Lenovoは複数のデスクトップブランドがあるのですが、個人向けで人気の高いIdeaCentre全機種の比較です。
IdeaCentreは一般的なデスクトップの様な黒でなく、シルバーの機種が殆どで、AIO(All-in-One PC/モニター一体型)のモデルもあります。
IdeaCentreの特徴
IdeaCentreはおしゃれな個人向けPCですが、ビジネス用途にも使えるほどの性能があります。
<IdeaCentre 550i>
一般的なデスクトップは黒が多いですが、本機種はシルバーなので、リビングにおいてもインテリアの雰囲気を壊しにくいです。
6種類のシリーズがあり、特徴はこのようになります。ちなみに、以前は9シリーズもあったのですが、現在見当たらないので割愛しています。
5シリーズ | スタンダードモデル・高性能モデルあり |
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3シリーズ | 5シリーズの廉価版的位置づけで、ミドルクラスの性能、また、メモリが小さい |
AIO 5シリーズ | モニター一体型のPC・高性能モデルあり |
AIO300シリーズ | モニター一体型のPCで、AIO 5シリーズの廉価版的位置づけで、最大でもCore i5/Ryzen 5まで |
Yoga A9シリーズ | クリエイター向けの一体型PC |
Gaming 5シリーズ | ゲーミングエディション |
筐体のサイズは数種類あり、モデル名の数字が大きいとより大きな筐体です。
- IdeaCentre 720・・・約20Lの筐体で最大9㎏
- IdeaCentre 550i・・・約14Lの筐体で最大5.4㎏
- IdeaCentre 350i・・・約8Lの筐体で最大3.55㎏
基本的にミニタワークラスの筐体なので机上にも置きやすいし、設置場所に困らないと思います。性能的には低~高と幅広くあるので、用途によってちょうどよいスペックの機種を選びやすいですね。
また、AIOもしくはAと付いた機種は、All-in-One PC(モニター一体型)の略になります。
<AIOモデル>
新機種かどうか見分けやすい
Lenovo製品は型番から新しい機種かどうか見分けやすいので、古い機種を新しい機種と思って買ってしまうということは少ないと思います。
こちらは例ですが、基本的にこのように名前が変わっていきます。
550→560→570→Gen 8・・・・
570以降の機種は世代を表すGenerationのGenを使用しており、2023年モデルはGen 8になっています。
末尾にSが付いているものは「スリム」タイプで、末尾に何もないモデルよりも小型になっています。
ただし、通常、AIO350iと「i」が付いているものがインテルモデルで、AIO350となにも付いていないものがAMDモデルになります。
サポート
サポートは電話・チャット・LINE・メールの4種類があり、基本的に普通のサポートです。「Lenovoは安いからサポートの質が悪い」と聞いたことがありますが、私が使った限りでは「普通」です。
普通に話して、問題点を伝え、対処法を教えてくれたので、まぁ、普通ですよね。言葉遣いが悪いとか、対応が悪いとかそう言った事はなく、普通でしたね。まぁ、少なくともクレカの会社のコールセンターよりは全然良いですよね(笑)
「普通」が良いか悪いかは個人の判断によりますが、Premium Careというサポートもあり、こちらは専用コールセンターの高度な専門知識を持つエージェントが24時間365日対応してくれるオプションもあります。
年間3000円ほどなので、不安な方は加入していた方がいいかもしれません。
保証は画像にも載っているように、標準で1年間修理保証が付いています。こちらも安いので、3年くらいつけていたら安心ですね。
IdeaCentre全機種の比較一覧
機種名をクリックすると、下記レビューに移動します。ブラウザの戻るボタン「←」を押すと、ここに戻ってきます。販売が終了したモデルは、ここから削除していますが、ミニレビュー自体は記事下部にあります。
- IdeaCentre 570i(6.8万円~)
- IdeaCentre 5i Gen 8(8.8万円~)
- IdeaCentre Tower 14IRR9(9.7万円~)
- IdeaCentre AIO 370i(10万円~)
- IdeaCentre AIO 570i(11.4万円~)
- IdeaCentre Tower 14IRR9(5.4kg)
- IdeaCentre 5i Gen 8(5.4㎏)
- IdeaCentre 570i (5.4kg)
- IdeaCentre AIO 370i 21.5型(6.1㎏)
- IdeaCentre AIO 570i(約8㎏)
- IdeaCentre AIO 370i 27型(8.8㎏)
注)世代はIntelのCPU、メモリやストレージは最大値。
注2) GPUはグラフィックボード
注3)機種名をクリックすると、下記レビューに移動します。ブラウザの戻る「←」を押すと、ここに戻ってきます。
CPU/GPU | メモリ | ストレージ | 重さ 価格 |
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IdeaCentre Tower 14IRR9 | 14世代 | 最大32GB | SSD+HDD | 5.4㎏ 9.7万円~ |
IdeaCentre Mini Gen 8 | 13世代 | 最大32GB | SSD×2 | 1.8㎏ 6.9万円~ |
IdeaCentre 5i Gen 8 | 13世代 | 最大32GB | SSD +HDD | 5.4㎏ 8.8万円~ |
IdeaCentre 570i | 12世代 | 最大32GB | SSD +HDD | 5.4㎏ 6.8万円~ |
IdeaCentre AIO 570i | 12世代 | 16GB | SSD | 8㎏ 11.1万円~ |
IdeaCentre AIO 370i | 12世代 | 8GB | SSD | 6.1㎏~ 10.1万円~ |
IdeaCentre Gaming570i | 12世代 | 最大32GB | SSD +HDD×2 | 8.4㎏ 9.9万円~ |
こちらは、販売終了モデルです。
*中には量販店モデルといって、公式ページで販売していないモデルがあります。その場合は、価格や保証、性能などが各店舗により記載しているものと違う可能性があります
2024年モデル
IdeaCentre AIO 27IRH9
筐体のデザインが一新され、よりおしゃれに、そしてより高性能になりました。デザイン性が高いのでリビングでも、対面営業の事務所でも場所を選ばずに設置できます。IdeaCentreは一応「家庭用PC」というカテゴリですが、性能的にビジネス用途にも使えます。ノートパソコン用のCPUが搭載ですが、ハイパフォーマンスモデルのHシリーズが搭載で、高いスペックです
CPU | Core i5-13420H Core i7-13620H |
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メモリ | DDR5-5200 16GB(最大32GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(27型) | QHD (2560×1440) ノングレア IPS 液晶 |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6 |
WEBカメラ | 500万画素+IRカメラ |
重さ | 約7.1㎏ |
価格 | 11.9万円~ |
IdeaCentre Tower 14IRR9
Windows 11 Proも選択できる普段使いデスクトップで、最大でCore i7-14700が搭載できます。CPU性能はクリエイターPCやゲーミングPC並みで、サクサク快適に使えます。おしゃれな機種で、リビングにも違和感なく溶け込むデザインです
CPU | Core i5-14400 Core i7-14700 |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB+HDD |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
OS | Windows 11 Home/Pro |
LAN | Wi-Fi 6、イーサネットコネクタ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 145 × 288 × 340㎜ |
重さ | 約5.4㎏ |
電源 | 310W 80PLUS Platinum |
価格 | 9.4万円~ |
2023年モデル
Ideacentre Mini Gen 8
手のひら大サイズのデスクトップで、意外にハイスペックです。と言うか、何でこんなにスペック高いの?と思うくらい、普段使い用PCとしてはかなり高い性能です。
CPU | Core i5-13500H Core i7-13700H |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大512GB(空きスロット1つあり) |
通信 | 1ギガ/2.5ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6 |
重さ | 約1.8㎏ |
価格 | 6.9万円~ |
IdeaCentre 5i Gen 8
13世代CPU搭載で超高性能、そして、ワークステーション並みの2.5ギガビットイーサネットに対応と、普段使い用のPCとしては信じられない性能です。
CPU | Core i5-13400 Core i7-13700 |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 1000BASE/2.5GBASE-T |
オプティカルドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
重さ | 5.4㎏ |
電源 | 310W |
同梱 | マウス、キーボード |
価格 | 6.4万円~ |
IdeaCentre Gaming570i
2022年に量販店モデルとして販売されたのですが、2023年4月に公式サイトでの販売が開始したので2023年モデルに入れました。性能は高く、インテル12世代CPUに、最大でRTX 3060も搭載できます。またWi-Fi 6に対応し、2.5ギガビットイーサネット搭載です
CPU | Core i5-12400F Core i7-12700F |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 512GB/1TB |
グラフィックス | GTX 1660 Super RTX 3060 |
OS | Windows 11 Home |
通信 | 1000BASE-T/2.5GBASE-T、Wi-Fi 6 |
重さ | 約8.4㎏ |
電源 | 500W 80PLUS Plutinum |
付属 | キーボード、マウス |
価格 | 99,880円~ |
2022年モデル
IdeaCentre 570i
12世代CPU搭載で超高性能、そして、ワークステーション並みの2.5ギガビットイーサネットに対応と、普段使い用のPCとしては規格外です。しかも、6万円台からと低価格で販売されており、コスパが高い機種です
CPU | Core i3-12100 Core i5-12400 Core i7-12700 |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 1000BASE/2.5GBASE-T |
オプティカルドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
重さ | 5.4㎏ |
電源 | 260W |
同梱 | マウス、キーボード |
価格 | 6.8万円~ |
IdeaCentre AIO 570i(23.8型)
上位モデルのAIO 570iには、ノートPC用のハイパフォーマンスモデルCPUが搭載で、性能が高いです(ちょっと発熱が心配)。ディスプレイ下部に5Wスピーカー2つ搭載でベゼルが太く見えます。全体的に高品質・高性能です
CPU | Core i5-12500H Core i7-12700H |
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メモリ | DDR5 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(23.8型) | FHD IPS 光沢なし |
OS | Windows 11 Home |
通信 | Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット |
オーディオ | JBL 5Wスピーカー2つ |
生体認証 | 顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
寸法(幅×奥行×高さ) | 541 × 173 × 433㎜ |
重さ | 約8㎏ |
電源 | 180W 80PLUS GOLD |
保証 | 1年間 |
価格 | 11.4万円~ |
IdeaCentre AIO 370i(27型/21.5型)
27インチと21.5インチの2種類があり、ほぼ同じスペックです。全体的に性能が高く、「これ、本当に3シリーズ?」って思うくらい高品質です。3Wスピーカーが2つあるので、音楽もそこそこ良い音質で聞けます
CPU | Core i5-1240P |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(27/21.5型) | FHD IPS 光沢なし |
通信 | Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット |
オーディオ | Harman Kardon 3Wスピーカー×2 |
WEBカメラ | 27型)500万画素 21.5型)92万画素 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
重さ | 27型)8.8㎏ 21.5型)6.1㎏ |
電源 | 90W |
付属 | ワイヤレスレーザーマウス、ワイヤレスキーボード |
価格 | 10.0万円~(21.5インチ) 12.4万円~(27インチ) |
旧モデル
旧モデルはこちらの「Lenovo PC旧モデル一覧」に移動しました。
最後に
IdeaCentreはコスパが高いし、何といってもおしゃれなので男性・女性どちらにもお勧めできます。
筐体も比較的小さなものが多く今はやりの省スペースPCなので、設置場所に困ることも少ないと思います。