Lenovoから新たなCopilot+PCのYoga 7i 2-in-1 Gen 10 14型と16型が発売開始しました。
14インチは19.5万円から、16インチは20.5万円からとこのスペックのCopilot+PCにしては安く、筆者が使用しているYoga Slim 7i Aura Edition Gen 9(24.9万円~)とほぼ同じスペックです。
最大48 TOPSのNPU性能を持つCore Ultraシリーズ2を搭載し、メモリ最大32GBにPureSight OLEDディスプレイを採用したクリエイター向けの機種です。
スペック
14インチ | 16インチ | |
CPU | Core Ultra 5 226V Core Ultra 5 228V Core Ultra 7 256V Core Ultra 7 258V |
Core Ultra 7 256V Core Ultra 7 258V |
メモリ | LPDDR5X-8533 16/32GB | |
ストレージ | SSD 最大1TB | |
グラフィックス | Intel Arc 内蔵グラフィックス | |
ディスプレイ | 2.8K OLED HDR600 DCI-P3 100% 500nit 120Hz | |
OS | Windows 11 Home/Pro | |
無線 | Wi-Fi 7 | |
生体認証 | 顔認証 | |
WEBカメラ | IR+500万画素カメラ | |
オーディオ | ドルビーアトモス/2Wスピーカー×4 | |
寸法(幅×奥行×高さ) | 317 × 228 × 15.95㎜ | 361 × 257 × 15.85mm |
重さ | 約1.38㎏ | 約1.77㎏ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約14.3時間 | 12.9時間 |
カラー | シーシェル ヴィーガンレザー |
ルナグレー |
標準保証 | 1年間 | |
価格 | 19.5万円~ | 20.5万円~ |
両機種とも、価格も高い上位モデルのYoga Slim 7i Aura Editionより高い性能ですね。ほとんど同じスペックですが、Yoga Slimは(めちゃくちゃ高品質ですが)IPS液晶でHDR400ですもんね(本機はOLEDでHDR600)。ただし、Aura Editionと言う特別な機種ではありますが。
CPUはどちらもCore Ultraシリーズ2を採用で、14インチはCore Ultra 5と7が、16インチはCore Ultra 7のみになります。
Core Ultra 5は最大40 TOPSの、Core Ultra 7は最大47 TOPSのNPU性能を持ち、ローカルでもAIを使った作業ができます。
メモリはLPDDR5X-8533のオンボードで最大32GB、ストレージはPCIe 4.0×4で最大1TBになります。
ディスプレイが高品質で2.8Kの高解像度にPureSight OLEDディスプレイを採用、HDR600に対応し輝度は500ニトと明るいです。色域はDCI-P3 100%とデジタルシネマ規格で動画編集に合い、リフレッシュレートは120Hzでぬるぬるです。
その他のスペックはWindows 11 HomeかProがあり、最新のWi-Fi 7に対応、顔認証付き500万画素Webカメラになります。
14インチモデルは1.38㎏とちょっと軽め、16インチモデルは1.77㎏と標準的で、最大14.3時間のバッテリー駆動時間があります。
14インチモデルはヴィーガンレザーを使用した筐体があり、ひと際おしゃれなモデルです。
また、両機種ともEvo Editionプラットフォーム認証に準拠した、「快適に使えるモデル」です。
外観
16インチはテンキー付きと言う以外、デザインに違いはありません。
左が14インチで、右列は16インチです。
2 in 1 PCと言ってヒンジを360度回転できるので、タブレットのように使うこともできます。
Copilot+PCとは?
Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。
主な特徴です。
・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス
すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。
こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。
Evo Editionプラットフォーム認証に準拠
<Evo Edition プラットフォーム認証のステッカー>
本機は5世代めのEvoプラットフォーム認証に準拠している特別な機種です。
Evoは14世代CPUを搭載しているすべてのPCが準拠しているわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。
14世代CPU搭載のEvoプラットフォーム認証の主な要件は75を超え、Intel曰く「高性能、高速充電、長寿命バッテリー、即時起動、クラス最高の接続性、および最適なサイズと重量など、75 を超える項目について、妥協することない高い水準をクリアする必要がある」とのことです。
以下は要件の一部です。
- Core Ultra 5/7/9搭載
- Intel Arc、もしくはdGPU搭載
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- フルHDで実利用10時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1.5秒以内でスリープから復帰
- 生体認証/近接デバイス認証対応
- 30分の充電で4時間以上駆動
- 15㎜以下(iGPU)もしくは20㎜以下(dGPU)の厚さ
- Wi-Fi 6E実装
- Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
- フルHD以上のWebカメラを搭載
- 音声ノイズ抑制や背景ぼかしなどの機能
- Windowsスタジオエフェクト対応
- Thunderbolt 4搭載
- EPEATR Silver以上などサステナブルであること
- Intel Unisonのサポート
代々、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。
関連リンク
・公式サイト(14インチ)
・公式サイト(16インチ)