Lenovoのノートパソコンってタイピングしやすいですよね。
私は以前6年間Mac Airを使っていて、そこからレノボに乗り換えたのですがキーボードが打ちやすくて、サクサク作業できています。
文字変換もまともな文字が出てくるし・・・(マックは時々驚くような変換が出てきますもんね)
それはさておき、「タイピングしやすい」で有名な機種はThinkPadですよね。もともとIBMのブランドだったのですが、2004年にレノボがパソコン事業を買収した時に引き継いだもので、その当時からタイピングのしやすさに定評がありましたもんね。
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レノボThinkPad T480のレビュー
レノボは台湾の会社で、先ほどお伝えしたようにIBMからパソコン部門を買収して、世界で1位2位を争うPC企業になりました。
台湾とか中華系の企業の商品はどうなの?故障しやすいんじゃ?って思う人もいると思いますが、レノボジャパンはNECとの合併会社で品質も高いです。
また、ThinkPadの一部の機種は、米沢生産モデルという国内生産による徹底した品質管理のもとパソコンを生産しています。ちなみにこの工場は1983年からNECのパソコンも作っています。
今現在T480の後継機種T490が発表されたので、比較紹介します。
T480(14) | T490(14) | |
CPU | Intel core i5(第7、第8世代) | Intel core i5, i7(最新10世代) |
メモリ | 最大32GB | 最大48GB |
ストレージ | SSDとHDDのデュアルストレージ | SSD |
GPU | ・CPU内蔵グラフィックス ・NVIDIA GeForce MX150 |
・CPU内蔵グラフィックス ・NVIDIA GeForce MX250 |
ディスプレイ | ・HD TN 光沢なし ・FHD IPS 光沢なし マルチタッチ ・FHD IPS 光沢なし ・WQHD IPS 光沢なし |
・HD TN 光沢なし ・FHD IPS 光沢なし ・FHD IPS マルチタッチ ・FHD IPS 光沢なし 省電力 ・WQHD IPS 光沢あり |
LTE | 対応 | 対応 |
WiFi6 | 非対応 | 対応 |
生体認証 | 指紋センサー・顔認証 | 指紋センサー・顔認証 |
サイズ | 約336x232x19,9mm | 約329x227x18,9mm |
重さ | 1.65㎏ | 1.44㎏~1.55㎏ |
バッテリー | 14.8時間 | 17.8時間 |
価格 | 11万円~ | 11万円~ |
同じ値段くらいなのですが、T490の方がほとんどの項目で性能が高くなっていますね。CPUは最新の第10世代と、世代が3つも違います。ここまで世代が違うと、性能の差は歴然ですね。
メモリもさいだい48GBとかなり高くなり、グラフィックスカードも性能が上がったので、編集作業をする人にも対応できるくらいになっています。
重量も軽くなり、バッテリーが3時間長くなっています。最大の変化は、WiFi6ですね。今からパソコンを買う人は、WiFi6に対応したものじゃないと今後デメリットがありますもんね。
省電力パネルも選択でき、サイズ・重量が小さくなっているので、外出が多い人には使いやすくなっています。
T480が勝っている所はデュアルストレージくらいなので、T490のレビューもしくは薄型のT490sのレビューもどうぞ。
ThinkPad T480の特徴
2018年のモデルなのでベゼル(画面の黒枠)が太く見えますね。当時は細い方だったのですが、今じゃちょっと気になりますね。
ただし液晶は高画質のフルHDやWQHDというもっと高解像度のものが選べるので、全然きれいですよね。
画面が14型なので、画面いっぱいにウィンドウを広げて作業するとやりやすいです。
ちなみに私は今、ウィンドウ3つにタブ17個も開けているので、こんな人は最低14型を使いたいですね。
見た目はThinkpadですね。かっこいいと思います。キーボードにはThinkPad特有のトラックポイントがあり、タイピングがしやすい機種ですね。
T480のサイズは約336x232x19,9mmとそこまで小さく薄い訳ではないですが、14型の中ではまぁまぁの方です。ただし持ち運びが多い人には向いていないサイズだと思います。
T490はT480より若干小さくなり、軽くなっています。
ドッキングコネクターも装着できるので、配線が多い人でもきれいにまとまるし、付け外しがかなり楽になります。
SSDストレージ
今まで主流だった内蔵ストレージは、HDD(ハードディスクドライブ)だったのですが、最近はSSD(ソリッドステートドライブ)のストレージが主流になってきましたね。
パソコンは色々なデータが内蔵ストレージに保存されているのですが、このストレージの性能がPCの速さに直結することが多いんですね。
で、HDDとSSDの違いは、単純に早さです!SSDだとめちゃくちゃ速いんです。
今回選べるSSDはPCle-NVMeとSATAがあるのですが、
- PCle-NVMe・・・データ転送速度の理論値が40Gbps
- SATA・・・データ転送速度の理論値が6Gbps
となっており、SATAは「速い」ですがPCle-NVMeは「かなり速い」速度なので、大きなデータの読み込みが多い人はPCle-NVMeがおすすめです。
今回はデュアルストレージなので、SSD+HDDと言う構成が出来ます。
ディスプレー
ディスプレイは、以下の4種類があります。
・HD TN液晶 光沢なし
・FHD IPS液晶 光沢なし マルチタッチ
・FHD IPS液晶 光沢なし
・WQHD IPS液晶 光沢なし
HD | ハイディフィニション、解像度1366x768 |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
WQHD | ワイドクワッド・ハイディフィニション、解像度2560x1440 |
TN液晶 | 視野角が狭いので画面の角度を変えたら見にくいことがある |
IPS液晶 | 視野角が広い液晶 |
光沢なし | 画面に映り込みが軽減された液晶 |
HD液晶を選ぶメリットはないのでスルーしますが、ほとんどの人はFHD液晶で十分だと思います。
仕事柄画像編集をする人や画像にこだわりがある人は、WQHD液晶がおすすめです。WQHD液晶にすると110gも軽くなりますが、値段も少し上がります。
また、ThinkPad Privacy Guard(T490のみ)というディスプレイは、ボタンひとつで簡単にディスプレイの視野角を狭めて、左右からの覗き見を防止する機能があり、さらに画面を覗き見されている時にアラートを出し、自動的にThinkPad Privacy Guardを有効にするThinkPad Privacy Alert機能も備えています。
仕事中に後ろから覗かれないというのはすごく重要なものなので、外出が多いビジネスマンには必須ですね。
後継機種が出ているので、こちらのレビューもどうぞ。
CPU
T490はi3は無いですが、一般的なCPUを紹介します。
まず、CPUとは中央演算処理装置といい、パソコンの頭脳とでも言いましょうか、重要な部分です。
- Atom(小さな安いミニノートPCに使われる。これならスマホの方がベター)
- Celeron(安いPCに使われる。買わない方がまし)
- Pentium(パソコンをあまり使わない・安く済ませたい人はこれでOKですが、お勧めはしません)
- core i3(スタンダード)
- core i5(結構すごい)
- core i7(動画編集など特別な事をする人向け)
T490はcore i5 , i7とありますが、個人的にはi5で全然早いので問題ないですが、ヘビーに使う人はi7で!
グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵のIntel UHD GraphicsかNVIDIA GeForce MX150が選べます。
下のグラフは各グラフィックスのベンチマークスコアと、その他のグラフィックスカードの性能比較です。
[visualizer id=”9131″]MX150は、動画編集や3Dゲームなどの3Dグラフィックスを必要とするソフトも使えるくらいの性能ですが、高性能と言うわけではありません。
メモリ
メモリは最大32GBと大容量が選べます。
一般的には8GBあれば困ることは無いですが、ヘビーに使う人は16GB以上だとストレスを感じることも減りますね。
バッテリー
これはパソコンの性能面ですごく重要なポイントなんですが、T480のバッテリーは約14,8時間持ちます。これだけもってくれると、日中に充電しなくてもよさそうですよね。
T490に至っては、17,8時間!充電を気にせずにガンガン仕事が出来ますね。
また、仮に充電が必要になっても1時間で約80%まで充電できる急速充電に対応しているので、お昼中に充電していたら次の日までノンストップで仕事できますね!(ってそんなに働かない方が良いですけど・・・)
LTE
nanoSIMを使ってインターネット回線を使うLTEは、外出が多いビジネスマンが良く使う機能ですね。
公式ページのWWANという項目を確認し、「あり・なし」で表記されているので必要な方は確認しましょう。
インターフェイス
- USB 3.1 Gen1 Type-C(電源と共用)
- USB 3.1 Gen2 Type-C (Thunderbolt™ 3)
- ドッキングコネクタ-(1.2.と合わせて使用)
- USB 3.1 Gen 1
- HDMI
- マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
- microSDメディアカードリーダー
- スマートカードリーダー(一部構成でのみ選択可能)
- USB 3.1 Gen 1(Powered USB)
- イーサネットコネクター(RJ-45)
- セキュリティー・キーホール
- SIM カードスロット(nanoSIM対応、LTE非対応のモデルにSIMカードを挿入しても機能しません。)
T480は若干仕様が違います。例えばUSBの世代がGen1で、4-in-1 メディアカードリーダーが付いています。
セキュリティ
一昔前まではWindowsのパソコンには必ずセキュリティーソフトを入れないといけませんでしたが、今はほとんどその必要はありません。
Windows10になってから、「Windows Defender」というセキュリティソフトが標準装備されていて、有料のセキュリティとなんら遜色がないくらい高性能になっています。
ウィルス対策ツールの Windows Defender はシステムやファイルを幅広く保護し、オンラインから侵入するウイルスやマルウェア、スパイウェアといった脅威からデバイスを保護します。Windows 10 に標準で組み込まれているので、起動したその日から安心が手に入ります。
カスタマイズ
レノボのパソコンで良い所は、欲しい機能をカスタマイズできる点ですよね。
- マイクロソフトのオフィス(仕事で使うなら必ず欲しいですね)
- 追加メモリ・8GB、16GB、32GB(標準で8GBなのでヘビーユーザーならもう8GBあれば安心ですね)
- SSD・128GB、256GB、512GB(最低256GBは欲しいですね)
- グラフィックス・GeForce MX250有り、無し
- 指紋センサー・有り、無し
ディスプレイは先ほども説明しましたが、もう一度。
- HD(1366×768)光沢無し
- FHD(1920×1080)光沢無し
- FHD(1920×1080)マルチタッチパネル
- FHD(1920×1080)プライバシーガード
最後に
T480の性能はリリース当時は高かったのですが、今現在はまぁまぁ良い機種と言った感じですね。
現在は後継機種が出ているので、こちらのレビューもどうぞ。