CPUにはRyzen 6000 Hシリーズが搭載で、メモリはDDR5-4800MHz、そしてSSDはPCI Express 4.0と最新スペックが満載で、グラボは最大でRTX 3070とハイエンドモデルが搭載可能です。
全体的にそつなく構成された機種で、価格を考慮すると、文句の付け所もないんじゃないかなと思います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.7] |
---|---|
コスパ | [usr 4.8] |
総合評価 | [usr 4.8] |
Contents
Legion 570 AMDのスペック
CPU | Ryzen 5 6600H Ryzen 7 6800H |
---|---|
メモリ | DDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | RTX 3050 Ti RTX 3060 RTX 3070 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD/WQHD IPS |
リフレッシュレート | 165Hz |
OS | Windows 11 Home |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
オーディオ | Nahimic |
生体認証 | ― |
WEBカメラ | FHD 1080p |
寸法(幅×奥行×高さ) | 358.8 × 262.35 × 19.9㎜ |
重さ | 約2.4㎏ |
バッテリー 電源 |
最大約11時間 230/300W |
保証 | Legion Ultimate Support 1年間 |
価格 | 15.8万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 6000 Hシリーズが搭載で、ハイエンドモデルです。性能は上がったのに、最大発熱が10度も下がり、旧モデルよりバッテリー駆動時間も伸びたので、よりモバイルとしても使いやすくなっています。
メモリも最新のDDR5-4800MHzが搭載で、メモリスロット2つ・最大32GB、SSDはPCI Express 4.0が搭載で、M.2スロットに空きがあるので増設も可能です。
グラフィックボードはミドルクラス寄りのRTX 3050 Ti、ミドルハイのRTX 3060、そしてハイエンドモデルのRTX 3070と、予算やゲームに合わせて選ぶことができます。
ディスプレイはここ最近はやりの画面アスペクト比が16:10ではなく、16:9となっています。これは兄弟モデルのLegion 570 Proと違いを出すために、こうなったと思います。
それでもRyzen 7モデルは、2.5KディスプレイにIPS液晶が搭載なので、高精細で見やすいと思います。(Ryzen 5モデルはFHD解像度)
また、色域はクリエイター向けのsRGB 100%で、色鮮やかです。ゲームもそうですが、画像編集や映画視聴にも合います。
どちらのモデルもリフレッシュレートは165Hzと高く、最大でRTX 3070も搭載できるので、ゲームによってはぬるぬるプレイできます。
その他のスペックは、Wi-Fi 6Eとギガビットイーサネット搭載、そしてゲームサウンドに定評があるNahimicオーディオ、WebカメラはFHD 1080pとなっています。USB4はないですが、USB Type-C 3.2 Gen 2が3つもあり、すべてDisplay Port映像出力機能です。
比較的低価格なので、購入しやすい機種だと思います。
2022年のトレンドと比較
2022年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 6000 | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
USB4 | 生体認証 | ||
× | × |
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/Legion 560>
旧モデルのLegion 560 AMDとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Legion 560 | |
APU | Ryzen 5 6600H Ryzen 7 6800H |
Ryzen 5 5600H Ryzen 7 5800H |
メモリ | DDR5 32GB | DDR4 32GB |
ストレージ | SSD PCIe 4.0 | SSD PCIe 3.0 |
GPU | RTX 3050 Ti RTX 3060 RTX 3070 |
GTX 1650 RTX 3060 |
ディスプレイ | FHD/WQHD IPS | FHD IPS |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット | Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット |
バッテリー | 11時間 | 7時間 |
寸法 | 358.8 × 262.35 × 19.9㎜ | 362.6 x 260.6 x 22.5㎜ |
重量 | 2.4㎏ | 2.4㎏ |
価格 | 15.8万円~ | 10万円~ |
主な変更点です。
・色が変わった
・APUがRyzen 5000からRyzen 6000シリーズになった
・メモリがDDR5に
・SSDがPCI Express 4.0に
・グラボに上位モデルが追加
・ディスプレイの解像度が2.5Kに上がった
・バッテリー駆動時間が伸びた
・筐体がコンパクトになった
・Wi-Fi 6Eになった
プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 6800H | |
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Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 5 6600H | |
Ryzen 5 5600H |
Legion 570 AMDの特徴
ベゼル(画面の黒い枠)がすっごく細く、Webカメラ部分はノッチになっており、細く見えますね。
寸法は、
・幅 358.8㎜
・奥行 262.35㎜
・高さ 19.9㎜
で、幅は狭いですが、奥行きはそこまで小さくないですね。
厚さは2㎜以下と、ゲーミングPCにしてはそんなに厚くないですが、ゼロバンプヒンジと言う「ヒンジが下に沈まない」仕様になっており、個人的にはゼロバンプヒンジだと厚く見えるのですが、このおかげで薄型化もできたとのことです。
ゼロバンプヒンジなので当たり前ですが、ディスプレイが筐体に乗っかっている感じですね。あまり使うことはないですが、ディスプレイは180°倒すことができます。
左側面と背面に排気口があります。
底面カバーには大きな通気孔があり、エアフローは良さそうです。
2つのファンに4つのヒートパイプ、そして、CPUを冷却する銅製のブロックを使い排熱効率を高めています。
Legion AI エンジン搭載で、CPUとGPUのTDPを調節しながらオーバークロックを行ったり、最も必要な個所に必要なパワーを送ったりして、フレームレートを高めています。
筐体はアルミニウムとマグネシウムの合金で、高級感もあり、耐久性も高い機種です。
Webカメラ周り
WEBカメラは高画質FHD 1080pで、一般的なノートパソコンのHD 720pに比べ、格段に高解像度になっています。また、プライバシーシャッターも搭載しているので、使わないときは閉じておくと安心です。
HD解像度は約92万画素、FHDは約207万画素と倍以上の差があるので、より良い映像が相手に映し出されます。趣味で顔出し配信をしている人は、別途カメラを買わなくてもいいんじゃないかな?と思います。
また、オーディオはゲームサウンドに定評があるNahimicで、2Wスピーカーが2つ搭載で、マイクは2つになります。
キーボード
キーボードは日本語・84キーで、4ゾーンRGBライト、テンキー付きです。
キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と浅すぎず深すぎず、そして100%アンチゴースト(誤入力を防ぐ機能)対応なので、正確なキー入力が可能です。
また、矢印キーがちょっと下に出ており、大きいので操作性も高そうです。
タッチパッドは120㎜×75㎜と、ちょっと幅が狭いです。
高性能Ryzen 6000 Hシリーズ搭載
Ryzen 5 6600H | Ryzen 7 6800H | |
製造プロセス | 6nm | |
アーキテクチャ | Zen 3+ | |
コア | 6 | 8 |
スレッド | 12 | 16 |
キャッシュ | 16MB | |
ブーストクロック | 4.5GHz | 4.7GHz |
基本周波数 | 3.3GHz | 3.2GHz |
GPUコア数 | 6 | 12 |
TDP | 45W | 45W |
アーキテクチャは最新のZen 3+になっており、前世代のZen 3と比較して以下の様な特徴があります。
・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応
内蔵グラフィックスがリアルタイム レイトレーシングに対応しており、ゲームによってはより快適にプレイできるようになっています(本機はグラボ搭載なので関係ないですが・・・)。
また、旧モデルのRyzen 5000 Hシリーズは最大温度が105度でしたが、本機搭載CPUは最大温度が95度と10度も低く、それでいて性能も上がっているので、より長時間高負荷なことがしやすくなっています。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-12900H | |
---|---|
Core i7-12700H | |
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Core i5-12500H | |
Core i7-1280P | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 9 5900H | |
Ryzen 5 6600H | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i9-10855H | |
Core i7-1165G7 |
Ryzen 7 6800HはRyzen 9 5900Hよりも高い性能で、Ryzen 5 6600Hはほぼ変わらないスコアになっています。
次はこちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは6000以上で高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500を超えるとかなり高い性能です。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Ryzen 7 6800H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Core i9-11900H | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5600H |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i5-12500H | |
---|---|
Core i9-11900H | |
Core i7-11850H | |
Core i7-1165G7 | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800U |
グラフィックス
RTX 3070 | RTX 3060 | RTX 3050 Ti | |
アーキテクチャ | Ampere | ||
プロセス | 8nm | ||
CUDAコア | 5120基 | 3840基 | 2560基 |
RTコア | 40基 | 30基 | 20基 |
Tensorコア | 160基 | 120基 | 80基 |
ブースト周波数 | 1620MHz | 1702MHz | 1695MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | ||
メモリ帯域 | 320Gbps | 336Gbps | 192Gbps |
メモリバス幅 | 256bit | 192bit | 128bit |
メモリ容量 | 8GB | 6GB | 4GB |
TGP | 140W | 140W | 95W |
RTX 30シリーズはリアルタイム レイトレーシング対応で、DLSSも対応です。リアルタイム レイトレーシングとは、光の反射などの動きをリアルタイムでシュミレートして描写する技術です。
レイトレーシングOFFの時は、ガラスや水溜りに反射がほとんど無いのですが、レイトレーシングをONにすると光の反射がリアルに表現され、現実世界の様に映し出されます。
またDLSSを使えば、画質を落とさずにフレームレートを上げることが出来ます。
<レイトレーシングOFF> | <レイトレーシングON> |
TGPはNVIDIA公式サイトで紹介されているワット数よりも高いので、より高い性能が出やすいと思いますが、発熱もその分高くなると思います。
DirectX 11で動作するFire Strikeと、DX12で動作するWQHD(2K/2560×1440)向けのTime Spyです。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3070 Ti | |
---|---|
RTX 3080 | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 2080 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 | |
RTX 2070 Max-Q | |
RTX 2060 Max-Q | |
GTX 1660 Ti | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 | |
GTX 1650 Max-Q |
Time Spy
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3080 | |
---|---|
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 2080S | |
RTX 2080 | |
RTX 2070 Super | |
RTX 3060 | |
RTX 2070 | |
RTX 2070 Max-Q | |
RTX 2060 Max-Q | |
RTX 3050 Ti | |
RTX 3050 | |
GTX 1650 | |
GTX 1650 Max-Q |
RTX 3070はハイエンドモデル、RTX 3060はミドルクラス、RTX 3050 Tiはミドルクラスよりのローエンドモデルです。
ゲームベンチマーク
スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。
RTX 3070 ゲームベンチマーク
青・・・FHD 赤・・・QHD
Watch Dogs Legion | |
---|---|
Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Monster Hunter World | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 | |
Apex Legends | |
PUBG |
RTX 3060 ゲームベンチマーク
青・・・FHD 赤・・・QHD
Watch Dogs Legion | |
---|---|
Horizon Zero Dawn | |
Red Dead Redemption 2 | |
Assassin’s Creed Odyssey | |
Monster Hunter World | |
Far Cry New Dawn | |
Cyberpunk 2077 | |
Apex Legends | |
PUBG |
RTX 3050 Ti ベンチマークスコア
オレンジ色・・・低画質 青・・・標準 赤・・・高画質
Fortnite | |
---|---|
The Witcher 3 Wild Hunt | |
Cyberpunk 2077 | |
PUBG | |
Red Dead Redemption 2 | |
Battlefield V | |
Apex Lengends | |
Rainbow Six Siege |
ディスプレイ
解像度 | 光沢/液晶 | リフレッシュ レート |
輝度 |
WQHD FHD |
なし/IPS | 165Hz | 300nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1000:1 | sRGB 100% | 170° 178° |
Dolby Vision G-Sync |
WQHD | ワイド・クアッド・ハイディフィニションで解像度は2560×1440ドット |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920×1080ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
コントラスト比 | 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能 |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250nitが標準 |
Dolby Vision | Dolby社のHDRの技術。従来よりもより明るく(白はより白く、黒はより黒く描写できる)表現できる |
G-Sync | テアリングやスタッタリングを軽減できる |
ディスプレイの解像度は標準的なフルHDか、2.5KのWQHDがあり、どちらも視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶になります。
輝度は300ニトあるので、明るい室内や直射日光が当たらない屋外でも使いやすいです。
色域はsRGB 100%と広く、クリエイターが使うような色域で、下の画像でいうと左になります。右はNTSC 45%で、一般的なノートパソコンに使われる色域です。
上の画像を見ると一目瞭然ですが、sRGB 100%(画像左)の方がより鮮やかで多彩な色が描写されます。
また、リフレッシュレートは165Hzで、これは1秒間に最大165コマ更新できるという意味で、ぬるぬる滑らかにゲームをプレイできます。
また、AMD Free-syncにも対応しておりティアリング(映像の乱れ)やスタッタリング(カクツキ)も軽減され、Dolby Vision(従来よりもより明るく(白はより白く、黒はより黒く描写できる)表現できる技術)にも対応です。
ディスプレイは高品質ですね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリは最新のDDR5-4800MHzで、2スロット・最大32GBになります。ゲームも動画編集なども、これだけあれば十分だと思います。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージも最新のPCIe 4.0×4で、旧モデルよりも帯域幅が倍になり、最大64Gbpsの転送速度があります。現行最高速度です。
また、SSDスロットがもう1つあるので、SSDの増設も可能です。(ですが、保証は外れます)
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
通信環境
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
有線は、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tのギガビットイーサネットが搭載です。
バッテリー駆動時間
バッテリーはRyzen 5モデルが4セル60Whr、最大5.8時間で、Ryzen 7モデルが4セル80Whrと大容量で、最大11時間になります。
Ryzen 7モデルは、かなり長いですね。
インターフェイス
左側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-Cが2つ搭載しており、データ転送速度は10Gbps、そしてDisplayPort映像出力機能です。
右側面はマイク/ヘッドフォンジャック、プライバシーシャッタースイッチ、そしてUSB 3.2 Gen 1(5Gbps)です。
背面はRJ45、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)、HDMI、USB 3.2 Gen 1、そして電源コネクタになります。
USB4がないですが、DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応のUSB-Cが2つもあるし、映像出力機能付きのUSB-Cも1つあるので、使い勝手は高いと思います。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
サポートは「ゲーミングに特化した24時間サポート・Legion Ultimate Support」が標準で付いています。このサポートの特徴は、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。
しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!
このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。
ライバル機種
Legion 570 Pro AMD
本機とほぼ同じスペックですが、画面比が16:10と縦に長く、より多くの情報が一度に表示されます。17インチ並みの表示領域があるので、本機の15.6インチよりも多くのフィールドが一目で確認できます。価格もほぼ同じなので、RTX 3070を選ばない人は、Legion 570 Proの方が断然良いと思います
CPU | Ryzen 5 6600H Ryzen 7 6800H |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | RTX 3050 Ti RTX 3060 Laptop |
ディスプレイ(16型) | WUXGA / WQXGA IPS 光沢なし |
リフレッシュレート | 165Hz |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1 |
有線 | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
重さ | 2.5㎏ |
バッテリー | 最大約11時間 |
電源 | 230W |
価格 | 15.8万円~ |
Legion 570i
本機のインテルモデルで、CPU以外はほとんど同じ構成になっています。CPU性能はインテルモデルの方が高いので、よりCPUに重視した人は、こちらも確認してみる価値ありです
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H |
---|---|
メモリ | DDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | RTX 3050 Ti RTX 3060 RTX 3070 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS 165Hz WQHD IPS 165Hz |
無線 | Wi-Fi 6/6E、Bluetooth 5.1 |
Webカメラ | FHD 1080p |
重さ | 2.4㎏ |
電源 | 230/300W |
バッテリー | 約8時間 |
価格 | 15.0万円~ |
Victus 16(AMD)
最新スペック満載で、エントリークラスのグラボが搭載した機種です。若干価格が安いので、検討の価値ありです。
CPU | Ryzen 5 6600H Ryzen 7 6800H |
---|---|
メモリ | 最大32GB(販売モデルは8/16GB) |
ストレージ | SSD 512GB+空きスロット1つ |
グラフィックス | RTX 3050 RTX 3050 Ti |
ディスプレイ(16.1型) | FHD IPS 非光沢、144Hz |
LAN | Wi-Fi 6E、内蔵ギガビットLAN(10/100/1000) |
重さ | 最大2.48㎏ |
バッテリー | 最大9時間 |
電源 | 最大200W |
価格 | 14.4万円~ |
まとめ
良い点
・ベゼルが細くおしゃれ
・最新スペック満載
・デュアルストレージ可能
・2.5Kディスプレイあり
・広色域sRGB 100%
・リフレッシュレートが165Hz
・Wi-Fi 6E対応
・WebカメラがFHD解像度
・Legion Ultimate Support付き
残念な点
・画面比が16:9
・生体認証がない
・USB4がない
総合評価
最新のRyzen 6000 Hシリーズのプロセッサーに、メモリも最新のDDR5-4800MHz、そしてSSDもPCI Express 4.0と最新スペック満載で、快適に高負荷なことがしやすいですね。
グラフィックボードも最大でRTX 3070が搭載でき、総合的に見てミドルハイエンドのゲーミングノートだと思います。軽いゲームをメインにする人も、重ためのゲームをする人にも合います。
USB4がなかったり、生体認証がないなど若干のマイナス点もありますが、価格も安めなので文句なしじゃないかなと思います。