Lenovo ThinkBook全機種の特徴と比較レビュー

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

ThinkBookはIdeaPadやThinkPadに比べ知名度が低いかもしれませんが、IdeaPadより高性能な機種がほしいけど、ThinkPadの外観が・・・という方に合う機種なんですね。

ビジネスモデルなのでセキュリティや品質はすごく良く、価格は7万円台からあり、ThinkPadのようなこてこてのビジネスPCの外観じゃなく、IdeaPadのような見た目をしています。

ディスプレイの質も高く、「クリエイターPC」並のスペックもあり、お買い得機種が満載です。

 

Lenovoでは11/28までブラックフライデーセール を開催中で、割引+ポイントが最大で10倍還元+小型アダプタ110円!

Lenovo ThinkBookの特徴

ThinkBook 13.3インチ、14インチ、16インチの筐体

筆者が2021年に購入Lenovo製品<もちろん、ThinkBook以外の全モデル購入しています>

私は以前はThinkPad派だったのですが、その後IdeaPadに変わり、現在はThinkbookを主に使っています。実際に長期間使っているので、Thinkbookシリーズは誰よりも詳しいと思います。

まずは他のシリーズとの比較です。

ThinkPad ThinkBook Yoga IdeaPad
CPU 中~最高峰 中~最高峰 中~最高峰 下~中
NPU ほぼあり ほぼあり あり ほぼなし
メモリ 最大128GB 最大64GB 最大16GB
(1機種のみ32GB)
最大16GB
SSD 最大2枚 最大2枚 最大1枚 最大1枚
ディスプレイ WUXGA/2K/2.5K/3K/4K
IPS/OLED
WUXGA
IPS
WUXGA
2.8K/3K
IPS/OLED
FHD
WUXGA
IPS
最大色域 DCI-P3 100% sRGB 100% DCI-P3 100% sRGB 100%
dGPU あり なし あり なし
インターフェイス 豊富 豊富 少ない そこそこ豊富
USB4
Thunderbolt 4
あり あり あり なし
質量 軽~重い 普通 平均より重い 普通~重い
素材 カーボン
メタル
メタル/樹脂
メタル
メタル/樹脂
メタル 樹脂
メタル/樹脂
メタル
Webカメラ HD
FHD
500万画素
800万画素
FHD FHD
500万画素
HD
FHD
オーディオ 普通~極上 普通 普通~極上 普通
最長保証 5年 5年 4年 4年

ThinkPad最大の特徴は、13インチ以外はほぼすべてメモリとSSDの増設が可能な点です。メモリは最大64GB、ストレージはM.2が2つあります。

プロセッサーは通常版の末尾がUがメインですが、一部のモデルにはより性能が高い末尾PやHのCPUもあります。

イレギュラーな機種として時々Proモデルとしてグラボ搭載機種が出ますが、毎年ではありません。

また、ストレージにはM.2 PCIe-NVMe SSD PCIe 4.0×4という新しい規格のストレージが搭載できるようになったので、データ移動がかなり速くなりました。

コチラの動画でほかの機種と比較しているので、参考にどうぞ。(記事はコチラ

 

 

増設できる機種が多い

Lenovo ThinkBook 14インチの筐体内部

13.3インチ以外の機種は、メモリかストレージ、もしくはその両方の増設が可能な機種が多いです。

自分でやると安くスペックアップできるし、長く使うにつれてスペック不足だなと思ったときに増設したら、長く使えます。

 

 

キーボード

Thinkbookのキーボード

キーボードはThinkの名が付いているので「ThinkPadみたいにタイピングしやすいかも」と思われる方もいるかもしれませんが、ThinkPadのような深いキーストローク(キーを押し込む距離)はありません。

機種やサイズにもよりますが、キーストロークは1.5㎜前後で、キーピッチ(キーの中心部から次のキーの中心部までの距離)は19㎜~18.5㎜とフルサイズです。

 

 

セキュリティ

Lenovo ThinkShield

「Think製品」とは名前にThinkが付く製品で、ThinkPad、ThinkBook、ThinkCentre、ThinkStationがあります。

ThinkShieldはノートンやAVASTの様なセキュリティソフトと違い、包括的なセキュリティのソリューションを提供するものです。

「ファームウェア」、「ネットワーク」、「ソーシャルハッキング」、「盗難紛失」、「開発製造」などのカテゴリでThinkShieldを構成しています。

Think製品は製造段階から管理されており、ソフトウェアだけじゃなくハードウェアでもセキュリティを高度化しようとしています。

当然IdeaPadやYogaもしっかりと管理されていますが、Think製品のようにより高度化されているわけじゃないようです。

詳しいThinkShieldの内容は、こちらをどうぞ。

 

 

MILスペック準拠

Thinkbookの筐体

MIL規格(MIL-STD-810H)と言う米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。

 

 

サポート・保証

Lenovoパソコンには標準で「1年間の引き取り修理保証」と、電話やチャット、LINE、メールでのサポートがあります。

ただし、ビジネスモデルの本機種はサポートと保証をアップグレードできるので、より長く安心して使えます。

ThinkBookのサポートと保証

画像真ん中のオンサイト修理は、「エンジニアが会社や自宅に訪問して修理」してくれるので安心だし、パソコンを工場に送らなくていいので楽ですね。

画像右の「プレミアサポート+翌営業日オンサイト修理」は、

  • 24時間365日専任のエージェントがサポート
  • 修理の場合は、翌営業日にエンジニアが訪問修理

なので、より迅速な対応が必要な場合は、こちらがいいと思います。

また、ADP(アクシデント・ダメージ・プロテクション)という保証や、内蔵バッテリー交換サービスなどもあります。

ThinkBookの追加保証

特に、水濡れや落下故障に対応するADPは人気だと思います。

 

 

Lenovo ThinkBookシリーズ全種類の比較一覧

機種名をクリックすると、下記レビューに移動します。ブラウザの戻るボタン「←」を押すと、ここに戻ってきます。古いモデルや販売が終了したモデルは、随時削除していますが、本記事下部で確認できます。

7万円未満7万円以上長時間バッテリーThunderbolt 4/USB4搭載

・最近物価高で7万円以下のモデルはなくなりました

主なスペックの比較です。

  • メモリ・ストレージは最大搭載容量、バッテリー駆動時間は最大値
  • 指紋センサーは全機種搭載
  • ほぼ全機種にsRGB 100%ディスプレイあり
  • 機種名をクリックするとページ下部のレビューに移動します。「←」戻るボタンを押すとこの場所に戻ってきます
  • グラフは右にスライドできます
販売順↓ CPU メモリ ストレージ ディスプレイ 重さ バッテリー
ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon 32GB
オンボ
SSD WUXGA/2.5K 1.82㎏ 21.8時間
(JEITA3.0)
ThinkBook 16 Gen 7 AMD Ryzen 7035 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA 1.7㎏ 11.3時間
(JEITA2.0)
ThinkBook 14 Gen 7 Intel 14世代 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA 1.38㎏ 10.2時間
(JEITA3.0)
ThinkBook 14 Gen 7 AMD Ryzen 7035 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA 1.36㎏ 9.9時間
(JEITA3.0)
ThinkBook 13x Gen 4 14世代 32GB
スロット×1
SSD×1 WQXGA 1.17㎏ 12.1時間
(JEITA3.0)
ThinkBook 14 Gen 6 Intel 13世代 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA/2.2K 1.39㎏ 13.9時間
ThinkBook 14 Gen 6 AMD Ryzen 7000 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA/2.2K 1.39㎏ 15時間
ThinkBook 16 Gen 6 Intel 13世代 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA/WQXGA 1.7㎏ 15.2時間
ThinkBook 16 Gen 6 AMD Ryzen 7000 64GB
スロット×2
SSD×2 WUXGA/WQXGA 1.71㎏ 14.9時間

旧モデルはコチラにまとめています。

 

2024年モデル

 

ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon

Lenovo ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon 正面最大45 TOPSのNPUパフォーマンスを持つSnapdragon X Plus X1P-42-100を搭載で、メモリ最大32GBと大きめです。IdeaPadくらいの12万円台で購入できるビジネスPCで、人気が出そうな機種ですね。

SoC Snapdragon X Plus X1P-42-100
メモリ LPDDR5X-8448 16GB/32GB
ストレージ SSD 512GB/1TB
ディスプレイ(16型) WUXGA/WQXGA IPS、光沢なし
OS Windows 11 Home Arm版
無線 Wi-Fi 7
生体認証 指紋センサー
重さ 1.82㎏
バッテリー(JEITA3.0) 最大約21.8時間
価格 12.8万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 13x Gen 4

Lenovo ThinkBook 13x Gen 4 インテルのレビュー第14世代搭載のクリエイターPCで、最大でCore Ultra 9+メモリ32GBとハイスペックです。2.8K解像度にsRGB 100%の高色域、顔認証や指紋センサーと快適に使えるスペックです。エッジ トゥ エッジデザインでキーボードが筐体の端から端まで広がっているので、コンパクトな筐体ですが十分なキーピッチがありタイピングがしやすいです。1.17㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大約12.1時間と丸一日使えます

CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 9 185H
メモリ LPDDR5X 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(13.5型) 2.8K(2880×1920) IPS液晶 タッチあり
無線 Wi-Fi 6E
その他 FHD+IRカメラ、指紋センサー、顔認証、Dolby Atmos
寸法(幅×奥行×高さ) 292.9 × 205 × 12.9㎜
重さ 1.17㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約12.1時間
価格 15.9万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 14 Gen 7

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7のレビューインテル14世代CPU搭載で、省電力のUシリーズとハイパフォーマンスのHシリーズの2種類があります。Hシリーズはグラフィック性能がかなり高く、Uシリーズは普通の性能です。メモリ容量が大きく、SSDも増設できるので、末永く使える機種です

CPU Core Ultra 5 125U
Core Ultra 7 155U
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス Intel Arcグラフィックス
Intel Graphics
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢なし
LAN Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ 1080p FHD
重量 1.38㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約10.2時間
価格 11.3万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 14 Gen 7 AMD

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7 AMDのスペックレビューRyzen 7035シリーズ搭載で、性能が高いHSシリーズもありますが、NPUはありません。14インチで約1.36㎏と軽く持ち運びに向いていますが、RJ45もあるので据え置き用としても使いやすいです。持ち運び兼据え置き用として使いやすい機種です。

CPU Ryzen 3 7335U
Ryzen 5 7535HS
Ryzen 7 7735HS
メモリ DDR5-4800 16GB(最大64GB)
ストレージ SSD 最大512GB(M.2スロット2つ)
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢なし
LAN Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ 1080p FHD
重量 1.36㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約9.9時間
価格 8.4万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 16 Gen 7 AMD

Lenovo ThinkBook 16 Gen 7(AMD)のスペックレビュー16インチと大画面で、しかも1.7㎏とあまり重たくないので、据え置き用でも持ち運び用にも向いている機種です。Ryzen 3は9.1万円ですが、ハイパフォーマンスモデルのRyzen 5 7535HSが9.7万円とたったの6000円しか違わない高コスパ機種です

CPU Ryzen 3 7335U
Ryzen 5 7535HS
Ryzen 7 7735HS
メモリ DDR5-4800 16GB(最大64GB)
ストレージ SSD 最大512GB(M.2スロット2つ)
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS 光沢なし
LAN Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ 1080p FHD(IRカメラ搭載モデルあり)
重量 1.7㎏
バッテリー(JEITA 2.0) 最大約11.3時間
価格 9.1万円~

レビュー

公式サイト

 

 

2023年モデル

 

ThinkBook 14 Gen 6 Intel

Lenovo ThinkBook 14 Gen 6 インテルのレビュー最新スペックが満載で、画面比が16:10と縦に長くなりました。Gen 5からそこまで性能が上がったわけじゃありませんが、ディスプレイが大きくなり、メモリ容量が4倍の64GBに、そして最大バッテリー駆動時間も少し伸びています

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大2TB(M.2スロットは2つあり)
ディスプレイ(14型) WUXGA/2.2K IPS 光沢なし タッチあり
通信 Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ FHD 1080p、IRカメラ
重さ 約1.39㎏
バッテリー 最大13.9時間(45Whr/65Whr)
価格 8.4万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 14 Gen 6 AMD

Lenovo ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)のレビュー画面比が16:10と縦に長く、それでいて最軽量モデルは1.39㎏、そしてコンパクトな筐体です。最大約15時間のバッテリー駆動時間があり、持ち運びがしやすいです。メモリが最大64GBと大きく、2.2KディスプレイはsRGB 100%の色域があるので、クリエイティブワークをする人にも向いています

CPU Ryzen 3 7330U
Ryzen 5 7530U
Ryzen 7 7730U
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロットは2つあり)
ディスプレイ(14型) WUXGA/2.2K IPS 光沢なし タッチあり
通信 Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー
WEBカメラ FHD 1080p、IRカメラ
重さ 約1.39㎏
バッテリー 最大15時間
セキュリティ ThinkShield
価格 7.4万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 16 Gen 6 AMD

Lenovo ThinkBook 16 Gen 6 (AMD)のレビューなんと最大メモリが64GBと大きく、ストレージも2枚搭載可能なThinkBookです。キートップがThinkPadの様に湾曲しており、タイピングがしやすくなっています。また、画面比が16:10と縦に長く、より多くの情報を表示できます。CPUスペックはハイエンドではありませんが、十分な性能となっています

CPU Ryzen 3 7330U
Ryzen 5 7530U
Ryzen 7 7730U
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロットは2つあり)
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS 光沢なし
WQXGA IPS 光沢なし sRGB 100%
通信 Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ FHD 1080p、IRカメラ
重さ 約1.71㎏
バッテリー 最大14.9時間
セキュリティ ThinkShield
価格 7.4万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkBook 16 Gen 6 Intel

Lenovo ThinkBook 16 Gen 6 IntelのレビューThinkPadの様なThinkBookで、メモリやストレージの増設も可能、CPUには最高でCore  i7-13700Hも搭載できます。画面アスペクト比が16:10と縦に長く17インチ並みの情報が表示されます。最高で2.5K sRGB 100%のディスプレイがあり、Wi-Fi 6/6EにRJ45もあり。Thunderbolt 4やSDカードリーダーもあります。16インチで1.7㎏なので、時々持ち運ぶけど据え置き用として使うという人に合います

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i5-13500H
Core i7-13700H
メモリ DDR5-5200 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロットは2つあり)
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS 光沢なし
WQXGA IPS 光沢なし sRGB 100%
通信 Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー、顔認証あり
重さ 約1.7㎏~
バッテリー 最大15.2時間
セキュリティ ThinkShield
価格 24.3万円~(割引前価格)

レビュー

公式サイト

 

 

まとめ

まずは、ThinkBookはビジネスパーソン向けに作られた機種なので、仕事でパソコンを使うことが多い人に向いている機種です。

また、上記を鑑みて言うと、こう言った人に向いています。

  • 13型は出先で使うことが多い人
  • 14型と15型は、屋内で使うことが多く、タブやウィンドウを多く開けて作業をする人

基本的にどの機種もビジネスモデルなので、普通のパソコンより性能は高いですよ。

パソコンガイド運営者の写真