大容量20000mAhのLenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンクのレビューです。
2万ミリ アンペア アワーと大きく、USB-AとUSB Type-Cポートがあり、3つのデバイスを同時に充電も可能です。
Contents
Lenovo Go USB Type-C ノートブックパワーバンクの製品仕様
容量 | 20000mAh |
---|---|
重量 | 390g |
最大出力 | 65W/USB-C 18W/USB-A |
寸法(長さ×奥行×高さ) | 221×107×32㎜ |
保証 | 1年間 |
充電時間 | 約3時間 |
保護機能 | 過電圧保護回路、加熱保護回路、ショート防止機能 |
価格 | 1万3200円 |
箱の中には本体と説明書などが入っているだけなので、パソコン用のUSB Type-Cの充電ケーブル(ACアダプタ)を持っていないと充電できないのでご注意ください。
<USB Type-Cの充電ケーブル>
最大100Wの充電ケーブルが使え、充電アダプター以下の最大消費電力を持ったPCを充電すると、パワーバンクを充電しながらPCも充電できるパワーパススルー機能があります。
手に持つと意外にずっしり感じたので、念のため重さを測りましたが、公称値である390gとほぼ同じの392gでした。
おしゃれな外観
シンプルな外観で、個人的には好きなパワーバンクです。
赤いラバーのロゴは、中に入っているUSB Type-Cケーブルを取り出すときに引っ張ります。
ケーブルは43.5㎝とかなり長く、デスクが散らかっていても置きどこに困らないし、カフェなどで使う場合はパワーバンクをカバンに入れたままケーブルだけ伸ばして充電もしやすいです。
USB-AとType-Cのポートです。ACアダプタを使ってパワーバンクを充電するときは、このUSB-Cポートを使います。
こちらの側面にはパワーインジケーターがあり、満タンだとライトが4つ点きます。バッテリー容量が見れるので、便利ですね。
ちなみにパワーバンク自体の充電時間は、約3時間ほどです。
3つのデバイスを同時に充電できる
このパワーバンクは最大で3つのデバイスに同時に給電、もしくは、2つのデバイスに給電しながらパワーバンク自体を充電できます。
こちらの画像はThinkBook 13s Gen 2と、タブレットにスマホを同時に充電しているところです。
こちらはACアダプタでパワーバンクを充電しながら、パソコンとタブレットも充電しているところです。
この方法を使う場合は、ACアダプタの電源が充電する機器よりも大きくないといけません。例えば、筆者は65W ACアダプタを使いながら最大消費電力が65WのThinkbookとタブレットを同時に充電しているので、ワットが足りずに「低速の充電ケーブル」と警告が出てきました。この場合は65WのPC1台だけをパワーバンクにつないでいたら、パワーバンクもPCも充電が可能です。
簡単に言うと、ACアダプタの容量を超えなければ、パワーバンクもつないだデバイスも同時に充電できます。ACアダプタの電力が足りない場合は、充電されないデバイスも出てきます。
ちなみに消費電力が低めのタブレットやスマホ4デバイスを、ハブを使って接続しましたが、3つしか充電できませんでした。もしかしたらハブのせいかもしれないので、新しいものを購入したら確認してみます。
どのくらい充電できるの?
一番重要なところで、どのくらい充電できるのか?ですが、色々な機種やデバイスを使い試してみました。
全てのテストは
- バッテリーが空の状態から充電
- 充電中はスリープ状態
になります。
こちらは結果です。
デバイス | バッテリー容量 | 充電時間 | 回数 |
---|---|---|---|
ThinkPad E14 Gen 2 | 45,100mWh | 約1時間40分 | 1回/96%充電 |
ThinBook 13s Gen 2 | 48,980mWh | 約2時間 | 2回/2回目は19%まで |
IdeaPad Slim 550i | 57,000mWh | 約2時間 | 1回/86%充電 |
Tab P11 | 7500mWh | 約3時間 | 2回/2回目は89%まで |
単純計算したらタブレットのTab P11なんかは3回充電できても良さそうですが、単純に計算できるものじゃないようですね。
ちなみにスマホのバッテリー容量は2000~3000mWhで、5000mWhあれば満充電できるくらいなので、スマホに換算すると4回ほど充電できます。
ThinkPad E14 Gen 2 インテルを充電
ThinkPad E14 Gen 2のバッテリー容量は4万5100mWhで、バッテリー駆動時間の公称値は約12時間です。
バッテリーが完全にゼロの状態から本機を使って充電し、約1時間40分後に96%になり、パワーバンクは空っぽになりました。ほぼ満充電ですね。悪くないと思います。
ThinkBook 13s Gen 2(インテル)を充電
ThinkBook 13s Gen 2のバッテリー容量は4万8980mWhで、約2時間で満充電、そしてインジケーターが1つ残ったので、再度Thinkbookのバッテリーを空にして充電。すると19%回復したところで終わりました。
Ideapad Slim 550i 15.6型を充電
次は15.6インチのIdeaPad Slim 550iで、バッテリー容量は5万7000mWhで、公称バッテリー駆動時間は13時間になります。
2時間ちょっとの充電で86%まで充電できました。15.6型で一番バッテリー容量が大きかったので満充電にはなりませんでしたが、このくらいだと思います。
Lenovo Tab P11を充電
お次はタブレットのTab P11で、バッテリー容量は7500mAh、公称バッテリー駆動時間は最大12時間です。
こちらも空っぽの状態から充電をはじめ、約3時間で満充電になり、インジケーターのライトが2つついているので、タブレットを空にしてもう一度充電したら89%まで充電できました。ほぼ2回の満充電です。
3か月使用した感想
購入して3か月がたちましたが、特に不具合もないし、使い心地も良いですね。カバンのサイズによっては場所を取るかもしれませんが、これを持っていたら、本当にバッテリーを気にせずにどこででも仕事ができます。
また、先日ヨーロッパとタイに行ったとき、このモバイルバンクを機内に持ち込むことができました。飛行機によると思いますが、30Wh(30000mWh)までは持ち込みがOKのところが多いようです。
また、特に電力が不安定な東南アジアなどは、田舎の方に行くと電子機器が壊れることが多いので、基本的にパワーバンク経由でPCやタブレット、スマホを充電しています。
ここ最近、外出先やカフェなどで使用している時、充電しながらパワーバンクの上にPCを置いてキーボードに傾斜をつけているんです。タイピングしやすいですね。
ただし、1つだけ残念な点があり、通常、パワーバンクに接続するとパワーバンクが自動でONになってきゅでんを始めるのですが、時々パワーバンクの電源をONにしないと給電が始まらないんです。
本機だけかもしれないですが、デバイスを接続したときは電源LEDが点いているかどうかも確認した方が良いと思います。
まとめ
実は本機種のLenovo公式サイトにあるレビューは良くないものが多かったのですが、調査した結果、予想通りの「普通に使える」結果となりました。
初めて持った時は「ずっしりしているな」と重さを感じましたが、測ってみると392gなので、軽いと思います。持ち運びもしやすいし、外出先でも使いやすいです。また、ケーブルが長いので使いやすいですね。