Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD)の実機レビュー

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2024年4月に発売開始したIdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDですが、海外では2023年に発売されており、日本では1年遅れになりました。

1年遅れなのでスペックは2023年のものがメインですが、6万円台から発売されているにもかかわらず、しっかりとしたスペックになっています。

最新スペックにこだわらないけど、サクサク使えるPCが欲しいという場合に合います。

しかも、本機は売上数による人気ランキングTOP 5にいつも入っており、かなり人気があります。

レビュー機はメーカーからお借りしており、Ryzen 5 7530U、メモリ16GB、SSD 512GBになります。

動画も作成したので、こちらもどうぞ。

 

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IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD)のスペック

CPU Ryzen 3 7330U
Ryzen 5 7530U
Ryzen 7 7730U
メモリ DDR4 最大16GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(15.6型) FHD IPS液晶
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 6
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ FHD
寸法(幅×奥行×高さ) 359.3 × 235 × 17.9mm
重さ 約1.62㎏
バッテリー 最大約14時間
標準保証 1年間
価格 6.1万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズが搭載で、普段使い用としてはかなり高い性能で、Ryzen 3でも約1.1万ほど、Ryzen 5は1.6万のCPU Markスコアがあり、十分サクサク使えますね。

メモリはDDR4-3200MHzで最大16GB、ストレージはデータ転送速度が速いSSD PCIe NVMeで最大2TBと大容量です。

ディスプレイはFHD IPS液晶と一般的で、光沢なしになります。

その他のスペックはOSにはWindows 11 Homeが搭載で、無線は高速通信が可能なWi-Fi 6、そして指紋センサーが搭載です。

15.6インチで1.62㎏と軽めで、バッテリー駆動時間は最大約14時間とそこそこあるので、据え置き用兼持ち運び用に向いています。

Lenovo AI Engineを搭載しており、適応性の高いSmart Power機能で、作業に基づいて、パフォーマンス、バッテリーライフ、熱効率を最大化します。AI EngineはゲーミングPCに搭載されるシステムでしたが、普段使い用の本機にも搭載しています。

 

 

公式サイト

 

2024年のトレンドと比較

2024年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

Ryzen 8000 DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
× × × ×
Wi-Fi 6 sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
×
Copilotボタン 生体認証 バッテリー14時間以上
×

さすがに2023年の機種なので2024年のトレンドにはほぼ沿っていませんが、いくつか丸もあり悪くないと思います。

 

 

旧モデルとの比較

旧モデルは2022年発売のIdeaPad Slim 370 15 AMDで、変更点はこちらです。

・CPUがRyzen 7000シリーズにアップ(以前はRyzen 5000シリーズ)
・TN液晶がIPS液晶に
・HD WebカメラがFHDに
・バッテリー駆動時間が最大9時間から14時間に

欠点だった部分が改善されていますね。

 

特徴

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 左斜め前から

低価格モデルにしてはベゼル(画面の黒い枠)も細く、安っぽさが全然ないですね。画面占有率は88%と高く、上位モデルとそん色ないくらいです。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 上から

寸法はこちらで、この価格のPCにしてはコンパクトで薄いと思います。

・幅 359.3㎜
・奥行き 235㎜
・厚さ 17.9㎜

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 後ろから

シンプルなデザインでアークティックグレーと言う色で、どこにでも、誰にでも合いそうですね。手触りはつるつるした感じで安っぽさはないです。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) アビスブルー

アビスブルーと言う色違いもあります。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 底面カバー

底面には幅広く通気口がとられています。

 

排熱性能

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 筐体内部

シングルファンにヒートパイプが一本あり、このクラスのPCでは一般的なものになっています。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD PCMark10実行時にPCの表面温度を計測

PCMark10を計測時に表面温度を測ったら、28.1度でした。AMDは発熱が低いけど高い性能なので、安心して使えますね。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD Cinebench計測時のCPU温度推移図

CPUをフルパワーで使うCinebenchを計測時にCPU温度の推移を調べました。平均335°(摂氏62°)、最高で338°(摂氏65°)と低い温度、そしてグラフを見るとわかりますがほぼ一直線に安定して動いています。

これは高負荷な作業でも安定して行えます。

 

キーボードは普通

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD キーボード

キーボードは84キーの日本語キーで、バックライト付き、テンキーです。キーピッチは18.7×18.4ミリとフルサイズに近く、キーストロークは1.5㎜と標準的です。

BackSpaceと隣の¥キーが窮屈で若干使いにくいですが、慣れたら問題ないと思います。打鍵感や使いやすさはいつものIdeaPadと言う感じで、可もなく不可もなくです。軽いタイピングをする人に向いています。

タッチパッドは116㎜×70㎜と筐体の大きさに比べて控えめですが、使いにくいサイズと言うわけでもありません。

指紋センサー統合の電源ボタンは、電源を入れたときにサインインも完了するので、すぐに使い始めることができます。

 

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 正面

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度のIPS液晶で、コントラスト比は800:1、視野角は170°になります。

色域はNTSC 45%と一般的な低価格モデルに採用されるものですが、このPCで画像編集などをしないと思うので、気にならないと思います。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD ディスプレイ 右斜め上から撮影

解像度がFHDなのでテキストワークをしていても気にならないし、普通に使えます。

また、輝度は300ニトになり、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

高画質FHD Webカメラ搭載

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD Webカメラ

意外と言ったら失礼ですが、ビジネスPCに採用されることが多い、高解像度FHD Webカメラ(207万画素)が搭載しています。

通常、低価格モデルや普段使いPCにはHD(約92万画素)が搭載されるので、本機はWeb会議やオンラインレッスンなどで相手により映りが良い自分が表示されます。

 

FHDとHDじゃ全然違いますね。

また、プライバシーシャッターも搭載しているので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。

マイクは2基搭載し、キーボード上に1.5Wのスピーカーが2つ配置されています。フロントフェイスのスピーカーなので、音が聞こえやすいです。

 

 

Ryzen 7000シリーズ搭載

Ryzen 7 7730U Ryzen 5 7530U Ryzen 3 7330U
製造プロセス 7nm
アーキテクチャ Zen 3
コア/スレッド 8/16 6/12 4/8
L3キャッシュ 16MB 8MB
ベースクロック 2.0Hz 2.3GHz
ブーストクロック 4.5GHz 4.3GHz
GPUコア 8 7 6
TDP 15W

アーキテクチャはRyzen 5000シリーズと同じZen 3になり、TDPは省電力の15Wです。最大温度が95°と低いので、今までよりも長時間高負荷な作業がしやすくなっています。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD CPU Mark計測結果

Ryzen 5 7530UのCPU Markスコアは16172となかなか高いスコアでした。普段使い用途でこれだけあれば、困ることはまずないと思います。Ryzen 3と7は別機種で計測した参考値です。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 14000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  20071
Ryzen 7 7735U  19706
Ryzen 7 7730U  19287
Ryzen 7 5825U  18328
Core Ultra 5 125U  17921
Ryzen 5 7535U  17123
Ryzen 5 7530U  16172
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 5625U  15108
Ryzen 3 7330U  11013
Ryzen 3 5425U  10946
Ryzen 5 7520U  9657
Ryzen 3 7320U  9064

 

こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i5-1350P  10455
Ryzen 7 7735U  7692
Core i5-1335U  7419
Ryzen 7 7730U  6714
Ryzen 5 7530U  5546

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i5-1335U  2319
Core i5-1340P  2217
Ryzen 7 7735U  2031
Ryzen 5 7530U  1885
Ryzen 7 7730U  1857
Core i5-1350P  1727

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。マルチコアは442、シングルコアは86と、Core i7-1260Pよりも良いスコアですね。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Ryzen 5 7530U  442
Core i7-1260P  433
Ryzen 3 8300GE  414
Ryzen 5 7535U  405

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  119
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7530U  86
Ryzen 5 7535U  85
Core i7-1260P  74

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は5995→ミドルクラス
  • Essentialは10591→通常用途やビデオ会議などは使いやすい
  • Productivityは9738→高速に使える
  • Digital content creationは5670→高い性能じゃないが重たい動画編集などをしなければ問題ない

本機はエッセンシャルとプロダクティビティの性能はバグかと思うほど高いスコアで、デジタルコンテンツ(グラフィック性能)のみ性能が低いので総合スコアが下がりました。

これは、ビジネス用途でも十分に使えるがクリエイティブワークには向いていないことを示唆しています。

EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7530U  10591
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9421
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907
Snapdragon X Plus X1P-42-100  7615

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 5 7530U  9738
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8287
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4641

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  9578
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 7530U  5670
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4251
Ryzen 3 5425U  4240

 

グラフィックス

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業、ゲームなどがしやすくなります。

3Dグラフィックスマークのスコアは2475と普通でしたが、別機種で計測したRyzen 7 7730Uよりも若干高いスコアでした。

Ryzen 5 7530Uはゲームができる性能ではないですが、2Dくらいなら十分にできる性能がありました。また、Officeワークも特に問題なくサクサクできます。

その他のCPUとの比較です。Ryzen 7 7730Uは別機種で計測した参考値です。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  3263
Core i5-1340P  2542
Ryzen 5 7530U  2475
Ryzen 7 7730U  2432
Ryzen 7 5800U  2416
Core i5-1240P  2326
Ryzen 5 5500U  2326
Core i3-1215U  2258
Ryzen 7 5700U  2251
Core i5-1235U  2196
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 5 5625U  2021

 

 

次はゲームのベンチマークを使い、グラフィック性能を測ります。

Steel Nomad Lightは1078、Wild Lifeは7123、Fire Stikeは3219、そしてNight Raidは13983とゲーム向けのAPUじゃないのでスコアは伸びませんでした。

Steel Noamd LightWild LifeFire StrikeNight Raid

Steel Nomad Liteは、DirectX 12 Ultimateの性能をテストし、レイトレーシングを使用しない中量級ゲームを想定したベンチマークです。スマホなどの他のデバイスとスコアを比較できる、クロスプラットフォームです

Steel Nomad

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  4902
GTX 1650 Max-Q  2819
Core Ultra 7 258V  2734
Core Ultra 5 125H  2472
Ryzen 7 7735U  1437
Ryzen 5 7530U  1078
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、レイトレーシングを使用しない軽めのゲームを想定したベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050 Ti  29016
Core Ultra 7 258V  25716
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H  23037
GTX 1650 Max-Q  16974
Ryzen 7 8845HS  16368
Ryzen 5 8640HS  13987
Ryzen 5 7530U  7123
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアで、Fire Strike ExtremeはQHD、UltraはUHDのレンダリング解像度です。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
Core Ultra 7 258V  7839
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7530U  3219
Night RaidはDirectX 12のベンチマークで、グラフィックボードがない機種の性能を測ります。

Night Raid

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
Core Ultra 7 258V  31139
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26261
Ryzen 5 8640HS  24814
GTX 1650 Max-Q  20322
Ryzen 7 7735U  17539
Ryzen 5 7530U  13983

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD ドラゴンクエスト10ベンチマーク計測結果

ドラゴンクエスト10のベンチマークは、とても快適の8994でした。Ryzen 7030や7035シリーズは3Dグラフィック性能は高くないですが、2Dグラフィック性能は高いようですね。

 

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  18362
Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen 5 5500U  10769
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 7530U  8994
Ryzen 5 8640HS  8954
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Ryzen 7 7735U  7291
Core i7-1260P  6272
Core i7-1355U  6213
Core i5-1240P  6204
Core i5-1335U  5150
Core i5-1235U  5135
Ryzen 3 7335U  5071

 

 

メモリはDDR4だが悪くな速度

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD Memory Mark計測結果

メモリはDDR4-3200MHzと最新のDDR5じゃないですが、最大16GBもあるし、普段使い用としては十分だと思います。

Memory Markでベンチマークを計測したら、2415とDDR4の平均よりもだいぶ良いスコアでした。

 

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3503
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
本機種  2415
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージはPCIe 3.0×4.0

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15 AMD シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。こちらも最新のPCIe 4.0じゃなくPCIe 3.0×4で、最大1TBと大容量です。

シーケンシャル速度を計測したらリード3407MB/秒、ライト1759MB/秒と高速じゃないですが問題ない速度です。使っていても特に遅さも感じないし、普段使い用途なら全然速い方です。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

IdeaPadにはWindows標準搭載のWindows Defenderがあり、Natural File Guardという統合されたセキュリティで守られています。

より強固なセキュリティをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

Wi-Fi 6に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは47WHrが搭載で、最大約14時間とそこそこ長いバッテリー駆動時間があります。また、急速充電にも対応しており、約2時間で満充電になります。

 

 

インターフェイス

USBのデータ転送速度はすべて5Gbpsで、インターフェイスはこのクラスのPCでは十分にあると思います。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 右側面インターフェイス

右側面インターフェイスは4-in-1 メディアカードリーダーと、USB 3.2 Gen 1です。

 

Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型AMD 左側面インターフェイス

左側面インターフェイスは電源コネクタ、USB 3.2 Gen 1、HDMI、USB 3.2 Gen 1 Type-C(Fullファンクション)、そしてマイク/ヘッドフォンジャックです。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理になります。

引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

 

ライバル機種

ライバル機種はすべて2024年モデルで、画面アスペクト比が16:10と縦に長い機種です。

 

IdeaPad Slim 5i Gen 9 15.3型

Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 9 15.3型のレビュー15.3インチと変わったサイズですが、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので16インチ並みの情報が表示されます。省電力モデルのインテル14世代Uシリーズを搭載し、全体的に最新スペックを搭載していますが、7万円台からとコスパが高い機種です

CPU Core 5 120U
Core 7 150U
メモリ LPDDR5X 最大16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(15.3型) WUXGA IPS 光沢なし
OS Windows 11 Home/Pro
無線 Wi-Fi 6/6E
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ FHD、IRカメラあり
重さ 約1.793㎏
バッテリー 最大約9.8時間
価格 7.7万円~

レビュー

 

IdeaPad Slim 3i Gen 9 16

Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 9のレビューこちらは本機の2024年モデルで、16インチになります。同じく6万円台からと低価格ですが、16インチの大画面でアスペクト比が16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示されます。指紋センサーやWi-Fi 6、そしてFHD Webカメラが搭載と、6万円台のPCとは思えないスペックです

CPU Core 3 100U
Core 5 120U
Core 7 150U
メモリ DDR5-5200 最大16GB
ストレージ SSD 最大1GB
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS液晶 光沢なし
LAN Wi-Fi 6
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ 1080p FHD
重さ 約1.74㎏
バッテリー(JEITA 3.0)
JEITA 2.0
最大約7.7時間(動画再生時)
最大約13.9時間
価格 6.6万円~

レビュー

 

 IdeaPad Slim 3i Gen 9 14

Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 9 14型のレビュー画面比が16:10と縦に長く、14インチですが15インチ並みの情報が表示されます。DDR5にSSD PCIe 4.0が搭載、WEBカメラは高画質FHDと高めのスペックです。電源ボタンに統合された指紋センサーもついており、サインインは一瞬です。このスペックで6万円台からと、2024年モデルでTOP5に入るコスパが高い機種だと思います。

 

CPU Core 3 100U
Core 5 120U
メモリ DDR5-5200 最大16GB
ストレージ SSD 最大1GB
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS液晶 光沢なし
LAN Wi-Fi 6
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ 1080p FHD
重さ 約1.37㎏
バッテリー(JEITA 3.0)
JEITA 2.0
最大約8.2時間(動画再生時)
最大約12.9時間
価格 6.7万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・CPUが低温度で安定して動作するので、一般的に見て寿命が長くなる
・Wi-Fi 6に対応
・高画質FHD Webカメラ搭載
・指紋センサー搭載
・15.6インチで1.62㎏とちょっと軽い

 

残念な点

・価格を考えると特になし

 

総合評価

約6万円と言う価格を考えると、すごく良いスペックだと思います。高性能のRyzen 7000シリーズが搭載し、指紋センサーにFHD Webカメラ、そしてWi-Fi 6にも対応しているし。

15.6インチで1.62㎏と軽いので、持ち運びにも向いていますね。

何よりも、CPU動作が安定しており、高負荷な作業を行っていても低めの温度で動作するので、こういう機種は故障しにくいし、使っていてイライラすることも少ないです。

 

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