FHD画質中心で遊ぶ場合はLegion 570iが良いかもしれません。
まとめ
良い点
・16インチでは軽量コンパクト
・メタルボディで高級感があり、耐久性も高い
・CPU性能が鬼のように高い
・メモリとSSDも最新モデルが搭載
・現行最高のグラボが搭載可能
・画面比が16:10で、13.3型でも14型以上の情報が表示される
・リフレッシュレートが高く、性能的にもフル活用できる
・Wi-Fi 6Eや2.5ギガビットイーサネット対応で通信速度が速い
・電源が大きい
・高画質WEBカメラ搭載
・キーボードのライティングが細かく設定できる
・インターフェイスが豊富で高品質
残念な点
・特になし
総合評価
総合的な性能が高く、文句の付け所がほぼない機種だと思います。これだけ高性能なので、プロ、もしくはガチゲーマー向けになり、価格も高めです。
特に欠点らしき欠点もないので、本気でやる人にはおすすめです。