FHD IPS液晶で、広視野角のNTSC 72%と画像編集をするクリエイターにも使いやすく、約1.6万円と低価格です。
21.5インチと外部モニターとしてはコンパクトですが、2画面分割にしてもある程度作業がしやすく、低価格ながらデザインを妥協することなく、ベゼル(画面の黒い枠)が細いなどの近年の傾向に沿っています。
本モニターのユーザーである、miyaryoさん(@miyaryo1212)の協力のもとレビューをしています。
Contents
Lenovo L22i-30 モニター (21.5インチ)の仕様
サイズ | 21.5インチ |
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解像度 | FHD 1920 x 1080 |
液晶 | IPS液晶 光沢なし |
コントラスト比 | 1000:1 |
色域 | NTSC 72% |
最大発色数 | 1670万色 |
輝度 | 最大250cd/㎡ |
ppi/dpi | 102 |
視野角 | 178度 |
応答速度 | 4ms/6ms |
リフレッシュレート | 75Hz |
インターフェイス | HDMI 1.4、VGA、オーディオポート |
その他 | ブルーライトカット、フリッカーフリー、AMD FreeSync テクノロジー、VESAマウント対応(100㎜×100㎜) |
チルトスタンド | 前5°、後22°(高さ非対応) |
消費電力 | 15W(通常)/19W(最大) |
寸法 | 厚さ45.5㎜ × 高さ404.1㎜ × 幅489.3㎜ |
重さ | 3.06㎏ |
保証 | 3年間 |
付属 | HDMIケーブル、スタンド |
注意点 | スピーカーなし、高さ調整不可 |
価格 | 1万6900円 |
2022年1月にLenovo公式サイトでお正月セールが開催され、安くなっていたので購入しました。FHD・IPSのディスプレイがこの価格だと学生にも手が届きやすかったです。
標準的な性能がありながら価格も控えめなので、学生やあまりディスプレイに拘らない方、ディスプレイの初めての購入にいいかもしれません。
Lenovo L22i-30 モニター (21.5インチ)の特徴
外箱は強度が高い段ボールを使用しており、↑この様な箱になっています。
同梱品はスタンド、HDMIケーブル、そしてモニターです。ケーブルを持っていなくても購入する必要が無いので、助かりますね。
価格は約1.6万円(セール中の価格です)と安いですが、狭額ベゼルで安っぽさは全然ありません。(ベゼルとは画面の黒い枠部分です。)
上左右のベゼル幅は7㎜(外枠2㎜+内側5㎜)、下部は21㎜(外枠20㎜+内側1㎜)となっており、高価格モデルと差がない細さです。
21.5インチとコンパクトなので、ディスプレイの距離は約50㎝ほどで使えます。机の奥行きが60㎝ほどあれば十分かと思います。
寸法は 幅489.3㎜、高さ404.1㎜、そして厚さ45.5㎜となり、結構コンパクトですね。
前方に最大5°、後方に22°傾けることができるので、高さ調整ができないと言っても、見やすい角度に調整ができます。
ボタンは5つあり、左から
- ビデオ入力ソースの変更
- 自動調整画像 ( サイズ、位置、位相、クロック ) を最適化 ( アナログ [VGA] ソースのみ )
- 明るさ調整/長押しでブルーライトのON/OFF
- メニュー
- 電源ボタン
になります。
ボタンを押すと画面右下にこのような画面が出てき、設定ができます。設定時のボタン操作はやりにくいでのが玉に瑕ですが、まぁ、こんなものです。
スタンドの足に電源コードやHDMIなどの配線を通せるので、配線を机の後ろに持って行けば机上はすっきりします。
また、VESAマウントも取り付けることができるし、ThinkCentre Tiny用のVESAマウントも搭載できるので、Tinyシリーズをお使いの人や今後購入をお考えている場合にも使えます。
インターフェイスはHDMI 1.4とVGA、そして3.5㎜オーディオジャックになります。
価格に対して高品質なディスプレイ
ディスプレイは高画質のフルHD・1920×1080ドットで、コントラスト比も高く視野角も広いIPS液晶になります。(コントラスト比・1000:1、視野角178°)
ここまでは一般的な品質ですが、本機はこの低価格なのにNTSC 72%(sRGB 100%相当)の広い色域があります。
色域が広いとより現実に近い色を描写できるので、画像編集もしやすいし、動画などを見ていても色鮮やかで没入感も高まります。
上の色域図は一番小さなピンク三角がNTSC 45%、次の黒三角がsRGB 100%(NTSC 72%相当)、薄紫がDCI-P3 100%、そして一番大きな黒三角がAdobe RGB 100%になります。
この三角形が大きな方が、色鮮やかに本来の色に近い色を描写できます。NTSC 72%は、Web用画像を編集するクリエイターに向いた色域です。
また、ppiとdpiはどちらも102になり、ppiはPixels Per Inch、dpiはdots per inchの略になります。ppiの意味は、1インチ(25.4㎜)あたりのピクセルの数を表しており、dpiは1インチ当たりのドットの数を表しています。
数値が高い方がより詳細を表示できるし、見やすい・編集しやすいです。一般的に、Web用画像であれば72ppi、シルク印刷は100~200ppi、印刷用は350ppiあった方が良いと言われています。
液晶は光沢なしなので、反射が少なく邪魔になりにくいです。
広い視野角
視野角は178°と広く、実際に、ほぼ真横からでも見えました。
視野角がこれだけ広いので、正面に座っている時に4隅を見ても暗くなったりしにくいです。
まとめ
約1.6万円のモニターでFHD IPS液晶、そして広色域のNTSC 72%と言うのはコスパが高いですね。視野角も広いしコントラスト比も高めなので、事務作業はもちろん、普段使い用やクリエイティブワークをする人にも合うモニターですね。
また、低価格とは言っても、ベゼルも細いし、見た目も普通におしゃれです。
学生や社会人、初めてのモニターでどれを買ったらいいか分からないという人にも、おすすめです。
初めてモニターを購入する方は、マニュアルがあった方が安心だと思うので、購入後はこちらのユーザーガイドも併せて読んでみてください。