Lenovo Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)のレビューです。
1kgを切る超軽量ボディにミドルクラスのCPUと優秀な排熱設計を備え、薄型ながら長時間の高負荷作業でも快適に使える完成度の高い14インチノートです。バッテリー駆動時間も非常に長く、一日持ち歩くワークスタイルにも対応できます。
ディスプレイはプロ向けの品質で、写真・動画編集などクリエイティブ用途にも十分。外出先での作業が多いクリエイターやビジネスユーザー、クリエイターを目指す学生などにも合う機種です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 355、LPDDR5X 32GB、SSD PCIe 4.0 1TBになります。
メモリなどのPCパーツの価格が急上昇しており、PC価格も影響を受けています。また繁忙期には納期が延びやすいので、購入を検討されている方は早めのチェックをおすすめします
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Contents
Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14型 Intel)のスペックと特徴
| CPU | Core Ultra 5 325 Core Ultra 7 355 |
|---|---|
| メモリ | LPDDR5X-7467 32GB |
| ストレージ | SSD 最大1TB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(14型) | 2.8K POLED HDR1000 DCI-P3 100% 1100nit 120Hz |
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| 無線 | Wi-Fi 7 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| WEBカメラ | 500万画素+IRカメラ |
| オーディオ | Dolby Atmos、2W×4基 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 312.6 × 213.8 × 13.9mm |
| 重さ(実測) | 964g |
| バッテリー(PCMark10で計測) | 最大約22.8時間 |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 32.9万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUはCore Ultraシリーズ3が搭載で、最大49 TOPSのNPUが搭載です。搭載されているのはCore Ultra 5 325またはCore Ultra 7 355のいずれかで、いずれもPanther Lake世代です。この世代からは末尾のアルファベットが廃止され、見た目はデスクトップ向けCPU に近いシンプルな型番になりました。
両CPUとも8コア8スレッドで、通常範囲のマルチタスクや一般的な作業を快適にこなせます。ただし、同時に重いアプリを複数立ち上げるようなマルチタスクでは性能が詰まりやすい点に注意が必要です。
メモリはLPDDR5X-7467でオンボード32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で1TBとどちらも高性能で大容量です。執筆時現在、メモリ32GBのみですが、最大64GBまで対応しているので、後々64GBモデルが出るのかもしれません。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長い14インチで、15インチ並みの情報が表示できます。
解像度は2.8K(2880×1800ドット)のPOLEDディスプレイを採用しており完全な黒を描写でき、高品質PureSight Proディスプレイ、HDR1000に対応し、デジタルシネマ規格のDCI-P3 100%の広色域、そして10 bit 10.7億色の発色があり、リフレッシュレートは120Hzとぬるぬるです。
その他のスペックはWindows 11 Homeを搭載、無線は最新のWi-Fi 7に対応、Webカメラは超高画質500万画素で、顔認証のIRカメラ付きになります。
実測964gと非常に軽く、Yoga史上最軽量モデルになります。バッテリー駆動時間は最大22.8時間と非常に長く、この軽さでこの駆動時間はまさにモンスタークラスです。
筐体も非常に薄く、厚さは13.9ミリです。ただし、薄型超軽量筐体の宿命として、インターフェイスはThunderbolt4が3つのみとなっており、ハブを持ち歩かないと不便な場面があるかもしれません。
また、本機はCopilot+PCで、AI機能を積極的に使ってみたいユーザーにも適したモデルです。
FAQ:よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです |
| 出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから) |
| 画像・動画編集に使えますか? | 当サイトの3Dグラフィック性能計測ではGTX 1650 Max-Qに近いスコアが出ていたので、動画編集もできます |
| ファンはうるさいですか? | ベンチマーク計測時は43dBと少し気になる音はしますが、一般的な使用をしているときは静かです |
| PD充電できますか? | Thunderbolt 4があるので可能です |
| PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | Thunderbolt 4があるので可能です |
| オンラインレッスンに合いますか? | カメラの解像度は500万画素と高いので、オンラインレッスンやミーティング、そしてオンラインレッスンの講師などホストする人にも合います |
| メモリ/ストレージの増設はできますか? | いいえ、できません |
| 持ち運びに向いていますか? | 超コンパクトな14インチで1㎏以下と非常に軽く、バッテリー駆動時間も長めなので持ち運び向きです |
| ディスプレイは明るいですか? | 最大1100ニットとすごく明るいです |
| Officeの使い心地は? | 快適に使えます |
| PCを快適に使う目安のスペックは? | どのモデルを選んでも快適に使えます |
| ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります |
| バッテリー駆動時間は長いですか? | JEITA 3.0計測で22.8時間と非常に長いです |
| リフレッシュレートはいくつですか? | 最大120Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
Copilot+PCとは?
Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。
主な特徴です。
・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス
すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。
こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。
2.8K OLEDの超高品質ディスプレイ
ディスプレイはすごく高品質で、特徴が多いのでまとめました。
・14インチ
・2.8K POLEDで高精細、そして完全な黒を描写できる
・POLEDは薄い・軽い・曲げられる・割れにく
・画面比16:10で15インチ並みの情報量
・PureSightディスプレイで、よりシャープな映像がより速く、そしてより現実の様に描写できる
・sRGB 100%、DCI-P3 100%、ΔE<1でプロ向けの正確な色を描写できる
・10 bit 10.74億色の発色
・コントラスト比100万:1でくっきりすっきり
・ハイダイナミックレンジのHDR1000とDolby Vision対応で白はより白く、黒はより黒く描写
・最大1100ニト
・TÜV 認定のブルーライト低減
・マルチタッチ
・Corning Gorilla Glass採用
・120Hzのリフレッシュレートでぬるぬる
POLEDはスマホの湾曲ディスプレイや折り畳み機種で使われることが多く、プラスチックを使った有機ELディスプレイで「薄い・軽い・曲げられる・割れにくい」と言う特徴があります。
本機はなぜ歩留まりが低いPOLED(OLEDよりコストがかなり高い)を使ったのかと言うと、筐体の薄さを極限まで追求した結果だと思われます。
大きな特徴はこちらです。
本機は画面アスペクト比が16:10と縦に長く、一般的な16:9の14インチより多くの情報を表示できます。その分スクロール回数が減り、一目で把握できる情報量が増えるため、作業効率の向上にもつながります。
ΔE<1(色差1未満)と非常に高精度で、表示される色は人間の目ではほぼ違いを判別できないレベルです。
言い換えると、本機のディスプレイは“設定された色空間内では”現実の色をほぼ忠実に再現できるということです。
左は本機で、右はsRGB 100%のディスプレイで表示した画像です。
本機は、sRGB 100%とDCI-P3 100%と色域が広く、ΔE<1と色再現性が高く、10bit・10.7億色の発色に対応しており、一般的なクリエイターPCに採用されることが多いsRGB 100%よりもより正確な色を描写できます。動画・画像編集、2D/3DCADなどのクリエイティブワークや、動画視聴にすごく合います。
PureSight Proディスプレイはいくつかのモデルにも採用されており、「よりシャープな映像がより速く、そしてより現実の様に描写できる」とのことです。
こちらは黒の描写力を比較したもので、OLEDパネル特有の“完全な黒”をしっかりと表現できています。コントラスト比は100万対1と非常に高く、暗部と明部のメリハリが強く、映像に深みが出るのが特徴です。
視野角は非常に広く、上下左右どの方向から見ても暗くなる部分がなく、表示内容をはっきり確認できます。
輝度はピーク時1100ニト(標準500ニト)とかなり高いです。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
| 300ニト | 屋外の日陰でも見える |
| 400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
| 500ニト | 屋外向け |
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
Yoga史上最軽量でコンパクト、そして薄い!
軽い。ものすごく軽いです。こんな感じで持っても余裕です。移動や持ち運びが多い人には非常に使いやすい軽さです。
重さは実測964gで、Yoga史上最軽量モデルです。Yogaってもともと重い機種が多かったのですが、2025年モデルから徐々に軽くなり、ついには1㎏切りモデルも出るほどになりました。
最薄部は13.9mmと非常に薄いです。
筆者が使用しているThinkPad T14 Gen 6(左)と比べると、およそ3分の1ほどの厚さです。薄型なので手で掴みやすく、移動時にPCを持ち上げる動作がとても楽になります。
また、こんなに薄くて耐久性はどうなの?って思うかもしれませんが、本機はマグネシウムとアルミニウム合金で製造され、米軍の物資調達規格のMIL-STD-810H規格に準拠しており、ハードな使用にも耐えうる堅牢性があります。
実際に触れてみると、マグネシウム特有のしっとりとした手触りがあり、質感も高く仕上がっています。
寸法は幅312.6ミリ、奥行き213.8ミリとすごくコンパクトで、カバンを選ばずに入れることができると思います。
背面です。真っ白な筐体がとてもきれいです。
ベゼル幅は左右3.5mm、上6.5mm、下9.0mmと非常に細く、画面周りはすっきりとした印象です。
ディスプレイは約170度ほどでしょうか、ここまで開くので、作業姿勢に合わせて柔軟に角度調整できます。膝の上で使うときや、外付けキーボードと組み合わせて画面だけを遠ざけたいときなど、使い勝手の良さを感じるポイントです。
バッテリー駆動時間
バッテリーは75Whrと大容量で、JEITA 3.0測定では最大約22.8時間という非常に長い駆動時間を記録しました。実際の使用でもディスプレイ輝度さえ抑えれば、朝に家を出てから帰宅するまでバッテリーが持つ人も多いはずです。最大輝度が1,100ニットとかなり明るいため、屋内では必要以上に明るくしないよう注意すると、より長時間使えます。
超高画質500万画素WebカメラとIRカメラ付き
WEBカメラは超高画質500万画素で、顔認証のIRカメラ付き、そしてプライバシーシャッターも搭載しています。電子式シャッターなので閉じていても開いていても見た目の違いはないので、使用前は右側面にあるスイッチをON/OFFにして確認した方が良いです。
上の画像は本機のWEBカメラと、一般的なビジネスPCに搭載されるFHDのWEBカメラで撮影した同じ人形で、ズームするとわかりやすいですが本機は画質も良くきれいに映っています。ただし、若干暗いですね。
Webミーティングをホストする人やオンラインレッスンの講師などでも使える品質です(この場合は、撮影用ライトがあった方が良いです)。
3Dアレイマイクが4つ搭載しており、スピーカーは2Wのウーファーが2つ、2Wのツイーターが2つになります。
動画で紹介しますが、音質は良く、きれいな音でした。特に中高域の抜けがよく、声の聞き取りやすさが印象的です。オンライン会議でも相手の声がクリアに届き、こちらの声も自然に拾ってくれました。
また、本機にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが使え、自動フレーミングやアイコンタクト、背景のぼかしなどの効果が簡単に使えます。
高品質インターフェイス搭載だが、種類が少ない
インターフェイスはThunderbolt 4が左に2つ、右に1つという構成です。左右どちらからでも給電や周辺機器をつなげられるのは、地味に便利なんですよね。机のレイアウトに合わせて柔軟に使えます。
ただし、USB-AやHDMIなどを使う際にはハブやアダプタが必要になります。普段から周辺機器を多く使う人は、持ち歩き用に1つ用意しておくと安心です。
キーが大きく同じサイズ+湾曲キーで打ちやすいキーボード
キーボードは日本語で84キーのバックライト付きで、すべての主要キーや下部のキーも同じ大きさなのでタイプミスしにくく、使いやすいキーボードでした。
また、特別なYoga仕様のコーティングを施しており、ソフトタッチな手触りの高級感がある仕上げで、通常の3倍の耐摩耗性で耐久性を維持し、表面は指紋防止・撥水加工されているとのことです。
右Shiftキーは小さめですが、使用頻度は高くないため普段の作業では大きな支障はありません。ただ、最初はすぐ隣の「ろ」キーが反応してしまうこともあるかもしれません。
個人的に良く使う左右カーソルキーも大きいし、コパイロットボタンもあるので、調べ物や疑問があるときもワンタッチで呼び出せるので快適です。
キーピッチは実測19.0×18.6mmで、フルサイズらしく余裕のある配置です。キーストロークは1.5mmとしっかり深さがあり、キーボード面がわずかに湾曲しているおかげで、多少中心を外しても自然に打てる感触でした。長文を打っていても疲れにくく、気持ちよくタイピングできます。
実測で120.7×75.3mmのタッチパッドは標準サイズながら十分な操作性があり、スムーズに使えます。
バックライト点灯時の視認性は高く、暗がりや真っ暗な部屋でも問題なく作業できます。キーの輪郭がしっかり浮かび上がるため、夜間の作業や照明を落とした環境でもタイピングしやすいキーボードです。
最新のWi-Fi 7に対応
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
ベンチマーク
搭載CPUはCore Ultra 5 325とCore Ultra 7 355で、 レビュー機にはCore Ultra 7 355が搭載です。
Panther Lake世代からは末尾のアルファベットが廃止され、見た目はデスクトップ向けCPU に近いシンプルな型番になりましたね。最初これ見た時は、「あれ?デスクトップ版CPU搭載なの?」って思いました。
両CPUとも8コア8スレッドで、通常範囲のマルチタスクや一般的な作業を快適にこなせます。ただし、同時に重いアプリを複数立ち上げるようなマルチタスクでは性能が詰まりやすい点に注意が必要です。
Core Ultra 7は49 TOPS、Core Ultra 5は47 TOPSのNPU性能があり、AI処理に関してはどちらも十分に高いパフォーマンスを発揮します。日常的なAIアシスト機能や画像処理の高速化など、体感しやすい部分では大きな差は出にくいものの、負荷の高いAIワークロードではUltra 7のほうが余裕があります。
TOPS・・・1秒間に何兆回演算を実行できるかの数値。49 TOPSは49兆回/秒
ベンチマークの総評を先に言うと、CPU性能はミドルクラスで、日常作業やブラウジング、Office系の処理はもちろん、画像編集や軽めの動画編集まで快適にこなせる実力があります。特にAI関連の処理性能が高く、AIアシスト機能や画像生成、ノイズ除去などのAIワークロードでは同クラスのCPUよりも一歩抜けたスピードを発揮します。
内蔵GPUの性能も高めで、軽い3DゲームやGPUを使うクリエイティブ作業にも対応できるバランスの良さが魅力です。4K動画のエンコードも短時間で処理でき、連続負荷でも性能が落ちにくい排熱設計も優秀です。
CPUは標準的ながら、AI・GPU・実作業の快適さが光る、現代的なワークロードに強い構成です。
CPU Mark計測結果
CPUの性能を測るCPU Markのスコアは22,051で、ミドルクラスとして標準的かつ実用的な性能でした。日常作業はもちろん、画像編集や複数アプリを同時に開くようなシーンでも十分に対応できる処理能力があります。負荷をかけ続けるような重い作業では上位モデルに劣るものの、薄型ノート+長時間バッテリー駆動機種としてはバランスが良い性能です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core i5-1335U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。今回の結果は、マルチコア599でミドルクラス相当、シングルコア120と良好なスコアでした。日常的なクリエイティブ作業や軽めの3D処理であれば十分対応できる性能で、薄型ノートとしてはバランスの取れた結果といえます。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P |
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXテストでCPUのAI性能を計測しました。ONNX(Open Neural Network eXchange)は、ディープラーニングや機械学習モデルといったAIワークロードの処理能力を測る指標で、AI推論の実力を確認できます。
結果は、Single Precision(単精度)が3431、Half Precision(半精度)が1514、Quantized(量子化)が6820と非常に良好なスコアでした。AI処理を多用するアプリや画像生成、ノイズ除去などのタスクでも、CPU単体で十分に高速な処理が期待できる性能です。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 7 350 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
PCMark10は全体的にすごく高いスコア
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアですが、不具合があり何度計測してもすべて測れませんでした。なので、参考程度に見てください。
- 総合性能は不具合で計測不可
- Essentialは不具合で計測不可
- Productivityは10866→非常に快適に使える
- Digital content creationは6329→予想よりもかなり低い性能
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 7 350 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 355 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-13420H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core i5-13420H | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U |
4K動画エンコード時間計測結果
5分の風景を撮影した4K動画を、DaVinci Resolveでレンダリング(エンコード)した際の処理時間を計測しました。当然ながら、時間が短いほど高性能です。
結果は、1回目が3分8秒、2回目が3分7秒、3回目が3分9秒で、3回平均は3分8秒と非常に速いタイムでした(Core Ultra 9 285H並!)。さらに、高負荷のエンコード処理を連続で3回行っても処理時間がほとんど変わらず、性能の落ち込みが見られなかった点から、排熱設計の優秀さも確認できました。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core i7-14700+RTX 4060 | |
| Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
3D Graphics Mark計測結果
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、4786と高めのスコアでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core i5-1335U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1340P | |
| Core i5-13420H |
Fire StrikeはGTX 1650 Max-Q並の性能
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。
Fire Strikeのスコアは6,324と良好で、内蔵GPUとしてはかなり高い性能です。外部グラフィックカードのGTX 1650 Max-Qに近い数値で、軽めの3DゲームやGPUを使うクリエイティブ処理でも十分に動作するレベルです。薄型ノートの内蔵GPUとしては優秀で、普段使い以上のグラフィック処理にも対応できるパフォーマンスでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i5-13420H |
次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は13437で「すごく快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは8172で「快適」でした。(画質はFHD)
Memory Mark計測結果
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-7467MHzの32GBで、Memory Markの計測結果は3592と非常に高いスコアでした。帯域幅が広く、データの読み書きが高速なため、複数アプリを同時に開くようなマルチタスクや、画像編集・AI処理などメモリ負荷の高い作業でも快適に動作します。薄型ノートとしてはトップクラスのメモリ性能で、長期的な使用でも余裕のある構成です
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| 本機種LPDDR5X | |
|---|---|
| LPDDR5X平均 | |
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度が速いストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはPCIe 4.0接続の512GB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が6,601MB/秒、ライト(書き込み)が5,815MB/秒と、どちらもPCIe 4.0の上限に近い非常に高速な結果でした。OSの起動やアプリの立ち上げ、ファイルの読み書きがスムーズで、体感でもキビキビ動くストレージです。クリエイティブ用途や大容量データの扱いでもストレスを感じにくい性能です。
起動時間を5回計測した平均は12.8秒で、かなり速い部類です。電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの流れがスムーズで、日常的な立ち上げのストレスがほとんどありませんでした。スリープ復帰も素早く、実用面での快適さにつながっています。
| 1回目 | 13秒 |
|---|---|
| 2回目 | 12秒 |
| 3回目 | 12秒 |
| 4回目 | 14秒 |
| 5回目 | 13秒 |
| 平均 | 12.8秒 |
排熱性能と騒音値の計測
底面には大きなメッシュ状の通気口があり、ここからしっかり外気を取り込む構造になっています
内部は2つのファンと2本のヒートパイプと上位モデルの仕様で、吸気面積が広いため風量を確保しやすく、効率よく冷却できる設計です。実際に高負荷のエンコードを連続で行っても性能の落ち込みが見られず、薄型ノートとしては排熱性能がかなり優秀だと感じました。
実際に公式サイトにも「グラフェン・アルミニウム合金はアルミニウムよりも50%優れた導電性を発揮し、ダイヤモンド銅は従来の銅の2倍の効率性を実現しています」とのことで、冷却モジュールの一部に高熱伝導素材を使うことで、軽量化と冷却効率を両立したようです。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面温度と底面温度、そして騒音値を計測しました。
この時のPC表面温度は33.7度と低く、底面温度も30.4度と低めの温度で、しっかりと排熱できています。また、膝の上に置いて使っても熱くなかったです。
騒音値は平均約43dBとファンの音は聞こえますが、気になるほどの音ではありません。アプリの指標では「静かなオフィス」の騒音となっています。
ちなみに普通に使っていてCPUを100%使うことはほぼないので、ここまでの音や温度を見ることはないと思います。
Lenovoのサポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、通常であればPremium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができますが、執筆時現在、まだこの保証はありません。こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
まとめ
良い点
・超薄型コンパクト機種で、1㎏以下!
・総合的なCPU性能が高い
・プロ向けの超高品質ディスプレイ
・Copilot+PCで便利
・画面比16:10の14インチだが15インチ並みの表示が可能
・500万画素WEBカメラ
・Wi-Fi 7に対応
・Thunderbolt 4が左右にあって便利
・こだわりのキーボードで、ずいぶん使いやすくなっている
・スピーカーの音が良い
・バッテリー駆動時間が長い
残念な点
・特になし
総合評価
1kgを切る超軽量の14インチながら、CPU性能も排熱性能も高く、モバイルノートとして非常に完成度の高い1台でした。とにかく薄いのにしっかり冷える設計で、長時間の作業でもパフォーマンスが落ちにくく、外出先での動画編集やAI処理のような重い作業でも安心して使えます。
バッテリー駆動時間も非常に長く、輝度を適切に調整すれば一日持ち歩いても電池切れの心配はほとんどありません。モバイルワーク中心の人にとっては大きな安心材料です。
ディスプレイはプロ向けの品質で、色再現性・輝度ともに優秀。写真・動画編集などクリエイティブ用途でも満足できるレベルで、トップクラスの表示品質です。
ミドルクラスのCPUですが、総じて、総合性能・軽さ・冷却・画質・バッテリーのすべてが高水準でまとまった、モバイルクリエイター向けの理想形に近いモデルだと感じました。
— パソコンガイド編集部
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