Lenovoではパソコン以外にも多くの周辺機器を販売しており、その中でも購入者が多い変換ハブ(変換アダプター)やドックをご紹介します。
ノートパソコンを使っていると「もっとUSBポートがあったら・・・」、「有線LANポートがあったら・・・」など思うことがありますよね。また、ポートは十分でもケーブルが多すぎて取り外しが面倒だということも、多々あると思います。
そういった時は、本記事で紹介するアイテムを使ってみてください。
変換ハブ/ドックとは?
<使用ドックはThinkPad ユニバーサルThunderbolt 4ドック>
筆者が主に使っているのはThinkbook 13s Gen 2で、13.3インチの小型筐体で持ち運びが楽なんですね。ただし筐体が小さい分、インターフェースは少なめで、USB-Cが1つ(充電コネクタ兼用Thunderbolt 4搭載)、USB-Aが2つとHDMIのみです。
13型はこういったタイプが多く、最低限のポートのみ搭載しており、有線LANポートもSDカードリーダーもないんです。モバイルモニターや外付けキーボード、マウスを使うとポートの残りはなく、他のデバイスを使うときは何かを外さなくてはいけません。
こういった時に役に立つのが、変換ハブなんですね。これ1つあれば多くの機器が使えるようになります。
では、ドックは?
ドックは基本的に変換ハブ/変換アダプターよりも高性能なものが多く、ポートも充実しています。別途電源アダプタが付属しており、ハブよりも消費電力が高いです。
<ThinkPad Thunderbolt 4ドック>
こちらはThinkPadのドックですが、ポートが多いですよね。主にビジネス用途でパソコンを使う人向けの機能が搭載しており、これ1つでほぼ全て賄うことができます。
また、ハブやドックはUSB-C接続が多いですが、もしUSB-Cを使えない/使いたくないという場合は、こういった変換アダプターを購入したらUSB-Aポートに接続できます。
ただし、USB-Aのデータ転送速度は最大でも10Gbpsなので、そこまで速度は出ません。
ドックを使うメリット
・移動時にケーブルの抜き差しが少ない
・3つ以上のマルチディスプレイにしやすい
・デスクの上がすっきりする
・使えるポートが格段に増える
上の画像はUSB Type-CとHDMIを使用しているところですが、この写真の後にLenovo Goのデバイスを買い始めて、USBレシーバーを3つ使っています。外出時には必要ないのでドックに全部つけており、外出時の準備がすごく楽になりました。
Lenovo ドック/ハブ
Lenovo USB-C 3-in-1 ハブ
接続タイプ | USB-C |
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ポート | HDMI、VGA、USB-A 3.0 |
価格 | 3300円 |
このハブが必要な人は。VGA接続の外付けディスプレイを使う人がメインになりますが、お使いのパソコンのUSB-Cに映像出力機能がないと、モニターに接続しても使えません。
USBのデータ転送速度は5Gbpsになっています。
Lenovo USB Type-C – USB Type-A ハブ
接続タイプ | USB-C |
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ポート | USB-A 3.0×4 |
重さ | 42g |
保証 | 1年 |
価格 | 3410円 |
こちらはUSB-CよりもUSB-Aを使う人に合うハブです。
ここ最近の外付けデバイスはUSB-Cタイプのケーブルが増えていますが、もし、USB-Aばかりだという場合は合うと思います。
USBのデータ転送速度は5Gbpsになっています。
USB Type-C 7-in-1 ハブ
接続タイプ | USB-C |
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ポート | USB-A 3.0×2、USB-A 2.0、充電用USB-C、HDMI、SDカードリーダー、TFカードリーダー |
重さ | 92g |
保証 | 1年 |
価格 | 約9000円 |
こちらは筆者も使っているハブで、ほぼ満足しています。
このデバイスはUSB-Cに映像出力機能と充電機能がある場合にフル機能を使えますが、そうでない場合はHDMIと充電用USB-Cは機能しません。
筆者は主にSDカードリーダーが欲しくて購入したのですが、これ1つで他のポート一切使わなくても作業ができるので、助かっています。
Lenovo USB Type-C ミニドック
接続タイプ | USB-C |
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ポート | 本体接続用USB Type-C(PD対応)、3.5㎜ジャック、USB 2.0、VGA、RJ45、USB 3.1、USB 3.1 Type-C、USB Type-C(ACアダプタ接続用) |
重さ | 156g |
出力 入力 |
45W 65W |
寸法 | 17 × 180 × 53mm |
保証 | 1年 |
価格 | 約9000円 |
使えるUSBは3つと少なく、そのうちの1つはUSB 2.0、その他はUSB 3.1(最大データ転送速度は5Gbps)になります。私はマウスやキーボード用のUSBレシーバーを3つ使っているので本機でも十分ですが、外付けHDDやSSDを繋ぐには向いていません。
最大出力は45Wなので、ミニドックとパソコンをつなげばパソコンも充電されますが、通常65Wのアダプタを使っている場合は、それよりも充電速度が遅くなります。
Wake on LANに対応し、MAC アドレスパススルー機能もあるので、企業にも使いやすいです。
本機の最大の特徴はVGAがある点ですね。どうしてもVGAを使わないといけない人は、本機が使いやすいです。
ThinkPad ハイブリッド USB Type-C/USB Type-A ドック
接続タイプ | USB-C/USB-A |
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ポート | DisplayPort×2、HDMI×2、USB 3.1 Gen 2×3、USB Type-C(データ転送、給電のみ)、USB 2.0×2、3.5㎜ジャック |
重さ | 480g |
出力 入力 |
90W 135W |
保証 | 3年 |
価格 | 2万6730円 |
パソコンの使えるポートがUSB-CでもAでも接続できるドックで、珍しいですね。Display PortやHDMIが合計4つもあるので、多くのモニターに繋ぐ人に向いています。
WOLやPXEブート、MACアドレスパススルー機能付きで、企業向でも使いやすいです。
ただし、USB-Aポートばっかりで、使えるUSB Type-Cポートは1つなので、ご注意を。
ThinkPad ユニバーサル USB Type-C ドック 2
接続タイプ | USB-C |
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ポート | USB-A 3.1 Gen 2×3 USB-A 2.0×2 USB-C×2(うち1つはパソコン接続用/データ転送のみ) イーサネット HDMI DispalyPort×2 3.5㎜オーディオコネクタ セキュリティスロット 電源アダプタ |
重さ | 340g |
給電 | 65W(90Wアダプター利用時) 別売り)100W(135Wアダプター利用時) |
保証 | 3年 |
価格 | 2万8600円 |
USB-A 3.1 Gen 2とUSB-Cは10Gbpsのデータ転送速度があり、SDカードリーダーがないですが、これ以外はほぼカバーしているので使いやすいと思います。
また、最大3画面表示が可能ですが、ノートパソコンにHDMIやDisplay Port、映像出力機能付きUSB-Cがあれば、もっと多くの画面表示も可能です。
ThinkPad Thunderbolt 4 Workstation ドック
接続タイプ | USB-C |
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ポート | USB-A 3.1 Gen 2 ×4 USB-C 3.1 Gen 2×1 Thunderbolt 4×2(うち1つはPC接続用) イーサネット HDMI×1 Dispaly Port×2 3.5㎜オーディオコネクタ セキュリティスロット AC電源アダプタ |
重さ | 450g |
給電 | 最大230W |
保証 | 3年 |
価格 | 4万9500円 |
ワークステーション用のドックで、給電も大きくUSBのデータ転送速度はすべて10Gbpsと速いもののみ搭載です。(Thunderboltは40Gbps)
ドックの電源を押すとパソコンの電源も入るので、ボタンを押す手間が省けます。
ワークステーションを使っている人には、ほぼ必須なアイテムかと思います。
ThinkPad ユニバーサル Thunderbolt 4 ドック
接続タイプ | USB-C |
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ポート | USB-A 3.2 Gen 2 ×4 USB-C 3.2 Gen 2×1 Thunderbolt 4×2(うち1つはPC接続用) イーサネット HDMI 2.1×1 Dispaly Port 1.4×2 3.5㎜オーディオコネクタ セキュリティスロット AC電源アダプタ |
重さ | 450g |
給電 | 最大100W |
保証 | 3年 |
価格 | 3万8500円 |
Thunderbolt 4対応ドックで、ワークステーション用に比べると供給できる電力が小さいですが、ゲーミングPCやワークステーション以外を使用している人に向いたハイスタンダードなドックです。
SDカードリーダーが無く、USB Type-Cも1つですが、それ以外は完璧と言っていいほど筆者は満足しています。
・レビュー
まとめ
Lenovoはドッキングステーションの販売にあまり力を入れていないようで、すぐに在庫が無くなったり、該当記事自体無くなったりもするので、あった場合は迷わずに購入したほうがいいと思います。
もしくは、アマゾンで販売されることもあるので欲しいドックがない場合は、そちらもチェックしてみてください。
モニターやキーボードなど、他の周辺機器もご紹介しているので、興味がある方は「Lenovo周辺機器」も併せてどうぞ。